さまざまな暮らしのトラブルを自分で解決する方法を紹介。
説明 子供がちょっと目を離した隙に、とんでもないことをしていた経験はありませんか?食べ物や飲み物をひっくり返していたり、壁に落書きをしていたりなどなど。これくらいなら、まだ片付ければ済みますが、例えばガラスにボールやおもちゃをぶつけてしまった場合は、ガラスが割れて怪我に繋がる可能性があります。今回は、そんな事故に備えてガラス飛散防止フィルムについてご紹介したいと思います。
飛散防止フィルムは、地震の際や物をガラスにぶつけてしまった際にガラスが飛び散るのを防いでくれるフィルムです。製品によっては、UVカットや結露予防といった付加価値がついているフィルムもあります。
飛散防止フィルムと防犯フィルムは、どちらもガラスが飛散しにくくしてくれるため、違いがよく分からないかと思います。大きな違いとしては、防犯フィルムは飛散防止だけでなくハンマーなどで叩いても「穴が空かない」ようにしてくれる効果があります。
飛散防止フィルムが飛散を防ぐだけですので見劣りするかもしれませんが、その分、値段も高くなります。
飛散防止フィルムは窓ガラスだけでなく、食器棚や姿見などのガラスにも貼ることができます。外と通じている窓ガラスは防犯フィルムにして、食器棚や姿見、家の中の扉についているガラスなどは飛散防止フィルムにするといった使い分けをするといいかもしれません。
飛散防止フィルムは、初めて貼る人にとっては難しい作業です。フィルムが途中で丸まってしまったり、上手くくっつかない、空気が入ってしまったなどの失敗はよく起こります。作業をする際は、事前に工程を覚えて、ゆっくり落ち着いて作業をするようにしましょう。
飛散防止フィルムを貼る際は、下記の道具を用意しましょう。
飛散防止フィルムを貼る際は、下記の手順で作業をします。
まず、フィルムを貼る面をキレイに掃除しておきます。ホコリや汚れがついていると、フィルムの接着力が落ちる、汚れが目立つといった問題が起きてしまうので注意しましょう。
メジャーを使ってガラスの長さを測り、定規とカッターを使ってフィルムをカットしていきます。フィルムをカットする際は、新聞紙を数枚敷いて台紙代わりにしましょう。
フィルムを貼り付ける際に使用する霧吹きの準備をします。霧吹きの中に、中性洗剤2~3滴と水200mlを入れて混ぜ合わせておきましょう。
飛散防止フィルムの接着面には糊がついています。最初は、その面に保護フィルムがついているので外します。この際、フィルムが丸まらないように注意しましょう。フィルムが大きい場合は、2人で作業するといいでしょう。
「3.霧吹きの準備」で作った液体を、飛散防止フィルムの接着面に吹きつけます。このとき、霧吹きの量が少ないと貼り付けた後にシワが残りやすいので注意しましょう。ここでも、フィルムを持つ人と霧吹きする人で、2人いるとやりやすいです。
飛散防止フィルムをなるべく気泡が入らないように、慎重に貼り付けていきましょう。気泡ができている場合は、ヘラを使ってフィルムの外側に押し出しましょう。
飛散防止フィルムは慣れた人であれば、一人で貼ることも可能ですが、初心者の人や大きいフィルムを貼る場合は2人でやるといいでしょう。保護フィルムを外した後に丸まってしまうと、そのフィルムが使えなくなってしまうこともあります。そういった失敗を防ぐためにも、2人でやることをおすすめいたします。
今回は、ガラス飛散防止フィルムの貼り方についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。地震や物をぶつけてしまってガラスが割れた際に、二次被害を防ぐのに飛散防止フィルムは役に立ってくれます。小さいお子様がいるご家庭などでは、お子様のイタズラによってガラスが割れた際に、お子様を守ってくれる手段にもなりますので、事故防止のために貼ってみてはいかがでしょうか。