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説明 玄関の鍵をキーレス錠に交換する場合にかかる費用について、種類別に相場をご紹介しています。また、実際の作業現場の写真や部品代・作業代を含めた合計金額も掲載しております。
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年々、「玄関の鍵をキーレスに交換したい!」という方が徐々に増えています。
一方で、キーレス錠への交換に関する情報は少なく、『キーレス錠の種類や交換費用』が分からなくて交換を諦めてしまう方は多いと思います。
そこでこの記事では、玄関の鍵をキーレス錠に交換したい方に向けて、キーレス錠の種類や交換費用の相場などをご紹介したいと思います。
「キーレスの鍵」と言っても、実は色々な種類があります。
種類によって施錠・開錠のやり方はもちろん、交換にかかる費用相場も異なります。
そこでまずは、玄関のキーレス錠の種類と交換にかかる費用相場をご紹介いたします。
「メカニカル式キーレス錠」というと難しく聞こえますが、簡単に言うと「電池・電気がいらないキーレス錠」のことです。
金属のボタンを押すことで錠前内部の部品が動いて、施錠・開錠ができる仕組みになっているため、電池・電気を必要としません。
メカニカル式キーレス錠は「キーレックス」という長澤製作所の特許製品になり、実は1981年から日本国内で販売されており、長い歴史があります。
キーレックスは、一般的なキーレス錠のデメリットである「停電・電池切れで鍵が開かなくなる」「雨水や湿気で故障する」「カードキー・スマホ持ち出し忘れによる締め出し」といった心配がありません。
「いつも押しているボタンの塗装がはげて、番号が推測される」というデメリットもありますが、定期的に暗唱番号を変更することで対処可能です。
使い勝手の良さ以外にも、部品代が他のキーレス錠よりも若干安いというメリットがあるので、「自動施錠ができて、鍵の持ち運びが必要なくなる鍵」が欲しい方は、キーレックスがおすすめです。
キーレス錠にしたいと考えられている方の多くがイメージされているのが、「暗証番号錠」です。
メカニカル式キーレス錠と同じく、「自動施錠」「設定した暗証番号を押して開錠する」タイプの鍵ですが、こちらは「電池もしくは電気」が必要になります。
暗証番号錠は、部品代がピンキリですが、国内の有名メーカーである「株式会社フキ(FUKI)」のものを取り付ける場合は、10~15万円は見ておいた方がいいでしょう。
暗証番号錠は、暗証番号の配列が毎回変わる『ランダム配列』機能が搭載された機種を選ぶのがおすすめです。
タッチパネル式の暗証番号錠ですと、「パネルについた指紋からどの位置の番号を押しているのか」が推測できてしまいます。
番号変更をしてもタッチパネルだと指紋がすぐついてしまうため、毎回番号の配置が変わる「ランダム配列機能」で対策するのが安心です。
正確にはキーレスではありませんが、リモコンやカードキーを使って施解錠できるのが「リモコン錠」と「カード錠」です。
厳密にはキーレスでないものの、「自動施錠」「近づくだけで開錠」「家の2階から開錠」できるものがあるため、キーレス錠として紹介することがあります。
個人宅に取り付ける場合の大体の目安は8~12万円ですが、『電気工事』が必要な場合は、電気工事代が別途必要になるので20万円を超えることもあります。
「鍵穴に部品をくっつけるだけ」で、シリンダー錠をキーレス錠にできるのが「スマートロック」です。
スマートロックは、鍵屋が取り付けるものではなく、「個人がネットショップや公式サイトで購入して、自分で取り付ける」タイプのキーレス錠です。
「買い切り型」と「月額課金型」の2種類がありますが、どちらも鍵屋での取扱いはありません。
実は、スマートロックは「鍵ではなく家電」という分類になります。
そのため、取り付けや壊れたときのサポートは鍵屋ではなく、「メーカー」に連絡してもらうしか方法はありません。
締め出しや電池切れで開けれなくなったときは鍵屋で破錠対応はできますが、修理対応などはできないのでご注意ください。
「指紋・虹彩・静脈」など、生体情報を元に施解錠できるキーレス錠を「生体認証錠」と言います。
