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説明 お風呂のお湯がぬるくてお困りではありませんか?「故障しているみたいだし、ずいぶん使ったから交換の時期かな」と思うかもしれませんが、ケースによっては故障以外の原因がある場合も考えられます。そこで今回は、お風呂がぬるい原因と対処法についてご紹介したいと思います。
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お風呂のお湯がぬるくてお困りではありませんか?
給湯器を長年使っていると、お湯が出ない、お湯がぬるいなどの不具合が出てくることがあります。
「故障しているみたいだし、ずいぶん使ったから交換の時期かな」と思うかもしれませんが、ケースによっては故障以外の原因がある場合も考えられます。
そこで今回は、お風呂がぬるい原因と対処法についてご紹介したいと思います。
給湯器には、建物全体の元栓とは別に給湯器用のガス栓・止水栓が付いています。
不具合の応急処置や水抜きなどでガス栓や止水栓を閉じたあとは、使用を再開するためにそれぞれの栓を元に戻しますが、このときに栓の戻し方が十分ではないと、お風呂のお湯がぬるくなる可能性があります。
ガス給湯器の場合、配管を通る水をバーナーの火で温めて給湯します。そのため、ガス栓が全開になっていないと火力が足りず、お湯が温まりきらないまま蛇口まで届くことになります。
止水栓が全開になっていないと水圧が弱くなり、水が少しずつしか出てこなくなります。多くのガス給湯器は、1分間の通水量が一定量(2L~3L)以下になると消火するようになっています。
給湯量が少なすぎるとバーナーが点火せず、お湯はりのお湯もぬるくなってしまいます。
ガス栓・止水栓が閉まっているときは、それぞれの栓を全開にすることで解決できます。
栓の場所や回し方がよくわからない場合は、給湯器の取扱説明書を確認しておきましょう。
また、硬くて栓が回せないときはタオルなど布類を巻いて回せないか試してみましょう。栓がまったく回せないときは、ガス会社もしくは水道局に電話して修理してもらいましょう。
止水栓が全開になっていないとお湯が沸かないことを紹介しましたが、「蛇口のハンドルを絞りすぎ」ているときも通水量が足りなくて給湯器が動かないことがあります。
止水栓もガス栓も全開なのに、お湯が出てこない・ぬるいといったときは蛇口のハンドルを絞りすぎていないか確認しましょう。
冬期などで水温が低くなっていると、お湯を沸かすのに少し時間がかかったり、設定した温度のお湯が出ないことがあります。
また、給湯量が多いと配管の中を通る水が温まりきらず、ぬるい状態で蛇口から出てくる可能性があります。
給湯量が多いと水圧が強くなり、水の通る速度も上がります。そのため、水温の低い冬場では、配管の中の水がバーナーを通り過ぎるまでに温めきれないことがあります。
水量を少し減らすという方法もありますが、減らしすぎると給湯器が運転を停止するのでですよね。
そのため、冬場にお湯がぬるいときはリモコンの設定温度を2~3度高くしておくのがおすすめです。
これでも温度がぬるいというときは、燃費・性能の良い給湯器への交換を検討したほうがいいでしょう。
お風呂のお湯は、リモコンで設定された温度で出てきます。設定温度が低すぎると、お湯もぬるくなります。
また、機種によってはお湯はり中に設定温度を下げると、設定温度よりぬるくなる
現象が起こる可能性があります。
設定温度が低いときは、リモコンでお風呂の給湯温度を上げましょう。モニターに表示されている温度を見ながら適切な温度に設定し、実際にお湯を出して確認してみましょう。
設定温度を上げてもお湯が温かくならないときは、次でご紹介する「優先」の設定が変更されている可能性が考えられます。
優先ボタンが付いているリモコンの場合、どこの給湯栓を使っても設定温度は「優先」の表示がしてある方と同じになります。
シャワーや入浴中に急にお湯の温度が変わらないように、基本的には浴室が優先されますが、台所のリモコンの電源を入れ直すと台所が優先になることがあります(機種によって異なります)。
