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家のガラスの割れ方別の原因と対策!割れないよう防止する方法

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家のガラスの割れ方別の原因と対策!割れないよう防止する方法

説明 ガラスが割れてしまうと、「どうして割れてしまったの?」と疑問に思うことがあるかと思います。目の前で物がぶつかったり、人が転んだりして割れたのではなく、いつの間にか割れていた、いきなりヒビが入ったという場合はびっくりしますよね。また、同じようなことが起こらないように原因を知って、対策をしておきたいと思います。そこで今回は、ガラスが割れる原因とガラス割れ防止対策についてご紹介したいと思います。

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ガラスが割れる原因について

ガラスは物がぶつかる以外にも、太陽光の熱や、ガラス内部のワイヤーが原因で割れてしまうことがあります。一度ガラスが割れてしまった後で、ガラス割れ防止対策をしようと思っている人は、きちんと原因を調べることから始めましょう。

※ガラスが割れて交換や後処理で悩んでいる人は下記の記事もおすすめです。

>>>家の窓ガラス割れた!修理・交換・割れ替え費用いくら?処置方法

衝突によるガラス割れ

物がガラスに衝突すると、ガラスが割れてしまうことがあります。「そんなの当たり前でしょ」と思う人もいるかと思いますが、物がぶつかる原因は様々あります。

台風や強風で物が飛んできた

「まさかウチの家が・・・」と思われる原因で多いのが、台風や強風によるガラス割れです。まさか物が飛んでくるとは思わず、対策をしていなくてガラスが割れてしまったという人は多くいます。雨戸などがあれば、それを閉めるだけでも充分な対策になりますが、最近は雨戸がない家の方が多いかと思います。

野球のボールなどが飛んできた

球技の練習場や河川敷の近く、公園の近くなどでは、ボールが飛んできて窓ガラスが割れてしまったということがよくあります。高いネットなどがあったり、場所が離れていると思っていてもボールが飛んできて割れてしまうことはあります。

バールでガラスを割られた

泥棒などが不正侵入でよく使う道具の一つに「バール」があります。バールはドアのこじ開けに使われるだけでなく、窓ガラスを叩き割るのにも使われます。強化ガラスでも、バールの尖った部分で簡単に粉々に割れてしまいます。

割れ方の特徴

物が衝突したガラス割れの場合、割れ方に特徴があります。ボールなどのモノが当たった場合は、ガラスのぶつかった箇所を中心に放射線状のひびがたくさん入ります。バールなどで無理やり割られた場合は、不規則な割れ方をしていることが多いため、もしも割れ方に不審な点がある場合は警察などに相談することをおすすめいたします。

熱割れとは

熱割れとは、冬場に起こりやすい自然現象です。窓のエッジ(サッシに触れているガラスの端っこ)部分が冷えている状態で、直射日光などが窓ガラスに当たるとエッジ部分と中心部分で温度差が起こります。日光が当たっている部分は温度が上がって膨張し、その膨張が原因でガラスにひびが入るのが熱割れです。

熱割れの割れ方

熱割れの場合も分かりやすい特徴があります。熱割れは窓のエッジ部分から細い1本もしくは2本のひびがスッと伸びています。エッジ部分からひびが伸びている場合は、熱割れの可能性が非常に高いので覚えておいてください。

経年劣化によるガラス割れ

実は、経年劣化が直接の原因でガラスが割れるということは稀です。ガラスも全く劣化しないという訳ではありませんが、科学的に安定しているため劣化しにくいといわれています。しかし、「お隣の人は経年劣化でガラスが割れたって言ってたけど。」と言う人もいるかと思います。その場合は、下記の2つのどちらかが原因かと思います。

熱割れ

先ほどもご紹介いたしましたが、ガラスは熱割れで割れてしまうことがあります。その熱割れが起こるタイミングが、何年か経ってからという人がいるため、経年劣化で割れたと勘違いされることがあります。加湿器を窓近くに置いていたり、ミラーフィルムや飛散防止シートなどを網入りガラスや複層ガラスに使っていると、数年で熱割れしてしまうこともあります。

