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説明 エアコンの吸気口の汚れでお困りではありませんか?吸気口の掃除が面倒なときは『使い捨てフィルター』がおすすめですが、設置するときはメリット・デメリットがわかると安心できると思います。そこで今回は、エアコンの吸気口フィルターについてご紹介したいと思います。
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エアコンの吸気口の汚れでお困りではありませんか?
エアコンの吸気口は機種によってはあまり目につきませんが、汚れがたまるとフィルターや内部が汚れる原因になることがあるので、フィルターと同様に定期的なお手入れが必要です。
吸気口の掃除は手が届きにくくて面倒ですが、そんなときは吸気口に『使い捨てフィルター』を設置する対策を試してみるといいかもしれません。
そこで今回は、エアコンの吸気口フィルターや、吸気口フィルターのメリット・デメリットなどについてご紹介したいと思います。
エアコンやエアコンフィルター(エアフィルター)の汚れを防止するグッズの1つに『吸気口フィルター』があります。
『エアコンの吸気口フィルター』とは、そのまま『エアコンの吸気口に取り付けて使用するフィルター』のことですが、『エアコンの吸気口』といわれてもあまりピンとこないという人もいるかもしれません。
そこでまずは、エアコンの『吸気口』と、『吸気口フィルター』についてご説明したいと思います。
エアコンの吸気口は、『室内の空気の取り込み口』のことです。
エアコンの冷房や暖房は『室内の空気を吸い込み、エアコンの中で冷やしたり暖めてから室内に戻す』という動作を行っているため、エアコンの室内機には必ず吸気口が取り付けられています。
吸気口の場所は『本体の上面(天面)』または『本体の前面』にあり、メーカーや機種によって異なります。ただし、比較的最近のエアコンは『上面吸気タイプ』が多くなっているようです。
エアコンを運転するときは室内の空気を吸い込むため、室内の空気が『ほこり・カビ・花粉』などで汚れていると、その汚れもいっしょにエアコンの中に吸い込むことになります。
このような『吸気をするときの汚れ』が気になる場合は、吸気口にフィルターを取り付けることで、室内の空気中にある汚れがエアコンの中に入るのを防ぐ効果が期待できます。
吸気口フィルターは使い捨てのグッズで、汚れがたまったら新しいものに交換するだけでいいので、エアフィルターのような掃除の手間は必要ありません。
エアコンの吸気口フィルターの使い方はとても簡単で、『エアコンの吸気口に取り付ける』だけです。
取り付け方は製品によって異なりますが、『シールで貼り付ける』タイプや、『エアコン本体を丸ごとカバーする』タイプが比較的主流です。
エアコンの吸気口フィルターは取り付け作業自体は簡単ですが、安全に使用する・効果を落とさずに使用するため、設置前に下記の準備を行っておきましょう。
フィルターを交換・取り外すときも同様に、エアコンのスイッチは切っておきます。
エアコンの中には、もともとカバーの下にフィルター(エアフィルター)が取り付けられていますが、吸気口フィルターを取り付けることでエアコン内部のフィルターが汚れにくくなる効果が期待できます。
エアフィルターはエアコンの部品の中でもとくに汚れやすいためこまめな掃除が欠かせませんが、吸気口フィルターである程度汚れを取り除いておくことで、エアフィルターの掃除頻度が軽減できる可能性があります。
ただし、あくまで『軽減』の範囲となりますので注意しましょう。
また、吸気口フィルターの不織布はエアフィルターより網目が細かいものが多く、エアフィルターが取り切れない汚れも比較的ブロックしやすいという利点もあります。
エアコンが吸気するときのほこりやカビの侵入は、エアフィルターだけでは防ぎきれないことが多く、フィルターを通り抜けた汚れはそのまま内部にたまってしまいます。
このような内部への汚れの侵入も、吸気口フィルターを追加して『2重にする』ことで防止しやすくなります。
エアコンが吸気を行うときは、空気中の汚れだけではなく『臭い』もいっしょに吸い込んでいます。
エアコンを設置した室内では、タバコや料理の煙・油などの臭い成分が浮遊していることがありますが、この状態でエアコンをつけるとエアコンから出る風に臭いがつくこともよくあります。
