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室外機が置けない部屋の冷房の選び方!冷風機・冷風扇の違いとは

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室外機が置けない部屋の冷房の選び方!冷風機・冷風扇の違いとは

説明 室外機が置けない部屋に冷房を置く方法をお探しではありませんか?賃貸などでエアコンの室外機の設置が難しいときは、室外機なしでも設置できるタイプの冷房がおすすめです。今回は、室外機が置けない部屋でも使える冷房の種類や選び方などについてご紹介したいと思います。

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目次

室外機が置けない部屋に冷房を置く方法をお探しではありませんか?

冷房といえば壁掛けのエアコンが一般的ですが、賃貸などお部屋の状況によっては室外機の設置が難しい場合もあります。

そんなときは、室外機なしでも設置できるタイプの冷房がおすすめです。

今回は、室外機が置けない部屋でも使える冷房の種類や選び方などについてご紹介したいと思います。


室外機が置けない部屋は通常の冷房を設置するのが難しいことがある

ルームエアコンでよくある壁掛けエアコンは『セパレートタイプ』と呼ばれるエアコンです。

このタイプのエアコンは『室内機』と『室外機』に分かれており、それぞれ壁を通して配管で接続されています。

そのため、設置には下記の条件が必要となります。

  • 【セパレートタイプのエアコンが設置できる条件】
  • ・壁の穴あけ工事ができる
  • ・屋外に室外機を置くスペースが確保できる(庭・ベランダ・屋根・外壁など)

エアコンの室外機が置けない部屋のケース

室外機付きのエアコンは、設置にいくつかの条件があります。

これから室外機つきのエアコンを設置しようとしている場合で、下記のような環境にあるときは設置が難しい可能性があるので注意が必要です。

設置環境 事例
賃貸物件
  • ・穴あけ工事が許可されていない
  • ・室内壁の反対側が共用部分(廊下など)で室外機を置けない
一戸建て(持ち家)の立地条件
  • ・ベランダが設置されていない
  • ・隣家との距離が近くて壁に固定できない

上記のような環境の室内でエアコンを設置したいときは、室外機の設置が不要なタイプのエアコンを使うことも検討してみましょう。


室外機が置けない部屋でも使える冷房4種類とは?特徴・メリット・デメリットを紹介

ここからは、室外機が置けない部屋でも使える冷房機器を『4種類』ご紹介したいと思います。

いずれも室外機の設置や穴あけ工事が必要ないため、賃貸や室外機の設置スペースがない場所でも使用することができます。

特徴や設置方法、メリット・デメリットがそれぞれ異なるので、設置する部屋や目的に合ったものを選んでみましょう。

室外機が置けない部屋の冷房4種類を紹介

室外機が置けない部屋でも設置できる冷房は、たとえば下記のようなものがあります。

ここからは、上記4種類の冷房機器について詳しくご説明していきたいと思います。


室外機がいらない床置きエアコン『冷風機』

冷風機は、壁に固定する一般的なエアコンとは異なり、床に置いて使用するタイプの冷房機器です。

『ポータブルクーラー』『スポットエアコン』などの名称で販売されている場合があります。

本体を固定する作業なども必要なく、電源(コンセント)があればすぐに使用することができます。

室外機が不要の冷房の中では比較的冷却性能が高く、『除湿機能』が使える種類もあります。また、機種によっては暖房機能が使用できるタイプがあります。

冷風機は『本体が室外機の動作も行う』

冷風機はエアコンの室内機と室外機が一体になっているため、室外機の排気・排熱の動作が冷風機本体から行われます。

そのため、使用時は『排気・排熱場所の確保』が必要となります(屋外で使用する場合は不要)。

排気場所は窓やドアなどが使われることが多いですが、『排気場所のそばから離しにくい』『排気場所として使っている間は窓やドアが開けっ放しになってしまう』などの点に注意しましょう。

