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説明 給湯器に蜂の巣を作られてお困りではありませんか?火災などの事故を起こさずに給湯器にできた蜂の巣を駆除するには、事前にしっかり準備をして適切な方法で対処することが重要です。そこで今回は、給湯器の蜂の巣駆除の方法についてご紹介したいと思います。
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給湯器に蜂の巣を作られてお困りではありませんか?
蜂の巣ができていると、それだけで刺される危険性がありますが、巣が給湯器にできているときはさらに厄介です。
火災などの事故を起こさずに給湯器の蜂の巣を駆除するには、事前にしっかり準備をして適切な方法で対処することが重要です。
そこで今回は、給湯器の蜂の巣駆除の方法についてご紹介したいと思います。
蜂の巣は庭木や軒下、屋根裏などによく作られるイメージを持っている人も多いと思いますが、まれに給湯器で蜂の巣が見つかることもあります。
蜂は種類によって巣作りしやすい環境が異なり、好む環境によっては給湯器を巣作りの場所に選ぶ場合もあります。
そこでまずは、給湯器に巣を作る蜂を種類別にご紹介したいと思います。
給湯器に巣を作る蜂の種類で比較的多いのが、アシナガバチです。
アシナガバチは、風通しがいい場所を好んで巣を作る習性があるため、屋外に設置してある給湯器に巣を作られることがあります。
また、雨風を防げる外敵に見つかりにくい場所も好むため、給湯器のカバー内側に知らない間に巣を作られてしまっているケースもあります。
スズメバチは、雨風を防げる閉鎖的な空間を好んで巣を作る種類が多いです。そのため、給湯器内部にスズメバチが巣を作る可能性も考えられます。
スズメバチの駆除は個人では難しく、また給湯器は設置場所によっては殺虫剤を届かせるのが難しいことがあります。
給湯器に巣を作ったのがスズメバチだった場合は、駆除や退治は業者に依頼することをおすすめいたします。
給湯器にできた蜂の巣の駆除を行う場合は、いくつか注意点があります。
台所やお風呂のお湯を出すときなど、毎日気軽に使っている給湯器ですが、内部には精密な機械が入っています。
故障のリスクを避けて適切に対処するために、ここからは給湯器の蜂の巣駆除をするときに知っておいたほうがいいことをご紹介したいと思います。
もし、給湯器の給排気口をふさぐ形で蜂の巣ができていた場合は、すぐに給湯器の使用を中止して電源を切っておきます。
給排気口がものでふさがれていると、給湯器が不完全燃焼を起こして発火するおそれがあります。
アシナガバチやスズメバチの巣は、燃えやすい素材でできているため、給湯器から出た火が燃え移って火災事故になる可能性も考えられます。
給排気口付近に蜂の巣ができているときは、巣を撤去するまで給湯器は使用しないようにしましょう。
蜂は市販の殺虫剤を使って駆除することができます。しかし、給湯器の近くで使う場合は注意が必要です。
殺虫剤は可燃性のガスが入っているため、電源の入った状態の給湯器に噴射すると引火して火災が起こるおそれがあります。
殺虫剤で給湯器の蜂の巣駆除をするときは、必ず給湯器の電源を切った状態で行いましょう。
給湯器のスイッチを切ったすぐ後は本体が熱を持っているため、電源を切った直後は殺虫剤をかけないように注意しましょう。
また、殺虫剤を噴射するときは、給湯器の給排気口に殺虫剤がかからないように方向などを調整すると故障を防ぐことができます。
給湯器の蜂を退治するときに使用できる殺虫剤は、「エアゾールタイプ」です。
エアゾールは、市販の殺虫剤によくある、容器の中の成分を霧状にしてスプレーするタイプの製品のことです。
庭木の殺虫・防虫に使われる液状殺虫剤は、給湯器にかかると故障する原因になるため、使用は控えましょう。
殺虫剤の成分が給湯器内部の機械に入り込むと、誤作動を起こして故障の原因になる可能性があります。
業者でも、給湯器内部の蜂の巣駆除は状況に合わせてさまざまな方法を使います。
給湯器近辺やカバーなどの外側に巣ができるときと違い、非常に難しい作業になりますので、業者に依頼されることをおすすめいたします。
給湯器の故障や蜂に刺される危険性などを考慮すると、蜂の巣駆除はなるべく業者に任せた方が安心です。
しかし、「業者がすぐに来られないので、被害が出ないうちに自分で駆除したい」という人もいるかもしれません。
そこでここからは、給湯器に蜂の巣を作られたときの対処法についてご紹介いたします。
給湯器の蜂の巣を自分で駆除したい場合、まず蜂の巣が自力で駆除できる状態かどうかを確認しておきましょう。
