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井戸水対応の給湯器ってあるの?~選ぶときに確認するポイントとは~

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井戸水対応の給湯器ってあるの?~選ぶときに確認するポイントとは~

説明 井戸水に対応した給湯器が見つからなくて、困っていませんか?給湯器は基本的に水道水用なので、井戸水を使うと頻繁に故障することがあります。しかし、一部の給湯器は井戸水に対応している製品もあります。そこで今回は、井戸水対応の給湯器や、選ぶときに確認するポイントについてご紹介したいと思います。

井戸水に対応した給湯器が見つからなくて、困っていませんか?

給湯器は基本的に、水道水が使われることを想定して作られています。そのため、普通の給湯器に井戸水を使うと、「頻繁に故障が起こる」ことがあります。

給湯器は一般的には10年程度もつと言われているにもかかわらず、頻繁に修理や交換をすることになるのはもったいないですよね。

そこで今回は、井戸水対応の給湯器や、選ぶときに確認するポイントについてご紹介したいと思います。

井戸水と給湯器の関係性とは

一般的な給湯器は、水道水を使うことを前提としています。

実際に、メーカーのホームページなどでは「井戸水・地下水・温泉水は使用しないでください」などの注意が呼びかけられていることもあります。(参考サイト:ノーリツ)

ここまでで「給湯器に井戸水が使えないのはどうして?」「じゃあどんな給湯器にも井戸水は使っちゃいけないの?」といった疑問を持っている人に向けて、まずは井戸水と給湯器の関係性についてご説明したいと思います。

通常は給湯器に井戸水は使えない

井戸水は浄水場でろ過されていないため、水の成分が水道水とは異なる場合があります。

地域によって水質は異なりますが、井戸水には一般的にカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が多く含まれています。

ミネラル成分が給湯器の配管内で固まると、つまりを起こしたり、配管を削って破損させてしまうため、基本的に給湯器に井戸水を入れることはできません。

配管に使われる銅は腐食に弱い

通常の給湯器の配管に使われている素材は銅がほとんどですが、銅は酸などで腐食しやすい素材です。

しかし、日本の井戸水は酸性傾向のものが多いため、給湯器の配管内に入れると腐食して破れてしまうおそれがあります。

上記の点からも、井戸水の水質は給湯器への使用に向いていないと考えた方がいいでしょう。

井戸水対応の給湯器も一部販売されている

ここまで、給湯器に井戸水を使うと井戸水のミネラル成分が配管を傷つけることをご説明いたしました。

しかし、上下水道が通っていない地域や昔ながらの伝統的な家の場合、井戸から井戸水(地下水)を汲み上げて生活用水にしている人もいらっしゃいます。

そのため、日常的に井戸水を使う人向けに、井戸水に対応した給湯器も販売されています。

井戸水対応と普通の給湯器の違い

井戸水対応の給湯器は、「配管がステンレス製」である点が普通の給湯器と大きく異なります。

ステンレスは銅よりも腐食への耐性があるため、井戸水を入れたことによる配管の破損を防ぐことができます(全く影響を受けないわけではありません)。

井戸水対応の給湯器を選ぶときに確認するポイント

一部の給湯器には、井戸水でも使える機種があります。井戸水を使っている家庭で給湯器を使う場合は、井戸水対応の給湯器を設置すれば比較的長持ちさせることができます。

しかし、給湯器の製品カタログを見てみると、明らかに「井戸水対応ではない」給湯器の方が多く並んでいるため、その中から井戸水対応の給湯器を探すとなるとちょっと大変ですよね。