付属品の排気パネルを設置して窓のすき間を塞ぐと『冷気が逃げるのを防ぐ』ことはできますが、防犯のため使用中は部屋を無人の状態にしないように気を付けましょう。

冷風機は室外機がないため『本体から稼働音がする』

冷風機では、『室外機の稼働音』が本体から発生するため、普通のエアコンより稼働音が大きく感じられることがあります。

夜間などの稼働音が気になるときは、『静音タイプ』の製品を選ぶといいでしょう。また、本体サイズが小さいものは稼働音も小さめです。

仕様書・商品説明ページなどで『dB』で表記されているのが稼働時の騒音値です。寝室で使う場合は『40dB以下』を目安に探してみましょう。


室外機なしで窓に固定する『窓用エアコン』

窓用エアコンは、窓枠に本体を取り付けて使用するタイプのエアコンです。ウインド(ウインドウ)エアコンなどの名称の場合もあります。

冷風機と同様に本体と室外機が一体になっており、窓に取り付けて室内側に冷風を送ると同時に、本体の背面で屋外側へ排気・排熱を行っています。

窓に固定して設置しますが、穴あけなど特別な作業は必要なく個人で取り付けることができます(購入店に依頼することも可能)。

窓用エアコンは『エアコンの本体分だけ窓を開けた状態』で使用する

窓用エアコンは窓に固定して設置するため、冷風機のように移動させることはできません(別の窓に移設させることはできます)。

また、窓用エアコンは『窓を開け、室外機部分を屋外に向けて設置する』ため、設置するときは下記のような点に注意したほうがいいでしょう。

  • 【窓用エアコンを設置するときの注意点】
  • ・雨風が入りにくい場所を選ぶ
  • ・稼働音や排気が隣家に影響しない程度の距離を取る(1m以上)
  • ・窓が開けっぱなしになるので、設置時は付属のストッパーか補助錠などを用意
  • ・上部のすき間は付属のパネルで埋める

付属のストッパーは『窓枠にネジ留めする』など賃貸では難しい設置方法になっていることがあるため、その場合は粘着テープタイプやサッシはめ込みタイプの補助錠を別で用意しておきましょう。



窓用エアコンの適用畳数はそれほど広くない

窓用エアコンは室外機つきと同様に固定して使用しますが、室外機付きより性能が落ちる点にも注意が必要です。

窓用エアコンの場合、適用畳数は最大の製品でも『8畳』程度までとなっています。

リビングのような広い部屋ではなく、寝室や子供部屋など小さめの居室向けと考えておきましょう。


室外機が不要・コンパクトで環境にやさしい『冷風扇』

冷風扇は、水が蒸発するときの『気化熱』を利用して冷たい風を起こす冷房機器です。冷風機と名前が似ていますが、仕組みはまったく異なります。

>>>冷風機と冷風扇は何が違う?

フィルターに水を含ませた状態で吸気を行うと、フィルターが空気を通すときに水分が蒸発し、蒸発時に『気化熱』が発生して空気の熱が奪われるので、送風が冷たく感じられる、という仕組みになっています。

水を入れずに送風機として使ったり、水といっしょに氷を入れてより冷たい風を出すなどの使い方もできます。

冷風機より消費電力や騒音が小さく、冷風を出すのに冷媒ガスではなく水を使うため環境にやさしいという利点があります。『子供やペットの前でも安心して冷房を使いたい』などの場合は、冷風扇の設置がおすすめです。

冷風扇は『卓上クーラー』などコンパクトなものが多い

冷風扇は大小さまざまなサイズの製品があり、『卓上クーラー』として持ち運んで使用できる機種もあります。

コンパクトなものはそれほど電力を必要としないため、USB充電が可能な製品もあり、さらに持ち運びが簡単になっています。

小さい冷風扇は『部屋全体を冷やす』目的では使えませんが、『自分のデスクの周りだけ涼しくしたい』などの目的で使用するのに向いています。

冷風扇は水の蒸発を利用するので『使用時に加湿される』

冷風扇が運転時に蒸発させた水分は、室内に放出されることになります。

そのため、冷風扇を使用すると湿度が上がりやすくなり、閉め切った部屋だとかえってムシムシと感じてしまうことがあります。

使用時はなるべく窓を開けて換気をしておくとよいですが、外の湿度が高いときはあまり効果がない場合もあるので注意が必要です。

また、フィルターが常に濡れているとカビが生えやすいため、フィルターのお手入れはこまめに行っておくことをおすすめします。


冷風扇を加湿器・サーキュレーターの代わりとして使う方法

冷風扇を使うと加湿される仕組みを利用して、冷風扇を『加湿器兼サーキュレーター』として使う方法もあります。

冬場は乾燥しやすく、底冷えが気になるので、冷風扇で加湿を行いつつ、送風で空気を循環させて暖房効率をアップさせる効果が期待できます。

ただし、冷風扇でこの方法を使うと室温が下がりやすくなるため、暖房と冷風機を同時に使うのが気になるときは温風と冷風が出せる『温冷風扇』を使用しましょう。

冷風機と冷風扇は何が違う?

冷風機と冷風扇は名前が似ていますが、それぞれ異なる仕組みで冷風を出すまったく別の冷房機器です。

冷風機は運転により水が発生するので、定期的に『水を捨てる』必要があります。

対して、冷風扇は冷たい風を起こすのに水を使うため、『本体(のタンク)に水を入れてから運転する』必要があります。

冷風機と冷風扇は『水の使い方が逆』と覚えておくと見分けやすくなると思います。


室外機が置けない部屋で『扇風機・サーキュレーター』を効率的に使う

エアコンが普及する前から多くの人に親しまれてきた扇風機も、冷房機器の1つです。

冷房機器の中でも本体価格が安価なほうで、電気代も安いなどコストの点ですぐれていますが、『冷房性能が足りない』点であまり採用していない人も多いかもしれません。

しかし、扇風機でも使い方を工夫することで涼しく感じやすくできる場合があるので、これからご紹介する方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。

扇風機・サーキュレーターを『複数台設置』して部屋を涼しくする方法

扇風機を2台以上設置した場合でも、エアコン1台の電気代より低いことがほとんどです。

そこで、『扇風機を2台設置し、室内の空気の循環効率を上げる』ことで扇風機の効果を上げる効果が期待できます。

1台は通常通り人に風を当てて使用し、もう1台は空気を循環させるために使用しましょう。循環用の扇風機は、サーキュレーターを使用することもできます。


室外機が置けない部屋の冷房の選び方・おすすめの機種を紹介!

