さまざまな暮らしのトラブルを自分で解決する方法を紹介。
説明 数年前までは、ガラスは雨風を凌ぐだけのものでしたが、今では紫外線まで防いでくれるようになり、家を建てる際にどんなガラスにしようか迷った人も多いかと思います。また、本当はUVカット効果の高いガラスにしたかったけど、費用面で諦めたという人もいるかと思います。そこで今回は、紫外線をカットするためのUVカットの方法について紹介したいと思います。
今回紹介するなかで、一番お手軽なのが「UVカットフィルム」を窓に貼る方法です。フィルムというと、「糊などでべたべた貼らないといけないのでは?」と思いますよね。たしかに、糊で貼るフィルムもありますが、水を吹きかけて貼るタイプのフィルムもきちんとあります。
UVカットフィルムの嬉しいところは、値段が安く、自分で貼り付けできることです。ただし、水を吹きかけるタイプは剥がれたり、平面板ガラスでないと貼り付けられないことがあるため、注意が必要です。
UVカットカーテンと聞くと、光を遮断する厚手のカーテンを想像していませんか?実際は、そんなことはなく、光を多く取り入れられるレースタイプのカーテンがたくさんあります。インテリア会社や通販サイトなどでも、色々なデザインのものがあるため、お部屋の模様替えを考えている人などは一度確認してみてはいかがでしょうか。
注意点としては、モノによっては、光を遮断してしまって部屋が思っていたよりも暗くなってしまうことがあります。そのため、気になる人は店舗でどのくらいの厚さなのか、どれくらい透過するのかを確認されることをおすすめいたします。
費用面で一度は諦めたけど、フィルムを別途貼ったり、カーテンを使ってのUVカットはいまいち・・・という場合は、合わせガラスへの交換を検討してみてはいかがでしょうか。
実は、ガラス自体に紫外線をカットする効果があるのではなく、合わせガラスの中間膜に紫外線の吸収剤が入っているため、紫外線をカットすることができるのです。ガラス業界では有名ですが、合わせガラスは紫外線を99%以上カットするといわれています。
他の2つの方法よりもお値段が高くなりますが、高いUVカット効果を得たいという方は、一度お見積りを取られることをおすすめいたします。
紫外線とは、380nm(ナノメートル)の波長の光のことをいいます。人の目にはみえませんが、殺菌作用を持っていたり、化学の実験などで分光光度計という分析機に使用されることがあります。
よく、家具や床の変色は紫外線が原因と思っている人がいますが、実は100%紫外線が原因とは言えないのです。可視光線(人の目で見える光)や湿度などによる影響もあるのです。そのため、紫外線をカットしても家具や床の変色を100%防ぐことはできないのです。
紫外線というと、皮膚がんや肌の老化などで悪いイメージが強いですが、役に立つこともあります。例えば、学校で習った植物の光合成には紫外線は必要です。
また、人間の体でも、ビタミンDという骨をつくる微量栄養素を作るためには日光が必要になります。ビタミンDが不足すると、骨粗しょう症などにもなるため、適度に日光を浴びることをおすすめいたします。
ガラスのUVカット対策には、UVカットフィルム、UVカットカーテン、合わせガラスへの交換といった対策があります。それぞれ、値段や手軽さを考えている人はUVカットフィルム、模様替えなどを考えている人はUVカットカーテン、高い効果を得たい人は合わせガラスへの交換がおすすめです。