愛知県名古屋市東区のローカル情報

ヤマザキマザック美術館でフランス美術に親しもう

愛知県名古屋市東区にある「ヤマザキマザック美術館」は2010年に開館した美術館です。18世紀からフランスの300年に渡る美術の流れを理解できる絵画やアール・ヌヴォールのガラス工芸、家具等を公開しています。フランス美術の歴史になじみがなかったとしても、無料の音声ガイドで作品について詳しく解説を聞くことができます。4階にはガラス作品や家具などを展示し、企画展示も行われます。5階には絵画が展示されています。絵画にはガラス板などがなく、作者が残した筆跡などが鮮明に見えるよう展示に工夫がされています。芸術作品を見終わった後には併設されているカフェやレストランで休憩しながら、作品の余韻を味わえます。また、美術館オリジナルグッズもユニークで、プレゼントとしても購入できます。地下鉄東山線「新栄町駅」から直結しています。入場料は大人1000円学生が500円となっており、気軽に芸術作品と触れ合える機会となりそうです。

愛知県名古屋市東区-徳川園・徳川美術館

愛知県名古屋市東区、名古屋市の中心部に位置する「徳川園」は、尾張徳川家の邸宅跡に造られた、総面積4.5ヘクタールの広大な公園です。池泉回遊式（ちせんかいゆうしき）庭園と呼ばれる様式で、海に見立てた大きな池に、築山や橋などで景勝を再現し、周囲に園路をめぐらすスタイルです。徳川園では、龍仙湖（りゅうせんこ）という大きな池が中心に配置された日本庭園です。徳川園は紅葉で有名な公園です。毎年11月下旬から12月上旬は、燃え立つような紅葉を堪能できます。期間中の夜間はライトアップされ、昼間とは違う幻想的な風景が見られます。春、夏は新緑、牡丹や花菖蒲などの草花を楽しめ、四季折々変化を続ける日本の自然美に癒されます。庭園に隣接する徳川美術館には、重要文化財に指定されている貴重な古文書や絵図などが展示されています。徳川家が極めた栄華、莫大な権力を垣間見ることができます。徳川園の入り口には日本料理店やフレンチのガーデンレストランもありこだわりのお料理を楽しめます。

尾張の美しい自然を表現する日本庭園・愛知県名古屋市東区の「徳川庭園」

愛知県名古屋市東区の「徳川庭園」は、1695年に尾張藩2代藩主であった徳川光友の隠居所として造営された「大曽根御屋敷」の跡地に作られた、池泉廻遊式庭園です。「池泉廻遊式庭園」とは池とその園路を中心に造園した江戸時代の代表的な庭園形式で、徳川園に配置されている山や滝、渓流、牡丹園などはそれぞれ木曽山脈や木曾三川、濃尾平野を表しているのだそう。尾張の豊かな自然を象徴しているんですね。徳川庭園は大名庭園の跡地に作られているとはいえ、全国の庭園の優れたものを寄せ集めた新たな造園であるため、どこもかしこも見どころスポットになり得るのですが、特にお勧めは江戸屋敷戸山荘跡から発掘された滝の石を使用して再現した「龍門の滝」。滝の下流にある飛び石を渡りきると滝の水量が増えて飛び石が水に没するという戸山荘にあった仕組みを再現しています。また観光客を最初に迎える檜造りの木橋「虎仙橋」の周辺は名古屋市内でも有数の紅葉スポット。11月下旬から12月上旬には「紅葉祭」も開催され、ライトアップや箏曲演奏会などを楽しみに多くの観光客が訪れます。

荘厳な徳川園で歴史を感じる

「徳川園」は愛知県名古屋市東区にある日本庭園です。その歴史は古く、1695年に徳川御三家の尾張藩2代目藩主の光友が、大曾根屋敷に移動したことから始まっています。1931年に邸宅と庭園を19代目当主が名古屋市に寄付しました。その後整備と改修が行われ1932年に「徳川園」として公開されました。戦後は公園として利用されていたものの、2004年に日本庭園としてリニューアルされ現在の形に至っています。池泉回遊式（ちせんかいゆうしき）と呼ばれる庭園の形式なので、大きな池が中心となってその周りには園路があります。各地の景勝を表す形で橋や小島などが配置されています。庭園の中には戦中の空襲にもたえた黒門や脇長屋、塀などがあり武家屋敷の形を残す貴重な建物も残っています。歴史を感じながら季節の花も楽しめます。有料駐車場もありますが、公共交通機関でのアクセスも多方面から可能です。JR中央本線「大曾根駅」から徒歩10分となっています。

