エアコンの分解洗浄の相場とは？非分解洗浄・時期ごとの料金を比較

エアコンの分解洗浄の費用がわからなくてお困りではありませんか？

業者がエアコンクリーニングを行う場合のやり方の一つに『分解洗浄』という方法があります。

エアコンの部品を取り外して丸洗いする分解洗浄は、エアコンの徹底洗浄をしたいときに効果的ですが、作業が複雑なぶん費用が掛かることが気になる人も多いと思います。

そこで今回は、エアコンの分解洗浄を業者に依頼した場合の相場や、分解洗浄作業の内容などについてご紹介いたします。

エアコンのクリーニングで行う『分解洗浄』とは？

『エアコンクリーニング作業』は1つではなく、依頼するクリーニング業者やコースによって、洗浄作業の内容が異なる場合があることはご存知でしょうか。

業者が行うエアコンクリーニング作業の1つに、『分解洗浄』というやり方があります。分解洗浄は、『エアコンの中の汚れを徹底的に取り除きたい』という場合におすすめの洗浄方法です。

まずは、エアコンクリーニングの『分解洗浄』とはどんな作業なのかについてご説明していきたいと思います。

エアコンクリーニング・分解洗浄を業者に依頼するメリットとは

個人でエアコンクリーニングを行う場合、フィルターやルーバーなど一部の部品のみ分解して掃除する、お掃除スプレーで表面を洗い流すなど洗浄方法が限られています。

そのため、『エアコンの内部・裏側』といった個人でのエアコンクリーニングでは難しい部分には数年単位でカビやほこりなどの汚れが蓄積していきます。

エアコン内部の汚れは、エアコンの不調や健康被害を引き起こすことがあるため、『1～2年に1回』程度を目安に業者による本格的なエアコンクリーニングを行い、エアコンの内部までしっかり汚れを落とすことをおすすめしております。

業者によるエアコンクリーニングは『エアコンの養生』から任せることができる

エアコンの本格的な洗浄をする場合、エアコンを洗浄したときの水が周囲に飛び散らないように『養生』を行う必要があります。

自分でエアコンクリーニングをするときは養生から自分で行いますが、作業に慣れていない人だと時間がかかったり、養生が不十分でエアコンから出る汚れた水が壁紙や家具などにかかってしまうおそれもあります。

分解時にエアコンの部品を破損したり、周囲を汚さずにクリーニングを行えるか不安な人は業者依頼でエアコンクリーニングを行うと安心です。

エアコンの分解洗浄と分解しない洗浄の違いは？

エアコンクリーニング業者がエアコンの洗浄を行う場合、大きく分けて下記の2通りの方法があります。

非分解洗浄でもカバーやフィルターなどは分解（取り外し）を行うため、わかりやすいように分解洗浄のほうを『完全分解』や『オーバーホール』と表記・呼称している場合もあります。

業者が行うエアコンクリーニングでも必ず分解洗浄を行うとは限らないため、分解洗浄を希望している場合は申し込みの時点で希望を伝えておくといいでしょう。

分解洗浄によるクリーニングが効果的なエアコンの部品

エアコンクリーニング業者が行う分解洗浄では、フィルターやルーバー（送風口にある羽のような部品）など個人でも外せる部品だけではなく、エアコンの構造に詳しくないと取り外しが難しい『内部部品』まで分解して汚れを落とします。

たとえば下記のよう部品はふだんはあまり確認する機会がありませんが、汚れがたまっているとエアコン不調の原因になることもあるので、定期的なエアコンクリーニングでメンテナンスしておくと安心です。