そこでここからは、井戸水対応の給湯器を選ぶときに確認するポイントについてご紹介したいと思います。

「井戸水対応」などの表記を探すと確実

給湯器は、基本的に井戸水には対応していません。そのため、「井戸水に対応している」ことは製品の特長の1つとなります。

製品カタログなどから探す場合、該当する製品には「井戸水使用可」などの表記があるはずなので、探すときの基準にしてみましょう。

「硬水」「地下水」などのワードも探すと効果的

水道水は一般的に軟水(地域によって異なります)ですが、井戸水は硬水となります。

そのため、井戸水対応の給湯器は「耐硬水仕様」という表記になっている場合もあります。

「井戸水」「硬水」「地下水」などのワードで探してみると、カタログから見つけやすくなると思います。

井戸水対応の給湯器を扱っているメーカーとは

リンナイやノーリツなどの大手給湯器メーカーでも、一部で井戸水対応の給湯器を取り扱っています。

【リンナイ】

特注で、井戸水対応のガス給湯器を販売しています。メーカーに直接問い合わせて、製品の受注生産を申し込みます。

>>>参考サイト

【ノーリツ】

一部の石油給湯器に井戸水対応の製品があります。カタログで確認するときは、品番に『-SLP』というアルファベットが入っている製品が井戸水対応となります。

>>>参考サイト

【パーパス】

パーパスは通常品で井戸水対応のガス給湯器を販売しています。品番の最後に『-P』と付いている製品が、井戸水対応の製品となります。

>>>参考サイト

【長府製作所(CHOFU)】

エコキュート(電気温水器)、エコフィール(石油給湯器)の一部の製品に、井戸水対応の給湯器があります。

>>>参考サイト(エコキュート)
>>>参考サイト(エコフィール)

上記のように、大手メーカーでも井戸水対応の給湯器を購入することは可能です。しかし、普通の給湯器より販売数が少ないため取り寄せに時間がかかることがある点に注意しましょう。

また、購入や見積もりの前に、メーカーや業者へ「井戸水に対応しているか」を確認しておくことをおすすめいたします。

井戸水対応の給湯器を使用するときの注意点

各給湯器メーカーは、一部の製品を「井戸水対応」として販売しています。

しかし、「井戸水対応の給湯器なら、安心してずっと使える」というわけではない場合もあります。

そこでここからは、井戸水対応の給湯器を使用するときの注意点についてご紹介したいと思います。

パッキン部分は劣化しやすいことがある

井戸水対応の給湯器は、配管を腐食に強いステンレス製にすることで劣化を抑えています。

しかし、ゴムパッキンなど金属部以外は従来の給湯器と同じ部品が使われていることもあります。

その場合はパッキン部分の劣化による水漏れなどが発生する可能性があるので、井戸水対応の給湯器であってもこまめな点検やメンテナンスは行っておくことをおすすめいたします。

井戸水による故障や不具合は保証対象外

実は、井戸水対応の給湯器であっても、井戸水が原因で故障が発生する可能性があります。このような場合に、保証期間内であればメーカー保証を使って修理をしようと考える人は多いと思います。

しかし「井戸水、地下水が原因での故障は保証対象外」としているメーカーも多く、井戸水対応の給湯器でも同様にこの条件が適用されています。

保証期間内でも、故障の理由によっては有償修理となることがあるので、見積もりや購入時には、保証内容を確認しておきましょう。

水質によっては井戸水対応品でも使用できないことがある

一部の井戸水対応給湯器は、メーカーが水質基準を定めていることがあります。使っている井戸水が基準値をクリアしない場合、給湯器を使用することができません。

「せっかく井戸水対応の給湯器を購入したのにすぐに故障してしまった」ということにならないように、購入前に保健所に依頼して井戸水の水質を調べておきましょう(購入時にメーカーへ依頼する場合もあります)。

また、メーカーの基準にかかわらず見積もりのときは業者に「この水質で給湯器を使っても大丈夫か」を確認しておくと安心です。

井戸水対応の給湯器・選ぶときに確認するポイントまとめ

今回は、井戸水対応の給湯器についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

普通の給湯器は水道水での使用を想定しているため、井戸水を使うと故障してしまいます。

井戸水を使用できる給湯器は、配管や貯湯タンクにステンレスを使用した製品です。カタログで探すときは、「井戸水対応」「耐硬水仕様」などの表記がある機種をチェックしてみましょう。

しかし、井戸水の水質によっては井戸水対応の給湯器でも設置が難しい場合があります。

そのため、井戸水対応の給湯器の購入を検討している際は、まずメーカーや給湯器業者に相談して給湯器が使えるかどうかを現地で見積もりしてもらうことをおすすめいたします。

ユーザー評価:  4.7 (6件)

前回、使用してましたナショナルの石油給湯器は井戸水で23年間、水漏れもなく働いてくれましたが、今回の長府ボイラーは、2年5ケ月で水漏れします。