大阪府大阪市西成区のローカル情報

大阪府大阪市西成区の飛田本通商店街でディープな大阪を見学

大阪府大阪市西成区は、新世界のように観光地化されていない、本物の「労働者の街」。そのため多くのドヤと共に縦横に張り巡らされたアーケード商店街が密集しており、昭和レトロな雰囲気に包まれています。本名「飛田本通商店街」と呼ばれるこの商店街には、行政に登録している団体数で37もの商店街組合があり、連続しているアーケード内でも各店舗によって属している組合が異なっていることも珍しくありません。そんな飛田本通商店街の散策なら、新世界のジャンジャン横丁を南に抜けた「地下鉄動物園前駅」からスタートするのがおすすめです。ここは別名「動物園前一番街」で、この南端から廃線跡を挟んで「動物園前二番街」、二番街の南側から東西に延びるアーケードが「山王市場通商店会」となります。地元住民以外に飛田本通商店街を利用する人はあまりいませんが、おにぎり1個50円、親子丼が360円と、雰囲気だけでなく値段まで昭和のままという激安食堂や喫茶店など、あれこれと眺めつつ散策するにはうってつけの場所。ディープな大阪の下町を堪能するのに最適なエリアです。

大阪府大阪市西成区と言えば生根神社がおすすめ！

大阪府大阪市西成区でおすすめの観光スポットと言えば、生根神社です。四つ橋線「玉手駅」から徒歩3分の場所にあり、アクセスが良いので迷うこともないでしょう。街中にある神社であり、大きな神社ではありませんが、地元の人たちに信仰されている場所であり、どちらかといえば親しみやすい雰囲気を持っています。改装後ということもあり、本殿は綺麗で荘厳な雰囲気を出しています。荘厳でありながらも、街中にある不自然さが余計に親しみを与えてくれるのかもしれません。毎年、冬至の日には豆のあんかけ蒸しかぼちゃが参拝者にふるまわれます。これは、ボケ祓いなどにも効果が期待されているので、年配の方が参拝することは多いです。大きな神社ではないけれど、その小ささ、親しみやすさは生根神社ならではのものといっていいでしょう。大阪府大阪市西成区の観光スポットに悩んでいる人は、ぜひ候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。地元民から親しまれている神社ならではの雰囲気を感じることができます。

大阪府大阪市西成区で観光場所と言えば、忍者堂がおすすめ！

大阪府大阪市西成区の観光スポットで国内、海外の人問わず人気が高いスポットが忍者堂です。名前の通り、忍者体験など和文化を体験できる場所として大きな人気を集めています。周囲には通天閣・新世界やあべのハルカスなどの観光スポットもあるので、複数の観光スポットを探している人にもおすすめです。ちなみに、忍者体験では歩法や吹き矢、手裏剣などの体験をすることができるので、まるで時代劇の中にでも迷いこんだような感覚を味わうことができます。オプションとして、忍者衣装を着たまま自由散策をする事も可能です。大阪環状線「新今宮駅」から徒歩1分の場所にあるので、比較的アクセスも良いです。短時間でも観光することができるので、ちょっとした時間つぶしをしたい人にもおすすめです。他のエリアでは味わえない特殊な忍者体験をしたいなら、西成区の忍者堂に行ってみましょう。きっと、忍者堂ならではの心に残る思い出を作ることができるのではないでしょうか。

大阪府大阪市西成区には職業体験スポットがある！

寿司作りの体験というのは、なかなかできないものです。大阪府大阪市西成区には、寿司作り体験ができる場所があることを知っていますか？大阪寿司職人体験センターと言って、海外の人、国内の人にとても人気があります。今宮駅から徒歩7分のところにあるため、比較的アクセスが良いと言えます。寿司作りと聞くと、難しいイメージを持つ人が多いでしょう。しかし、しっかりと熟練の職人が教えてくれるので、自分でも職人が握ったような寿司作りが体験できます。特に、海外からの観光客に人気があり、寿司という日本文化にふれあうことで更に日本を好きになってもらおうということから作られた体験コースです。海外の人だけではなく、日本人でも体験することはできます。寿司作りに興味がある人は、ぜひ西成区を訪れた際に体験してみてはいかがでしょうか。体験コースは3パターンあるので、自分が興味のあるものを選ぶようにしましょう。すべてのコースに寿司作りが入っているので、残りはミニうどん+味噌汁、ミニ国産豚しゃぶ+味噌汁という追加プランとなっています。