巣の大きさや位置によっては自力での駆除が難しい場合があるため、下記の条件に当てはまるかどうかをあらかじめチェックします。
巣が大きくなって蜂の数が多いときや、給湯器の内部・給排気口付近に巣があるときは、専門の業者に相談することをおすすめいたします。
ここからは、給湯器に作られた蜂の巣を駆除する手順についてご紹介したいと思います。
給湯器の蜂の巣を駆除する時に必要な道具は、下記の通りです。
※自治体によっては、防護服の貸し出しがされていることもあります。まずは、お住まいの自治体窓口に問い合わせることをおすすめいたします。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
駆除の服装はなるべく防護服を用意した方がいいですが、どうしても手に入らないときは厚手の長袖・長ズボンを着用し、白いレインコートと面布つきの防止で代用することもできます。
給湯器にできた蜂の巣を駆除する手順をご紹介いたします。
1.赤いセロハンを貼った懐中電灯をつけて、巣から2~3mの位置まで近づき巣の位置を確認します。
2.風上(または無風状態)から、巣に向かって殺虫スプレーを10秒~20秒程度噴射します。
殺虫剤に驚いた蜂が巣から飛び出してくることがありますが、慌てずに飛んできた蜂にもしばらく吹き付けましょう(近づかれすぎて危険だと感じたらすぐに駆除を中止し、避難しましょう)。
3.巣の周りにいる蜂を駆除したら、巣穴の中に殺虫スプレーを散布して巣の中にいる蜂を駆除します。
4.棒か剪定ばさみを使って蜂の巣を落とし、ゴミ袋に入れます。巣の真下にゴミ袋を置いておくと処分しやすくなります。
5.念のため、ゴミ袋の中に殺虫スプレーを噴射します。
6.地面に落ちている蜂の死骸をトングでつかんでゴミ袋に入れます。死骸をつかんだときに反射で毒針が飛び出ることがあるため、手で死骸を回収するのは避けましょう。
7.ゴミ袋を可燃ごみとして処分します。
8.給湯器の周辺に殺虫スプレーをまいて防除して完了です。
蜂の巣ができたことのある場所は、その場所が蜂にとって巣作りに適した場所ということでもあります。
そのため、巣の駆除をした後は、また同じ場所に巣を作られないように対策をしておくと安心です。
ここからは、給湯器に蜂の巣を作られないようにする対策についてご紹介したいと思います。
防虫剤を散布して給湯器に蜂を寄り付かなくさせることで、巣作りの防止ができます。また、駆除用の殺虫スプレーでも同様の効果があります。
ただし、給湯器に直接防虫剤をかけると故障するおそれがあるため、給湯器周囲の外壁などに散布するようにしましょう。
「給湯器の付近に庭木があって薬剤を散布しにくい」「給湯器に薬剤がかからないか心配」といったときは、給湯液の近くに木酢液を設置する方法を試してみてはいかがでしょうか。
木酢液は蜂の苦手なにおいを発生させるため、蜂が寄り付きにくくなる効果があります。使用するときは、原液を水で2倍程度に薄めてペットボトルなどに入れておきましょう。
庭木や柵が近くにあるときは、容器に紐をつけて吊るしておきます。庭木も柵もないときは、木酢液を入れた容器を地面に置いておくだけでも効果があります。
アシナガバチやスズメバチの巣作り時期となる、3月~5月くらいの間に設置すると巣作りの予防になります。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
蜂の侵入防止グッズでは防虫カバーや防虫ネットなどが販売されていますが、給湯器に可燃性のものをかぶせると、引火して火災が発生するおそれがあります。
また、給湯器の隙間をパテなどでふさぐこともやめておきましょう。排気や廃熱がうまくいかなくなり、カバー類と同様に火災が起こる可能性があります。
給湯器の蜂の巣対策では、「穴を塞ぐ」ような対策は使わないようにしましょう。
今回は、給湯器の蜂の巣を駆除する方法についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
給湯器は、扱い方によっては故障や火災のおそれがある精密な機械です。蜂の巣ができたときは、機械に負担をかけないよう慎重に駆除を行う必要があります。
巣の位置によっては自力での駆除が難しい可能性もあるため、自分で対処するのが無理そうなときは害虫駆除業者に相談することをおすすめいたします。
生活救急車では蜂の巣の駆除を承っておりますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。まずは、現地見積もりからご対応させていただきます。