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説明 シロアリの活動時期がわからなくてお困りではありませんか?ハチなどほかの害虫には活動時期がありますが、シロアリ対策は時期に関係なく行う場合があります。そこで今回は、シロアリの活動時期や発生しているかもしれないときの対処法などについてご紹介いたします。
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シロアリの活動時期がわからなくてお困りではありませんか?
ハチなどほかの害虫にはある程度決まった活動時期があるので、『シロアリも同じように活動時期に合わせて対策すべき?』という疑問を持つ人もいるかもしれません。
しかし、シロアリ対策では時期に関係なくすぐに対策したほうがよいことも多いので注意が必要です。
そこで今回は、シロアリの活動時期や発生しているかもしれないときの対処法などについてご紹介したいと思います。
シロアリは建物の床下などに巣を作って木材を食害するため、発生しないように点検や対策を行ったり、発生した場合はなるべく早く駆除を行うことが大切です。
しかし、はじめてシロアリ対策をする人は『シロアリの被害はいつ気をつければいいのか』『対策はどのタイミングで始めればいいのか』などわからないことも多いと思います。
そこでまずは、シロアリの活動時期などについてご紹介いたします。
シロアリには決まった活動時期がなく、基本的に1年中活動しています。
気温が低いときは暖かいときに比べて活動がにぶくなることがありますが、冬眠することはありません。また、最近は暖房や断熱の性能が上がっているため、一年中活動ペースが変わらない場合もあります。
シロアリは普通のアリと同じように女王アリだけが繁殖を行いますが、繁殖期はなく通年で産卵を行って数を増やし続けます。
そのため繁殖ペースが非常に早く、放置するとどんどんシロアリが増えて建物への被害も大きくなるおそれがあるので、シロアリの発生や被害を確認した場合はなるべく早めに対策を行うことが重要です。
シロアリは暖かくなると活動が活発になり、とくに5月~7月前後に食害や大量発生の被害が集中することもあります。
シロアリの被害が拡大すると建物の劣化が進行したり、数が増えて駆除作業が大変になることもあるので、なるべく活動が活発になる前に予防や駆除対策を行うのが理想的です。
『予防・防除』など緊急性のないシロアリ対策を行う場合は、暖かくなりだす『3月ごろ』を目安に始めるのがおすすめです。
先ほど、シロアリには決まった活動時期がなく、基本的に1年中活動していることをご紹介させていただきました。
ただし、シロアリが新しい巣を作るときに発生する『羽アリ』については、特定の時期でよく見られるようになります。
羽アリの発見で建物に侵入していたシロアリに気づいたり、羽アリの侵入を防止してシロアリに住み着かれるのを未然に対策しやすくなる可能性があるので、『シロアリの羽アリの発生時期を知っておく』こともシロアリ対策に効果的です。
そこでここからは、シロアリの羽アリの発生時期や、種類の見分け方などについてご紹介したいと思います。
シロアリは1年中産卵を行って数を増やしていきますが、シロアリが増えすぎると巣がいっぱいになります。
数が増えすぎると巣のバランスが保てなくなるため、いっぱいになった巣からは一部のシロアリが『羽アリ』になって巣から出ていき、別の住みか(巣作り場所)を探しに行きます。
この習性は『群飛』と呼ばれていますが、産卵・繁殖とは異なり群飛のタイミングについてはある程度時期が決まっています。
羽アリにはシロアリだけではなく『クロアリの羽アリ』も存在し、種類によってはシロアリと同じ時期に羽アリが発生するものもいます。
『クロアリの羽アリ数匹が外を飛んでいる』程度なら人間に被害が及ぶことはないので、放置していても問題ないでしょう。
シロアリとクロアリは名前は似ていますが実は全く別の種類の昆虫なので、それぞれの特徴を把握しておけば自分で観察して見分けられる可能性があります。
シロアリの羽アリ | クロアリの羽アリ | |
---|---|---|
触覚 | 数珠状でまっすぐ |
「く」の字に曲がっている |
胴体(腹)の形 | くびれがなく、細長い |
おなかの部分がくびれている |
羽 | 前後の羽が同じ長さで、羽が取れやすい |
後ろの羽のほうが短い |
発生時期 | 4月~5月、または5月~7月 |
夏から秋にかけて(種類によって異なる) |
自分で判別がつかない場合は、羽アリを捕獲して業者に見せて特定してもらう方法があります。
アリの種類がわからないまま自分で対策を行うとあまり効果がなかったり、逆効果になるおそれがあるため、不安なときは害虫駆除の業者に相談してみましょう。
シロアリの羽アリが発生する時期はおおよそ『4月~7月』の間となっています。
日本に生息するシロアリで建物を食害する種類は『3種類』いますが、それぞれ羽アリの発生時期が異なるため『羽アリを見かけた時期』から種類を特定できる場合があります。
羽アリの発生からシロアリの種類を判別するときは、下記を参考にしてみてください。
ヤマトシロアリ | イエシロアリ | アメリカカンザイシロアリ | |
---|---|---|---|
羽アリの発生時期 | 4~5月(昼間) |
