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賃貸で害虫が出たときの対策と駆除費用の負担について

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賃貸で害虫が出たときの対策と駆除費用の負担について

説明 賃貸住宅で害虫が出て困っていませんか?虫が苦手な人は、害虫がいたらすぐにでも引っ越したくなるかもしれません。しかし、引っ越しは気軽にできるものではありませんよね。そこで今回は、賃貸住宅で害虫に遭遇した人に向けて、賃貸住宅向けの害虫対策と駆除費用の負担についてご説明したいと思います。

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賃貸住宅で害虫が出て困っていませんか?

虫が苦手な人は、害虫がいる部屋だとわかったらすぐにでも引っ越したくなるかもしれません。しかし、引っ越しなんて気軽にできるものではありませんよね。

今回はそんな、賃貸住宅で害虫に遭遇した人に向けて、賃貸住宅向けの害虫対策と駆除費用の負担についてご説明したいと思います。


賃貸で害虫が出たときの対策

住宅によく侵入する害虫といえば、ゴキブリ、蚊、ハチ、ムカデなどがいます。基本的に、害虫が数匹出たくらいでは大家さんに連絡してその都度害虫を駆除してもらうことはできません。

ある程度は、自分で害虫を駆除・防除しなくてはなりません。しかし、自分で対策はしているけれど効果があまりないという人もいると思います。

そこでまずは、賃貸で害虫が出たときに行う基本的な害虫対策についてご紹介いたします。

賃貸の害虫対策1.害虫の侵入経路をふさぐ

最初に、害虫がこれ以上部屋に入ってこないように侵入経路をふさぎましょう。

「真っ先に部屋中の害虫駆除をしないと!」と思うかもしれませんが、駆除してから侵入経路をふさぐまでの間に、新たな害虫が外から入ってくる可能性もあります。そのため、まずは侵入経路を断ってしまったほうが効果的です。

害虫が入り込まない状態にしてから駆除対策を行えば、必要最低限の回数で部屋の中の害虫を駆除することができます。

害虫の侵入経路とは

主に、下記のような場所が害虫の侵入経路になります。


  • ・排水管のパイプ
  • ・キッチン、洗面所、風呂場、ベランダなどの排水口
  • ・エアコンの開口部、エアコン室外機のドレンホース
  • ・通風孔や換気扇
  • ・玄関、窓

排水管・排水口や換気扇、ドレンホースにはそれぞれ専用の防虫網が販売されています。エアコンの開口部にできる隙間は、エアコン用のパテを使えば埋めることができます。

また、排水管まわりの工事が甘いと、排水管と床の間に隙間ができていることがあります。そのような場合も、同様にパテを使って埋めておきましょう。

玄関や窓を完全に密閉することはできませんが、開けっ放しにするのを控えたり、窓サッシの隙間に隙間テープを貼ったりすることで、ある程度対策できます。


※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。




賃貸の害虫対策2.部屋の中の害虫をすべて駆除する

部屋全体の駆除を行いたいという場合は、くん蒸、くん煙タイプの駆除剤を散布するのがおすすめです。家具の下や裏側など、確認しにくい場所の害虫も駆除することができます。

使用の際は、駆除剤がかからないように家電や衣類にビニールシートなどをかぶせ、ペットを飼っている場合は避難させておきましょう。

また、煙や蒸気が部屋に充満するため、火災警報器やガス警報器が誤作動することがあります。駆除剤に付属されているカバーなどを使い、使用中は警報器が感知しないようにしておきましょう。


※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。


ゴキブリの卵は殺虫剤では駆除できない

ゴキブリの卵は、卵鞘(らんしょう)という殻のようなものに包まれています。卵鞘はかなり頑丈で、殺虫剤を直接吹きかけても中の幼虫が死滅しないことがあります。

卵を駆除する一番の方法は、物理的に潰してしまうことです。しかし、心理的に抵抗感が強い、卵が発見できない、というケースも考えられます。

そんなときは、ホウ酸団子などの毒餌を仕掛けておきましょう。卵からかえった幼虫を駆除することができます。


※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。


賃貸の害虫対策3.害虫の侵入を予防する

侵入経路をふさいでから害虫を駆除すれば、部屋の中にいる害虫は対処ができます。しかし、害虫は思わぬところから入り込んでくることがあります。

たとえば、宅配便やレジャー帰りなどで持ち込んでしまう可能性もあるため、残念ながら駆除後もずっと安心できるとは限りません。

駆除後も油断しないようにして、害虫の侵入予防を行っておきましょう。

侵入予防1.市販の害虫忌避剤を散布する

害虫忌避剤とは、害虫よけのスプレーのことです。玄関や網戸、窓サッシなど、害虫が侵入してきそうな場所に吹き付けておくことで、害虫の侵入を防止します。

一度使用すればずっと効果が続くわけではないので、散布は定期的に行う必要があります。



侵入予防2.毒餌を仕掛ける

毒餌を害虫の侵入経路になりそうな場所に置いておくことで、入り込んだ害虫を駆除できます。

ただし、継続的に仕掛けていると、毒への耐性がついてしまったり、害虫が餌の味に飽きて効果がなくなることがあります。効果を持続させるには、定期的に毒餌の種類を変えるのがおすすめです。



