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説明 雨樋(あまどい)が壊れた場合、どのように直せばいいのかわからなくて困っていませんか?雨樋の修理は症状や劣化具合によって、修理方法も変わってきます。今回は雨樋の役割や雨樋が壊れる主な原因、原因別の雨漏りの修理方法などをご紹介します。
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雨樋(あまどい)が壊れた場合、どのように直せばいいのかわからなくて困っていませんか?雨樋の修理は症状や劣化具合によって、修理方法も変わってきます。
普段は目立たない部分だけに意外と気に留めてはいませんが、雨樋は建物にとって非常に大切なものですが、修理の流れなどわからないことが多いですよね。
そこで今回は雨樋の役割や雨樋が壊れる主な原因、原因別の雨漏りの修理方法などをご紹介します。
雨樋とは、屋根から流れてくる雨水を一旦、軒樋(のきどい)という雨水をためる場所に集めて、地面に流す雨水排水システムです。
雨水は建物にとって非常に厄介なもので、雨樋があることであなたの家が守られているといっても過言ではありません。
まずは、雨樋の重要性についてご紹介します。
もし、雨樋が無かった場合、屋根に落ちた雨水は滝のように流れ、そのまま家の外壁を伝って地面に落ち、周囲に泥はねをまき散らすことになります。
地面が土やコンクリートの場合もありますが、数十メートルの高さから雨水が落ち続けるのでかなりの衝撃になります。地面はえぐれ、コンクリートなども削れてしまう場合があります。
他にも、外壁に雨水が直接当たると腐食の危険にさらされます。また、落ちた雨水により家周辺の土壌に溝ができたり、地盤もゆるみ家が傾く可能性もあります。他にも家全体が湿気にさらされて、シロアリの発生も考えられます。
このような状態は外壁や家周辺の美観をそこねるだけではなく、家そのものの劣化をもたらすことにつながります。
雨樋はこうした雨水による害から家を守るためには、欠かせないものになります。
雨樋の寿命は一般的には15~20年が目安と言われています。しかし、雨樋は特性上外にさらされていて、環境などのさまざまな要因で故障する恐れがあります。ここでは、雨樋が壊れるいくつかの原因をご紹介します。
1つ目の原因はゴミのつまりです。一番多いのが「集水器」と呼ばれる屋根からの雨水が集まり、下に落ちる継ぎ目の入り口で発生します。
樹木が近くにある家では90%以上の確率で、集水器に落ち葉がたまりつまってしまいます。他には鳥の巣や飛来してきたビニール袋、小動物の死がいなどさまざまな物がつまり、それが原因で雨水が流れずに雨樋から漏れ出します。
雨樋には雨水をスムーズに排出するために、緩やかな傾斜がついています。通常は集水器が右端にあれば右下がりに、左端にあれば左下がりに、両端にあればへの字になっています。
しかし、雨樋を支えている金具のゆるみや歪みが原因で水平になってしまっていたり、真逆の傾斜になっていたりする場合があります。このような状態になると、大雨時には雨水がスムーズに流れず、あふれ出してしまいます。
雨樋のつなぎ目にすき間が生じる場合があります。主な原因としては、接着不良や経年劣化が考えられます。つなぎ目にすき間ができたり、つなぎ目が外れてしまった箇所からは雨水が流れ出してしまいます。
通常、雨樋の寿命は15~20年、長くても25年程度と考えられています。雨樋に穴が開いていたり、外れていたりしている場合は経年劣化が原因と考えられます。
経年劣化の場合は
などのトラブルが発生する可能性があります。
風雪や自然災害などで雨樋の一部、もしくは全体が歪むなどの不具合が生じる場合があります。1階よりも2階の方が影響を受けやすいです。
雨樋が壊れる原因についてご紹介しましたが、続いて原因別の修理方法についてご紹介します。高所での作業になりますので、足元には気をつけて作業を行うようにしましょう。
