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説明 「玄関のドアが内側から開かない」なんてトラブルに遭遇したら、ビックリしますよね。窓から出る方法もありますが、窓の施錠ができない、マンションだから出られないなどの問題もあります。今回は、内側の鍵が開けられないときにできる簡単な直し方や修理を後回しにして家を出るときの対処法などについてご紹介いたします。
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「出かけようとしたら、玄関のドアが開かない」こんなことになったら、ビックリしますよね。
外側の鍵が開かないという話はよく聞きますが、内側の鍵が開かなくなるという話は、あまり聞いたことがないかと思います。
家の中に閉じ込められてしまったら、窓から出るなどの方法もありますが、窓の施錠ができない、マンションだから窓から出られないなどの問題もあります。
そこで今回は、内側のドアや鍵が開けられなくなったときにできる簡単な直し方や修理を後回しにしても家を出たいときの対処法などについてご紹介いたします。
内側のドアが開かなくなった場合、多くの人はまず「鍵が壊れたのではないか」と疑うと思います。
もちろん、鍵が故障しているとドアが開きませんが、鍵以外の部分が原因でドアが開かなくなっているというケースも存在します。
そこでまずは、鍵が内側から開けられない原因についてご説明いたします。
ラッチとは、ラッチボルト、あるいは仮締とも呼ばれ、ドアの側面から飛び出している三角形の部品です。
ラッチの劣化・破損によりずれたり、中のバネが壊れて引っ込まなくなるとドアを開けられなくなってしまいます。
サムターンとは、ドアの内側についているつまみのことです。内鍵とも呼ばれ、この部分を回すことで内側から鍵を開け閉めできます。
外側からは鍵がかけられるのに、内側のサムターンが回らない場合は、サムターン側の内部の破損や汚れが原因となっている可能性があります。
サムターンの寿命は10年程度が目安といわれており、長年使用していると不具合が起きて急に動かなくなることがあります。
ドアノブやレバーハンドルが経年劣化により消耗したりサビついていると、動かせなくなってしまいます。
ドアノブが動かせるのに空回りするときは、ドアノブ内部のスプリングに問題が起こっている可能性があります。
また、ドアの取り付け部分が緩んでドアノブが外れてしまった場合は、ドアノブを握って開けることができなくなります。
ただし、このケースではドアノブの台座に開いている穴にドライバーや割り箸などを挿して回せばドアを開けることができます。
ドアクローザーとは、ドアの上部についている金具のことです。ドアを閉めたときの音を抑えたり、ドアから手を放したときに勢いよく閉まるのを防止する働きがあります。
ドアとドア枠はアームでつながっており、アームの継ぎ目が経年劣化でサビたりすると、ドアの動きが鈍ってしまいます。玄関のドアは雨風にさらされる機会が多いので、室内のドアより劣化しやすい傾向にあります。
蝶番の緩みや、建物の歪み・ドアの重量により建てつけが悪くなっていると、ドアが傾いて、開閉のときにドア板がドア枠や床に接触するようになります。
そのまま無理に開け閉めを続けていると、ドア板が引っかかって開かなくなることがあります。
ドアの不具合は見ただけではわからないことも多く、初めて自分で修理する人は戸惑ってしまうかもしれません。
しかし、内側の鍵が開かないと、家から出ることができないので放っておくわけにはいきませんよね。そこで、ここでは「内側のドアを自分で修理して開くようにしたい」という人のために、原因別の修理方法についてご紹介します。
ただし、ドアの部品はビスなど細かいものも多く、また取り付け方が適切でないとドアが閉まらなくなるなどの不具合が起こる可能性があります。自信がない人は、無理をしないで業者に相談してみることをおすすめします。
ラッチが故障してドアが開かないときは、ラッチが飛び出したまま引っ込まなくなっている可能性があります。
ラッチを交換することで修理できますが、ドアが閉まったままでは交換できません。ラッチを引っ込めるには、ドアの隙間に針金やカードなどを差し込んで引っ込めるか、蝶番を緩めてドアごと取り外す必要があります。
サムターンの破損や汚れといった劣化が原因の場合は、サムターンを交換することで修理できます。
交換した後は、ドアを開けた状態、閉めた状態の両方でサムターンが問題なく回るかどうかを確認しておきましょう。
サムターンの交換は、シリンダーの交換方法と手順が似ています。下記ページにシリンダーの交換方法が載っていますので、自分で直してみたい人は確認してみてください。
>>>玄関ドアの鍵交換!鍵穴シリンダー変更方法自分でDIYやり方
ドアノブ・レバーハンドルの故障は、ドアノブ・レバーハンドルごと交換する必要があります。
取り付けの際は、台座のビスの締め方が甘いとドアノブがぐらついたり、レバーハンドルが傾いたままになったりするので、ドアノブをしっかり押さえた状態でビスを締めるようにしましょう。
