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【現場密着】鍵のサービススタッフ大西さんに同行取材!

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【現場密着】鍵のサービススタッフ大西さんに同行取材!

説明 鍵や水回り、ガラスなど、生活に関するさまざまなトラブルを解決してくれるJBRの「生活救急車」。でも、どんなサービスをしてくれるのか、料金はどれくらいかかるのかなど、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「カギの生活救急車」のスタッフに丸1日密着。普段のお仕事を、表から裏まで全部見せていただきました!

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鍵開けも鍵交換も依頼主次第で作業内容が全然違う!

この日、密着させていただいたのはスタッフ紹介にも登場しているJBR 駆けつけ領域 鍵チームの大西勝彦さん。都内の駅で朝9時に待ち合わせ、いざ現場へ出発!

調査と見積もりは無料が主流

1件目にうかがったのは、下町にある事務所。鍵の解錠の依頼でした。依頼主が仕事中に入口の施錠をせずにちょっとタバコを買いに出て、戻ってみたところ鍵が閉まって入れなくなってしまい、急いで開けて欲しいと連絡が入りました。

――今回、始めて現場に立ち会ったんですが、普段はどんな流れで作業されるんですか?

大西:担当者は、現場に到着するとまずお客様から詳しく話を聞きます。そして鍵の状況をチェック。そのうえで、正確な見積もりを出して提示、了承を得てから作業に入ります

――あれ? だとすると、見積もりを出したあとに料金が高いなどの理由で「やっぱり辞める」と言われたらどうなるんでしょう。

大西:当社では出張見積もりを無料にしています。ですから、作業をしない場合は手ぶらで帰ることになります(笑)

――えーっ! こういうサービスって、移動するための交通費や調査に人を派遣するための人件費などがかかっているから、来てもらった瞬間に料金が発生するものだと思っていました……。

大西:なかにはそうされている業者さんもありますが、最近は当社に限らず見積もり・調査無料としているところはけっこう増えていますよ

それは頼む側からすると、かなりありがたいですね。

さて、現場に話を戻すと、鍵が閉まった原因は、古くなった鍵の不具合によるものだと判明。鍵の構造が単純だったこともあり、解錠作業は5分ほどで完了しました。ただ、「再発の可能性があるためできれば交換したほうがいいですね」と大西さん。

結局、依頼主に次の予定があるとのことで、その場で鍵の交換には至りませんでしたが、自分が頼むとしたら、こうした提案や選択肢がもらえるのはうれしいポイントです。

状況を事前に想像して現場に向かう

それにしても、作業時間がたったの5分というのは速い! 鍵開けがそんなに簡単にできることに感心すると同時に、自宅が心配に……。

ただ、聞いてみると鍵が開けられるのは、基本的に昔の主流だった刻みキーと呼ばれる種類だけ。最近のディンプルキーやウェーブキーなどは、プロでも開けられる人はほとんどいないそうです。ちょっとだけ安心。

ちなみに、刻みキーであっても溝の数などによって難易度が異なり、今回はたまたま5分で解錠できただけで、同じ構造の鍵でも1時間くらいかかってしまうケースもあるんですって。

――しかしあのスピードはスゴいですね。プロなら当然なのかもしれないですが、現場での作業をスムーズに行うコツみたいなものもあったりするんですか?

大西:現場に到着する前に、お客様に1本電話を入れるんですが、そこで聞いた内容から、これはこういう鍵だろうなとか、どういう道具が必要になるだろうなということを予め考えておくんです。そうすると、現場での作業がかなりスムーズになります。まあ、行ってみると想像と違った、なんてこともあるんですが(笑)。

たしかに、現場到着前にお客様と話されていましたよね。そうか、あの電話は到着時間を連絡するだけのものではなく、現場での作業の判断材料にもなっているんですね。それほど重要な意味があったとは驚きです。

依頼主の要望に沿った提案をする

飲食店に来店したお客さんが鍵を忘れていき、直後に連絡を受けたためしばらく店のほうで預かっていた。しかし、保管期限を過ぎて処分したあとに取りに来られ、お店側の負担で鍵を交換することになった、ということでの依頼でした。

――こういうケースってけっこうレアなのでは?

大西:そうですね。家主さんがお客様であれば、防犯性の高いディンプルキーへの交換をお勧めしたいところですが、今回はお客様が家の方ではないので、直接お勧めするのは避けました。しかも経費ではなく自腹を切ってお支払いされるということなので、あれこれ提案をするよりは同じ形の鍵に交換してできるだけ安くしてあげたいと思います。

そんな話を家から少し離れたところで聞き、鍵を解錠したり交換したりするだけでなく、依頼主ごとにベストな解決法を考えているのだと実感。別のインタビューで大西さんが「単なる作業員ではなく営業マンでもある」とおっしゃっていた意味がよくわかります。

待機は休憩にあらず

2件目の現場が終わったところで、発注席から「待機」という指示がありました。

――待機ってことは、休憩時間になるんですか?