※転落などの事故の可能性がありますので、高い所が苦手な方や高所作業に慣れていない方は、無理に作業を行わず専門の業者に依頼するようにしましょう。
ゴミつまりが一番多く起きる場所は集水器になります。集水器のゴミつまりの対処法をご紹介します。
まずは、集水器の付近にハシゴを掛けて、集水器にたまっているゴミを取り出します。手前のゴミだけでなく、目が届く範囲のゴミを取り除くようにしましょう。
ゴミを取り除いた後は、バケツに入れた水を流して水の流れを確認します。水がスムーズに流れるようであれば作業は完了です。もし、水の流れが悪い場合は、縦樋(たてどい)にもゴミがつまっている可能性があります。
縦樋とは雨水を屋根から地面に流す縦になっている雨樋のことをいいます。「堅樋」とも言われ、1階から2階の外壁に沿って垂直方向に設置されている筒状や鎖状の雨樋です。
この方法でつまっているゴミを取り除くことができます。
雨樋の傾斜が原因の場合は、雨樋の支持金具の調整が必要になります。まずは、雨樋の支持金具に手が届く位置にハシゴを掛けます。そして、本来の傾斜になるようにペンチで雨樋の支持金具を曲げて調整を行います。
支持金具は力を加えれば簡単に曲がりますが、あまり力を入れて曲げてしまうと破損してしまうことがありますので、注意しましょう。
傾斜の角度の目安としては、10メートルにつき3~5cm程度の角度が適切です。傾斜が少ないと、雨樋自体のたわみで雨水がたまる原因になり、雨樋の劣化が早くなってしまいます。反対に傾斜が大きいと集水器に一気に雨水が集まりすぎて、排水が間に合わずにあふれ出すことになります。
1~2ヶ所程度のつなぎ目の接着不良であれば、自分でも修理できますので、その方法をご紹介します。
まずは、雨樋から継ぎ手を取り外し、同じメーカーの同じ型の継ぎ目を取り付けます。同じメーカーでも、型によって数センチ・数ミリ単位で違うことがありますので、注意しましょう。継ぎ手はホームセンターやネット通販などで購入することができます。
もし、同じ型の継ぎ手が見つからない場合は、取り外した継ぎ手のホコリや汚れをふき取り、きれいに掃除します。雨樋の方も接着部分をきれいに掃除します。
新品もしくはきれいにした継ぎ手に「雨樋専用接着剤」を塗り、すき間なく雨樋と密着させて完了です。
すき間部分が複数ある場合や経年劣化による場合は、雨樋全体の交換工事が必要になります。交換工事は専門の業者に依頼することをおすすめします。
経年劣化が原因の場合、応急処置としてコーキングで穴をふさぐという方法があります。しかし、あくまで応急処置になりますので、業者による雨樋の交換工事をおすすめします。
風や雪で雨樋が破損した場合、雨樋全体に何らかの不具合が生じている可能性が考えられます。特に2階部分の雨樋が影響を受けやすいので、専門業者に雨樋交換工事を依頼することをおすすめします。
もし、火災保険に加入している場合、このような自然災害による被害を受けた時に火災保険が適応される可能性があります。加入している火災保険によっては「突風や積雪」などによる被害も対象になる場合があります。一度、加入されている保険内容を確認してみましょう。
今回は雨樋の役割や雨樋が壊れる主な原因、原因別の雨漏りの修理方法などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。大切な住居にとって、雨樋は必要不可欠なものです。故障した場合はしっかりと修理しておきたいですよね。
しかし、雨樋の修理は高所での作業になる場合が多く、なかなか個人での修理が難しい場合があります。安心安全な修理のためには、専門業者に依頼するのもひとつの方法です。
生活救急車では、雨樋修理の作業やお見積りを承っております。他社比較のお見積りも対応しておりますので、お困りの際はお気軽にお電話ください。