侵入予防3.ミントの香りがするものを置く

蚊やコバエをはじめとする多くの虫は、ミントなどハーブ系の香りを嫌います。

ミントの使い方は、水とエタノールで薄めたハッカ油をスプレーする、アロマオイルを焚くなどの方法があります。

また、ゴキブリの場合はミントよりも嫌いな匂いがあるのでゴキブリを重点的に防除したい人は下記ページをチェックしてみてください。

>>>ゴキブリが嫌いな匂いのアロマを使った駆除対策



賃貸の害虫駆除費用を管理会社・大家さんが負担するケース

害虫があまりにも大量に発生している場合。状況によっては、専門の害虫駆除業者への駆除を依頼しなければならないこともあります。

そういった場合、駆除費用は基本的に個人負担になりますが、条件によっては管理会社・大家さん側が費用を負担するケースもあります(珍しいケースです)。

参考までに一例をご紹介しておきたいと思います。

※ここで紹介する条件に一致していても、100%費用を負担してもらえるものではありません。費用負担で揉めている場合は、弁護士さんに相談しましょう。

ケース1.建物の老朽化が原因

建物が老朽化し、隙間がたくさんできていると、そこから害虫が入り込みやすくなります。また、雨漏りが起こっていると、シロアリの発生にもつながります。

建物の老朽化が原因で、建物全体に害虫の被害がおよんでいる場合の駆除費用は、管理者側の負担となる可能性があります。

また、「入居時から網戸が破れていた」など、入居時や施工時の整備に不具合があったことが原因で害虫が発生した場合も、管理者側の過失として駆除費用を請求できることがあります。

ケース2.水まわりの配管つまりが原因

水まわりの配管には排水トラップが取り付けられています。この排水トラップが詰まっていたり、劣化などによりうまく機能していないと排水管から害虫がのぼってくることがあります。

配管の整備は、通常管理者側で行うので、配管の不具合が原因で発生した害虫の駆除費用については管理者側で負担する場合があります。

ケース3.前の入居者の使い方が原因

たとえば、「前の入居者が、キッチンを使っていた時の油汚れが残っていたことが原因で害虫が発生した」といったケースでは、前の入居者の退去時に管理者側がクリーニングなどの対応を行ってから新しい入居者に引き渡す必要があります。

退去時の整備が不十分だったことが原因で、害虫が発生したときの駆除費用は管理者側の負担となることがあります。

管理者側の過失とは認められないことも

害虫発生の原因にはさまざまな背景が考えられます。そのため、害虫発生の原因が前の入居者によるものであるとはっきり特定できないことも多いです。

そのようなケースでは、管理者側の過失とは認められず、費用の負担とはならない可能性もあります。

しかし、自分の過失ではほぼ考えられず、同じ部屋に住み続けることが難しいほどに害虫の被害がある場合は、引っ越し費用などを負担してもらえることもあります。

あきらめて引っ越す前に、一度管理者側と相談してみましょう。

賃貸で害虫が出にくい物件の特徴

引っ越すときに、害虫が出にくい物件を選ぶというのも効果的な対策です。

害虫が出ないことが保障されている物件というのはなかなかありませんが、ポイントさえ押さえておけば、比較的害虫に遭遇せずに住める物件を探しやすくなります。

ここでは、害虫が出にくい賃貸物件の特徴についてご紹介いたします。

害虫が出にくい賃貸1.コンクリート造の物件

コンクリート造の建物は、木造より隙間が少ないので害虫が入り込みにくいです。また、雨が降って湿った木材をエサとする、ダニやシロアリといった害虫の発生もおさえることができます。

害虫が出にくい賃貸2.築年数の浅い物件

木造・コンクリート造に関係なく、経年劣化した建物は隙間ができやすくなります。反対に、新築、築浅の物件であれば害虫の侵入箇所も少なく、害虫が入り込みにくいといえます。

害虫が出にくい賃貸3.高層階の物件

害虫は地面や、地面に近いところで活動することが多いです。物件が高層階になるほど、害虫の発生も少なくなる傾向にあります。

6~8階以上の部屋であれば、窓から虫が入ってくる可能性はかなり低くなります。ただし、エレベーターや給排水管からのぼってくることがあるため、全く発生しなくなるわけではありません。

高層階の物件でも、排水溝やエアコンの開口部などはしっかり隙間をふさぐなど、害虫の侵入対策はやっておいたほうが安心です。

害虫が出にくい賃貸4.近くに害虫の出るような環境がない物件

物件の周辺が害虫の出にくい環境であれば、外から害虫が入り込む可能性も低くなります。

1階が店舗になっている物件の場合、コンビニや飲食店が入っているところは注意が必要です。食品を扱う店舗は、油や廃棄食材で害虫が寄ってきやすい環境にあります。

また、公園、用水路、街路樹など自然のある場所にも害虫が発生しやすいです。

上記のことから、1階に食品を扱う店舗がなく、近隣に自然物の少ない物件であれば、比較的害虫の発生が少なくなる可能性があります。

隣接する部屋にも注意

周囲の環境に問題がなくても、隣り合う部屋の状況によっては害虫が発生することがあります。

たとえば、ベランダに生ゴミを出しっぱなしにしてある部屋や空き部屋には、害虫が発生しやすいです。そういった部屋がすぐ隣にあると、そこで発生した害虫が侵入するかもしれません。

内覧のときは、隣接する部屋がどんな使われ方をしているかにも注意しておきましょう。

賃貸で害虫が出たときの対策と駆除費用の負担まとめ

今回は、賃貸で害虫が出たときの対策と駆除費用の負担についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

賃貸住宅で害虫と遭遇したときは、まず侵入経路をふさいでから駆除・予防をすると効果的です。また、害虫が発生した原因が建物の老朽化や工事の不備などのときは、管理会社や大家さんが駆除費用を負担するケースもあります。

物件選びの時点で、害虫が出ない環境かどうか調べておくのも重要な対策の一つです。しかし、それでも害虫というのはどこから侵入するかわからないものです。

対策をしていても害虫が発生してしまい、本格的な駆除を業者に頼みたいという場合は、ぜひ生活救急車へご相談ください。まずは、現地でお見積りからご対応させていただきます。


生活救急車 編集部
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