雨漏りで漏電してしまったら！

雨漏りによる漏電とは

まず、雨漏りがどうやって漏電に繋がるかをご説明したいと思います。通常、電気配線などには、濡れないようにするために「絶縁」の処理がされています。家電などでも、ゴムのチューブみたいなのがついていますよね、あれが絶縁の処理になっています。

屋内に侵入した雨水が、絶縁体と電気配線の隙間に入り込むと漏電が起こる可能性があります。漏電すると、感電事故などが起こることもあるため、とても危険です。

漏電による主な被害例

漏電によるトラブルでは、下記のような被害例があります。

電気料金が急に高くなる

都市伝説だと思っている人もいますが、漏電が起こっている状態だと、電力が安定せず電気料金が高額になることがあります。いつもより、電気代が急激に高くなっている場合は、漏電が原因かもしれません。

すぐに停電してしまう

漏電が起こっていると、複数家電を使っているわけでもないのに、すぐに停電してしまうことがあります。停電だけでなく、家電自体の故障なども起こる可能性があるため注意しましょう。

危険なトラブルに発展する可能性も・・・

漏電を起こしていると、先に挙げた被害例だけでなく、もっと危険なトラブルに発展する可能性もあります。

人体への感電

家電などの絶縁体に損傷や劣化が見られる場合、人が触ると感電してしまうことがあります。特に、雨漏りなどで屋内の湿気が多くなっていると、そうでないときに比べて感電しやすくなります。

こういった感電を防ぐ為に、冷蔵庫やテレビ、パソコンなどにアース線があります。これは、感電しないように電気をアース線の方に逃がす役割を持っています。これがあると感電の可能性は低くなりますが、絶対安全というわけではありません。

火災

漏電が起こると、電線に接触したホコリや木材が電線の熱で発火してしまうことがあります。目に見えない場所で起こるため、気づかないうちに火災が進行していることがあり、とても危険です。

漏電が起きているか確認したい！

漏電が起こっている場合、すぐに確認できたら少し安心ですよね。そこで、漏電が起きている可能性がある症状の一例をご紹介したいと思います。

雨が降ると停電する

被害例でも紹介しましたが、雨が降ると度々停電してしまう場合は、漏電している可能性があります。必ずというわけではありませんが、気になる場合は業者に調査してもらうと安心です。

屋内の金属部分を触ると痺れる

屋内にある金属製品を触ると、「なんだかピリピリする」という場合は漏電している可能性があります。こちらも、気になる場合は専門の業者に調査してもらうことをおすすめいたします。

漏電ブレーカーが落ちている

これが、一番分かりやすいかと思います。分電盤には、漏電したときに漏電火災を防ぐための漏電ブレーカーが付けられています。もしも、この漏電ブレーカーが落ちている場合は、一度全てのブレーカーを切ります。そして、漏電ブレーカーを入れて、ブレーカーを一つずつ上げていくと漏電が起こっている回線のブレーカーを上げたときに漏電ブレーカーが落ちます。そこで、漏電が起こっていることがわかります。

もしも、自分の家の分電盤に漏電ブレーカーが付いていない場合は、この方法は使えません。不安な場合は、漏電ブレーカーが付いている分電盤に交換されることをおすすめいたします。

漏電が起こっていたら

もしも、漏電が既に起こってしまった場合は、電気保安協会、電気工事会社などに相談してみましょう。電気保安協会では、漏電していないかなどの定期調査を無料で行ってくれていることがあるため、一度電話してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、雨漏りによる漏電の被害などについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。放置しておくと、火災や感電といった事故にも繋がる可能性があるため、「もしかしたら・・・」と思ったら、すぐに調べることをおすすめいたします。

生活救急車 編集部

生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
生活救急車はフジテレビの「世界の何だコレ！？ミステリー」「林修のニッポンドリル」「おたすけJAPAN」など、数々の"開かずの金庫"のテレビ番組でも取り上げられたことのある会社です。

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