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説明 シロアリの女王の生態や捕まえ方がわからなくて、困っていませんか?シロアリは、シロアリ専門の研究者がいるほど非常に珍しい生態をしています。今回は、そんなシロアリ女王の生態や捕まえ方などについてご紹介したいと思います。
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「シロアリの女王アリを捕まえたいけどやり方がわからない」、「シロアリの女王アリを駆除したはずなのに数が減らない」といったことで悩んでいませんか?
シロアリは女王アリをトップにおき、働きアリ、兵隊アリなどの各役割を持ったアリが集団で暮らしています。
このシロアリの集団の中で生殖能力があるのが「女王アリだけ」と思われていますが、実は女王アリ以外にも生殖能力があるシロアリが集団の中に存在しています。
女王アリという名前から、「きっと優雅な暮らしをしているんだ!」と思ってしまうかもしれませんが、シロアリの女王に関しては「悲惨」な最期を迎えるといわれています。
今回は、そんなシロアリ女王の生態や捕まえ方、何故シロアリ女王の最期は悲惨といわれているのかについてご紹介したいと思います。
最初に、シロアリ女王の生態と捕まえ方についてご紹介したいと思います。
シロアリの女王は、30年以上生きる個体もおり、虫の中では非常に長寿な虫とされています。
一般的なクロアリの女王アリの場合は、大体10~20年ほどが寿命とされており、シロアリの女王がどれだけ長寿なのかがわかるかと思います。
ちなみに、この記事内ではシロアリの女王のことは「シロアリ女王(アリ)」、クロアリの女王のことは「女王アリ」と書いています。
これはシロアリが蟻(クロアリ)とは違う仲間のため分けています(一部、わかりやすくするため「シロアリの女王アリ」と表記しています)。
実は、シロアリは分類学上は「昆虫網ゴキブリ目シロアリ科」に属しており、一般的なアリの「昆虫網ハチ目アリ科」とは違う仲間になります。
ざっくりいうと、シロアリはゴキブリの仲間で、蟻(クロアリ)はハチの仲間ということです。
ただし、シロアリの生態・習性自体はゴキブリではなく、蟻(クロアリ)と似ているという特徴を持っています。
シロアリ、ゴキブリ、蟻(クロアリ)の各共通点や相違点などについて気になる人は、下記記事にまとめていますのでチェックしてみてください。
>>>シロアリはゴキブリの仲間~「蟻じゃないシロアリ」の生態~
「女王アリ」というと、集団の中に1匹だけ存在しているイメージがありますが、実際は女王アリが死んでも集団が生き残れるように「代わり」が存在します。
それが、「副女王アリ」と呼ばれる存在です。女王アリが生きている間は生殖行為を行いませんが、女王が死ぬと副女王アリの中から新しい女王アリが生まれます。
ちなみに、女王アリと対になって生殖を行う「王アリ」という存在がいますが、こちらも王アリが死ぬと副王アリの中から新しい王アリが誕生します。
シロアリの種類によってことなりますが、女王アリや王アリが死んで、副女王アリ・副王アリが新しい女王や王になると、今度は副王の下にいたアリの中から新しい副王が誕生して集団を維持しつづけようとします。
そのため、シロアリを駆除したい場合は、女王アリや王アリを1匹ずつ駆除するのではなく、巣まるごとの駆除が必要になります。
シロアリの女王が死ぬと、副女王が女王に繰り上がって新しい女王が誕生すると説明しましたが、そもそも最初の女王アリや副女王アリがどうやって誕生するのか気になりますよね。
シロアリは副女王・王アリのほかに、いわゆる「羽アリ」という生殖が可能な時期に巣の外に飛び立つシロアリがいます。
この羽アリが、飛び立った場所で雌雄ペアになることで、新しい女王アリ・王アリとなります。そして、その女王アリ・王アリから生まれたアリたちの中から特定の遺伝子を持ったアリたちが、副女王・副王となって集団を形成していくとされています。
つまり、羽アリが数匹いたら、その近辺でシロアリの巣が形成される可能性があるということなので、家の近くで見かけたら自分の家のシロアリ対策をチェックしておいたほうがいいでしょう。
木造建築の家にとっては天敵のシロアリですが、一部の職業の人にとっては研究対象などとして「シロアリの女王」が人気です。そのため、女王アリを捕まえたいという人が一定数います。
巣の中にいる女王アリを捕まえたいときは、巣を探して巣丸ごとシャベルなどでくり抜く方法が使えます。
別の方法ですと、繁殖期に飛び立った羽アリの中から翅を落とした女王アリが巣を作る前に捕まえるという方法があります。
自由研究の対象として捕まえたいという人もいますが、飼育していたものが逃げ出すとまわりに迷惑になるので管理はしっかりと行いましょう。管理できない人は、別の対象を研究しましょう。
シロアリの女王の生態や捕まえ方についてお話しましたが、「シロアリの女王の最期は悲惨」といわれる理由を最期にご紹介しておきたいと思います。
シロアリの女王は巨大なシロアリ集団を形成するために、その一生のほとんどを交尾と産卵に費やします。
そして、「巣が大きくなって女王の産卵速度が遅くなると、新しい女王が誕生して元の女王は座を下ろされて」最期を迎えます。頑張って巣を大きくした結果、最期に女王の座を下ろされて死ぬため、悲惨といわれているのです。
今回は、シロアリの女王の生態・捕まえ方、シロアリ女王の最期が悲惨と言われている理由などについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
シロアリの女王は、1匹死んでも、巣の中にいる副女王が新しい女王に繰り上がって繁殖を続けます。
また、羽アリは巣を出た後に雌雄でペアを組むと、そのペアがシロアリ女王・王となって大きな巣を作り始めます。
もしも、家の近くでシロアリや羽アリを見つけたときは、自分の家のシロアリ対策が万全にできているか、家の中にシロアリが侵入していないかなどをチェックしてみることをおすすめいたします。
すごく分かりやすかったです
良かったです