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グリストラップつまりの修理料金

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グリストラップつまりの修理料金

説明 飲食店では必ず設置されているグリストラップですが、詰まってしまわないよう何か対策はされていますか?詰まらせてしまうと深刻な被害へと繋がってしまいます。今回はグリストラップのメンテナンスの必要性や掃除の注意点についてご紹介します。

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グリストラップ高圧洗浄の費用相場

生活救急車を通してパートナー店にて施工されたグリストラップのつまり修理はおよそ20,000円~50,000円程度となっています。規模や作業状況により異なりますのであくまで目安としてご参考にお考え下さい。

また、料金については現地でグリストラップの状態や排水管などを確認させてからお見積りをお出しさせていただいておりますが、参考として料金表をご紹介しておきたいと思います。

グリストラップつまりの料金表
種類 作業内容 作業料金
(税込み10%)
配管つまり・洗浄

トーラー機使用(3mまで)

33,000円

トーラー機使用時追加費用(3m超1m当り)

3,300円

高圧洗浄機使用(3mまで)

55,000円

高圧洗浄機使用時追加費用(3m超1m当り)

3,300円
  • ※料金合計=作業料金+材料費+(追加作業+時間外料金)
  • ※高速のサービスエリアや離島など、有料道路を通らなければ行けない場所は別途3,300円(税込み10%)がかかります。
  • ※上記料金は標準価格であり、トラブル状況によって作業内容が異なる場合があります。最終価格は、作業前にご提示するお見積り書の価格となります。

グリストラップの清掃の必要性

まず始めにグリストラップの掃除は必要なのかということに関して、単刀直入に言いますと、掃除をしないことでお店を潰してしまうことになります。それはなぜかと言いますと掃除などメンテナンスを怠ってしまうと様々なリスクが発生するからです。ではそのリスクとはどんなリスクなのかまとめました。

悪臭の発生

グリストラップの蓋を開けたことがある方であればご存じかと思いますが、生ごみなどが流れていますので、非常にきつい悪臭が立ち込めています。メンテナンスをせずにいると汚れが増えて臭いは更に広がってしまいます。キッチン全体に広がると従業員のモチベーションも下がり、客席まで広がってしまうとお店の評判にも響いてしまいます。メンテナンスをしないことは営業にまでかなり支障が出てしまいます。

害虫の発生

キッチンの天敵と言えばゴキブリやチョウバエといった害虫です。排水が流れる箇所は不衛生ですので、排水管など汚水が流れる箇所は害虫の温床と呼ばれていますが、グリストラップも例外ではありません。キッチンの中をゴキブリが歩きまわる事で従業員のモチベーションも下がりますし、料理にチョウバエが入っていたなんてことになってしまったら、お店の大打撃になることは間違いありません。

排水管が詰まる

メンテナンスしていないと一番気づきにくいのがこのリスクです。排水管が詰まってしまう状況は実はすでに重度な状況です。グリストラップは本来油脂を滞留させて残りの汚水を排水する機能を持っていますが、メンテナンスをしないことでその大切な機能は失われて排水管にも油脂が流れてしまいます。

油脂が流れてしまうと排水管に固着し堆積していきます。油脂はまるで石鹸のような塊になり排水管に付着し、水の流れだけでは取り除けなくなってしまいます。最終的には排水できなくなってしまい、グリストラップから汚水が溢れ出てしまいます。配管詰まりを起こしてしまうと最悪の場合は営業停止になってしまうことがあります。

これら3つのリスクが発生することによって、「お客様の信頼」と「従業員のモチベーション」に大きな悪影響をもたらしてしまいます。

>>>排水管つまり解消にパイプクリーナー!使い方と効果おすすめ

グリストラップの必要性

メンテナンスしなければ重大な被害に繋がってしまうほどのグリストラップですが、そこまでのリスクを背負ってまで設置しなければならないのはなぜでしょうか。設置義務に関しては法律的には問題ありませんが、「下水道法」と呼ばれる法律には抵触してしまう可能性が高いので、結局は設置せざるを得ません。