大西:いえ、この時間はあくまで業務。次の現場へ移動しやすいように、高速道路の入口付近などへ行き、そこで指示を待つんですが、待っている間も報告書などの書類を作成したり、荷物の整理をしたりとやることはけっこうあるんです

……仮眠取ったりスマホで遊んだり、けっこうゆっくりされているのかと思ったら、そうではないんですね。ゴメンナサイ。

などと思っていると、大西さんのケータイに着信が。隣から聞き耳を立てると、どうやら後輩社員から現場での対応について相談を受けているもよう。それが終わると、今度は別の人に電話をかけて、作業の進捗を確認しています。それが終わると次のお客様に電話して依頼内容と時間などの確認。……たしかにこれでは休憩どころではなさそう。

スペアキーは車で作成

3件目は駅チカの企業のお客様。テナントとして入る際に、不動産屋さんから「鍵を交換した」と聞いていたものの、入居後に鍵が交換されていないことが判明し、鍵を新しくしたいとの依頼でした。

当初は、今付いているものと同じ刻みキーへの交換を希望されていましたが、防犯面での優位性などを説明した結果、今すぐ作業&スペアキー1本サービスという条件で、ディンプルキーへ交換することに。

――ところで、スペアキーの作成とってすぐにできるものなんですか?

大西:車にスペアキーを作成する機械を積んでいますから、すぐに作れますよ。ドアの鍵であれば、1本作るのにかかる時間は5分くらい。あとでお見せしますね。

ということで、スペアキーを作るところも見せていただきました。

おおっ! 昔、鍵屋さんでこういうの見たことあります! カッコイイ……。

作業は鍵の交換、スペアキーの作成も含めて50分ほど。最後にお客様に確認をしてもらって終了です。

大量の鍵はサンプルとして使える

4件目へ向かう前の車内。車のキーに大量の鍵がくっついているのを発見。すごく気になります。

――大西さん、めちゃくちゃ鍵持っていますけど、それって全部自分の鍵なんですか?

大西:自分で使うものもありますけど、営業ツールとしても使っています。お客様に説明する際に、言葉であれこれ言うよりも「こういう形の鍵です」と見せたほうが早い場合もあるので。要はサンプルですね。

たしかに、よく見ると形状が違うものがたくさんあります。私も含め、鍵にそんなに詳しくない人が多いでしょうから、料金表だけ見せて説明されるよりも、パッと見せてもらえるほうがイメージしやすくていいかも。

移動が1日がかりになる場合も

4件目へ到着する頃にはすでに日は落ちて、辺りは真っ暗。これが本日最後の現場になるとのこと。1件1件の作業時間は短くても、移動でかなり時間を取られるため、1日にこなせる現場には限界がありそうです。

――1日密着してみて、作業時間よりも運転時間が長いと感じたんですが、一番遠い現場だとどのあたりまで行くんですか?

大西:一番遠い場所だと、神奈川の端っこなんかにも行きますね。箱根とか小田原とか。

――そんなに遠くまで!? 行って帰ってきたらほぼ1日終わりじゃないですか。今日はずっと都内でしたから、まだ楽なほうだったんですね……。

大西:ただ、都内だと逆に、住宅街とかのすごく狭い道も通らなければいけなかったりするので、やっぱり運転には気を使いますよ。どことは言いませんが、すごく住宅が密集していて苦手なエリアというのもあって。もし事故などを起こしてしまうと仕事にならないので、そういうところでは細心の注意をはらいます」

途中休憩を1時間挟んではいるものの、それ以外はずっと気を抜ける瞬間がないんですね。これはかなりハードなお仕事です。

通常の案件では使わないアイテムもストック

4件目は、ビジネス街にある企業からの依頼。壊れてしまったドアノブの交換+ついでに鍵をなくしたいというのが依頼主のご要望。しかも、今度は大西さんご指名のリピート案件です。

――「指名」もできるんですか?

大西:そうですね。けっこう指名していただけることはありますね。今から向かうお客様も、今回で3回目。当社は、料金だけで言えば、他社よりも圧倒的に安いということはないと思うんです。それなのに、わざわざ選んでいただけるのは、とてもありがたいことです。

――それは料金だけではなく、スタッフさんの人柄とか、正確な作業とか、そういったものも見てくださっているってことですよね。

実際に、あとで依頼主さんに話を聞いてみると、やはり「信頼できるのでいつも任せている」というお話。大西さんは「スタッフは営業マン」とおっしゃっていましたが、これはまさに営業マン冥利につきます。

さて、現場に到着して状況を確認すると、困ったことが発生。ドアノブの交換自体はできるのですが、取り付けられるドアノブが「鍵付き」しかなかったんです。

カタログを入念に確認しても、やはり鍵なしは見つからず。そこで大西さんが提案したのが、鍵付きの新品ドアノブに交換したあと、鍵穴をパテでふさぎ、鍵も使えないよう処分するという方法でした。

鍵の修理や交換、解錠などにパテが必要になることなんてほとんどなさそうですが、普段からさまざまな状況に対応できるようにされているんですね。

この方法が先方にも受け入れられて、無事作業に着手。

作業が無事終了して確認していただいたあと、お客様に何かを記入してもらっています。どうやらアンケートのようです。何が書かれているのかを見せてもらうと……。

「生活救急車」を選んだ理由や、サービスはどうだったかなどが書き込めるようになっています。お客様の意見もきちんと吸い上げて営業に活かしているんですね。

まとめ

この現場で、11時間にもわたるこの密着取材もようやく終了。1日を通して感じたのは、依頼は同じように「鍵の交換」だったとしても、依頼主によって最適な提案が異なること。それができるよう、日頃からさまざまなアプローチをしていらっしゃるのも知ることができました。

しかし、私が作業したわけではありませんが、とにかくヘトヘトになりました。毎日お仕事をされているスタッフの皆さんには頭が下がります!

<プロフィール>

この記事を書いた人
ライター
岡野学
1976年生まれ。東京都出身。出版社にて雑誌の編集を経験後、フリーのライターに。モノ系やマネー系の記事を中心に執筆

生活救急車 編集部
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