日本初の女優が住んだ愛知県名古屋市東区

愛知県名古屋市東区には、明治、大正時代に建てられた歴史的な建造物が数多く残されています。「文化のみち二葉館」もその一つで、現在は資料館となっているオレンジの屋根が特徴的なこの建物は、かつては、日本初の女優である川上貞奴の住まいでした。川上貞奴は、もともと日本橋界隈の芸者でした。芸者時代から人気が高く、初代内閣総理大臣の伊藤博文や、公家で政治家の西園寺公望など名だたる著名人が貞奴を贔屓にしていました。ところが、現代の演劇のもとともいえる新派劇の創始者でもある川上音二郎という人物と結婚して芸者を引退。夫の興行のためアメリカへ渡ります。貞奴の人生はアメリカで大きく変わります。公演中のサンフランシスコで、女形の役者が突然死したのです。当時、女性は舞台に立つことができず、歌舞伎のように男性が女性役を務めていましたが、貞奴は夫の窮地を救うため舞台に立ち、アメリカで実力を認められていきます。ロンドン、パリでも公演を行い、日本初の女優、しかも国際派女優に上り詰めたのです。

愛知県名古屋市東区の「徳川美術館」は国内最大級の大名道具収蔵館！

愛知県名古屋市東区の「徳川園」内には、愛知県庁舎と同じく西洋風の建物に城郭風の屋根を施した帝冠様式の建築物があります。これが、徳川御三家の1つであった尾張徳永家に伝えられた重宝を展示する、「徳川美術館」。尾張徳永家伝来の大名道具だけでなく、他の大名から購入した品や名古屋の豪商からの寄贈品など総数1万3000にも及ぶ収蔵品を誇り、明治維新や第二次世界大戦などによって多くの大名道具が紛失された現在にあって、数や種類や保存状態の面でも非常に貴重な美術館となっています。収蔵品の中には「源氏物語絵巻」をはじめとする9つの国宝や水墨画、大和絵などの重要文化財59件に加え、国内最大級のコレクションとなっている1000振りの日本刀があり、訪れる人たちの目を奪っています。その中でも特に有名なのが「物吉貞宗」で、徳川家康公がこの日本刀を差して出陣すると負けたことがなかったのだそう。このエピソードから人気PCゲームの「刀剣乱舞」にも登場しており、若い人たちにも良く知られた刀となっています。

徳川美術館で日本の古き良き文化に触れよう

愛知県名古屋市東区には、昭和10年にオープンした「徳川美術館」があります。その名が示す通り、15代に渡って江戸幕府を治めた徳川家にゆかりのある品々が数多く収蔵されている美術館です。建物自体が国から有形文化財としての指定を受けているほか、収蔵品の中にも国宝として指定されている美術品や工芸品が数多くあります。徳川美術館は「本館」と「新館」の2つで構成されています。本館は日本の歴史を分かりやすく紹介する目的で多様な展示品が揃えられており、また季節ごとに様々な時代の文化や芸能を紹介する興味深いイベントが開催されています。一方、新館は尾張徳川家の歩みに焦点を当てた展示が準備されており、地元ならではのアイテムも数多くあることで評判です。茶の湯を体験できるコーナーなども準備されているので、歴史好きの人に限らずあらゆる年齢層の人が楽しむことができるスポットと言えるでしょう。名古屋駅からバス利用で20分ほどというアクセスの良さも魅力です。

歴史ある祭・愛知県名古屋市東区の筒井町天王祭

愛知県名古屋市東区で毎年5月下旬から6月上旬の3日間行われるのが筒井町天王祭です。初日の宵祭、二日目の本祭、三日目最終日が千秋楽となります。東区筒井町商店街とその周辺で行われるお祭りです。筒井天王祭では、市指定有形民俗文化財の「神皇車（じんこうしゃ）」と「湯取車（ゆとりぐるま）」という山車（だし）が、家内安全や無病息災を願って奉曳（ほうえい）されます。神皇車は、文政7（1824）年に造られた山車です。水引幕には十二支が刺繍してあります。十二支の下絵を描いたのは江戸時代の画家、山本梅逸、渡辺清など名古屋出身の画家たちです。湯取車は万治元（1658）年に造られました。見事な彫刻と金箔塗りの鏡天井が豪華絢爛な山車です。どちらも歴史があり、美術的価値も高いものです。山車とともに筒井町天王祭のメインイベントとなっているのが、山車の上で行われる、からくり人形を用いた人形劇です。神功皇后や安倍晴明の物語は見ごたえがあります。

