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説明 家に出るネズミの種類や生態がわからなくて、困っていませんか?自分でネズミの駆除をする場合、家に出たネズミの種類や生態がわかっていると、効果的な毒餌・粘着シートなどの罠の設置ができますよね。しかし、ネズミをはじめて見る人は、ネズミの種類や生態、効果的な罠の設置方法などがまったく知らないかと思います。今回は、家に出るネズミの種類や生態別の効果的な駆除方法などをご紹介したいと思います。
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家に出るネズミの種類や生態がわからなくて、困っていませんか?
自分でネズミの駆除をする場合、家に出たネズミの種類や生態がわかっていると、効果的な毒餌・粘着シートなどの罠の設置ができますよね。適当に設置するよりも、駆除の効率が上がります。
しかし、ネズミの駆除をはじめてする人、ネズミを見ること自体はじめての人は、ネズミの種類や生態、効果的な罠の設置方法などがまったくわからなくて困っているかと思います。
そこで今回は、家に出るネズミの種類や生態別の効果的な駆除方法などをご紹介したいと思います。
ネズミをざっくり分けると、「家に出る家ネズミ」と「野に出る野ネズミ」の2つに分けることができます。
そして、この2つの分類をネズミの種類別に細かくわけると、下記のようになります。
ネズミの種類 | |||
---|---|---|---|
家ネズミ | ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ(自然にも出る) | ||
野ネズミ |
ヤチネズミ、ムクゲネズミ、ヤチネズミ、アカネズミ、ヒメネズミ、カヤネズミ、スミスネズミ、ハタネズミなど |
野ネズミはたくさんいますが、家の中に出るネズミだと「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。
この3種類は、見た目・大きさ・好む餌・巣を作る場所などが異なり、駆除用の罠を設置する場所や捕まえやすい罠も異なります。
そこでまずは、この3種類の家ネズミを見分けられるように、見た目・大きさ・体の特徴についてご紹介したいと思います。
家のネズミは、「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類でしたよね。それぞれの見た目・大きさ・体の特徴などを表にまとめましたので、まずはチェックしてみてください。
家のネズミの種類別の特徴 | |||
---|---|---|---|
写真 | |||
種類 |
ドブネズミ |
クマネズミ | ハツカネズミ |
体長 |
約20~25cm(個体によってはもっと大きい) |
約17~20cm(個体によってはもっと大きい) | 約5.5cm~10cm |
体重 |
150~550g |
100~200g | 10~25g |
身体的な特徴 |
灰色と茶色が混ざったような体色で、耳が小さく、しっぽが短い。 |
茶褐色もしくは黒っぽい体色で、耳が大きく、尻尾が体より長い。 | 白・褐色・灰色と様々な体色で、耳が大きく、尻尾が体より短い。 |
性格 |
非常に獰猛で攻撃的。 |
警戒心が強く、臆病。 | 好奇心旺盛で罠に引っかかりやすい。 |
上記が家ネズミの特徴です。ハツカネズミは個体によって様々な体色になりますが、ドブネズミやクマネズミと違って体が小さいので見分けやすいと思います。
見分け方が難しいのは、ドブネズミとクマネズミだと思います。
ドブネズミとクマネズミでは、若干ドブネズミの方が体が大きいのですが、個体や環境によって成長に差があるため、大きさだけでドブネズミかクマネズミか見分けるのは困難です。
耳の大きさや尻尾の長さで見分けることも可能ですが、はじめてネズミを見る人だと初見でドブネズミかクマネズミか見分けるのは非常に困難だと思います。
そういったときは、「ネズミが出た場所」や「食べられた餌」で何のネズミかを見分けられないか試してみるといいでしょう。
ネズミの姿を直接見たわけではない、はじめてネズミを見たので見分けがつかないといったときは、姿を見た場所や被害にあった食べ物から家にいるネズミの種類を調べてみましょう。
ネズミ種類別の生息場所と好きな餌 | |||
---|---|---|---|
種類 | ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ |
生息場所 |
台所の排水まわり、床下、下水管、地下室などの湿った場所。 |
家の天井裏や壁の中、ビルの高層階など、高い場所。 | 倉庫・物置、食料保管庫、納屋などの自然に近い場所。 |
好きな餌(ネズミは雑食) |
肉類・魚介類などのたんぱく質が豊富な餌。 |
穀類と果物。 | 穀類と野菜。 |
ここでも、ハツカネズミは生息場所が他の2種類と違っているのでわかりやすいですよね。
