お風呂の排水溝が臭い原因とは？消えない臭い取りのやり方を解説

お風呂の排水溝が臭くて困っていませんか？

毎日髪の毛などの汚れや石鹸、皮脂などが流れ込むお風呂の排水溝は、汚れが蓄積して臭いが発生することがあります。

基本的には掃除をすることで解決できますが、それでも直らないときは排水溝以外の場所が原因となっている可能性も考えられます。

そこで今回は、お風呂の排水溝から臭いがする原因と対処法をご紹介します。

お風呂の排水溝が臭い原因と対処法

お風呂の排水溝は髪の毛や水垢、カビなどさまざまな汚れが流れていくため、不快な臭いが発生しやすいという特徴があります。

掃除を怠っていた場合はなかなか簡単に落ちないことから、余計に掃除が面倒になって放置してしまう方も多いのではないでしょうか。

ここでは、そんなお風呂の排水溝が臭くなってしまう原因や臭いを取る方法をご紹介したいと思います。

臭い原因1.ヘアキャッチャーにゴミが溜まっている

シャンプーをすると1日に30～60本程度の髪の毛が抜けるとされています。

そんな髪の毛が排水管に流れていくのを防ぐために、最近では排水溝にヘアキャッチャーが設置されていることが多いですが、髪の毛をそのままにしておくと雑菌がわいて臭いが発生する原因となります。

特に家族が多いご家庭やロングヘアの方は髪の毛が溜まりやすくなるので、1日に1回は溜まったゴミを捨てるようにしましょう。

ヘアキャッチャーの臭いを取る方法

ヘアキャッチャーに汚れが溜まっているときは、掃除をすることで臭いを取ることができます。

臭い原因2.排水トラップのヌメリ・汚れ

お風呂には下水から臭いや害虫が上がってくるのを防ぐために、排水トラップと呼ばれる設備が設けられています。（築年数の古い物件にはないこともあります。）

この排水トラップは普段目につきにくいことから、汚れが付着しやすいという特徴があります。

汚れを放置していると雑菌がわいてヌメリが発生し、悪臭が発生する原因となるのでヘアキャッチャー同様に定期的な掃除が必要です。

排水トラップの掃除方法

排水トラップに汚れがついている場合は、分解して掃除することで臭いを取り除くことができます。

ただ、排水トラップの種類が『ドラム式トラップ』の場合は分解することができないためこちらの『パイプユニッシュを使った排水溝の臭い取り』を参考に掃除を行いましょう。

臭い原因3.排水管にこびりついたヌメリ・汚れ

ヘアキャッチャーや排水トラップの掃除をしても臭いが改善されないときは、その先の排水管にこびり付いた汚れが原因となっている可能性が考えられます。

排水管にはさまざまな汚れが混ざった排水が流れ込むため、徐々に蓄積して臭いやつまりが発生します。

定期的な掃除が必要ですが、排水管は直接掃除をすることができないため市販の液体パイプクリーナーを使うと簡単に行うことができます。

パイプクリーナーを使った方法は、こちらの『パイプユニッシュを使った排水溝の臭い取り』でご紹介しています。

掃除でも臭いが改善されないときは

液体パイプクリーナーを使って掃除をしても臭いが改善されないときは、頑固な汚れが蓄積している可能性があります。

このような汚れを放置していると排水管がつまるなどの他のトラブルが発生することもあるので、業者に依頼して排水管内の高圧洗浄作業を行ってもらうことがおすすめです。

排水管内の清掃作業費用に関しては、こちらの『排水溝の臭い解消作業の料金事例』でご紹介しているのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

臭い原因4.封水切れ

お風呂で下水のような臭いが発生しているときは『封水切れ』が起こっている可能性が考えられます。

排水溝は常に封水と呼ばれる一定量の水がたまる仕組みになっています。封水があることによって下水から悪臭や害虫が上がってくることを防ぐことができていますが、排水トラップや排水管の汚れなどが原因で水がなくなると臭いを防ぐことができなくなってしまいます。

排水トラップに溜まった汚れはこちらの『臭い原因2.排水トラップのヌメリ・汚れ』でご紹介した掃除方法、排水管にこびり付いた汚れが考えられるときはこちらの『臭い原因3.排水管にこびりついたヌメリ・汚れ』でご紹介した方法を参考に対応してみてください。

排水トラップや排水管の掃除を行っても臭いが改善されないときは汚れ以外の原因が考えられるため、こちらの『お風呂の排水溝から急に下水臭がしたときの対処法』を確認してみてください。