エアコンは本来『設置後に分解する』ことを想定していません。そのため、エアコンの構造に詳しくない人が無理に分解を行うと故障や火災などの危険性があります。

分解洗浄を検討している場合は、分解洗浄に対応しているエアコンクリーニング業者に相談されることをおすすめいたします。

エアコンの分解洗浄にも種類がある

業者が行う分解洗浄（完全分解洗浄）のやり方は業者によって異なり、たとえば下記のようなパターンがあります。

いずれのやり方も少しずつメリット・デメリットが違うため、作業方針を知りたいときは申し込みや見積もりの時点で業者に確認しておくといいでしょう。

洗浄作業時間の目安

エアコンの分解洗浄は、エアコンの内部部品を含めた各パーツを完全に取り外すため、分解しない洗浄と比較すると作業時間が長くなる可能性があります。

分解・洗浄作業自体は2～3時間程度で完了することが多いですが、分解したパーツの取り付けや乾燥時間を含めると『丸1日』の作業になる場合もあるので注意が必要です。

また、『エアコンを取り外し、工場に持って行って洗浄する』工程で行う業者の場合は、最初の取り外し作業からエアコンの取付作業が終わるまで『1週間以上』はみておいた方がいいでしょう。

分解洗浄の間はエアコンが使えないため、依頼するタイミングについてはしっかり調整・確認しておくことをおすすめいたします。

エアコンの分解洗浄ではどんなことをしている？

『分解洗浄って、具体的にどんな作業で汚れを落としているの？』と疑問に思っている人もいるかもしれません。

わからないことは作業や見積もりのときに業者に尋ねることもできますが、あらかじめどんなことをやるのかを大体でも把握しておくと安心できると思います。

そこでここからは、業者がエアコンの分解洗浄（完全分解）を行う場合のおおまかな流れについてご紹介いたします。

エアコンの分解洗浄の相場はどれくらい？分解しない洗浄の料金とも比較

エアコンの分解洗浄では、非分解洗浄では落とし切れない場所のほこりやカビも落として、よりエアコンを清潔な状態に戻す効果が期待できます。

しかし、非分解洗浄より工程が多いため、『費用がいくらかかるのかが気になる』人も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、エアコンの分解洗浄を業者に依頼した場合の費用相場などについてご紹介したいと思います。

エアコン分解洗浄の相場は『業者・エアコンの機種』などで異なる

エアコン分解洗浄にかかる料金は、洗浄箇所やエアコン周辺の状況など作業内容によって異なる場合があります。

正確な料金を確認したい場合は業者に現地見積もりを依頼するのが確実ですが、ここでは参考までにエアコン分解洗浄を業者に依頼した場合の相場の目安をご紹介したいと思います。

※一般的なエアコンクリーニング業者の相場を平均したもので、生活救急車で依頼した場合の料金ではありません。

エアコン分解洗浄は『高圧洗浄』などの非分解洗浄より工程が多いため、通常より相場が上がりやすい傾向にあります。

エアコンの非分解洗浄の相場

エアコンの内部部品を取り外さずにクリーニングを行う場合、料金相場は大まかに下記の通りとなります。

※一般的なエアコンクリーニング業者の相場を平均したもので、生活救急車で依頼した場合の料金ではありません。

非分解洗浄は、分解洗浄より作業が簡単なぶん費用相場も安くなる傾向にあります。

ただし、エアコンの部品どうしが重なった場所などの汚れは落とし切れない場合もある、といった点も留意しておいたほうがいいでしょう。

業務用エアコンクリーニングの分解洗浄を業者に依頼した場合の費用相場

天井埋め込み型エアコンなどの『業務用エアコン』も、専門の業者にクリーニングを依頼することができます。

※一般的なエアコンクリーニング業者の相場を平均したもので、生活救急車で依頼した場合の料金ではありません。

お掃除機能の有無や、『埋め込み型』『吊下げ型』など種類によって料金が異なる場合がありますので、正確な料金については現地見積もりで確認されることをおすすめいたします。