都市公園内の憩いの空間！愛知県名古屋市東区の「オアシス21」

CMロケ地としても使用されたことから一躍有名になった「オアシス21」は、愛知県名古屋市東区にある立体型自然公園です。オアシス21で最も有名なのは、最上階を構成する大きな屋根「水の宇宙船」でしょう。この水の宇宙船の上部は床面がガラス張りになっており、その中央部は水流を持たせた池があります。外周の遊歩道は約200m、地上14mの空中散歩を楽しむことができるようになっています。夜のライトアップが有名なのもこの水の宇宙船部分で、トリップアドバイザー「夏のフォトジェニック観光スポット2017」では外人旅行者編で第2位にノミネートされました。地上階にあるのは「緑の大地」と呼ばれる芝生と四季折々の草木を楽しめる公園空間。ターミナルとを繋ぐ「光の回廊」も設置されており、非常にアクセスの良い位置にあることから多くのオフィスワーカーや観光客が休憩場所として利用しています。地階は「銀河の広場」で、周辺には33店舗のショップとくつろぐためのテーブルや椅子が並んでいます。広場自体は様々なイベント開催に利用されており、冬には特殊プラスチックでできたスケートリンクを楽しむこともできます。

愛知県名古屋市東区でおすすめの場所と言えば

愛知県名古屋市東区と言えば「ナゴヤドーム」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。野球観戦などで訪れた人も数多くいるのではないかと思われます。プロ野球だけではなく、さまざまなイベントに用いられています。他にも「徳川園」もおすすめです。徳川家の大曾根下屋敷であり、池泉回遊式の大名庭園です。近世武家文化を体感出来る場所として、歴史を好む人などにとても人気が高い場所です。中でも三段に流れる滝は情緒深く見どころとして高い評価を受けています。更に「オアシス21」は恋人たちのデートスポットとして定番と言われています。水の宇宙船が空に浮かび、幻想的な光景を生み出していて、ライトアップされた姿はファンタジーな世界に入り込んでしまったかのような錯覚を起こしてしまいそう。クリスマスイブなどは特別なライトアップもされることで、多くの人が集まってきます。特別な何かがある時は、ロマンチックな「オアシス21」に行ってみましょう。

大名庭園「徳川園」と、大名道具「徳川美術館」

愛知県名古屋市東区に「徳川園」があります。2代藩主光友の隠居屋敷大曾根屋敷跡で、池泉回遊式の大名庭園です。園内には2つの滝や渓流、池が配置され菖蒲園や牡丹園がありますが、そのまま藩領の木曽川や濃尾平野、伊勢湾を表しています。大名庭園は見る者を圧倒する豪華さがあり一見の価値ありです。日本家屋「観仙楼」はフレンチレストランで、結婚式や披露宴などにも利用されています。併設された「徳川美術館」は国宝9点、重文59件を含む尾張徳川家の大名道具等を所蔵し、各種企画展が行われています。「尾張徳川家のひな祭り」などはその豪華さに驚かされてしまいます。なお6月に行われる「天王祭」には市内を練り歩いた山車が美術館前で勢揃いするため、大変な賑いを見せます。アクセスはJR中央本線大曾根駅から徒歩10分です。駐車場（有料）もあります。営業時間は9時半～17時半(美術館10時～17時）です。料金は大人300円、学生以下無料（美術館は大人1400円、高大生700円、小中生500円）です。団体割引き等がありますので詳しくはお問合せください。