お風呂の排水溝から急に下水臭がしたときの対処法

お風呂の排水溝から下水臭が発生した場合に考えられるのは、『排水トラップの封水切れ』もしくは『排水桝の汚れ』です。

ここでは、お風呂の排水溝から急に下水臭がした時の対処法をご紹介します。

排水溝が下水臭くなるのは封水切れか排水桝の掃除不足

排水溝が下水臭くなる原因は下記のようなものが考えられます。

封水切れが原因のケース

排水トラップには封水と呼ばれる水が一定量溜まる仕組みになっています。この水があることによって、下水から上がってくる悪臭や害虫などを防ぐことができます。

今まで特に異常はなかった、掃除もきちんと行っていたにもかかわらず急に下水臭が発生してしまったときは、排水トラップに不具合が起こっている可能性もあります。

穴があいたりひび割れが起こると、そこから水が漏れて封水が溜まらなくなり、下水臭が発生する原因となります。

>>>封水切れが原因のケースの対処法

排水桝が汚れている

排水桝は排水管の途中に設置されている点検口で、排水に混ざった汚れが排水管の奥に流れていかないようにする役割を持っています。

その特徴から汚れが蓄積しやすいため定期的な手入れが必要ですが、放置していると臭いやつまりが発生する原因となるので注意が必要です。

排水桝を一度も掃除をしたことがないという場合は、汚れが溜まっている可能性が考えられるので一度フタを開けて確認し、掃除を行いましょう。

>>>排水桝の清掃方法はこちら

封水切れで下水臭いときは排水トラップを交換

排水トラップの破損によって下水臭が発生しているときは排水トラップの交換が必要です。

お風呂の排水トラップは、主に『椀トラップ』と『ボトルトラップ』の2種類が設置されていることが多くなっています。

排水トラップの交換は個人で行うことが難しいため、不具合が起こっている場合は業者修理を依頼しましょう。

>>>お風呂の排水溝の臭い解消作業にかかる料金相場

排水桝から下水臭が逆流しているときの清掃方法

排水桝の汚れが原因で臭いが発生しているときは、清掃を行うことで改善することが可能です。

清掃はDIYでも可能なので、ここからご紹介する手順を参考に行ってみてはいかがでしょうか。

お風呂の排水溝の臭い取りの簡単なやり方

毎日使用するお風呂の排水溝は汚れがたまりやすいため、週に1回を目安に掃除をすることがおすすめです。

ただ、なかなか掃除をしている時間がないという方もいらっしゃると思うので、ここでは簡単に臭いを取る方法をご紹介したいと思います。

重曹とお酢を使った排水溝の臭い取り

重曹とお酢を混ぜることで発生する炭酸ガスによって、排水溝にこびり付いた汚れを落とし、臭いを取ることができます。

ここでは、重曹とお酢を使った排水溝の臭い取り対策をご紹介します。

オキシクリーンを使った排水溝の臭い取り

オキシクリーンは酸素系漂白剤と呼ばれる洗剤の一種で、重曹とお酢よりも洗浄力が高いためより臭い対策に効果的です。

洗浄力は高いものの漂白剤特有のツンとした臭いが発生しないのも魅力です。

お風呂場だけでなく他の水回りの掃除やお洗濯にも使用できるので、家に一つ置いておくといいでしょう。

ここでは、オキシクリーンを使った排水溝の臭いの取り方をご紹介します。

パイプユニッシュを使った排水溝の臭い取り

手が届かない排水管の奥の掃除には、市販の液体パイプクリーナーを使った方法がおすすめです。

流しいれて放置するだけなので、手軽に掃除ができるのも魅力です。

ここでは、パイプユニッシュを使った排水溝の臭いの取り方をご紹介します。

パイプユニッシュを使うときの注意点

パイプユニッシュは規定の時間以上放置すると、落ちた汚れが再度固まって排水管の途中でつまってしまう事があります。

万が一、パイプユニッシュを使った後も臭いが気になる場合は、一度洗い流してから再度パイプユニッシュを繰り返し使いましょう。

マンションや団地でお風呂の排水溝が臭いときにできること

マンションや団地の排水溝から臭いが発生しているときでも基本的には付着した汚れが原因となっていることが多いため、まずは掃除を行うことがおすすめです。

>>>排水溝の掃除方法はこちら

ただ、掃除をしてもなかなか臭いが改善されないという場合は別の原因も考えられます。

ここでは、掃除でも解決しなかったときのマンションや団地でお風呂の排水溝が臭いときの対処法をご紹介します。

排水溝の臭いが消えないのは排水管・排水桝の汚れが原因

排水溝の掃除をしても臭いが消えないときは、排水管や排水桝に汚れが溜まっている可能性が考えられます。

マンションや団地の場合、専有部分の排水管のほかに共用の排水管があります。

さまざまな世帯の排水が流れ込む共用排水管は汚れが溜まりやすく、そこから臭いが上がってきているかもしれません。