ちゃんとしたメーカーの生体認証錠は部品代だけで10万円を超え、電気工事が必要なものが多いので、「相場」と言えるものがありません。
生体認証錠は、基本的に会社・研究所などの中でも特に「セキュリティ対策が必要な場所」に使われる錠前ですので、個人宅には向きません。
ネットショップで指紋認証錠を検索すると、4~5万円位の激安生体認証錠がよく売られています。
「安いから悪い」とは限りませんが、やはり国内の大手・有名メーカーの製品と比べると、鍵屋としてはおすすめができません。
また、部品持ち込みの取り付けも規格が合わなくて取り付けられないことがあるので、ご注意ください。
※部品持ち込み自体、お断りすることがございます。また、お客様自身で買われた部品については、交換時の保証はつきません。
「キーレス錠に交換しようか迷っている」「良いことだけじゃなくて、デメリットも知りたい」という方もいらっしゃると思います。
そこでここでは、キーレス錠に交換するメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
キーレス錠に交換してよかったと言う人の多くが、「持ち運び不要」「紛失防止」「閉め忘れ防止」の3つを挙げられます。
特に、子育て世帯の方からは、「子供が鍵をなくす心配がないから良い」「鍵忘れによる締め出しがない」というお話をよく伺います。
また、事務所・店舗の方からは、「入退室記録で、誰がいつドアを開けたのか分かるので、トラブル防止になる」といった点もメリットとして挙げられます。
キーレス錠への交換で失敗したと言う人からよく聞くのが、「電池切れ・停電で、締め出された」というお話です。
電池切れ・停電時は、非常開錠用の鍵穴に鍵を挿して鍵を開けることができますが、「キーレスにしてからは普段鍵を持ち運ばない」という人が多いので締め出しトラブルが多いようです。
また、湿気・砂埃が多い場所では、キーレス錠の電子部品が故障してしまうことが多く、電子部品が故障すると修理はできず交換対応になってしまうという点もデメリットとして挙げられます。
記事上部でもおすすめした「キーレックス」であれば、電池・電気、電子部品を使っていないので、電池切れ・停電による締め出し、電子部品の故障の心配はありません。
特に、「風が強くて玄関に雨(砂)が吹き付けられやすい」というような場所では、キーレックスがおすすめです。
「自分でキーレス錠に交換したい」という方もいらっしゃると思います。
基本的にシリンダー錠からキーレス錠に交換する場合は、ドアの穴あけ加工やストライクの調整が必要になるので、元業者の人でないと厳しいでしょう。
ただ、「スマートロック」であれば自分で交換することもできます。
「スマートロック」は、鍵穴にスマートロック本体を差し込んで、ドアに両面テープやビスで固定するだけで既存のシリンダー錠を「キーレス錠」にすることができます。
また、スマートロックは鍵ではなく「家電」に分類され、鍵屋では取扱いをしておらず、「自分で購入して、自分で取り付ける」ようになっています。
そのため、「自分でキーレス錠に交換したい」という方は、スマートロックの購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
※生活救急車では、スマートロックの取扱いはございません。
キーレス錠は、「製品」によってドアに空ける取付穴の大きさや固定するための施工手順が異なります。
そのため、「スマートロック以外のキーレス錠を自分で取り付けたい」場合は、自分で取り付け説明書を見ながら穴空け加工をして取り付ける必要があります。
非常に難しい作業になりますので、スマートロック以外のキーレス錠への交換は業者依頼されることをおすすめいたします。
※部品選びや交換方法のレクチャーなど、ご依頼以外のお電話は、全てお断りしております。
記事上部でも、キーレス錠の種類別に交換費用の目安をご紹介しましたが、比較ができるように費用相場一覧表をご紹介しておきたいと思います。
また、「生活救急車に依頼した場合の料金はどのような感じなのか」も分かるように、料金事例もご紹介いたします。
玄関の鍵をキーレス錠に交換する費用相場は、メカニカル式(キーレックス)4.5~10万円、暗証番号錠(個人宅)5~12万円、リモコン・カード錠8~12万円、生体認証錠(指紋認証)10万円以上でした(部品代+作業費込み)。
