さまざまな暮らしのトラブルを自分で解決する方法を紹介。
説明 ネズミ対策で、忌避剤を使ってみようと思っているけど、どんなものを選んだらいいのか分からない、効果的な使い方が分からないといったことで悩んでいませんか?忌避剤はただ使うだけでは、あまり効果が出ないこともあります。そこで今回は、忌避剤の種類や使用方法などについてご紹介したいと思います。
ネズミの忌避剤には、主に3種類の忌避剤があります。スプレータイプ、くん煙タイプ、設置タイプです。それぞれ、使い方や効果などが異なりますので次から詳しく紹介いたします。
ネズミが嫌いなハーブ(ハッカなど)やネコなどの香りがついた液体を、スプレーで直接ネズミに吹きかけて追い出す忌避剤です。直接吹きかけるだけでなく、ネズミが通りそうな道や巣になりやすそうな場所に吹きかけて近づかせないといった防除にも使われます。
その場にいるネズミを追い出す際には有効ですが、防除としては持続時間が短いためあまり向いていないかもしれません。繰り返し使うことで防除できる場合もありますが、スプレーの匂い(例えば、ハッカや琉球ハーブなど)が強くなってしまいます。また、臭いになれたネズミには効果が薄かったり、ガスを使っているので冷蔵庫裏などで使うと引火する恐れもあるため注意が必要になります。
市販の薬剤が入った容器に水を入れると、煙が広がってネズミを追い出す忌避剤です。スプレーしにくい場所や、どこいいるか分からないネズミに対して効果的です。
スプレータイプよりも広範囲に散布可能ですが、使うまでにペットや植物、パソコンなどの電子機器、服や食べ物などなどの家財を煙が届かないように外に出したり、カバーをかけたりする必要があります。また、ネズミの個体差で、臭いになれたネズミなどには効かない場合もあります。
ネズミが嫌がる成分の臭いをしみこませたゲルを、ネズミが通りそうな場所や巣の近くなどに設置して追い出す忌避剤です。巣や通り道、侵入口が分かっている場合は、そこに寄せ付けにくくなるといったメリットがあります。
スプレータイプと同じように手の届く範囲にしか置けず、くん煙タイプと同じように臭いになれたネズミには効きづらいといったデメリットがあります。
ちゃんと目的に沿った忌避剤を使ったけど全然効果がなかった、という場合は忌避剤自体の効果を勘違いされているかもしれません。特によくある勘違いが、「忌避剤を使えばネズミを駆除できる」という勘違いです。
忌避剤はネズミを近づけない、定着させないといった目的で使われますが、殺鼠目的で使われることはありません。鼠の死骸を見たくない、巣ができる前に防除しておきたいといった目的にはぴったりですが、既に巣ができていて定着している場合は業者や殺鼠剤を使った駆除を行う必要があります。
賛否両論ある電磁波での防除方法についてですが、効果があるという人と効果がないという人に分かれています。専用の機械をコンセントい繋いで置いておくだけで、ネズミが近寄らなくなるというものらしいです。こちらの効果については、本当に正確な情報がないためお話できませんが、不安な場合は従来の薬剤を使った防除方法を試されてみてはいかがでしょうか。
今回は、ネズミの忌避剤の種類とその使用方法、忌避剤でよくある勘違いなどについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。今まで駆除のために使っていた人などは、対処方法を変える必要もあるかと思います。また、忌避目的で使いたいと思っている人は、種類ごとの特徴をしっかりと見極めて忌避剤を買うことをおすすめいたします。