排水管や排水桝の汚れが原因の場合は清掃を行う必要がありますが、共用部分の清掃は勝手に行うことができないため管理会社へ相談しましょう。

マンションで排水溝が下水臭い場合は管理会社に相談

掃除をしてもマンションの排水溝が下水臭い場合は、まず管理会社に相談することがおすすめです。

他の部屋からも下水臭がするとの苦情がきている場合、共用部分が原因となっている可能性が高いため管理会社が対応してくれる場合があります。

ただし、自分の部屋からのみ臭いが発生しているときは専有部分が原因となっている可能性が高く、自分で業者を呼んで対応するように言われることが多いです。

管理会社が提携している業者があれば紹介してもらうこともできますが、ない場合は自分で業者を選ばなければなりません。

水道業者によって料金体系や対応方法は異なるため、比較してしっかり選ぶことが大切です。

水道業者を選ぶときのポイント

初めて水道業者に依頼するという方は、どのように選んでいいのか迷ってしまう事もあると思います。

そんなときは、下記のポイントを参考にしてみてください。

水道業者によって作業料金は異なるため、まずは3社程度に見積もりを依頼すると大体の相場を知ることができます。

その際、出張料や見積料が無料の業者を選ぶと余分な費用を抑えることができるのでおすすめです。電話で問い合わせる際に尋ねておくといいでしょう。

また、事前に公式サイトなどで口コミや料金事例などをチェックすると、大体の費用や業者の雰囲気をつかむことができるのでおすすめです。

お風呂の排水溝の臭い解消作業にかかる料金相場

ご依頼の流れについて

水道業者が排水溝の臭い取りをする場合は高圧洗浄

排水溝の臭い取りを業者に依頼した場合は、高圧洗浄作業にて対応することが一般的です。

高圧洗浄は業務用の高圧洗浄機を用いて、排水管内にこびり付いた汚れを洗浄する作業方法です。

排水管はお風呂からの汚れだけでなく、キッチンなどの他の水回りからの汚れも付着しています。

特に油汚れが蓄積すると排水管がつまり、排水が逆流するといったトラブルの原因にもなるため、定期的な清掃がおすすめです。

戸建ての場合は3～5年に1度を目安に行っておくと、においだけでなくつまりの予防にも効果的です。

排水溝の臭い解消作業の料金事例

ここでは、排水口の臭い解消作業を行った場合の費用事例をご紹介します。

※作業当時の料金のため、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。

浴室排水管の異臭除去作業

お風呂場の排水溝から悪臭がするとのご相談をいただきました。

先日別の業者さんに高圧洗浄をしてもらったが臭いが酷くなってしまったとのことです。薬品を使用した洗浄作業にて対応いたしました。

項目内容	料金（税込）
基本料金	4,400円
浴室詰まり除去　薬品洗浄	4,400円
合計	8,800円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。

>>>事例の詳細はこちら

　

浴室排水トラップの分解・調整

お風呂場の排水溝のトラップに穴があいていて悪臭が発生しているとのご相談をいただきました。

浴室の排水トラップの分解と調整作業にて対応いたしました。

項目内容	料金（税込）
基本料金	4,400円
浴室排水トラップ分解調整　軽作業	4,400円
合計	8,800円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。

>>>事例の詳細はこちら

　

汚水桝の油詰まり除去

浴室の水を抜いた際、なかなか抜けなくなり、近くの桝から排水が溢れてしまったとのご相談をいただきました。

配管内及び桝の中に主に油粕が堆積してしまい、つまって水が流れない状態でした。長期にわたります清掃をしなかったことが原因と考えられます。

桝内の堆積物を除去したうえで配管内を高圧洗浄機を使用してこびり付いた汚れを取り除きました。

項目内容	料金（税込）
屋外　詰まり除去　高圧洗浄機使用　3ｍまで	55,000円
合計	55,000円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。

>>>事例の詳細はこちら

　

お風呂の排水溝が臭いときの原因と対処法まとめ

今回はお風呂の排水溝が臭いときの原因と対処法についてご紹介しました。

お風呂の排水溝から臭いが発生しているときは、基本的に汚れが原因であることが多いため掃除することで解決できます。

ただ、掃除をしても改善しないときは別の原因も考えられるため今回ご紹介した方法を参考に対応してみてください。

生活救急車でもお風呂の排水溝が臭いときの修理作業を承っております。現地でのお見積もりから対応しておりますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。