さまざまな暮らしに役立つ情報をお届けします。
説明 一般的な1枚ガラスから、合わせガラスに交換しようと思っているけれども、実際のところ性能やメリット・デメリットがよく分からないという人は多いかと思います。また、防犯・防音・紫外線カット・飛散防止などなど、合わせガラスに期待する効果は人によって様々です。そこで今回は、合わせガラスに交換したい人に向けてその効果や交換する費用などについてご紹介したいと思います。
※当サイトは、アフィリエイト広告を掲載しています。
「合わせガラスが良いよ」って知り合いに聞いたけど実際のところ、合わせガラスが何なのかよく知らないという人のために、まずは合わせガラスの基本的なことについてご紹介したいと思います。
合わせガラスは、2枚のガラスを中間膜で接着しているガラスのことをいいます。中間膜には、樹脂膜が使われており物などがぶつかってガラスが割れた場合でも、樹脂膜のおかげでガラス破片が大きく飛び散ることはありません。合わせガラスの場合は、この中間膜を特殊なものにすることで、防犯効果、防音・遮音性能、紫外線カットなどの高機能なガラスにすることができます。
合わせガラスに使われている中間膜によって、ガラスに備わる機能は変わるとご紹介しました。そのため、防犯効果を求めている人は割れにくい中間膜を使っているモノ、防音効果を求めている人は音を吸収する中間膜を使っているモノを選ぶ必要があります。
ガラス交換を検討されている人からよくある質問の中に、「合わせガラスとペアガラスって、どんな違いがあるんですか?」といった質問があります。どちらも2枚のガラスを使用しているのですが、合わせガラスの場合は中間に樹脂膜が入っていますが、ペアガラスの場合は空気もしくはアルゴンガスなどのガスが入っています。(関連記事=>『ペアガラス修理交換割れ替え費用価格!効果とメリット・デメリット』)
それぞれ、製品などによって効果・性能が違うため一概には言えませんが、断熱性を重視されている方はペアガラス、防犯性を重視されている方は合わせガラスを選ばれることが多いようです。
合わせガラスは、樹脂膜のおかげで簡単には割れないため、防犯ガラスとしてよく用いられています。そのため、よく質問されるのが「合わせガラスと強化ガラスって何が違うの?どっちも防犯に使えるの?」です。強化ガラスは、通常のガラスよりも3~5倍ほど強度が高いといわれています。しかし、強化ガラスは防犯には向いていません。
強化ガラスが防犯性に向いていないのは、バールなどの尖ったもので叩くと簡単に割れてしまうからです。人がちょっと躓いてもたれかかった程度では強化ガラスも耐えることができますが、泥棒などが意図的に割ろうとしたら簡単に割れてしまいます。
反対に防犯合わせガラスであれば、ひびなどが入っても強力な樹脂膜のおかげでガラスに大きな穴がすぐに開くことはありません。何度も思い切り叩いて、小さく空いた穴にバールを差し込んで穴を拡大して、やっとガラスを割ることができます。
それでは強化ガラスは何のためにあるのかと思いますよね。強化ガラスは安全性重視の場所でよく用いられています。例えば、学校です。子供たちが走り回るような学校では、子供が転倒してぶつかった際に簡単には割れない強化ガラスを使用しています。
また、もしもの時のために、強化ガラスは人などがぶつかって割れたとしても、大きなガラス破片はでず、粉々になって割れます。そのため、ガラス破片で首や手などを切って大量出血するなどの事故を防ぐことができます。
合わせガラスと似たようなガラスは色々ありましたが、実際合わせガラスにはどのような性能・効果があるのか把握されていますか?「防犯対策くらいじゃないの?」と思っている人は、ちょっとイメージが変わるかと思います。
合わせガラスのうち、ガラスが割れた際にガラス破片が特に落ちにくいガラスのことを”防災ガラス”といいます。地震や台風などが多い日本では、災害時にガラスの破片などによって怪我をする可能性もあります。防災ガラスを使っておけば、地震時のガラス割れで破片が飛び散ったり、台風で物が飛んできてガラスが割れたとしても大きく破片が飛び散ることがないので、大怪我の可能性を防ぐことができます。
また、他のガラスのように後から飛散防止フィルムなどを使わなくてもいいため、フィルムを貼るための費用やメンテナンスの手間などを省くことができます。
合わせガラスの場合は、人がぶつかっても、他のガラスのように貫通することはありません。人がガラスにぶつかって、貫通した場合、窓枠に残ったガラス破片で裂傷を負うことがよくあります。合わせガラスであれば、樹脂膜でガラスが簡単に割れないようになっているため、そういった大きな事故を防ぐことができます。