下水道法というのは簡単に説明しますと、下水として流しても大丈夫な水の水質基準が定められている法律です。油脂の場合は基準をクリアできていないため、油脂を取り除くグリストラップが必要になるのです。

“有害な物質を含む排水が流された場合、水処理センターで処理(浄化)できないばかりでなく、水処理センターの水処理機能を低下させることになる。また、水処理センターでの問題のほかに油脂分や浮遊物質が多い下水は環境を閉塞する原因となり、酸性の強い下水はコンクリートを腐食するため、排水施設にも大きな損傷を与える。重金属類等を多量に含む場合、環境汚染も問題になる。これらの物質は水処理センターで処理することが困難な上に、流入下水中に含まれる量は微量であっても下水汚泥中に吸着濃縮されるため、これを再利用、処分するのに非常に困難な事態が生じるおそれがある。これらの障害から下水道を守るため、法および条例では事業場排水の水質について基準を定めており、この基準を超える排水は、除害施設を設置し下水道へ流す前に事業場内で処理しなければならない。”
『引用:名古屋市上下水道局 第3章 排水の水質などの制限』

地域の上下水道局によって文章は異なりますが、各自治体の上下水道局のホームページなどで上記のような説明が記載されています。

油脂を流していけないのであれば、一般家庭にはなぜグリストラップは無いのかと疑問に思う方もいると思います。実は一般家庭の排出レベルであれば、飲食店と比べて多量の油を使用することはないため設置しなくても大丈夫なのです。

グリストラップの清掃方法

グリストラップの掃除方法をご紹介する前に、グリストラップの仕組みを理解しておくと詰まりの原因箇所の特定や対処が楽になると思います。

グリストラップの構造

グリストラップの構造としては3層式になっています。

第1層はバスケットがついており、排水と一緒に流れ出る残飯や爪楊枝といった大きなゴミをキャッチします。細かいゴミや油脂は第2層へと流れていきます。バスケット内ゴミを処分しなければ、蓄積されていき排水できなくなり水が詰まってしまうのです。また害虫や悪臭を発生させてしまう原因にもなりますので取り除く必要があります。

第2層は油脂を滞留させるための層です。水分と油脂を分離させ、第2層の上澄みには油脂が浮かび上がります。この油脂も害虫の発生や悪臭の元になってしまうので処分する必要があります。油脂が溜まってしまうと分離させる機能が衰えて第3層へと油脂は流れていってしまいます。

第3層は第2層で分離できなかった油脂を分離させるために、トラップ管と呼ばれる配管が水面から垂直に接続されています。このトラップ管を経由して下水道には水だけを排出する仕組みとなっています。このトラップ管が油脂や生ごみによって詰まってしまうと排水できなくなり汚水が逆流してしまうといった事態を引き起こします。

掃除する上での注意点

グリストラップに関する法律で「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」というものがあり、グリストラップを掃除する際に注意しなければならないことがあります。生ゴミや油脂、汚泥などグリストラップから排出されるゴミはすべて産業廃棄物となります。一般のゴミとして処分すると不法投棄としてみなされてしまい、1,000万円以下の罰金もしくは5年以下の懲役が課せられます。知らなかったでは済まされませんので注意しましょう。

産業廃棄物の不法投棄を未然に防ぐことと、排出事業者責任の明確化のために廃棄物処理業者にはマニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付が義務づけられています。マニフェストには廃棄物の名称や運搬事業者名、処理事業者名などゴミの流れが明確化されるよう記載項目が決められています。処理を委託する事業者(店舗)は処理業者から交付されたマニフェストを確認する必要がありますので覚えておきましょう。

グリストラップを掃除するときは必ずといってよいほど服が汚れます。生ごみや汚水が服に付いてしまうということは、食中毒など衛生的な問題になりかねません。ご自分や従業員が掃除する場合は上から何か汚れても大丈夫な服を着用し、掃除後は手洗いと消毒を徹底しましょう。