錆び割れ

網入りガラスは、ガラスの中に金属のワイヤーが入っていますが、これが錆びることでガラスが割れてしまうことがあります。この場合は、ガラスというよりもワイヤーの経年劣化が原因です。ワイヤーが錆びることで膨張し、ガラスが膨張に耐えられなくなって割れてしまいます。

ガラスに衝撃が加わって割れる場合の原因と対策

ガラスに物や人がぶつかって割れたり、バールなどで無理やり割られないようにするために出来る対策があります。よくあるガラスが割れる原因別に対策をご紹介いたします。

子供や高齢者の転倒

実はガラス割れの原因で、子供や高齢者がガラスに突っ込んでいって割れてしまったというトラブルはよくあります。ガラス屋に電話される方自身は無事な場合が多いのですが、中には家族が病院に入院しているということもあります。

大怪我に繋がる

男性などの体重が重い人の場合、一枚ガラスなどの割れやすいガラスに突っ込むと、ガラス破片で裂傷を負うことが多くあります。学校などでよく使われている強化ガラスであれば、通常のガラスより割れにくく、もし割れたとしても粉々になるので一枚ガラスよりも安全です。危なそうな箇所は、強化ガラスにしておくと少し安心です。

玄関のガラスに突っ込む人も多い

よく人が転倒してガラスが割れる場所に、「玄関」があります。ご高齢の方に限らず、靴を履いているときや、段差を降りるとき、立ち上がって歩きだすときに玄関扉横の小さいガラスに突っ込んで手や腕を切ってしまったという人がよくいらっしゃいます。玄関のガラスは、日中外から光を取り入れるのに役立つこともありますが、不安な場合はガラスを別のものに替えたりといった対応も検討するといいでしょう。

転倒割れを防ぐ対策

転倒割れを防ぐ対策としては、ガラスを強化ガラスなどの割れにくいガラスに交換するのがおすすめです。強化ガラスは、通常のガラスよりも3~5倍強度があるといわれています。ただし、防犯対策としてはやや難ありです。バールなどの尖ったもので突かれると簡単に粉々に割れてしまいます。防犯性も重視したい場合は、防犯性の高い合わせガラスがおすすめです。

台風などの強風で物が飛んでくる

台風などの強風や近くの球場や公園などからボールなど、物がいきなり飛んでガラスが割れることもよくあります。「まさか自分の家が被害に遭うとは思わなかった」という人が多いので、しっかりと準備しておきましょう。

まさか飛んでくるとは思わなかった

何度もしつこくなりますが、電話で受付をしていると「まさか、自分の家に飛んでくるとは思わなくて!」と驚いていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。実際、窓に物がぶつかるという経験をする人はそれほど多くはありませんが、全くないという訳ではないため対策をしっかりとすることをおすすめいたします。

台風が直撃していると業者の手配が困難

台風が直撃している時にガラスが割れてしまうと、業者の手配が非常に困難になります。特に、人気の業者はすぐに予約が埋まってしまいます。そのため、台風が来る前に予め対策をしておくのがベストです。

もし仮に台風が直撃しているときに業者を手配しようと電話した場合に「見積りには伺えますが、作業は後日になります。」と言われた場合でも、見積りだけは先にされておくことをおすすめします。というのも、台風が終わったあともガラス割れ替えの依頼が集中するためです。その割れ替え自体も、既に見積りが済んでいる人や、台風の際に予約をしている人が優先されるため、先に見積りだけでも完了しておくと早めに直してもらえる確率が高くなります。

そのため、予約だけでもいいので早めにガラス屋に電話されることをおすすめいたします。

台風などで物が衝突するガラス割れを防ぐ対策

物の衝突によるガラス割れを防ぐ対策としておすすめしたいのが、雨戸や窓格子の取り付けです。野球場や河川敷の近くに住んでいらっしゃる人は既に、窓格子を取り付けていらっしゃる人が多いかと思います。

雨戸については、昔ながらの木製の引戸をイメージする人もいるかと思いますが、ちゃんとシャッターなどの現在の景観に沿った雨戸もありますのでご安心ください。デザインや種類などが色々あるため、取り付けを考えている人は早めに動かれることをおすすめいたします。