ここからは、実際に販売されている『室外機不要の冷房』をご紹介したいと思います。

種類ごとに選び方のポイントなどもご紹介しておりますので、購入を検討する際の参考にしてみてください。

冷風機のおすすめ・選び方

冷風機にはさまざまな種類がありますが、なるべく使用時の手間を省きたいときは『ノンドレンタイプ』の製品がおすすめです。

冷風機は普通のエアコンと同じように冷房・除湿を使うと結露で水が発生するため、タンクにたまるドレン水を定期的に捨てる必要があります。

しかし、ノンドレンタイプは熱交換器でドレン水を蒸発させるため、排水を行わずに使い続けることができます。

また、ドレン水が排出されるタイプを使う場合は、ドレンタンクの容量が大きめのものを選ぶと頻?に排水する手間を省くことができます。


CORONA 『どこでもクーラー』CDM-10A2



冷風・除湿・送風機能の3種類が搭載された冷風機です。

本体にキャスターがついているため、好きな場所に移動させることができます。

上記の冷風機は『ノンドレンタイプ』のため、頻繁な排水を行わずに使用可能です。


アイリスオーヤマ ポータブルエアコン IPA-2821GH



冷房・除湿・送風に加え、暖房機能が搭載されたノンドレンタイプの冷風機です。

暖房機能もついているので、冬場でもスポットエアコンとして利用することができます。

窓用エアコンのおすすめ・選び方

窓用エアコンは窓枠の中に設置するため、『窓がエアコンより小さい』場合は設置することができないので注意が必要です。

購入する前に、設置したい窓の『高さと開き幅』を測って、購入するエアコンに適用するかどうかを確認しておきましょう。

また、窓用エアコンの仕組みは冷風機とほとんど同じのため、排水が出ない『ノンドレンタイプ』の製品を選ぶことができます。


CORONA『ReLaLa』CWH-A1821



『冷暖房兼用』タイプの窓用エアコンです。冷房だけではなく、冬場に暖房として使用することができます。

上記は『オートドレンタイプ』で、室外側のダクトから自動で排水が行われます。

冷房時は最大8畳、暖房は最大6畳の部屋に適用できます。


トヨトミ 窓用エアコン TIW-AS180L



上記は『冷房専用』の窓用エアコン(ノンドレンタイプ)です。

吹き出し口が本体の中央にあるため、『冷風が広がりやすい・窓の左右両方に取り付けやすい』メリットがあります。

また、人感センサーが搭載されており、自動でスイッチを入れる・切ることができます。

冷風扇のおすすめ・選び方

冷風扇は、床に置いて床用エアコンのように使用する、卓上に置いてスポットクーラーとして使用するなど、製品によって想定している使い方が異なることがあります。

自分で製品を選ぶときは、製品サイズや『卓上』の表記があるかどうかなどを判断基準にしてみましょう。


SHINEZONE USB充電式冷風扇



デスクやサイドテーブルなどに置いて使用できるコンパクトなタイプの冷風扇です。

USB充電に対応しており、コンセントと接続せずに好きな場所で使用することができます。


UP STORE 冷風扇



床置きタイプの冷風扇です。本体が大きい分、給水タンクも大きいので、1回の給水で比較的長めに運転を続けることができます。

冷風扇の風を冷たくする方法に氷を入れるやり方をご紹介しましたが、この製品は『保冷剤』を入れることができます。

給水タンクに保冷剤を入れておくことで、氷を入れるよりも冷たい風を長持ちさせる効果が期待できます。

室外機が置けない部屋の冷房は『室内を部分的に冷やす』のに向いている

室外機なしの冷房は、室外機をなくした分、本体のパワーが室外機の機能にも割かれていたり、本体が小さく構造が単純になっていることがあります。

そのため、いずれも室外機を置くタイプのエアコン(クーラー)と比べると、冷房効率が見劣りする場合がある点に注意しましょう。

出力の関係上、室外機つきのように『広い部屋を全体的に冷やす』ことにはあまり向いていないので、設置や使用方法を工夫する形で使用されることをおすすめいたします。

たとえば、『なるべく風が直接当たる位置に設置する』『サーキュレーターで循環効率を上げる』など、より涼しく感じやすくなるような使い方を実践してみましょう。


室外機が置けない部屋の冷房まとめ

今回は、室外機が置けない部屋の冷房についてご紹介させていただきました。

室外機がいらない冷房機器は、冷風機、冷風扇、窓用エアコンなどがあります。

『冷房性能』『静音性』など種類や製品によって特徴や設置方法が異なるので、設置したい部屋や目的に合わせて選んでみましょう。

生活救急車 編集部
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