実は、合わせガラスは紫外線カット率も高くなっています。中間膜のおかげで、紫外線カット率は99%以上と言われています。家具やカーテン、床などの変色防止にも役立ちます。日差しが強く、床が変色されている場合などは、合わせガラスなどの紫外線カット率が高いガラスに交換するといいでしょう。
泥棒が侵入経路でもっともよく選ぶのが、”窓”です。玄関の鍵などのように複雑な構造ではなく、ガラスを割ることができれば簡単に侵入することができるからです。そのため、防犯対策を考えられる場合は、玄関の鍵だけでなく窓にも対策をしておくべきなのです。
実は、合わせガラスの全てが防犯性の高いガラスというわけではありません。使用されている中間膜の種類によって、防犯性の高さは変わってきます。防犯性の高い合わせガラスを調べる際に、メーカーなどのサイトを細かく見て数値比較をするといった方法もあります。
しかし、少し面倒ですよね。そういった場合は、官民合同で防犯性が高いと認定された製品に付けられる『CPマーク(防犯マーク)』を取得した商品かどうかを確認するといいでしょう。CPマークは、泥棒などが侵入に5分以上時間がかかると諦めるという調査結果を元に、侵入に5分以上かかる製品に取り付けられています。防犯性を重視される場合は、このCPマークを目印にするといいでしょう。
合わせガラスは、防音効果も高いと思っている人が多くいらっしゃいますが、実は防音効果は通常の1枚ガラスとほとんど変わりがありません。ただし、通常の中間膜を使った合わせガラスではなく、防音効果のある特殊な中間膜を使ったものであれば防音・遮音効果が高いといわれています。ただ、防音ガラスだけでは不安だという場合は、2重窓(内窓)なども一緒に取り付けられるという人もいらっしゃいます。
防音対策については、音は窓ガラス以外からも出入りするため、ピアノなどの楽器の演奏練習などのために防音を考えられている場合は、窓ガラスだけでなく建物全体で防音対策をされることをおすすめいたします。
実は、合わせガラスは透明なガラス以外にも、中間膜にカラーフィルムや和紙を入れてデザイン性の高いガラスにすることが可能です。お店のガラスなどで、防犯だけでなく、デザインなどもこだわりたいという方に向いています。
合わせガラスは、中間膜にカラーフィルムを入れることによりカラフルなガラスに仕上げることができます。お店などで見かけるスモークグレーや乳白色などの落ち着いた色以外にも、ピンクや水色、緑など派手な色のガラスもあります。色はメーカーや製品によって違ってくるため、思っているような色が希望メーカーで見つからない場合は、他も検討してみるといいでしょう。
駅中や、ビルなどの商業施設では、中間膜に和紙を入れて華やかな空間を演出していることもあります。商業施設だけでなく、デザイナーズマンションや戸建て住宅でも取り入れられることもあります。カラーフィルムと同様に、和紙のデザインなどもメーカーや製品によって異なるため色々探してみるといいでしょう。
合わせガラスは、1枚ガラスに比べて色々なメリットがありますが、デメリットはないのでしょうか?実は、合わせガラスにもデメリットはありますのでご紹介したいと思います。また、メリットについても多すぎて覚えられないという人のために簡単にまとめたいと思います。
合わせガラスは、地震や台風の際にガラスが割れても破片が飛び散りづらい、泥棒にガラスを割られるにくい、目隠しの和紙やカラーフィルムなどのデザイン性に富んでいるというメリットがあります。キーワードでまとめると、防災対策、防犯対策、意匠性が高いといったメリットがあります。
合わせガラスのデメリットは、「他のガラスに比べて費用が高くなる」傾向があることです。2枚のガラスを使うため、1枚ガラスよりも価格は高くなります。また、防犯ガラスや防音ガラス、デザイン性の凝ったガラスなどは、特殊な中間膜を使用するため、その分高くなります。
合わせガラスを使っていると、いつの間にか中間膜に気泡が生じることがあります。中間膜に気泡がでる現象は発泡現象と言われ、ガラスの温度が70℃を超えたあたりから中間膜に発泡現象が生じるとされています。直射日光などが常に当たっていたり、ビルなどに反射する場所に住んでいる人以外でも、この発泡現象に遭遇することがあります。その遭遇する主な原因をご紹介しておきたいと思います。
