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説明 庭木でキンモクセイを育てたい場合、どうしたらいいのでしょうか。キンモクセイは、秋に黄色い花と特徴のある香りを出すことでよく知られています。あの香りが好きで、キンモクセイを植えたいと思った人も多いと思います。そこで、今回は庭木でキンモクセイを育てる人向けに育て方や特徴などを紹介したいと思います。
キンモクセイは、モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。一年中、葉っぱがついており、9~10月ごろに黄色の特徴のある香りを出す花を咲かせます。もとは、ギンモクセイの変種でしたが、キンモクセイの方が知っている人が多いのではないでしょうか。
キンモクセイは、寒さに弱いため温かい地域の人におすすめです。庭に植える際は、日当たりのいい場所に置いてあげると花がよく付くようになります。開花時期は、9~10月ごろで、育つと5~7m程になります。放っておくと、どんどん伸びてしまうため定期的に選定をして調整してあげるといいでしょう。また、夏場は土が乾燥してしまうと花つきが悪くなるため、適度に水をあげて乾燥させないように注意してあげましょう。
キンモクセイの場合、褐斑病や炭そ病などの病気とカイガラムシなどの害虫に注意しましょう。どちらも、風通しをよくして湿気がこもらないようにしてあげるといいでしょう。
キンモクセイの場合、挿し木で増やすことができます。増やしてみたい場合は、6~7月に新梢を切り取って、挿し木をしてあげましょう。乾燥しないように、水分管理には注意しましょう。
主に春の初めに剪定を行います。剪定を行わないと、すぐに大きくなってしまうので注意が必要です。定期的に調整してあげるようにしましょう。
キンモクセイとギンモクセイの違いが良く分からずに、「『モクセイ』と聞いて苗木を買ったらギンモクセイだった」ということを防ぐためにそれぞれの違いについてご紹介したいと思います。
キンモクセイは、9~10月に黄色い花を咲かせます。しかし、ギンモクセイの場合は白い花を咲かせます。
キンモクセイの場合は、香りが強く近くを通ると知っている人ならキンモクセイがあると分かる程です。ギンモクセイの場合も香りはありますが、キンモクセイほどではありません。
花が咲いてからでないと、キンモクセイとギンモクセイの違いが分かりづらいかと思いますが、実は葉っぱの形も違っています。ギンモクセイの葉っぱは、キンモクセイよりも幅広で、先端がとがっています。また、葉脈が裏側に突出しているため葉の表面を見たときに大きくくぼんでいます。とはいっても、両方を見比べないと初めての人にはわかりづらいかと思います。
苗木などを購入する際は、お店の人にキンモクセイなのかギンモクセイなのか確認してから購入することをおすすめいたします。ホームセンターや苗木の販売所などにいくと、時々タグが抜けていたり、明らかに違うタグが挿さっていることも稀にあります。そのため、きちんとお店の人に確認してから購入したほうがいいでしょう。
今回は、庭木でキンモクセイを育てるときの注意点や、キンモクセイとギンモクセイとの違いなどについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。黄色い花とあの特徴的な香りが好きな人も多く、初心者でも比較的育てやすい庭木なので何か庭木を植えたいという人は候補の1本に入れてもいいかもしれません。
ただし、放っておくとすぐに大きくなるので、定期的に選定をしてあげて高さを調整してあげるといいでしょう。また、苗木を購入する際はギンモクセイなどと間違えないようにお店の人などにきちんと確認してから購入されることをおすすめいたします。
鉢に植えましたがどうにかなる?