店舗で出来るグリストラップの清掃方法

グリストラップの適切な管理清掃方法については自治体からガイドラインが発表されていますので、お住まいの地域のガイドラインを一度確認しておくとよいでしょう。

ご自分で掃除する場合のポイントとしては、バスケット内のゴミ(第1層)、油脂(第2層)、汚泥などの沈殿物(第3層)を取り除くことがポイントです。自治体によっても異なりますが、バスケット内のゴミは1日1回、油脂は週に1回、汚泥などの沈殿物は月に1回の掃除が目安となっています。実際は店舗の種類によっても掃除する頻度は異なります。例えば油脂が大量に排出されやすいラーメン屋さんなどでは油脂は週に1回ではなく、2・3回に増やすなどケースバイケースです。慣れないうちはグリストラップの中を毎日チェックして、汚れが蓄積されたタイミングで掃除すると良いでしょう。

バスケットの掃除

バスケットの掃除は基本的には毎日掃除するようにしましょう。お店のピーク後や営業終了時にグリストラップの中のバスケットを確認してみると、かなりのゴミが溜まっていることに気付くと思います。


  1. ①バスケットには取っ手が付いていますので水気を切ってから持ち上げます。
  2. ②バスケットの中のゴミは生ごみと同じ扱いになります。燃えるゴミとして処分しましょう。

バスケットは床から引っ張り出す形となるので、バスケットが大きく取っ手が邪魔で作業がしづらい場合もあり、服が汚れてしまう可能性がありますので食中毒の元を作らないよう気を付けて作業をして下さい。



油脂の掃除

油脂の掃除は最低でも週に1回は掃除されることをオススメします。油脂を残したままにしておくと、油脂を栄養分とする害虫が育ってしまったり、悪臭を放つ原因となってしまいます。

油脂の掃除は非常に簡単です。第2層にある油脂をすくい上げるだけです。店舗によってグリストラップのサイズが異なりますが、小さいグリストラップであれば、使わなくなったアク取りやひしゃくを使ってすくい上げる方法があります。しかし、大きなサイズのグリストラップではそれだけでは大変ですので、専用の清掃具を使うことをオススメします。

トラップ管の掃除

トラップ管の中を掃除します。蓋がある場合は蓋を開ける事で中を掃除することができます。手の届く範囲でたわしなど油汚れを落とす道具を使ってキレイに掃除しましょう。

蓋がないタイプのトラップ管の場合は、トラップ管を取り外して掃除する必要があります。もし掃除しているときに劣化による破損を発見したときは、トラップ管を交換するようにしましょう。トラップ管の交換は業者に依頼しなくても、ホームセンターでも購入することができますので、種類やサイズを間違えないよう気を付けて購入しましょう。

グリストラップ清掃を楽にする便利ツール


セルソーブプラス


消臭機能付き油吸着材です。1箱1ヶ月~1ヶ月半で使い切るタイプですが綿状の吸着剤のため、使用したい分だけを使用する事ができて柔軟に使用することができます。


オイルホールド



ネットの中に油を吸収する繊維が入っているため、グリストラップ内にこの製品を敷き詰めておくことで、自動的に油を吸収してくれます。ネットには紐が付いていますので、捨てるときも紐を引っ張り上げるだけで簡単に処分することができます。

すくいん棒


油脂や汚泥をすくい上げるためのグリストラップ専用の掃除道具です。お使いのグリストラップの大きさによって2種類のサイズから選べます。


業者に依頼する

最も手っ取り早く掃除する方法としては、業者へ依頼することです。しかし、毎日掃除が必要なバスケットの中の掃除や、週に1回の油脂の処分の度に業者に依頼しているとコストはかなりの物になってしまいます。しかし業者に依頼する最大のメリットとしては、油脂や汚泥を完全に吸い取ってグリストラップの部品一つから綺麗にしてくれます。詰まらせてはいけない手 の届かなかった排水管も、業務用の高圧洗浄機によって綺麗にすることができます。そのため年に1、2回は掃除を依頼しておくと安心かと思われます。

