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説明 雨漏りしていることは分かっているけれど、どこからか、何が原因かがわからなくて困っていませんか?天井の雨染みや壁紙の剥がれなどで、雨漏りしていることはわかるけど、原因がはっきりと確認できないことって多いですよね。そこで今回は、主な雨漏りの症状や原因の調べ方、対処法などについてご紹介します。
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どこかから雨漏りしていることは分かっているけれど、どこから雨漏りがしているのか、何が原因で雨漏りしているのかがわからなくて困っていませんか?
天井の雨染みや壁紙の剥がれなどがあると、なんとなく雨漏りしていることはわかりますが、その原因までははっきりと確認できないことって多いですよね。
そもそも、建築・リフォーム関係の仕事をしていないと、雨漏りの原因やその原因の調べ方に馴染みがないと思います。
そこで今回は、主な雨漏りの症状や原因の調べ方、雨漏りが起こっているときの対処法などについてご紹介したいと思います。
最初に、天井と外壁の場所別に、雨漏りがしていると現れる症状とその雨漏りの原因についてご紹介いたします。
まずは、「天井に出る雨漏りの症状」をご紹介したいと思います。
上記が、天井によく出る雨漏りの症状ですが、これについては4つの原因が考えられます。
瓦やスレートのずれ、割れ、防水シートの劣化によって少しずつ雨が侵入し、天井のシミを発生させます。
主に防水コートなどの塗装剥がれ、排水溝にゴミなどが詰まり、雨がだんだん溜まることで室内に侵入します。
天井板より上にある外壁にひびが入っていたり、屋根と外壁の間から雨水が侵入して雨漏りが発生します。
紫外線や雨風の影響を直に受けるため、シーリングや防水シートが劣化しやすくそこから雨水が入ります。
雨漏りは、「天井から起こる」イメージが強いですよね。しかし、外壁から雨水が侵入してくることもあります。
たとえば、下記のような症状が出ていると外壁から雨漏りしている可能性があります。
天井からの雨漏りと壁からの雨漏りでは、雨水が家の中に侵入してくる原因も違うので一例をご紹介したいと思います。
壁紙やクロスに染み・剥がれが起こっているときは、外壁材(モルタルやサイディング)、防水シートなどにひび割れが起こっている可能性があります。
モルタルやサイディングのひび割れは、外壁から目視で確認することも可能です。
壁に水滴がついていたり、黒カビが発生している場合は、室内側の壁の中にある防湿シートが破損している可能性があります。
防湿シートはクロスや下地よりも外側にあり、断熱材よりも室内側にあるので目視での確認は困難です。
マンションの天井からの雨漏りについては、「雨漏り」ではなく「水漏れ」の可能性があります。
とくに、マンションの最上階でもないのに天井から水が漏れているときは雨漏りではなく、配管からの水漏れが原因と考えられます。
ただし、最上階に関しては雨漏りの可能性もあるので、今回は配管からの水漏れの症状と最上階の天井からの雨漏り原因の両方についてご紹介いたします。
マンションの最上階は屋上に欠陥が生じた場合、雨漏りの被害を最も受けやすくなります。まずは、最上階で雨漏りが生じる原因をご紹介いたします。
屋上は本来排水口に向かって水が流れるように、勾配がつけられています。
しかし、その勾配に凹凸があったり均一に揃えられていなかったりすると水たまりが生じるのです。
そうして、屋上に溜まった雨水が、劣化した防水コートの下に染み込んでいき、マンションの最上階の部屋の天井に雨漏りが起こります。
マンションの屋上や外壁のコンクリートは、経年劣化でひび割れが起こることがあります。そのひび割れから雨が染み込んで、雨漏りになることがあります。
最上階ではないのに、雨漏りするなんて不思議ですよね。それは、雨漏りではなく水漏れの可能性が高いでしょう。
マンションの共用部分だけでなく、個人の所有している配管も床下などに存在しています。主な配管別に、どういった経緯で水が漏れるのかご紹介いたします。
配管と配管を接続する漏れ防止のシール材をパッキンといいます。このシールが劣化することで、水が染み出します。
「お風呂をためていたのを忘れていて床がびしょ濡れ」、「洗濯ホースが抜けていた」など個人の過失による水漏れが、下の階の部屋に被害を及ぼすことがあります。
雨漏りの症状が見られたとき、まず何から対処したらいいのかわからない人が多いと思います。そういったときは、雨漏りの原因が何なのかを調べてみるといいでしょう。
しかし、雨漏りの調査というと、業者が行う散水調査やサーモグラフィーを使った調査をイメージされる人もいるかと思います。
確かにそういった本格的な調査でないと見つからない原因もありますが、自分でできる調査方法もあるのでご紹介したいと思います。
特殊な機材を使わなくても、個人でできる雨漏りの調査方法があります。
確実に場所を特定することは難しいですが、ある程度の場所を把握することで応急処置が行える場合もあります。以下の方法で雨漏り調査が可能です。
自分で行う雨漏りの調査には限界があります。業者に依頼すると目視調査や散水調査のほかに、以下のようなより専門的な調査が可能です。
雨漏りが起こっているのを発見したら、早めに対処することが大切です。
また、マンションで水漏れが生じた場合は、自分が加害者になってしまう場合もあります。
そこでまずは、雨漏りや水漏れが起こったときにできる対処法をご紹介いたします。
天井からの雨漏りは、ビニールシートや防水テープで応急処置ができます。
ただし、強風・突風や屋根材のズレによる急な落下事故などの危険があるので体力に自信のない人や天候が悪いときなどは、屋内でできる応急処置のみに留めましょう。
屋根に登るのは危険ですよね。高所作業に慣れている業者であっても、予測不可能なトラブルで落下事故に遭うこともあります。
