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説明 家の外壁についた「雨染み・雨だれ」の跡が落とせなくて、困っていませんか?新築のときはきれいだった壁も、時間が経つといつの間にか汚れがこびりついて黒くなることがありますよね。また、その頃には通常の掃除では汚れが落ちなくなったりします。今回は、そんな外壁の雨染み・雨だれの除去方法や防止塗料・コーティングについてご紹介します。
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新築のころはピカピカだった外壁も、時間が経つにつれてだんだんと汚れてきてしまいます。もちろんそうならないように、建てたばかりのころはこまめに掃除をしていたかもしれません。
しかし、雨風にさらされることの多い外壁は、掃除を繰り返してもすぐに汚れてしまいます。そのうち、掃除も面倒になってしまって、ある日ふと見たら外壁に黒ずんだ「雨染み・雨だれ」ができてしまっていた、なんてこともあります。
時間がたった雨染み・雨だれはなかなか落としにくく、「早めに除去したいのに家を建てたばかりでやり方がよくわからない」、「しばらくするとまた汚れてしまうのでやる気が起きない」、という方もいるかもしれません。
そこで今回は、外壁の雨染み・雨だれの除去や防止塗料・コーティングについてご紹介したいと思います。
外壁の雨染み・雨だれの正体は、雨天のときに流れ落ちた外壁の汚れです。雨水で流れ切らなかった汚れが、外壁に残ったまま乾燥することで発生します。
土埃や花粉、排気ガスなどのススといった細かな汚れが含まれているため、水洗いだけではなかなか落とすことができません。また、ブラシなどで強くこすって落とそうとすると、外壁を傷つけてしまうことがあります。
でも、黒ずんだ汚れが残ったままだと気になりますよね。それだけではなく、雨染み・雨だれを放置しておくと外壁が劣化して塗装が剥がれてしまい、雨漏りの原因にもなってしまいます。
そうならないためにも、なるべく早く除去したいところです。ここでは、外壁の雨染み・雨だれを除去する基本的なやり方についてご紹介いたします。
雨染み・雨だれ掃除の際には、いくつか注意しておきたいことがあります。天候や作業環境など、安全かつ効果的に洗浄を行うために必要なことをチェックしておきましょう。
風で汚れが飛んできたり、雨で汚れが流れ落ちてきたりする可能性があるため、雨天や強風の日は作業しないようにしましょう。
いずれの洗浄方法でも、始める前にホースなどで外壁の汚れを洗い流しておきましょう。乾燥しきっていない土埃などは、水洗いで落とすことができます。
2階など外壁の汚れている部分が高所にある場合は、無理をして自分で洗浄を行わないほうがいいかもしれません。高所での作業は、プロであっても命の危険を伴います。
ハシゴを使用しての作業は必ず、ハシゴに上って作業を行う人と、下で支えながら作業の様子を確認できる人の二人体制で行うようにします。また、落下の危険性があるため、室内の窓から身を乗り出しての作業などはやめておきましょう。
水で薄めた中性洗剤をスポンジに含ませて、汚れの部分をこすって洗浄します。外壁に傷をつけてしまうことがないよう、あまり力を入れずに優しく洗うようにしましょう。
外壁に洗剤が残っていると変色・色落ちの原因となるため、洗浄後はしっかりと水洗いして、洗剤を流しておくようにします。
市販の中性洗剤で汚れが落ちないときは、専用の洗浄剤を使うことで汚れを落とせることがあります。ホームセンターなどで、1,000円前後で購入することができます。
コンクリート、サイディングなど外壁の種類別や、水アカ、カビ、コケなど汚れの種類別で製品が分かれているため、用途に適した洗浄剤を用意しましょう。
家庭用の高圧洗浄機を使うという手もあります。強い水圧で汚れを吹き飛ばして除去することができます。1万円~7万円程度で購入することができ、値段が上がるほど水圧も強くなります。
しかし、あまり水圧が強すぎると外壁を傷つけてしまうため、使用する際は水圧を調整して外壁にダメージを与えないように気を付けましょう。サイディングボードは軽量でへこみやすいため、高圧洗浄機での洗浄は向いていません。
また、高圧洗浄機は稼働時に大きな音がして、さらに周囲に水が飛び散るので、作業のときは近隣に迷惑がかからないよう注意する必要があります。
外壁やコーキングにひび割れがあるときは、高圧洗浄機の使用は控えておいたほうがよいでしょう。高圧洗浄機の水がひび割れに入り込んで、雨漏りしてしまう可能性があるためです。外壁に劣化がみられるときは、ほかの方法を試したり、業者に相談するようにしましょう。
外壁の雨染み・雨だれは、ある程度は自分で掃除することで除去できます。しかし可能であれば、雨染み・雨だれの発生自体を防止する対策を行いたいですよね。
ここでは、外壁の雨染み・雨だれの防止方法についてご紹介いたします。
洗浄を行った後に外壁全体に塗布して、外壁をコーティングします。水性・油性や、塗料に使われる樹脂の成分などさまざまな種類があります。
雨染み・雨だれ防止として塗装をする場合は、雨水や汚れに強く耐久性のある油性塗料を使ったほうが効果的です。油性塗料はうすめ液としてシンナーなどの有機溶剤を使用するため、マスクの着用や換気をしっかり行うようにしましょう。
塗料の種類により性能や価格、適した外壁の素材などがことなるため、目的や用途別に製品を選択する必要があります。ここでは、雨染み・雨だれ防止に使用できる塗料についてご紹介します。
シリコン樹脂を含んだ塗料で、外壁などの塗装に最もよく使われています。安価ながら耐久性もあり、汚れや雨水にも強いです。光沢感があり、ツヤツヤとした外観に仕上がります。
フッ素樹脂が含まれていて、シリコン塗料より高価ですが、より耐久性にすぐれ、汚れにくい塗料です。紫外線にも強く、塗膜が長持ちします。
ただし、コーキングを使用している外壁にフッ素塗料を使用すると、コーキングがひび割れてしまいます。コーキングがある外壁には使用しないか、コーキングを後打ちする必要があります。
雨染み・雨だれを含む汚れのつきにくい塗料です。また、水になじみやすい性質をもっており、雨が降ったときに塗膜と汚れの間に水が入って汚れを自然に流してきれいな状態を保つことができます。
普通の塗料より高額ですが、塗膜もより長持ちするので、きれいな外観を長く保つことができます。
外壁から出っ張っている窓枠からは、雨染み・雨だれがおきやすいです。そこで、水切りを窓枠の隅に設置して、窓枠から流れた雨水を外壁の外側に流すことで雨染み・雨だれを防止します。
雨の当たる場所にある窓に設置するには、高所作業が必要になる可能性があります。また、しっかりコーキングで固定して取り付けないと効果が薄いことから、取り付けは業者に依頼することをお勧めします。
今回は、外壁の雨染み・雨だれの除去や防止塗料についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
外壁の見た目は家の印象を左右するので、できるだけきれいにしておきたいですよね。雨染み・雨だれができてしまったときは、時間がたってしまう前に早めに洗浄しておくことが大切です。また、雨染み・雨だれができないように塗装などで外壁のコーティングをしたり、水切りを設置して外壁に雨水が流れるのを防ぐことも効果的です。
しかし、高所での作業はとても危険なため、雨染み・雨だれの場所によっては業者に相談することになるかもしれません。そんなときは、お気軽に生活救急車へお電話ください。
まずは、現地にて、お見積りや修理作業のご相談からご対応します。