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説明 湿度が高いのになぜか部屋が寒くて困っていませんか?湿度が高いと蒸し蒸しして熱いイメージがありますが、窓から温かい空気が逃げてしまえば部屋をなかなか温めることができません。そこで今回は、湿度が高いのに部屋が寒くなる原因と効率よく部屋を温めるコツをご紹介します。
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湿度が高いのになぜか部屋が寒くて困っていませんか?
湿度が高いと蒸し蒸しして熱いイメージがありますが、窓から温かい空気が逃げてしまえば部屋をなかなか温めることができません。
そのため、窓の断熱性を高めるための対策を行っておくことがおすすめです。
そこで今回は、湿度が高いのに部屋が寒くなる原因と効率よく部屋を温めるコツをご紹介します。
「部屋が寒いから、湿度を上げよう」と思って、ストーブにやかんを置いたり、加湿器を設置したりする人はよくいらっしゃいます。
湿度が高いと「体感温度が高くなる」というのはよく知られている話ですが、少し誤解されていることもあるようです。
そこで最初に、「湿度が高いのに部屋が寒い」と感じる原因や、湿度と温度の関係についてご紹介したいと思います。
よくある誤解ですが、「湿度が高いと『気温が高くなる』」わけではありません。
これを言うと、「え?でも、人の温度が変わる実験画像を見たことがあるけど?」と思う方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、その実験結果の画像について誤解があるようです。
メーカーが出している湿度と温度変化の実験画像では、被験者のアンケートを基に「体感温度」を計算し、それを『サーモグラフィカメラで、撮影した風のイラスト』にした画像をよく見かけます。
メーカーの公式サイトを見ると、『計算結果から体感温度をイラスト化した』と説明や注釈書きがあるのですが、イラストのみを見て「湿度が高いと温度が上がるんだ!」と勘違いしてしまう人が多いようです。
湿度が高くても、温度(気温)が上がるわけではなく、『体感温度』が上がるだけということに注意しましょう。
「湿度を高くしても『温度(気温)』が上がるわけではない」と紹介しましたが、意味がないということはありません。
湿度を上げることで体感温度は上がるので、「暖房の設定温度の上げすぎ」を予防することができます。
また、湿度が低すぎて肌がかゆくなったり、喉が乾燥しやすくなることもあるので、冬場の加湿は適度に行った方がいいでしょう。
季節にもよりますが、大体50~60%が適切と言われています。
冬場は乾燥しやすいので「いっぱい加湿しといた方がいい」と思ってしまいがちですが、常に湿度が高い状態にすると、結露やカビの発生に繋がるので注意しましょう。
最近は、部屋の温度や湿度が適性か調べる家庭用の計測器も売られているので、気になる人は1つ持ってみてはいかがでしょうか。
「加湿も暖房の温度もしっかり設定しているのに、部屋が寒い」という場合。
この場合は、加湿や暖房の温度設定以外の原因で、部屋が寒くなっている可能性がないかチェックしてみましょう。
ここでは、湿度や暖房の温度設定をしっかりしているのに寒い部屋の原因についてご紹介します。
部屋がなかなか温まらなくて気温が低くなってしまう原因は、『気密性が低い』ことが原因の場合があります。
特に窓や玄関は経年劣化などで隙間が生まれやすく、この隙間からせっかく暖房で温めた空気が逃げてしまい、外から寒い空気が侵入してしまえば部屋がなかなか温まりにくくなります。
また、ほとんどの窓枠に使用されているアルミサッシにも問題があります。アルミサッシは熱伝導率が高く、部屋で温めた空気を外に逃がしてしまいます。
断熱性を高めるためには、『樹脂サッシ』を取り入れるなどの対策が必要です。
一般的に使用されている窓ガラスは、『単板ガラス』と呼ばれる1枚のガラスが取り付けられているものが多いです。
この単板ガラスは熱を通しやすく、『窓は部屋の中で最も熱を逃がしてしまう場所』といわれるほど断熱性が低いというデメリットがあります。
そのため窓の対策ができていないとどれだけ暖房をフルに稼働して加湿しても、なかなか部屋を温めることができません。
暖かい部屋の空気を逃がさないための対策を行うことで、温かい部屋を保つことができます。
暖房をしっかり稼働しているのに部屋が寒いという場合に考えられるのが、『コールドドラフト現象』です。
これは暖房によって温められた空気が、外気でキンキンに冷えた窓に触れることで冷やされて床に降下してくる現象です。
先ほどご紹介した窓の断熱性が低いとこのような現象が起こり、天井と床の気温差が5度以上生じるとも言われています。
この現象も窓の断熱性を高めることで防ぐことが可能です。
部屋を効率よく温めるためには、対策を行っておくことがおすすめです。
ここでは、部屋が寒い時に効率よく温めるコツをご紹介します。
窓の断熱性を高めることで、効率よく部屋を温めることが可能です。
