突然水が出ない原因！一軒家マンションキッチン台所蛇口

他の蛇口も調べる

水を出そうとしている箇所以外の蛇口も水が出ないかどうか調べておきましょう。蛇口から水が出ないことを確認したらそのままにせず、蛇口をしっかりと閉めておきましょう。閉め忘れてしまうと、問題解決した際に水が大量に流れ出してしまう場合があります。まずはどこの蛇口が水が出ないのか確かめておきましょう。

蛇口をひねっても水が出ない原因

水が出ない原因は一つではありません。まずは水が出ない場合のよくある原因をご紹介します。

元栓（止水栓）が閉まっている

メンテナンスのときや水漏れ修理のときに使うことになる元栓（止水栓）ですが、こちらが閉まったままの状態かもしれません。新居に引っ越したときや空き家にするときは元栓を閉めて水を止めていることが多いです。

引っ越したばかりではないのであれば、点検や水漏れ修理のときに元栓を閉めたまま開くのを忘れていたということもありますので、元栓がしっかりと開いているか確認しましょう。

元栓（止水栓）の場所

業者に水漏れ修理を依頼したときは、業者が元栓を閉めますので元栓の場所を知らない方もいると思います。

一戸建ての場合は玄関を出て、駐車場の下に埋められて設置されている事が多いです。蓋は樹脂製もしくは鋳鉄製でボックス本体は樹脂製で底板とセットになったものが多く、蓋の色は青か黒、もしくは白になっています。

アパートやマンションなど集合住宅の場合は、玄関を出てすぐ隣にある扉（ボックス）を開けるとガスメーターや水道メーターがあると思います。その中に地面に設置されているハンドルが元栓になります。

止水栓の場所は、トイレでは給水管の近くにマイナスドライバーで回せるような溝があります。その溝が止水栓です。

キッチンや洗面所の止水栓はシンクや洗面台の下に、蛇口へと繋がっている給水管の途中で蛇口のハンドルのようなもの、もしくはマイナスドライバーで回せそうな溝がありますのでそれが止水栓です。

断水

何らかの原因で断水が起きている場合は蛇口をひねっても水がでません。近くで水道工事をしているのであれば、計画的な断水ですので事前に郵便などで断水のお知らせが通知されているかと思います。この場合はあなたの家だけでなく、お隣の家も水が出ないと思われます。ご近所さんにも確認してみましょう。

その他の理由としては、地震など自然災害や事故による突発的な断水が原因となっている可能性もあります。

各自治体のホームページで断水情報をチェック

上記の理由の断水であれば、多くの自治体のホームページで現在の断水情報が公開されていますので、お住まいの地域の自治体のホームページをチェックしてみましょう。計画的断水であれば対象の区名や町名、突発的な断水であれば復旧率や復旧地域など確認する事ができます。

もしホームページで確認するページが無い場合は電話で断水していないか問い合わせてみましょう。

水道管の劣化

水道管が劣化することでも、蛇口から水が出ない場合があります。水道管に用いられている素材は「銅管」もしくは「樹脂管」が主に使われています。

古い建築物は銅管が使われていることが多いです。例えば築年数の古い空き家はしばらく水を使わないので、配管が古くなりサビが発生します。そのサビが配管の内部を塞いでしまい水が出ないといった症状を引き起こします。

一方、近年建てられたばかりの新しい住宅は樹脂管が使われていることが多いです。この樹脂管は経年劣化によってサビが発生することがありませんが、熱や強い衝撃に弱いという弱点があります。そのため熱湯を出す給水管や高圧洗浄の使用によっても損傷する場合があり、その場合は修理が必要になってきます。

水道管の劣化が原因の場合は元栓を閉める

水道管の劣化が原因で水が出ない場合は、水道管の劣化部分から大量の水が噴き出してくる可能性がありますので、水道管の元栓を閉めておきましょう。水漏れ被害を防ぐことができます。

補修費用は誰が支払うのか？

水道管が劣化して水が出ないのであれば、水道管を交換したり修理しなければなりません。その場合は業者に修理を依頼するため費用が発生します。では、その支払いは誰がするのでしょうか？

入居前に劣化しており、入居初日でも水が出ない場合は大家側の責任であるので、大家側が費用を負担します。また入居後も問題のない使い方をしていて、経年劣化による故障であれば、大家側が費用を負担することが多いです。

そのため水道管の劣化が原因と分かれば、業者に依頼する前に大家さんもしくは管理会社へ連絡して、支払いについて相談しておきましょう。少なくともこのようなトラブルを避けるためにも物件を見学するときは、最低限水の出方もチェックしておきましょう。