勝手口や門扉についてある簡易的なドアノブであれば、DIYが得意な人であれば自分で部品を購入して交換することも可能です。
ドアノブの種類によって細かい手順は異なりますが、大まかな交換の流れをご紹介しておきたいと思います。
特別な工具は不要で、プラスドライバー、マイナスドライバーがあれば交換作業が可能です。交換した後は、部品が正しく動作するかどうかを実際に動かして確かめましょう。
交換用のドアの部品は、ホームセンターなどで購入することができます。内側の鍵を自分で修理交換するときは、交換する部品が取り付けられているドアの型番・サイズに合っているかどうかをしっかり確認しておきましょう。
上記3つのサイズが合っていれば、全く同じ製品でなくても取り付けることができますが、メーカーが同じ製品の方が交換しやすいのでおすすめです。
メーカー名・型番は、フロント部分の表面に書かれていることが多いのでチェックしてみてください。
ちなみに、ドアノブの修理や交換作業に必要な道具やその料金相場、業者に依頼した場合の料金事例について知りたいという人は下記ページをチェックしてみてください。
アームの継ぎ目がサビていて動かない場合は、継ぎ目に油をさせば動くようになることがあります。
しかし、アームがサビているということは、ドアクローザーのほかの部品も劣化している可能性が高いです。ドアクローザー本体から油が漏れているなどの現象がみられるときは、全体の交換を行ったほうがよいでしょう。
蝶番のズレや緩みが原因のときは、プラスドライバーでネジを締め直すことで修理できます。いったんネジを緩めるとドア板が動かせるようになるので、ドアが傾いていて動かない場合はこの方法で直すことができます。
建物自体が歪んで建てつけが悪くなり、ドアが開かなくなっているときは、ドア枠の修理が必要になります。ドアが木製であれば、ドア板の方を削ることでも対処できます。
ここまで、内側のドアが開かない時の修理方法についてご説明しましたが、「修理している時間がない、とにかく家から出たい」という状況の人もいるかと思います。
仕事や子供の送り迎えなどの予定が控えていたら、なんとしても家から出ないといけませんよね。
ここでは、修理を後回しにしてでも外に出たい場合、どんな対処法があるかをご紹介します。
玄関以外の場所、例えば掃き出し窓やベランダから外に出るという方法もありますが、窓から出た場合は施錠ができないので防犯上はおすすめできません。
また、鍵のトラブルの電話対応をしていると「鍵が開かないから3階のベランダから飛び降りた!」という人がいますが、2階であってもそれなりの高さがあるので、これも安全上おすすめできません。
可能であれば、会社に電話して休みをもらえないか上司に相談したほうがいいでしょう。
それが無理なときは、戸建てなら低い場所の窓から出る、マンションの場合は隣の部屋の人に事情を説明するか、管理人さんに相談して非常はしごが使えないか相談してみると対応してもらえるかもしれません。
電話受付をしていると高い場所から飛び降りたという話を時々聞きますが、危険ですので止めましょう。
戸建ての住宅であれば、勝手口や窓から出るという方法をとることもできます。勝手口から出るときは、短時間であっても施錠を忘れないようにしましょう。
勝手口がなく、どうしても外に出なければならない場合は、窓から出る方法もあります。ただし、防犯上は施錠忘れを狙った泥棒被害に遭うこともあるためリスクを理解した上の最終手段にしましょう。
賃貸マンションにお住まいの場合は、鍵屋を呼んで修理する前に管理人さんに連絡を取る必要があります。
管理人さん、管理会社によってはかわりに鍵屋を手配してくれることがあります。費用の負担については契約内容によってことなるため、気になる場合は確認しておくとよいでしょう。
玄関以外の場所から外に出られたとしても、玄関の鍵を壊れたまま放っておくと不便ですよね。
外出中に電話で鍵屋を呼んで修理しておいてもらえると助かる、と思うかもしれませんが、鍵屋は基本的に居住者の立ち会いがないと作業を始めることができません。(作業中ずっとそばについている必要はありませんが、作業開始・終了時には立ち会いが必要になります)
立ち会いができないときは、外出の用事を済ませて、一度落ち着いてから修理の依頼をしましょう。
今回は、鍵が内側から開かない・回らない・空回りするときの直し方についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
用事があるのに玄関の鍵を開けられない、なんてトラブルに突然遭遇すると焦ってしまうと思いますが、できるだけ落ち着いて、状況や原因にあった対処をすることが重要です。
壊れた部品を買いにいく時間がない、マンションの2階以上だから外に出る手段がない、鍵の修理を自分でするのは不安といったときは業者への依頼を検討するのもおすすめです。
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