特に、普段運動をしない男性女性や体の弱い子供・高齢者などは屋根に登って行う応急処置はおすすめできません。
ただ、雨漏りを放置しておくわけにもいきませんので、屋内で誰でもできる簡単な応急処置法方をご紹介したいと思います。
1.雨漏りが起こっている場所の真下にビニールシートを敷き、その上にバケツを置いておきます。これだけで、完了です。
ビニールシートがないときは、バケツの底に雑巾やタオルなどを敷いておくと水ハネを抑えることができます。
とても簡易的ですが、雨水が床に落ち続けるとワックスが落ちて、床材がボロボロになります。
バケツで水を受け止めて、ビニールシートで水ハネを防ぐことで床材の劣化を抑えるのも重要な応急処置ですのでやっておかれることをおすすめします。
新たな雨水の侵入を防ぎたいときは、屋根にビニールシートを被せる応急処置法方が使えます。
ただし、屋根での作業は落下事故や怪我のリスクが大きいので、運動神経の良い人でもおすすめはできません。
どうしても作業をするという際は、安全帯を着用するなど安全面に十分配慮しましょう。(安全帯を取り付けられないような場合は、作業を止めます。)
ビニールシートを土のうで固定するときは、突風でビニールシートが飛ばないよう端をきちんと固定するようにしましょう。
土のうを屋根に置いているときは、その下を人が通らないようにコーンを設置するなど安全面に配慮しましょう。
土のうを屋根まで運んだり、風が強い屋根でビニールシートを設置するのは効果的ではありますが、かなりの重労働で危険です。
雨漏り箇所の特定が必要になりますが、もっと楽にできる応急処置があるので、そちらもご紹介しておきたいと思います。
ビニールシートでの方法同様に、屋根の上の作業のため注意して行いましょう。防水テープでの応急処置は、主にスレート屋根、トタン屋根、陸屋根などに使用可能です。
雨漏りの箇所の特定が必要になりますが、重い土のうを運んだり、風が吹く屋根上でビニールシートを広げるよりも楽にできる方法です。
ただ、屋根上ので作業は落下事故の危険があるので作業をする際は安全帯の着用など、安全面には十分注意して作業を行います。(安全帯が着用できない場合は、中止します。)
防水テープは、「屋根修理用・雨漏り修理用」となっているものがおすすめです。
防水テープの中には、日光で劣化するもの、粘着力が弱くてすぐにはがれてしまうものがあるので、屋根修理専用のものを選ぶようにしましょう。
外壁のひび割れや、窓サッシまわりの劣化から生じる壁の雨漏りの応急処置法方をご紹介します。
こちらも、あくまで応急処置なので長期的な対策には向いていないことに注意してください。
シーリングの不具合は、新しいシーリング材を詰めなおす応急処置法で対応します。
シーリング材は、乾いて固くなるまでに時間がかかります。施工後はシーリング材を誰かが触らないように、コーンなどを置いて人が近寄らないようにしておきましょう。
マンションでの水漏れは、他の入居者とのトラブルにつながることがあります。自分が被害者になる可能性も、加害者になる可能性もどちらもないとは限りませんよね。
また個人による過失でない場合、工事をした業者や管理会社の責任になることもあります。このように何が原因かにより、責任の所在が変わってきます。
ここでは水漏れが発生してしまったときの対処方法をご紹介します。
水漏れが起きてしまったらまず原因を突き止めるために、管理会社に連絡をしましょう。
それと同時に、被害状況の証拠を残すために写真や動画を残しておくことも忘れないようにしてください。
もし上の階の住人による水漏れだったとしても、トラブルを避けるために直接の話し合いは避け、管理会社に間に入ってもらうのが賢明です。
自分が原因で水漏れを起こしてしまった場合、水漏れを止めることが最優先です。
下の階にも水漏れが及んでいた場合、建物だけでなく、家具などの所有物に被害が生じる危険性もあります。
そうなった場合、賠償金が思った以上に膨らんでしまうかもしれません。問題が見つかったら、被害が大きくなるのを防ぐためにもすぐに管理会社に連絡しましょう。
しかし、壁や床などの配管からの水漏れは、気づかない場合があります。管理会社からフローリング下などの調査の連絡があった場合、協力することも大切です。
自分の過失で水漏れを起こしてしまった場合は、個人賠償責任保険が適用されることがあります。
この保険は、「日常生活の中で、偶然の事故によって他人にけがを負わせたり、物を壊してしまったとき」に支払われるものです。
そのため水漏れはもちろん、それ以外で「お店の品物を不注意で壊してしまった」などの物損事故にも適用されます。
適用される範囲が広い保険ではありますが、以下のような場合は支払われません。
このような時は別の保険が適用されたり、また保険が下りなかったりします。
現在この保険は単体で加入することができなくなっています。「火災保険」「自動車保険」「傷害保険」などのオプションとして追加されている場合があります。
また、クレジットカードやマンションの管理組合で加入している火災保険として加入していることもあります。
雨漏りの原因とその対処法についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。雨漏りは、気づかないうちに進行しているかもしれません。
特に、外壁から起こっている雨漏りは防水シートを超えて発生しているため、被害が大きくなる可能性があります。
また、マンションなどの集合住宅では雨漏りのほかにも水漏れが生じることもあり、ほかの入居者とのトラブルにもなりがちです。
「雨漏り(水漏れ)しているかもしれない」と思ったら、早めに漏水調査と修理を行うことをおすすめいたします。
業者も応急対応で済ませてましたが 大変参考になりました ありがとうございました。
ありがとうございました。
管理組合の役員就任により最上階の雨漏り、室内カビの発生原因の調査が必要になっているから参考になりました。