受水槽の故障

マンションやアパートでは受水槽が設置されています。この受水槽から各世帯へ給水しています。もしも、この受水槽が故障すると給水できなくなってしまいます。

受水槽が故障した場合の対処方法

受水槽が故障した場合は他の世帯にも影響が出ていますので、入居者個人では修理することはできません。大家さんもしくは管理会社へ連絡して、受水槽が故障していることを伝えて復旧してもらいましょう。

受水槽とは？

受水槽と聞いてもいまいちピンとこない方も多いと思います。受水槽とは建物の階層が多い場合または一時に多量の水を使用する需用者に対して設置し給水する装置です。

マンションなど比較的高層の建物は、上の階では水量と水圧が弱まってしまい給水が難しいですが、受水槽を設置することによって、上の階でも一定の水量・水圧を保ったまま全ての世帯に給水することが可能になります。

その他のメリットとしては、給水される水を受水槽が一度貯水してくれるので、断水時や災害時にも貯水してある分の水が確保することができます。

水道代の滞納

意外と忘れやすいのが水道代の滞納によって水が出ないケースです。口座振替やクレジットカードの支払いをしている方は安心ですが、引っ越したばかりやコンビニなどで支払いをしている場合は突然忙しくなって支払いを忘れがちになってしまうかもしれません。もし水道代の支払いを忘れていたのであれば、すぐに支払いに行きましょう。

滞納するといつ水が止まるのか

水道代の支払いが少し遅れていたり、うっかり忘れていたとしてもすぐに水を止められることはありません。自治体にもよりますが、最短2ヶ月程で水道を止められることがあります。しかし水道を止められる前にはいくつかの催促や勧告がありますのでご紹介します。

書類による催促

水道料金が未納の場合、滞納期間の長さに応じて自治体にもよりますが、下記の書類が送られています。

• ・①催促状
• ・②勧告状
• ・③水停止予告書（給水停止執行通知書）

本来の納付期限の1ヶ月後に支払われていない場合に①の催促状が送られてきます。その書類には納付期限や請求金額、請求対象となっている水道の利用期間などが記載されています。書類にはバーコードが付いていますので、金融機関やコンビニに持ち込めば支払いが可能になっています。

①の催促状が送られて2週間前後を目処にまだ支払われていない場合は②の勧告状が届きます。記載項目は①の催促状とあまり変わりませんが、強制執行について触れられるなど緊迫した文面になっています。

②の勧告状の通知から約2週間後も支払いを忘れていると、③給水停止予告書（給水停止執行通知書）が届きます。本来の納付期限から数えると約2ヶ月後です。記載項目は①の催促状や②の勧告状とあまり変わりませんが、「未払いが続くようであれば、給水の停止・支払督促の申立てなどを行うことになる」など、厳しい文言が書かれています。

自治体によって書類が送られてくるスケジュールが異なる場合がありますが、書類による催促は大体このような流れになっています。

電話や訪問による催促

自治体によっては電話や訪問による催促を行うこともあります。電話では連絡がつかなかった場合に訪問することがあるようです。

水道が止められる

最終勧告の通知後も支払わなかった場合はついに水道を止められてしまいます。水道停止のタイミングは事前に知らされませんので、ある日突然水道が使用できなくなったという事態になります。

一部の自治体では滞納期間だけでなく、滞納額が何万円以上になると滞納期間を問わず給水停止になることがあるようです。

水道が止まったあとは給水停止通知書という書類が水道局から送られてきますので、水が出ないのであれば、この書類でも原因が水道代の滞納であると確認することができます。

止められた水道を再開するには？

万が一水道を止められたときは再開するよう手続きをしなくてはなりません。原則として滞納分の全額支払いが必要です。支払い方法は自治体によって異なりますが、水道局の営業所窓口もしくは納入通知書（金融機関もしくはコンビニで決済）で支払います。

納入通知書で支払った場合は、支払後に水道局へ連絡する必要があります。水道局に連絡する際には領収書の提示を求められることがありますので、納入通知書の領収書は持っておきましょう。

滞納分の一部支払いで開栓に応じてもらえる場合もある

基本的には滞納分を支払わなければ水道の開栓はできませんが、自治体によっては滞納分の一部を支払う事で開栓に応じてもらえることがあります。ただし、その場合であっても期日内に残額を支払わなければ再び水道を止められてしまいます。

最短で支払日の当日中に開栓できる

開栓してもらえるタイミングは自治体によって異なりますが、最短で支払日の当日に開栓してもらえる場合があります。その場合は平日の午前中までに支払う必要があります。土日祝日は水道局がお休みの所が多いので、基本的には翌営業日になります。条件は各自治体によってバラバラですので、急いでいる場合は管轄の水道局へ問い合わせてみましょう。