未来的空間、オアシス21

愛知県名古屋市東区は名古屋市の中心に近く、その西側には商業施設やオフィス街があります。その中でひときわ目を引く施設が「オアシス21」です。水を湛えたガラス張りの「水の宇宙船」があり、その未来的空間からは久屋大通りのセントラルパークや名古屋タワーが見渡せます。また下には公園や商業施設の「銀河の広場」があり多層階公園となっています。さらに夜になると全体がライトアップされ、幻想的な空間に様変わりします。市内のデートスポットの1つであるとともに、隣接するセントラルパーク（中区）と一緒に散策できますので、市民や会社員の憩いの場所として親しまれています。特にクリスマス時のオアシス21は光の芸術が繰り広げられ、感動ものです。なお、隣の「愛知芸術文化センター」には「愛知県芸術劇場」や「愛知県美術館」があり、コンサートや芸術鑑賞と組み合わせてもいいですね。アクセスは名鉄瀬戸線栄町駅、地下鉄東山線栄駅からすぐです。駐車場はありませんが、近くの有料パーキングをご利用ください。栄バスターミナルが1階にあり、市バス等も便利です。飲食店は10時～22時（商業施設は21時、サービス施設は20時）です。

文化のみち散策路と二葉館、撞木館

愛知県名古屋市東区は戦災に見舞われなかった地区が多いため、散策路「文化のみち」が設定されており市指定有形文化財や景観重要建造物等が数多く残っています。文化のみち「西コース」は白壁町、主税町（ちからまち）、撞木町（しゅもくちょう）を巡り、12の見どころがあります。ここではその中で代表的な「二葉館」と「撞木館」をご紹介します。二葉館は1920年（大正9年）建造の、オレンジ色の屋根瓦が目立つ洋風建築です。日本の女優第一号とされる川上貞奴（かわかみさだやっこ）の家として有名であり、「文化のみち」でも最も人気がある目玉の1つです。ステンドグラスの大広間や和室なども見どころですが、貞奴が愛用した着物や調度品が展示されており、とても感慨深いですね。坪内逍遥はじめ郷土ゆかりの文学作品も展示してあります。撞木館は陶磁器商である井本為三郎（いもとためさぶろう）の邸宅で、洋館と和館、茶室や蔵等があります。各種イベント企画が催され、豪華な洋館には喫茶室もあります。アクセスは桜通線高田家駅から徒歩10分です。いずれも拝観料は200円、中学生以下無料、共通券320円もあります。

愛知県名古屋市東区「オアシス21」

愛知県名古屋市東区にあるオアシス21は、ガラスで造られた船をモチーフにした建造物を中心とした自然公園です。このガラスの船はたくさんの柱で宙に浮かんでいるかのように配置され、見る人によっては宇宙船とも呼ばれています。オアシス21は名古屋でも賑わいが特に多い栄駅のすぐ近くにあり、街のシンボル的存在である名古屋テレビ塔の隣にあります。この不思議なガラスの船の天井には水が張ってあり、太陽のきらめきを受けてキラキラと反射する様子を見て楽しむのも良いでしょう。天井部分には登ることもでき、エレベーターか階段を利用することになります。実際に登った人の声を見ると、水のゆらめきや輝きを楽しむのであれば階段で登るのがおすすめだそうです。昼のきらめきも人気がありますが、夜にはライトアップされてまた違った表情を見せるのでこちらも人気があります。クリスマスなどのイベントシーズンにはツリーや電飾も飾られ、ライトアップと相まってより幻想的になり、写真スポットとしても評判です。家族での観光や恋人とのデートにぴったりの公園です。

愛知県名古屋市東区の筒井町出来町天王祭

愛知県名古屋市東区は、この周辺では珍しく城郭や城跡などが存在しません。しかし名古屋城の東に当たり、中級武士の武家屋敷などが立ち並んでいたと言われています。この東区で毎年6月の最初の土曜日とその翌日の日曜日に行われる天王祭「筒井町出来町天王祭」は有名です。その名の通り筒井町と出来町でそれぞれ行われる天王祭ですが、日曜日の午前中に揃う両町あわせて5基の山車があるなど接点もあります。祇園精舎の守護神と言われる牛頭天王をまつるもので、疫病の流行を防ぎ、豊穣を祈願するお祭りです。梅雨入り前の時期に行われるので、夏祭りとしては比較的早期にあり、名古屋地区で行われる夏祭りでは先陣を切るお祭りです。からくりを備えた二層式の山車が合わせて5基登場し、夜には提灯をさげてライトアップされます。日曜日にはそれぞれの町の山車が徳川園内広場で一堂に会し、それぞれの山車のからくりが披露されるなど見どころの多いお祭りです。