飛散防止シートや目隠し用のミラーシートなどの、窓ガラスに貼るタイプのシートやフィルムを使っている場合は注意が必要です。シートやフィルムの種類によっては、熱を吸収してしまうものがあり、その吸収された熱でガラスの温度が通常時よりも高くなってしまい、発泡現象が生じることがあります。
合わせガラスとよく勘違いされる、複層ガラスにシートやフィルムを貼っていると、熱割れしやすくなります。合わせガラスではなく、複層ガラスを選ばれた場合はシートやフィルムなどをガラスに貼らないように注意しましょう。(関連記事=>『家のガラスの割れ方別の原因と対策!割れないよう防止する方法』)
通常の1枚ガラスから合わせガラスに交換する人は、どんな人が多いのか気になる人もいるかと思います。人によって交換するタイミングなどは様々ですが、「泥棒にガラスを割られてしまったので、防犯ガラスに交換したい」といった人は多くいます。ただし、防犯ガラスは通常の1枚ガラスよりも費用が高くなるため、見積りを見て今まで使っていた1枚ガラスを選ばれる人も多くいらっしゃいます。
よくある間違いですが、断熱・遮熱効果や防露対策を重視したい場合は、複層ガラスがオススメです。合わせガラスは複層ガラスのように、2枚ガラスを使っていますが、中間が樹脂膜でぴったり2枚のガラスがくっついているため、複層ガラスのように空気やガスなどの気体の層はありません。そのため、通常の1枚ガラスのように熱の移動が起こります。
もしも、断熱・遮熱・防露対策と防犯対策を一緒にしたいという場合は、防犯合わせガラスのように片側が1枚ガラスでもう片方が合わせガラスといった複層ガラスを検討されてみるといいでしょう。
合わせガラスの場合は、ガラスだけでなく使用されている中間膜の種類によって値段が大きく変わります。特殊なものであれば、より値段が高くなります。そこに作業費や出張料などが加わるため、依頼するガラス屋によって交換にかかる費用は異なります。安いものでも、大体3万円~としているところが多いですが、現地で見積りを行うまでは正確な料金は分からないため、見積り無料の業者を複数呼んで見積りを比較してから交換するのがおすすめです。
中間膜の種類はもちろんですが、ガラスのサイズや希望のメーカーや製品などによって料金は異なります。小さい窓とリビングの窓では、サイズが全くことなりますよね。また、サッシの種類によっては、サッシ交換が必要になることもあり、料金だけでなくそういった作業ができるのかといったことも見積り時に確認する必要があります。
ガラス交換は現地見積りで正確な料金が分かりますが、お金の準備もあるため、ある程度料金相場や費用の目安を知りたいかと思います。そこで、当サイトの運営者である生活救急車で合わせガラスを交換した実例をもとに、交換にかかる費用を一部ご紹介したいと思います。(関連記事=>『家の窓ガラス割れた!修理・交換・割れ替え費用いくら?処置方法』)
いかがでしょうか、通常の窓の1枚ガラスが2万~3万円前後のため、それに比べると高く感じられるかと思います。そのため、急なガラスの割れ替えで「ついでだから」と交換しようと思っている人は、きちんと考えてから交換されることをオススメいたします。
よくある間違いで、お電話でペアガラスを使っていると伺って現場に向かうと合わせガラスだったということがよくあります。また、その反対もよくあります。詳しくない人だと、見た目だけでは判断が付かないこともあります。しかし、当社は現地見積りのみご対応しており、出張見積りは基本無料のためガラスに詳しくない人もお気軽にお電話ください。
生活救急車の場合は、出張修理業者でよくある「出張料や見積り料」などは基本的に無料でご対応させていただいております。「基本」としているのは、高速道路などの有料道路を使用する際は、その実費をいただくため「基本」とさせていただいております。また、費用が発生してしまう場合は事前にお客様に許可をいただいてから見積りを行うため、いきなり家に到着して料金を請求することはありませんのでご安心いただければと思います。
今回は、合わせガラスのメリットやデメリット、他のガラスとの違いなどについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。合わせガラスは、防犯や防災に向いているガラスのため、リビングやベランダなどのガラスに向いています。中間膜の種類によって効果が変わってくるため、合わせガラスに交換する際はどんな効果の中間膜を使うのかしっかりと調べてから交換するようにしましょう。ガラスのことならガラス修理やガラスリフォームの出張ガラス屋のガラスの生活救急車へ。