内部のエアフィルターでもある程度臭いを吸収することができますが、『なるべくエアコンの中に臭いの原因を入れたくない』ときは吸気口にフィルターをつけると効果的です。
エアコンの吸気口フィルターは現在さまざまな種類があり、ホームセンターやドラッグストア、100均などでも販売されています。
ここでは参考までに、エアコンの吸気口フィルターの種類にはどんな違いがあるか、一部の製品の特徴などについてご紹介したいと思います。
種類 | 説明 |
---|---|
フィルターの大きさ | フィルターの長さや幅。製品によっては、ハサミでカットして調節できるものもある |
フィルターの設置方法 |
などの設置方法がある。『上面吸気タイプ限定』など吸気口の種類が限られている場合もある |
フィルターの目の細かさ、厚み | 目が細かい、厚みがあるフィルターは汚れをキャッチしやすい。 ただし、エアコンの吸気量が落ちることがあるので注意が必要 |
フィルターの追加機能 | 防カビ・除菌効果などを追加したフィルター。 あくまで『抑制効果』である点に注意 |
ここからは、エアコンの吸気口フィルターで実際に販売されている製品を一部ご紹介したいと思います。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
裏側が粘着シートになっていて、エアコン本体に直接貼り付けて設置するタイプの吸気口フィルターです。
上面吸気タイプ、前面吸気タイプのどちらにも使用することができます。
フィルターにほこりがたまると浮き出る『とりかえサイン』がついているので、交換時期をすぐに確かめられる特長があります。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
フィルターに酵素を配合しており、カビなど菌の繁殖を抑制する機能が追加されています。
また、『帯電フィルター』を採用していて、静電気の力でほこりを集めやすくする機能も取り付けられています。
取り付け時は、付属の両面テープを貼り付け面に貼って設置します。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
こちらは、吸気口ではなくエアフィルターに取り付けるタイプのフィルターです。
エアコン内部にフィルターをつけるので、エアコンの見た目を変えずに取り付けることができます。
ただし、カバーを開けてエアフィルターを取り外す必要があるので、吸気口用と比べると少し設置が手間に感じる可能性があります。
また、『自動お掃除機能』がついているエアコンには取り付けられないので注意しましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
店舗やオフィスなどに設置されている『天井埋め込み型エアコン(カセットエアコン・業務用エアコン)』用のフィルターもあります。
天井埋め込み型のエアコンは壁掛け型とはサイズが異なるので、専用の吸気口フィルターを購入して取り付けましょう。
天井エアコン用フィルターは『吸気口の内側』に貼って見た目を変えないようにできるタイプもありますが、内側に貼る場合は吸気口の汚れを防ぐことができなくなるので注意が必要です。
エアコンの吸気口フィルターは『エアフィルターの汚れを軽減する』などの長所がありますが、『エアコンの吸気口に変化を加える』ことでデメリットが発生する可能性もあります。
吸気口フィルターの設置を考えているときは、これからご紹介する注意点などについてもチェックしたうえで検討してみることをおすすめいたします。
ここからは、エアコン吸気口フィルターの注意点・デメリットをご紹介したいと思います。
吸気口フィルターは、フィルターにすき間があるとはいえ『吸気口をふさいで設置する』形になります。
そのため、運転時にエアコンが吸い込む空気の量が減り、エアコンの風量が設定より弱くなったり、冷房・暖房の効率が落ちてしまう可能性があります。
冷暖房効率が落ちると、『設定した風量や温度にするのに余計なパワーが必要になって電気代が増える』というリスクも考えられるので注意しましょう。
目が細かい・厚みがあるフィルターはほこりやゴミをブロックしやすいですが、そのぶん吸気量も減りやすくなることがあります。
フィルターを貼っていてもなるべくエアコンの機能を落としたくないときは、『フィルターが厚すぎないか・目が細かすぎないか』などに気を付けながら選んでみるといいかもしれません。
吸気口フィルターは、基本的に『エアコンの外側に設置する』グッズです。