また、見た目で見分けがつきにくかったドブネズミとクマネズミも、生息場所や好きな餌がまったく違うので見分けがつきやすくなったと思います。
ただし、好きな餌に関しては「より好んで食べる」ということであり、ネズミは基本的に雑食なので好きな餌がなければ手近にある食べ物を食べます。
食べ物の被害だけあって、姿までは見ていないというときは、「ラットサイン」であるネズミの糞で種類を見分けてみるといいでしょう。
ネズミの姿は見えないけれど糞が落ちているという場合。そういったときは、そのネズミの糞の特徴から家にいるネズミを見分けてみましょう。
ネズミ種類別の糞の特徴 | |||
---|---|---|---|
種類 | ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ |
大きさ |
10~20mm |
6~10mm | 4~7mm |
色 |
こげ茶・灰色 |
茶・灰色 | 茶色 |
特徴 |
太くて、狭い範囲にぼとぼと落ちている。 |
細長くて、ぼとぼとと広範囲に落ちている。 | パラパラと量が多い。米粒大ほどで、先端が尖っている。 |
好きな餌(ネズミは雑食) |
穀類のほかに、肉類・魚介類が好き |
穀類と果物が好き | 穀類と野菜が好き |
ドブネズミとクマネズミの糞は大きさが似ていて、判別に迷うこともあると思います。そういったときは、先ほど紹介したネズミの生息場所を参考にして、糞が落ちていた場所を基に種類を予測してみるといいでしょう。
ここまで、家にいるネズミの種類の見分け方についてご紹介してきましたが、今度は見分けた種類別のネズミの駆除方法についてご紹介したいと思います。
ネズミによって、効果が高い駆除方法などが異なってくるので詳しくご紹介いたします。
ドブネズミは、床下や地下室、台所の排水設備周り、下水管などの「地面に近くて湿った場所」に住んでいましたよね。
そのため、ドブネズミを駆除する際は建物の低い場所(地下・床下・1階部分など)に罠を設置するのが効果的です。
また、罠を設置するときは、毒餌と粘着シートの組み合わせがより効果的です。毒餌には、ドブネズミが好きな肉・魚類をまぜておくといいでしょう(魚肉ソーセージなど)。
また、粘着シートについてはより効果的な設置方法やネズミを使いやすい粘着シートの選び方などを下記ページで紹介しておりますので気になる人はチェックしてみてください。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
クマネズミは、天井裏やビルの高層階、壁の中などの高い場所に住んでいましたよね。
そのため、クマネズミを駆除するときは天井裏・屋根裏・通気口などの高い場所に罠を設置するのがおすすめです。
ただ、壁の中には粘着シートを設置するのは無理ですよね。また、高い位置に罠を仕掛けたいと思っても高すぎて自分で罠の設置ができないという人もいるかと思います。
そのため、クマネズミを駆除するときは「くん煙剤」を使ってネズミを追い出すのがオススメです。くん煙剤であれば、手の届かない天井裏・屋根裏・壁の中にも忌避成分が入った煙が届くので効率よく駆除をすることができます。
ただ、くん煙剤だけですべてのネズミを追い出すのは難しいので、ドブネズミと同様に毒餌や粘着シートの設置もできる限り一緒に使ったほうがいいでしょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
家ネズミの中で、もっとも捕まえやすいのが「ハツカネズミ」です。好奇心旺盛で警戒心がないので、罠を設置しておくと興味本位でつついて捕まったりします。
ハツカネズミが好きなひまわりの種やコーン油などを毒餌に混ぜておき、その毒餌の近くや家具の隙間などに粘着シートを設置しておくと効率よくハツカネズミを駆除できるでしょう。
ハツカネズミはペットショップなどでも売られていますが、野生のハツカネズミは病気の原因菌やダニなどが体に付着しているので飼わないようにしましょう。
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
今回は、家にでるネズミの種類と生態別の効果的な駆除方法についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
ネズミの種類によって、罠を設置する場所、捕まえやすい罠、効果的な駆除方法が違っていましたよね。
ネズミの数が少ない場合は、今回紹介した駆除方法を使って自分で駆除することもできます。
ただ、繁殖していて数が多い場合は自分で駆除しているとネズミが増えるスピードに追いつかなくてぜんぜん数が減らないということもあります。
そういったときは、ネズミの駆除業者に駆除を依頼されると思いますが、業者によって料金体系がまったく異なります。そのため、正式に駆除を依頼される前に複数業者に相見積りをとって、料金を見比べてから依頼されることをおすすめいたします。
ハツカネズミが出没し、カゴに入るのだが、餌にさわっても入り口が閉まらず困っている。