窓の断熱性を高めるには断熱ガラスへの交換が効果的ですが、『コストがかかるしもっと手軽にできる方法はないの?』と思われる方もいらっしゃると思います。
そんな時は市販の断熱シートやカーテンなどを使った方法で、コストを抑えつつも部屋の暖かい空気を逃がさない対策を行うことができます。
また、ネットショップなどで販売されている簡易的な二重窓を設置することも効果的です。種類によっては賃貸でも取り付けることが可能な物もあります。
窓の対策を行っていれば部屋を効率的に温めることができるため、ぜひ行ってみてください。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
窓の断熱シートはさまざまな種類が販売されています。貼り方・素材を確認してから購入しましょう。始めて断熱シートを貼る方は『水貼り』を選ぶと貼り直しができるのでおすすめです。
ここでは水貼りタイプの断熱シートの貼り方をご紹介します。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
本格的な窓の断熱対策を行いたい方は、『断熱ガラス(ペアガラス)』への交換がおすすめです。一般的なガラスは単板ガラスと呼ばれる1枚のガラスが使われていることが主流です。
一方断熱ガラスとは、2枚のガラスの間に空気やガスを入れた中間層という部分があるガラスのことです。
この中間層があるおかげで熱の移動を抑え、部屋で温めた空気が外に行くこと、冷えた外の空気が中に入らないという効果があります。
最近では窓枠のサイズによって異なりますが、窓枠はそのまままでガラスのみの交換を行うこともできます。
断熱ガラスへの交換を行う際に確認しておくとおすすめなのが『窓枠の気密性』っです。
一般的に使われているアルミサッシは気密性・断熱性が低く、ここから熱が逃げだしてしまうこともあるため、より高い断熱効果を得たい場合は窓枠も合わせて交換することで、効果を上げることができます。
また、ドアや窓の隙間に隙間テープを貼っておくことで、外からの冷たい空気を遮断する効果があります。
サッシの交換はちょっと大げさだなと感じる方は、隙間をできるだけ埋めておくことで冷気が入ってこなくなるのでおすすめです。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
暖かい空気は上、冷たい空気は下にたまりやすいという性質があります。
そのため暖房でどれだけ暖かい空気を作っても上に上に上がってしまい、人が過ごす場所には冷たい空気が残ってしまうのでいつまでたっても体感温度は低いままになってしまいます。
そこでおすすめなのが『サーキュレーター』です。サーキュレーターがなければ扇風機、照明についているファンなどでもかまいません。
部屋の空気の流れを作って循環させることで暖房で温めた空気を下におろすことができ、効率よく部屋を温めることができます。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
適度な加湿(湿度50%~60%程度)を行うことも部屋を暖かく保つためには必要です。先ほどもご紹介しましたが、湿度を上げることによって体感温度を上げることができます。
加湿器を使う方法が主流ですが、加湿器がないときは下記の方法を行ってみてはいかがでしょうか。
濡らしたバスタオルは長時間干しておくと乾いてしまうため、その都度濡らしておくようにしましょう。
お湯を沸かす場合は空焚きに注意し、火にかけていることを忘れないようにする必要があります。
水を溜めた容器を置いておく場合は、表面積が狭いためあまり効果を感じられない場合もあります。寝るときに枕元に置きピンポイントで加湿したい場合などに効果的です。
冬場にフローリングだけで生活している方はほとんどいないかと思いますが、暖房を付けていてもさすがにフローリングまで温めることはできません。
そのためカーペットやラグを敷いたり、ジョイントマットを敷くことで床からの冷気を遮断する対策を行っておくことがおすすめです。
また、カーペットの下にアルミシートを敷いておくと保温効果を高めることができます。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
今回は、湿度が高いのに部屋か寒い原因と効率よく部屋を温めるコツをご紹介しました。
湿度が高い部屋は暖かいというイメージが強い方も多いと思いますが、窓の断熱性が低かったり気密性が低いとどんなに温めても熱が逃げてしまいます。
そのため、部屋を効率よく温めるには窓の断熱性を高める方法が効果的です。本格的に行いたい方は『断熱ガラス』への交換がおすすめですが、あまりコストをかけたくない場合は『断熱グッズ』を使った簡易的な方法でも部屋を温めることは可能です。
部屋がなかなか温まらなくて困っているという方は、今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
住まいではなく 集会所のような場所の効率的に暖める方法を検討しておりました。 さっそく試してみます。