泥棒などの不正侵入

自然災害や突発的な事故ではなく、泥棒などが窓ガラスを割って不正侵入することもよくあります。実は、泥棒の侵入経路で一番多いのが窓からの侵入です。先ほどの強風などで物が飛んでくる例と同じように「まさか、ウチが入られるなんて!」ということが多いので事前に対策を打っておくことをおすすめいたします。

バールなどで割られる

泥棒がガラスを割る際は、テレビドラマなどで時々見る三角割り(ドライバーなどで三角に割ること)をイメージされる人が多いかと思います。実は、三角割りは日本独特の泥棒が使う手口で、音が出にくいためよく使われています。その次に多いのが、バールでの打ち破りです。大きな音が出るため閑静な住宅街ではあまり使われませんが、線路沿いや繁華街の近くなど音の多い場所に侵入する際に短時間でガラスを割ることができるのでよく用いられます。ちなみに、網入りガラスの場合は、一般的なフロートガラスに比べて割れるときに出る音が小さいと言われています。網入りガラスは防火にはいいですが、防犯には向いていないので注意しましょう。

強化ガラスよりも防犯ガラス

よく勘違いされている方が多いのですが、強化ガラスは防犯には向いていません。強化ガラスは学校などでよく使用されていますが、その理由は「通常のガラスよりも割れにくくて、割れても安全な設計」だからです。強化ガラスは通常のガラスよりも3~5倍ほど強度があるといわれていますが、バールなどの尖ったもので叩くと簡単に割れてしまいます。また、割れる際は粉々になって割れるため破片で怪我をしにくいというのが学校などの安全を重視する施設で重宝される理由の1つです。

その反面、泥棒などの侵入対策には向いていません。泥棒の侵入対策を強化したいという場合は、防犯ガラスなどのバールでの打ち破りなどを想定して作られたガラスを使用するのが一般的です。

防犯ガラスと補助錠の2重対策

泥棒は家に侵入する際に下見をよく行います。その下見で泥棒のターゲットから外れるためには、防犯ガラスと補助錠の2重の対策をしておくのが効果的です。防犯ガラスはバールで叩いても割れるまでに数分かかります。また、強化ガラスや一枚ガラスなどのように広範囲が一気に割れるということはないため、通常の鍵の他に補助錠を取り付けておくと、万が一ガラスが割られ通常の鍵が開けられても、もう一個の鍵で侵入を防げる可能性があります。

防犯対策は、事前の下見で侵入を諦めさせることと、警察の到着や回りの住人が泥棒に気づくまでの時間をいかにして作るかが重要です。しっかりと対策されることをおすすめいたします。

自然にガラスが割れる場合の原因と対策

自然にガラスが割れてしまう熱割れと錆び割れも、ある程度注意することで事前にガラスが割れるのを防ぐことができます。

ガラスの熱割れ原因

ガラスの熱割れの原因は、エッジ(ガラスの端)部分とガラス中央部分の温度差によって起こります。その温度差が生まれる原因が、結露と目隠しシートやフィルムの使用です。

熱割れは冬の朝から昼にかけてよく起こりますが、それは結露によってエッジ部分に水が溜まり、直射日光によってガラスの中央部分が熱くなるからです。窓全体に日光が当たっていても、エッジ部分には結露によって発生した水が溜まっているので中央部分との温度差が広がりやすいのです。

また、目隠しシートやミラーフィルムなどのガラスに貼り付けられるシート・フィルムの使用は、貼り付けている部分とサッシに埋もれているガラス部分との温度差が生まれることで熱割れが起こりやすくなります。

熱割れを防ぐ対策

結露がひどい場合は、朝に結露を拭いておくと熱割れを予防することができます。また、結露以外にも暖房器具の風が当たったり、ガラスの前に家具を置いていると熱が溜まりやすくなるので直接風があたらないようにする、家具はガラス前から移動させるといった対策で熱割れを予防することができます。