この状態でお風呂のお湯張りをすると、浴室のリモコンで設定した温度にならずにお湯がぬるくなる現象がおきます。
設定温度の優先を浴室側に変更し直せば、解決することができます。優先を変更したいときは、お風呂のリモコンについている優先ボタンを押しましょう。
何かの拍子でうっかり台所のリモコンをオフにしてしまったときは、忘れずに優先の表示を消しておきましょう。
号数(給湯能力)の低い給湯器だと、複数箇所で同時にお湯を使ったときに特定の場所または全体的に水圧が弱くなることがあります。
また、古い賃貸住宅では建物全体の配管がつながっている構造になっていることがあります。その場合、隣室の住人がお湯を使っているとお湯がぬるくなることもあります。
戸建てであれば、家族に使用を一時的に止めてもらうことで対処が可能です。
しかし、賃貸住宅の場合は「私がお湯を使う間は、お湯を使わないでください」なんていえませんよね。
そういったときは、住宅全体の配管を変える・給湯器を性能のいいものに変えるなどの対策が必要になります。
個人では対応できないので、大家さん・管理会社に相談するか、築年数の浅い賃貸への引っ越しを検討したほうがいいでしょう。
浴槽には、給湯器からお湯はりや追い焚きをするための循環フィルターが取り付けられています。
循環フィルターに髪の毛や入浴剤などのゴミ、汚れがたまっていると、フィルター内部でお湯が止まってしまい浴槽に流れていかず、浴槽のお湯を温められなくなってしまいます。
また、フィルターが正常に取り付けられておらず、斜めにはまってしまっている場合も同様の現象が起こります。
循環フィルターにゴミがたまっているときは、清掃を行いましょう。フィルターの網目の部分やゴムパッキンなどの汚れを、歯ブラシで水洗いして落とします。歯ブラシの届きにくい細かい部分には、ワイヤーブラシを使用するといいでしょう。
分解して掃除をするときは、部品の紛失や取り付け間違いに注意しましょう。
清掃後は注意書き(循環金具や浴槽などに書いてあります)に従って、正しい位置にはめ込み、ズレがないかどうかしっかり確認しましょう。
ここまでご紹介した原因のどれにも当てはまらないときは、給湯器が故障したり、経年劣化により寿命がきている可能性があります。
お湯がぬるいときに上記のような症状が見られた場合は、給湯器が故障している可能性が高いです。安全のため使用を中止し、メーカーや業者に連絡をしましょう。
故障の症状があったり、10年近く給湯器を使用している場合は、メーカーや業者に連絡して修理・交換の依頼をしましょう。
設置してからあまり年数が経っていない給湯器の故障なら、部品交換や部分補修でで直せる可能性があります。しかし、10年近く使用している給湯器の場合は複数の部品が故障していることも考えられるので、修理より交換をおすすめします。
交換を業者に依頼する場合、見積もりは現地で行います。費用を比較するために相見積もりを取りたいときは、予約の時点でその旨を伝えておきましょう(見積もりのみを受け付けていない業者もいるので、予約時に確認しておきましょう)。
今回は、お風呂がぬるい原因と対処法についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
お風呂のお湯がぬるい原因は、給湯器の寿命や故障以外にもさまざまなことが考えられます。あわててメーカーや業者に連絡する前に、設定温度やゴミが詰まっていないかなどを確認してみましょう。
設定やお湯の出し方で改善しないときは、改めて故障を疑ってみたほうがいいでしょう。10年近く給湯器を使用している場合は、交換も検討してみましょう。
生活救急車では給湯器の修理や交換を承っておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。まずは、現地見積もりからご対応させていただきます。
とてもよくわかりました。ありがとうございます
迷っているので役に立った。
給湯器の仕組みが理解できました。
20年ぐらい給湯器を使用しています。最近、ほかの蛇口からは熱いお湯が出るのに、お風呂のお湯だけがぬるい状態が続いています。原因がわかりません。困っています。
役に立ちました。