6~7月(夜間) |
6~10月(暖かい昼間) |
外見の特徴 | 頭が黒く、灰色~黒っぽい羽 |
頭や胴体は赤茶っぽい色、羽は薄茶色 |
頭や胴体は赤茶色・羽は黒っぽい色 |
補足 | 日本に最も多く生息するシロアリ。 乾燥に弱く、湿った木材を好む |
1つの巣に対してのシロアリの数が多く、食害のペースが早い。 湿った木材・乾燥した木材の両方を食害する |
輸入家具や輸入木材などにまぎれていることがある。 1つの巣に対してのシロアリの数が少なくばらけていて、駆除が難しい |
※地域(気候や気温のちがい)によって発生時期が前後する場合があります。
シロアリの羽アリが発生する時期に、1~2匹の羽アリが外を飛んでいたり屋内に侵入している場合、巣から離れて新しい巣作り場所を探している可能性があります。
床下などに侵入されると巣を作られるおそれがあるため、数が少なくても殺虫剤などで駆除しておきましょう。
また、シロアリの羽アリが大量に発生していたり、シロアリの羽がたくさん落ちている場所にはすでに新しく巣ができている可能性があるため、調査や駆除を行うことをおすすめいたします。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
シロアリの羽アリが発生する時期では、シロアリが地中や木材などから出てきて移動・活動を行うためシロアリの発生を見つけやすくなります。
しかし、シロアリは1年中活動しているので、羽アリの時期まで対策を行わないでいるとその間に建物の食害・劣化が進んでしまう可能性があります。
羽アリの発生時期に関係なく、『シロアリがいるかもしれない』と思ったその時点からできるだけ早めに調査や点検などを行うことをおすすめいたします。
シロアリが羽アリになって外に飛んでいっても、すべてのシロアリが建物から出ていったわけではありません。
いっぱいになった巣からは大量の羽アリが出ていきますが、あくまで『巣にいる一部のシロアリ』だけで、もともとの女王アリは建物にとどまったまま繁殖を続けます。
一度建物に住み着いたシロアリは木材を食べつくすまで自然にいなくなることはほとんどないため、羽アリが出ていった場合でも必ず駆除を行うことをおすすめします。
シロアリは昆虫の中でも比較的寿命が長く、普通のアリ(職アリ)でも長くて数年、繁殖を行う女王アリや王アリは10年以上生きることもあるといわれています。
また、女王アリが死亡すると普通のアリが新しい女王アリになり替わるため、『繁殖係のシロアリが寿命で死んで自然にいなくなる』ことはないと思ったほうがいいでしょう。
シロアリは基本的に1年中活動しているため、どの時期でも『シロアリがいるかもしれない』と気がつく可能性は十分にあります。
また、羽アリの発生時期にシロアリの羽アリを見つけたり、羽アリの痕跡があった場合はシロアリが侵入している可能性も考えられます。
『シロアリが家にいるかも』と思うと焦ってしまいますが、まずは駆除に必要な準備から始めてみましょう。
ここからは、シロアリの発生が疑われる場合の対処法についてご紹介したいと思います。また、『シロアリ・羽アリを見つけたので駆除がしたい』場合の対処法は、下記でご紹介しております。
>>>業者にシロアリ駆除を依頼した場合の作業内容・費用を紹介
シロアリは床下や床材の下など、普通に生活しているだけでは確認する機会のない場所に巣を作って活動しているため、個人で発生箇所を特定するのが難しい場合があります。
そのため『まだシロアリがいるかどうかわからない』といった段階でも、専門の業者に相談して点検や調査を依頼されることをおすすめいたします。
『シロアリがいると口頭で伝えられただけでは不安』という場合は、現場の写真撮影などをお願いしておくと納得しやすくなると思います。
点検の結果、シロアリの発生が確認されたときは、その場で駆除作業を依頼したり予約を取ることができる場合もあります。しかし、費用が気になるときは『見積もりだけ取っておく』方法がおすすめです。
見積もり時に受け取る見積書では作業内容や費用の内訳・総額を確認できるので、複数業者の見積書を比べることで相場や作業方針を比較しやすくなります。
見積書の内容を吟味して、作業内容に納得できた業者に改めて依頼を行うとより安心できると思います。
シロアリを自分で見つけることができればすぐに駆除に移ることができますが、シロアリは床下や地下など目につきにくい場所で活動していることがほとんどです。
自分でシロアリの発生をチェックする場合は、『シロアリ被害の症状』や『シロアリが活動したときの痕跡』などから調べる方法があります。
チェック方法 | ポイント |
---|---|
活動しているシロアリを直接確認する | 浴室や庭の枕木など、目視できる範囲でシロアリの発生をチェックする |
シロアリが活動したサインを調べる |
|
木材のきしみ・床鳴りを調べる | 床を歩いたときにギシギシと音が鳴ったり、柱を押してみるときしむ音がする |
木材の空洞音を確認する | 柱など建物の木材を叩いたときの音を比べて、他より『軽い音』が聞こえるかどうかをチェックする |
シロアリを確認できなかった場合でも、シロアリによる食害などの症状がみられるときは業者に相談して調査や防除などを依頼されることをおすすめいたします。
シロアリは自然にいなくなることはなく、放っておくと木材や建物への被害が進行するおそれがあります。