作業時間の目安は、エアコンの設置状況などによって前後する可能性がありますが、だいたい『1.5時間～3時間』程度で完了するケースが多くなっています。

エアコン室外機を分解洗浄する場合の相場とは？

エアコンクリーニングの作業は基本的に室内機のみで、室外機の洗浄は『オプション』という扱いになっていることがほとんどです。

また、オプション扱いだと『室外機の洗浄』のみでの依頼は対応していないため、室外機も洗浄したい場合は室内機のクリーニングと同時に申し込む必要がある点に注意しましょう。

室外機洗浄のオプション料金は『約3,000円～5,000円前後』が目安となっています（あくまで目安です）。

エアコンの分解洗浄の相場が安くなる時期とは？

エアコンの分解洗浄の費用をなるべく安くしたい場合は、『エアコンクリーニングの料金相場が比較的安い時期』に予約をとってみるといいかもしれません。

エアコンクリーニングが安い時期は、エアコンクリーニングの依頼数が減る『閑散期』のタイミングです。

エアコンクリーニングの基本的な作業料金自体が変わることはあまりないですが、一部の業者は閑散期などでもお客を確保できるように『割引き・値引きキャンペーン』などを実施して、実質的な作業料金を安くしていることがあります。

6～8月や年末年始などの繁忙期より比較的予約も取りやすいので、『春先などの閑散期に、割引キャンペーンをやっている業者』を探して予約を取ってみると費用を節約しやすくなると思います。

エアコンの洗浄は『複数台依頼すると相場が安くなる』ことが多い

分解・非分解に関係なく、エアコンクリーニングは『2台目以降』の洗浄作業料金を割引きしている業者が多いです。

エアコンを複数台設置している場合は、同時にクリーニングを申し込むことでコストを抑える効果が期待できます。

エアコンの分解洗浄と合わせて行いたい『ふだんのお手入れ』のやり方

エアコンを日ごろから快適に使うためには、自分でできる範囲でエアコンのお手入れ・掃除をこまめに行ったり、カビの発生を抑えやすくするような使い方を実践することも大切です。

そこでここからは、エアコンクリーニングと合わせて行いたい『エアコンのふだんのお手入れ方法』などについてご紹介したいと思います。

エアコンの分解洗浄と合わせてやりたいお手入れ『フィルター掃除』

エアコンのフィルターは、ほかの部品よりもこまめな掃除が必要です。

フィルターが汚れて目詰まりすると、ほこりを取り切れずに内部が汚れやすくなったり、エアコンの性能が落ちる原因になるので『2週間～1ヶ月に1回』を目安に自分で掃除を行うことをおすすめいたします。

フィルターのくわしい掃除方法については、下記のページでご紹介しております。

>>>掃除機なしでエアコンのフィルターをピッカピカにする方法

エアコンの分解洗浄と合わせてやりたいお手入れ『エアコンの内部乾燥』

冷房・除湿運転を行うと、エアコン内部に結露が発生します。結露による湿気はカビが発生する原因になるので、運転後にエアコン内部を乾燥させておくと、カビの発生予防に効果的です。

冷房・除湿運転後に30分～1時間程度『送風モード』で運転するか、リモコンで『内部クリーン』などの内部洗浄機能をオンにしておくと内部乾燥を行うことができます。

エアコンの分解洗浄の相場まとめ

今回は、エアコンの分解洗浄の相場などについてご紹介させていただきました。

エアコンの分解洗浄は、分解しない洗浄で落とすのが難しい場所まで洗浄を行いますが、その分相場が上がることがあります。

また、分解洗浄の種類やお掃除機能の有無などでも料金が変わるため、正確な費用は現地見積もりなどで確認しましょう。

エアコンを快適に使うには、定期的なクリーニングやフィルター掃除などのお手入れが大切です。相場や作業方法を参考にしながら、自分に合った適切な洗浄方法でエアコンのメンテナンスを行ってみましょう。

生活救急車 編集部

生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
株式会社小学館が発信するライフハックサイト「@DIME」でレスキューなびのお役立ち記事が紹介されました。
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