キーレス錠の種類 | 交換費用相場 |
---|---|
メカニカル式(キーレックス) | 4.5~10万円ほど |
暗証番号錠 | 個人宅:5~12万円ほど 会社・事務所向け:7.5~15万円ほど |
リモコン・カード錠 | 8~12万円ほど |
生体認証錠(指紋認証) | 10万円以上 |
いずれも相場ですので、「取り付ける部品」や「ドアの加工費用」によっては、相場よりも高くなることもございますが、大体上記が目安となります。
相場だけでは、まだイメージしづらいと思いますので、生活救急車で対応させていただいた事例もご紹介したいと思います。
ここでは、実際に生活救急車で対応させていただいた作業・料金事例をご紹介します。
事例でも紹介しておりますが、同じキーレックスでも、型番によって部品代が異なり、扉加工の有無で料金が変わるため、正確なご料金は現地見積りにてご案内しております。
現地見積りは無料で承っておりますので、正確なご料金が知りたい方は現地見積りをお申しつけください。
職場の入口引戸から子供がよく出入りし、勝手に入ってくることがあるため暗証番号の鍵をつけたいとのことでご依頼。
テンキータイプの鍵は大きく分けると電池や電気を使用して動く電子錠タイプと、電池など不要のメカニカルタイプと2パターンに分かれます。
5万円以内という予算希望があり、取り付ける扉は引戸になりますので比較的安価なメカニカル構造タイプのキーレックスのテンキータイプの鍵を提案し施工となりました。
玄関の鍵を壊れにくい暗証番号の鍵にしたいといったご相談をいただきました。出来るだけ簡単に入りたいとのことでした。
扉の加工をしてキーレックスに交換。帰宅時のお客様の状態をヒアリングし、お客様に合う商品を選び提案させていただきました。
店舗入口ドアに電子錠を取付けた際、元々付いていたハンドルが干渉するため取り外したが、現状扉開閉のために掴む把手が無い為、取付をしたいとのご依頼でした。
かなり急ぎで取付をしたいとのご要望もあり、車載在庫から開閉頻度と耐久面を考慮し、MIWAのLA錠を取付けさせて頂きました。
会社通用口の鍵取り付けのご依頼でした。電子錠かつ、別箇所に仕様している電気錠用のカードと共通で使用できる商品ということで、現在使用中のカードの規格を教えていただきそこから商品選定を行いました。
かつ、扉の框が狭いため両方をクリアできる商品でないと駄目でした。調べるとロックマンジャパンの商品で対応可能と確認できたため取り寄せて取り付けを行いました。
貫通穴をあけたときに思った以上に内部の補強が出っ張っており急遽取り付け方法を変更しましたが無事に取り付け完了しました。
鍵交換を生活救急車に依頼するときの流れ
ご依頼の流れについて
ここまで、基本的な内容についてご紹介しましたが、最後によくある質問と回答もご紹介しておきたいと思います。
A.スマートロックが後付けできます
スマートロックなら、鍵穴にスマートロック本体を差し込み、ドアに両面テープやビスで固定して使うことができます。
個人で取り付けができる一方、お使いのシリンダー・錠前によっては、取り付けができないことがあるので購入前に規格の確認が必要です。
※スマートロックに関するお問い合わせは、ご対応できません。各メーカーにお問い合わせください。
A.鍵屋では取り扱っておりません
スマートロックは、厳密には鍵ではなく「家電」ですので、鍵屋では取り扱っておりません。
製品にもよりますが、メーカーが有償サポートでの取り付けを実施していることもあるようです。
※スマートロックに関するお問い合わせは、ご対応できません。各メーカーにお問い合わせください。
A.引き戸用のキーレス錠がございます
キーレックスや一部の電子錠では、引き戸に取り付けられる製品がございます。
ただ、「ドアの厚み」によっては、取り付けられる製品がないこともございます。
引き戸へキーレス錠をお取り付けご希望の場合は、現地見積りをご依頼いただければ、現地にて無料で確認させていただきます。
A.電池式のキーレス錠なら電気工事は不要です
電気配線工事が必要なキーレス錠のことを「電気錠」と言い、電池だけで動くキーレス錠のことを「電子錠」と言います。
取り付けたい部品が「電気錠」であれば電気工事が必要ですが、「キーレス錠なら何でもいい」ということであれば電気工事は不要です。