そのため、点検や調査でシロアリの発生を確認した場合はできるだけ早めにシロアリの駆除を行いましょう。
シロアリの本格的な駆除は専門の駆除業者に相談されることをおすすめしておりますが、業者に依頼する場合は『どんな作業をするのか』『料金体系はどうなっているのか』などがわからなくて不安という人もいるかもしれません。
そこでここからは、業者にシロアリ駆除を依頼した場合の作業や費用などについてご紹介したいと思います。
シロアリ駆除業者のホームページでは、駆除費用を『㎡(平米)単価』や『坪単価』で表記しているところが比較的多いようです。
たとえば駆除費用が『5,000円/1坪』と表記してある業者に30坪の建物のシロアリ駆除を依頼した場合、『5,000円×30=15万円』が実際の料金になります。
上記のような料金体系の業者では、基本的に『施工面積が広くなるほど、料金相場が上がる』と考えておきましょう。
業者によるシロアリ駆除のやり方は、おもに『バリア工法』と『ベイト工法』の2種類があります。
それぞれの作業方法の特徴は、下記を参考にしてみてください。
作業名 | 説明 |
---|---|
バリア工法 | 消毒剤・殺虫剤などの薬剤を散布して駆除を行う。 シロアリや木材に薬剤を直接散布するため、即効性・予防効果が期待できる。 ただし、小さな子供やペットへの薬害・建物の構造上の問題などからバリア工法が使えない場合もある。 |
ベイト工法 | ベイト剤という毒餌を床下などの土壌に設置して、シロアリに食べさせて駆除する。 ベイト剤は『脱皮を阻害する薬』なので、人や犬・猫など脱皮をしない動物には無害。 ただし、バリア工法より費用相場が上がりやすい、バリア工法より時間がかかることがある点に注意。 |
シロアリの被害があった場所の木材は食べられて劣化している可能性があるため、駆除後に補強工事などをすすめられる場合があります。
補強工事を追加で行う場合は、改めて見積もりを出してもらい、費用や作業内容を確認しておくといいでしょう。
駆除後に必要になることがある費用については、たとえば下記のようなものがあります。
シロアリ駆除を業者に依頼した場合の費用は、被害箇所や駆除方法など作業内容によって異なります。
正確な料金を知りたいときは現地見積もりをするのがおすすめですが、見積もりを行う場合は最低3社に連絡して見積内容を比較すると大体の相場がわかるので安心です。
ここでは費用をイメージしやすいように、生活救急車でシロアリ駆除を行った場合の料金事例をご紹介いたします。
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
シロアリの駆除依頼で訪問しました。羽が生えているのがたくさん出てきたとのことです。ご相談の結果、床下のシロアリ駆除と斫り作業にて対応いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
床下シロアリ駆除作業 17.5坪 | 115,500円 |
床下斫り作業 2ヶ所 | 14,500円 |
合計 | 130,000円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
お風呂場の下にシロアリがいるようなので一度見てほしいとのご依頼をいただきました。ご相談の結果、シロアリの消毒と風呂場の穿孔処理、床下の廃材撤去作業にて対応いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
シロアリ消毒(駆除) 56.71坪 | 124,762円 |
風呂壁穿孔処理 一式 | 33,000円 |
床下廃材撤去(一部) | 2,238円 |
合計 | 160,000円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
部屋の壁からシロアリが発生したとのご相談をいただきました。ご相談のうえ、床下のシロアリ駆除作業として土壌処理、壁の穿孔処理、外回りの土壌処理を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
基本設定金額 | 11,000円 |
床下白蟻駆除 土壌処理 6.5㎡ | 143,000円 |
南側カベ 穿孔処理 7.2m | 15,840円 |
外廻り土壌処理 32m | 35,200円 |
残材廃棄処理 | 8,800円 |
合計 | 213,840円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
今回は、シロアリの活動時期などについてご紹介させていただきました。
シロアリの食害や繁殖といった活動は基本的に1年中行われるため、シロアリを見つけたり発生が疑われるときは、時期に関係なく『なるべく早め』に駆除や対策を始めましょう。
シロアリの巣は木材の中や床下など確認が難しい場所にあるため、本格的な駆除を行う場合は業者に相談されることをおすすめいたします。
生活救急車でも、シロアリ駆除作業を承っております。「他社の見積りと比較したい」といったご依頼でも承っておりますので、お困りの際はお気軽に現地見積もりをご利用ください。
今年シロアリ駆除をやります。予備知識として参考になりました。
今後シロアリ駆除を依頼する場合非常に参考になりました。