とくに前面吸気のエアコンやカバータイプのフィルターはふだんから目につきやすい部分にフィルターを取り付けるため、人によっては見た目が変わるのが気になってしまう可能性もあります。
インテリアへの影響が心配なときは、模様つきのフィルターや、カバーの中にある『エアフィルター』に取り付けるタイプを設置することも検討してみましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
吸気口フィルターに比較的多い『粘着テープで貼る』タイプですが、プラスチックのエアコン本体に貼ると、はがしたときに跡が残ってしまうことがあります。
はがし跡が気になるときは、まずエアコンに養生テープを貼り、その上からフィルターの粘着テープを貼って対策してみましょう。
先ほどもご説明しましたが、吸気口がふさがれた状態だとエアコンがうまく空気を吸い込めなくなって効率が落ちるおそれがあります。
吸気口フィルターが目詰まりすると吸気量が落ちてしまうので、フィルターにほこりがたまって汚れてきたらすぐに新しいフィルターに交換しましょう。
製品によっては、ほこりがたまると文字や模様が浮き上がって取り替え時期を知らせてくれるものもあります。
メーカーや機種によっては吸気口フィルターと相性がよくないこともあるので、その場合は『フィルターを使わない対策』についてもチェックしておくと安心です。
エアコンの吸気口は高い場所にあるので掃除がしにくいですが、たとえば下記のような道具を使うと比較的楽に掃除ができます。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
エアコンの吸気口フィルターはエアフィルターや内部の汚れ防止に効果的ですが、フィルターの設置といっしょにほかの対策もやっておくと、よりエアコンを清潔に使いやすくなることが期待できます。
そこでここからは、吸気口フィルターと併せて行うと効果的な対策についてご紹介したいと思います。
吸気口フィルターは、あくまでエアフィルターの汚れを『軽減』しやすくなるもので、まったく汚れなくなるわけではありません。
吸気口フィルターをつけていてもエアコン内部のフィルターにはほこりや汚れがたまっていくので、定期的に取り外して掃除を行いましょう。
吸気口フィルターを交換するタイミングで、エアコンのカバーを開けてエアフィルターの汚れ具合もついでにチェックしておくのがおすすめです。
室内に浮遊しているほこりやカビの菌が少なければ、吸気口フィルターにたまる汚れもおさえやすくなります。
エアコンを使っているときは部屋を閉め切りがちですが、定期的に窓を開けたり換気扇を回して換気を行い、空気をきれいにしておきましょう。
また、こまめに室内の掃除をしてほこりを取り除くことも大切です。
吸気口フィルターとエアフィルターで2重に汚れを防いでいる状態でも、エアコン内部の汚れを完全にブロックするのは難しく、どうしても少しずつ内部部品に汚れはたまってしまいます。
エアコン内部の汚れは個人で落とすのが難しいので、エアコンクリーニング業者に相談して本格的な清掃作業を依頼されることをおすすめします。
エアコンクリーニングは『1~2年に1回』くらいの頻度を目安に行いましょう。
今回は、エアコンの吸気口フィルターのメリット・デメリットなどについてご紹介させていただきました。
吸気口フィルターはエアフィルターやエアコン内部のほこりや汚れを防止しやすくなりますが、吸気量が減るなどのデメリットもあるので注意が必要です。
また、エアフィルターやエアコン内部がまったく汚れなくなるわけではないので、吸気口フィルターを設置している場合でもフィルター掃除やエアコンクリーニングは定期的に実施されることをおすすめいたします。
綺麗な状態を保ちやすくなるので、メリットしかないと思っていましたが電気代が余計にかかるかもしれないんですね。 勉強になりました。
デメリットがとても役に立ちました。空気の吸い込み量が減るということは考えていませんでした。
付けると安全性に問題がないことを理解できました。ありがとうございます。
大変、参考になりました。 早速取りかかります。
元々気になってたけど、最初から、付いてないから、付けない方が、いいのかなと、勝手に思ってた、これから、付けようかなと、思った、参考になりました。
エアコンの効きが悪いと感じていましたが、吸気口に取り付けたフィルターによる吸気量の減少が原因であることが分かりました。