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【合わせガラスVS強化ガラス】地震対策にはどちらが最適?

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【 合わせガラス VS 強化ガラス 】 地震対策にはどちらが最適?

説明 地震の際にガラスで怪我をしない為に、合わせガラスと強化ガラスの特性をご紹介します。

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【 合わせガラス VS 強化ガラス 】 地震対策にはどちらが最適?

ガラス選びは重要

現在、オフィスビルなどの建物に使われるガラスが大きくなってきている事などから、ガラス衝突による傷害事故の大型化が懸念されていますが、実は家庭内での事故の方が74%と割合が多くなっています。また、家庭内でのガラスによる怪我は15歳以下の子どもが半数以上を占めています。
一方、自然災害や大規模災害時では、ガラスによって怪我をしてしまった方が多くいらっしゃいます。
私たちが、ガラス破壊による2災害防止に努める事は、適切なガラスを選び、施工しておく事が重要です。
そこで、ガラスで怪我をしない為に、ガラスの特性を知り、「防災ガラス選び」をしましょう。

合わせガラスの特性

ガラス破片が飛散しにくい

防災ガラスと言われているものは、実は「合わせガラス」とほぼ同意義です。
合わせガラスは、2枚の板ガラスの隙間に柔らかくて強靭な特殊なフィルムを挟み、加熱圧着したガラスです。
合わせガラスは、ガラスと特殊フィルムが接着されている為、地震や衝撃などで、万一ガラスが割れた場合でも、破片が飛び散ったり脱落しにくくなります。
日本の建物のガラスの人に与える衝撃に対する安全基準は、「強化ガラス」「合わせガラス」のJISのなかに規定されています。
この基準では、人への衝撃に対するガラスの安全性能は、ガラスが割れない事よりも、もしも割れた場合に、人に対して安全な割れ方をする事が、より重要である事を示しています。
合わせガラスは、ガラス片の飛散が少なく、安全性が高い事が特徴です。
フロート板ガラスは鋭利なガラス片が落下し、ガラス片に当たると怪我に繋がってしまいます。
強化ガラスが割れた場合、意外にもガラスが飛び散ってしまいます。
合わせガラスは、柔軟で強靭な特殊フィルムの働きにより、同じ呼び厚さのフロート板ガラスに比べて衝撃物が貫通しにくくなります。

強化ガラスの特性

ガラス破片が粒状になる

強化ガラスはフロート板ガラスを軟化温度付近まで加熱した後、ガラス表面に空気を吹き付けて冷却してつくられます。
それにより、同じ呼び厚さのフロートガラスの約3.5倍の耐風耐圧強度があります。
強化ガラスは強度が高く、万一破損しても破片が細かく粒状になる安全性の高いガラスですが、破損時に破片が脱落することがあります。
また、不意に破損する可能性もあり、強化ガラスと言う名前から受ける印象とは、異なった一面があります。
つまり、地震など外部から強い力が加わった場合やガラス表面に傷がついた場合は、強化ガラスでも割れてしまう事があるのです。
しかも、割れるだけであんく、合わせガラスと比べ、脱落の可能性も高いと言えます。
これは、近くにいる人がガラス片を浴びて怪我をする事や頭上から落下してきたガラス片の塊が頭に当たって怪我をする事が考えられるという事です。
飛散防止フィルムを貼った強化ガラスでも、破損時に非常に細かいガラス片が脱落する場合がありますが、飛散防止フィルムによる落下防止措置をとる事は有効です。

まとめ

今回、ご紹介しました通り、ガラスが割れない事も重要ですが、万一割れた場合に、人体に対して安全な割れ方をする事が、より重要です。
その点において、「強化ガラス」より「合わせガラス」の方が安全性が高いと言えます。
強化ガラスの破片が粒状になる事も安全性に寄与しますが、飛び散らない「合わせガラス」には劣るという事です。
「強化ガラス」をお選びになる場合は、飛散防止フィルムによる落下防止措置を講じておきましょう。
また、「強化ガラスにしておけばいいんじゃないの」という安易な発想ではなく、それぞれの特性から、地震対策に最適なガラスはどちらかを選びましょう。

生活救急車 編集部
生活救急車 編集部
生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
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