>>>排水管高圧洗浄業者の料金相場!一戸建て マンション トイレ


業者の選び方

以前利用したことのある信頼のできる業者や、知り合いの紹介などで業者を探すことができれば安心ですが、もしそうでなければ自分で水のトラブル解決業者を探す必要があります。そのとき簡単に探す方法としてはインターネットで探す方が多いと思います。そこでインターネットで業者を探すときの注意点をまとめました。

>>>水道屋さん選び方!口コミ評判比較で悪質ぼったくり激安業者を回避


料金の掲載内容に注意する

ホームページでは確定金額で掲載されていることは稀で「○○円~」というような表記をよく見かけると思います。思わず安く見えてしまったりするのですが、実際に依頼してみると料金が全然違ったということも少なくはありません。これは症状によって使う道具や、設備の分解(トイレの脱着など)、そして修理が必要な範囲(配管の長さ等)によって料金が異なるためです。そのため業者が来てもいきなり作業を依頼するのではなく、必ず見積りを依頼しましょう。


態度やマナー

見積りを依頼するための電話対応や現場スタッフの案内方法によっても本当に信頼できるのかを見る事ができます。気になることを質問して納得のできる回答をしてくれるかどうかでも安心感は異なると思います。見積りについても分かりやすい説明で納得ができれば、そのまま作業を依頼しても良いと思います。


実績で選ぶ

業者のホームページをみると実績を載せている業者もいます。創業年数や実績件数など数字でわかる業者のステータスが実績です。実績が長い程、様々な現場を見ていますので、ノウハウを蓄積しており様々なケースに対応してくれることもあります。


作業ではなく、まずは見積りを依頼する

作業を依頼する前に必ず見積りをとってもらうことが大切です。どんな作業内容で修理をして、いくらかかるのかをしっかりと説明してもらいましょう。修理費用やスタッフによる説明を聞いて、安心できる対応であれば作業を依頼するようにしましょう。見積りを依頼するのであれば出張見積り・キャンセル料が無料の水道業者もありますので、そのような業者を利用すると安心して見積りが依頼できると思います。

グリストラップのつまり除去の料金事例

当サイトでは、生活救急車でグリストラップのつまり除去をさせていただいた際の作業事例を料金と一緒に掲載しております。正確な見積りは現地見積りになりますが、複数の事例をホームページに載せておりますので不安な場合はそちらも参考にしていただければと思います。

※料金事例は、作業当時の料金をそのまま掲載しております。料金体系・税率が現在と異なることもございますので予めご了承ください。

グリストラップの油詰まり除去

グリストラップより水が溢れそうになっており厨房内なので衛生面の心配をしておられました。グリストラップとグリストラップをつないでいる排水管内での油詰まりが原因でした。つまっていないグリストラップ内より高圧洗浄をあて、排水管内の油詰まりを解消いたしました。


項目内容 料金(税込)
詰まり除去 高圧洗浄機使用 3mまで 55,000円
詰まり除去 高圧洗浄機使用 追加3m 9,900円
合計 64,900円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


>>>事例の詳細はこちら


飲食店排管の高圧洗浄

トイレ、グリストラップ詰まりにより営業不可の状況とのことでご相談をいただきました。飲食店で油を多く使用するため、配管内に油が固着して詰まりが起こっていました。高圧洗浄機を使用して通管いたしました。


項目内容 料金(税込)
配管洗浄 高圧洗浄機使用 3mまで 55,000円
配管洗浄 高圧洗浄機使用 追加7m 23,100円
合計 78,100円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


>>>事例の詳細はこちら


まとめ

今回はグリストラップを詰まらせない為の定期的なメンテナンスの必要性から掃除方法などご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。掃除方法として最も効果的なのは業者による高圧洗浄を使った清掃サービスですが、コストの面も考えるとしょっちゅう依頼することは難しいと思います。そして業者に依頼するだけでは日々発生する可能性のある悪臭や害虫を防ぐことはできませんので、年に数回の大掃除が必要なときは業者に依頼して、日々のメンテナンスは今回の記事の中でご紹介した、ご自分でもできる掃除方法でお手入れしておくだけでも清潔なキッチンを保つことができると思います。


生活救急車 編集部
生活救急車 編集部
生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
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