事前に給水停止を防ぐには

給水停止を解除するには原則として延滞している水道代を全額支払わなければなりません。しかし、事情によってはすぐに全額を支払うことが不可能という方もいると思います。その場合は条件によっては自治体も柔軟に対応してもらえることがあります。

やむを得ない場合は分割納付を利用する

貧困や失業、天災などの理由で滞納分を一括で支払えない事情がある場合、多くの自治体で分割納付に応じてもらえます。自治体により異なりますが、6ヶ月～1年以内の完納が条件といったように分割して支払うことができます。

ちなみに申請には水道局へ出向いて、収入を示す書類（源泉徴収や離職証明書）など必要書類を提出する必要があります。事前に何が必要か管轄する水道局に確認しておきましょう。

給水停止の延期はできるのか？

入院中などで期日内に支払いが出来ない場合もあるかと思いますが、給水停止を延期できるかどうかは自治体によって異なり、延期できる地域と延期できない地域で分かれます。入院中や給料日が期日に間に合わない場合などどうしても延期が必要な場合は水道局へ一度相談してみましょう。

水道代を支払い忘れたときは？

期日までに支払いをうっかり忘れてしまった場合の支払い方法についてご説明します。払い忘れの滞納であればすぐに水道を止められることはほとんどありませんが、期日を過ぎて支払うと延滞金が別途発生する場合もありますので、支払いを忘れたときは速やかに支払いましょう。

• ・口座振替
• ・クレジットカード払い
• ・納入通知書

上記の支払い方法のどれかが普段の支払い方法だと思いますが、納付期限を過ぎた場合の支払い方法は普段の支払い方法によっても異なりますので、それぞれのケースで具体的にどうすればよいかまとめました。

口座振替で引落しできなかった場合

残高不足によって引き落とし不可となった場合は、再引落としが可能な自治体が比較的多いです。そのため引き落としができなかったという通知がきたらすぐに口座へ入金しておきましょう。具体的な再引落とし期間は自治体によって異なりますので、管轄の水道局へ問い合わせておきましょう。

再引落としが不可の地域の場合は納入通知書で支払う事になるかと思います。納入通知書が届き次第速やかに支払いましょう。また、引落としができないと次回以降の口座振替による支払いができない場合もありますので、その点も予め確認しておきましょう。

クレジットカード払いで引落しできなかった場合

クレジットカード払いで引き落としができなかった場合は、下記のどちらかの方法で支払うことになります。

• ・クレジットカードの再引落とし日までに口座へ入金しておく
• ・引落とし不可の通知と一緒に送られる振込用紙で支払う

ただし、クレジットカードが利用停止であったり、強制退会といったクレジットカードが使えない状態ですと、クレジットカード会社から水道局へ支払われませんので、クレジットカードの契約状況を確認しておきましょう。

納入通知書の納付期限までに支払えなかった場合

納入通知書には何月何日までに振り込んで下さいと期日が記載されていますが、もしこの期日を過ぎてしまった場合の支払い方法は下記のどちらかの方法で支払う事になります。

• ・水道局営業所の窓口で支払う
• ・納入通知書を再発行してもらって金融機関やコンビニで支払う

まれに一部の自治体では期限切れの納入通知書で支払う事ができる場合があります。支払い期限が過ぎてしまい、支払いを忘れていることにすぐに気づいた場合は、念のため手元にある期日が過ぎた納入通知書で支払いができるのか確認しても良いかもしれません。

自宅を訪れた水道局員に直接支払う

水道メーターの確認や催促で自宅を訪れた水道局員に直接支払うことも可能です。ただし、注意点として水道局員を名乗って水道料金をだまし取る詐欺の被害も少なからずあるようです。全ての水道局員を疑うのは良くありませんが、担当者の名前を確認して水道局に確認した上で支払うようにすると安全です。

まとめ

蛇口をひねっても水が出ない場合の原因と対処方法をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか？水道のトラブルはまずは水道修理業者へ依頼すると思う方も多いと思いますが、元栓の開け忘れや水道料金の支払い忘れのように自己解決できたり、大家さんもしくは管理会社へ連絡することで解決することができたりと、今回のようなトラブルであれば自分で業者に依頼せずに解決することができる場合があります。しかし、もし自己解決できなかったり、一戸建ての所有物件のように賃貸ではない場合、生活救急車へご相談いただければ、原因究明から解決までご対応致します。お気軽にご相談下さい 。

生活救急車 編集部

生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
生活救急車はフジテレビの「世界の何だコレ！？ミステリー」「林修のニッポンドリル」「おたすけJAPAN」など、数々の"開かずの金庫"のテレビ番組でも取り上げられたことのある会社です。

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