フィルムやシートなどは、目隠しやガラスが割れたときの飛散防止目的で付けられる人が多いかと思います。可能であれば、ガラスをすりガラスや強化ガラス、防犯ガラスなどに替えるのがおすすめですが、費用的に難しいのであれば、複層ガラス専用のフィルムやシートを使ってみるといいかもしれません。

ガラスの錆び割れ原因

網入りガラスの場合に起こる錆び割れは、ガラス内部のワイヤーが錆びることで膨張し、ガラスが耐え切れなくなって錆び割れが起こります。ガラス内部のワイヤーが錆びる原因は、雨や結露の水です。この水対策をすることが、錆び割れ予防に繋がります。

錆び割れを防ぐ対策

雨や結露の水が、ガラス内部のワイヤーに触れないようにするためには、サッシにはめ込むパッキンの管理が必要です。パッキンも消耗品のため、年数が経つと劣化して弾性がなくなります。弾性がなくなると、サッシに隙間ができて雨や結露の水が入り込み、ガラス内部のワイヤーが濡れて錆びが起こり、最終的に錆び割れが起こります。そのため、数年したらパッキンを交換するか、網入りガラス以外の防火基準を満たしたガラスに交換するのがおすすめです。

ガラス割れ防止フィルムやシートを使った対策

ガラスの交換はちょっと費用的に難しいという場合は、CP認定の防犯フィルムを使うや飛散防止シートを使うという方法もあります。網入りガラスや複層ガラスの場合は、フィルムやシートを使うことで熱割れのリスクが高まるためおすすめできませんが、そのほかのガラスの場合には検討されてもいいかと思います。

CP認定の防犯フィルム

CPとは、Crime Prevention(防犯)の略です。「泥棒などが侵入に5分以上かかれば7割が諦める」という調査結果を元に、官民合同で、その防犯効果のある製品に対してCPマークを取得できるようになっています。

ホームセンターなどで安い防犯フィルムがあり、「鍵の部分にだけ貼っておけばいいか」と小さいフィルムを購入する人が多くいますが、意味がありません。窓全体を割れば鍵を開ける必要はなく、器具を使えばフィルムを貼っていないところを割って、鍵を開けることも可能です。そのため、防犯フィルムなどを使う際はCP認定された製品を使うことをおすすめいたします。

飛散防止フィルムやシートは飛び散りを防ぐ

ガラス割れ防止とは少し違いますが、ガラスが割れてしまった際に、ガラスが飛散してしまうのを防ぐフィルム・シートがあります。それが、飛散防止フィルム(シート)です。飛散防止フィルムの中には、断熱や紫外線カットなどの機能を備えたものもあるため、冬場の寒さや日焼けが気になる人は検討されてみてはいかがでしょうか。

割れない効果的な対策は強化ガラスや合わせガラス

物がぶつかったり、不正侵入でガラスが割られるのが心配という場合は、強化ガラスや合わせガラスを使った対策が効果的です。強化ガラスはバールなどで簡単に割られてしまいますが、それでも通常の一枚ガラスよりも強度があるため小さい子供が軽くぶつかった程度ではほとんど割れることはないでしょう。

合わせガラスは、2枚以上のガラスを樹脂で接着しているため、ガラスが万が一割れても破片などが落ちにくい構造になっています。防犯対策にも使えるため、小さいお子様が一人で留守番されるご家庭にもおすすめです。

まとめ

今回は、ガラスが割れる原因と原因別の対策などについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。ガラスにも色々な種類があるため、今使っているガラスで不満がある場合は、新しいガラスに交換するというのもいいでしょう。ガラスの種類によって、強度や割れやすくなるといった特徴が異なるため、事前にしっかりと調べてから交換されることをおすすめいたします。

生活救急車 編集部
生活救急車 編集部
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窓ガラスは物があたった時だけ割れると思っていました 勉強になりました

築30年を超えたマンションに居住していますが、最近の気象状況を見ると風雨が以前に比べて強力になっているようなので、台風等に備えるために参考になりました。

熱割れ、鯖割れ等が原因とは!初めて知りました。