中風除けやボケ祓いで知られる大阪府大阪市西成区の生根神社

大阪府大阪市西成区にある、ボケ祓いや中風除けなどのご利益で有名なのが生根神社です。地下鉄四つ橋線の玉出駅から北へ300メートル進んだところにあります。生根神社の創建時期は不明ですが、もともと住吉大社の摂社であった住吉区にある同名の「生根神社」から、少彦名命（すくなびこなのみこと）の分霊を勧請して、この地の産土神（うぶすながみ）にしたのが始まりだと言われています。第二次世界大戦中の空襲によって社殿を失いましたが、1966年（昭和41年）に、現在の鉄筋コンクリート造の社殿が再建されました。この一帯は、昔は「勝間（こつま）」と呼ばれていました。色の濃い小ぶりのかぼちゃが勝間の名産で、「こつま南瓜」と言って、江戸時代には天王寺蕪と並ぶ有名ななにわ野菜でした。そのため、いまでも生根神社では「こつまなんきん祭」というお祭りを冬至に開催し、参拝者に中風除けや風邪除けとして蒸しかぼちゃを振る舞っています。また、毎年7月に開催される「だいがく祭り」という夏祭りも西成の吉例行事として有名です。

大阪府大阪市西成区を縦断する路面電車の旅

大阪府大阪市西成区にある数ある観光スポットのうち、電車の旅を楽しみたいという方に是非おすすめしたいのが「阪堺電車・阪堺線」です。西成区を南北に縦断する阪堺線は、大阪で唯一の路面電車として鉄道ファンにも有名です。明治時代に開業した阪堺線は、途中、ライバル社の南海鉄道と合併し、その後また分離独立するなど紆余曲折を経てきました。現在では、100年以上の歴史を誇る日本最古の路線の一つとして、地元市民や観光客の皆さんに親しまれています。西成区は、この阪堺線や南海鉄道、関西本線、さらに地下鉄が2本も通っている鉄道激戦区です。ちなみに、阪神高速も14号、15号の2本があり、交通のアクセスが非常に良いエリア。正に観光には最適ですね。目的地に速やかに移動するだけなら、他の路線や車のほうが便利という場合もありますが、車窓から沿線の風景を楽しみながら、のんびりと旅をするには、やはり路面電車の阪堺線がおすすめです。西成区一帯は、「天下茶屋」など豊臣秀吉公ゆかりの史跡もあるので、途中下車しながら観光してみるのも良いでしょう。

大阪府大阪市西成区にある菅原道真公ゆかりの神社は天神ノ森天満宮

大阪府大阪市西成区岸里東に天神ノ森天満宮があります。祀られているのは菅原道真公で学問の神様として多くの受験生や学生に親しまれている人物です。起源は道真公が大宰府に左遷された折りに、休憩のためにこの地に参られ、その後祠が建てられたことから始まったとされています。さらに後に京都の北野天満宮から分霊されて現在の天神ノ森天満宮となっていったのです。ちなみに本殿が建てられたのは1702年のことでした。境内には子安石という安産にご利益があるパワースポットがあり、多くの妊婦さんたちがご利益を求めて訪れています。その昔太閤秀吉もご側室の淀殿のために、この子安石に安産祈願に訪れたという逸話が残っています。そのため子安石天満宮と別名で呼ばれることもあります。その他にも近くに天下茶屋があったことから天下茶屋天満宮や紹鴎森天満宮とも呼ばれています。付近に紹鴎の森と呼ばれる場所があったことからその名がきています。大阪にある天満宮を訪れてみませんか？

セレッソ大阪の練習場がある大阪府大阪市西成区の南津守さくら公園

大阪府大阪市西成区にあるセレッソ大阪の練習場として有名な公園が「南津守さくら公園」です。スポーツ広場、児童公園、テニスコートなどを備えた市営公園で、2000年に食肉処理場の跡地で開園しました。南津守さくら公園のスポーツ広場には、天然芝と人工芝の計2面のグラウンドがあり、Jリーグのセレッソ大阪が練習場として使用しています。セレッソ大阪の練習拠点は2013年から舞洲スポーツアイランドに移りましたが、今でもおもにユースが練習場として使用しており、なでしこリーグのセレッソ大阪堺レディースもホームグラウンドの1つとして使用中です。また、舞洲への移転に伴い、こちらにあったセレッソのクラブハウスも移転しましたが、今はクラブハウスのあった建物で「さくらカフェ」というカフェレストラン兼オフィシャルショップが運営されています。南津守さくら公園は、サッカー以外では桜並木も有名です。そもそもセレッソ大阪の「セレッソ」がスペイン語で桜を意味するだけあって、地元のシンボルとして親しまれています。

大阪府大阪市西成区の穴場観光スポットは昔懐かしい商店街

大阪市内には浪速区の「ジャンジャン横丁」など有名な商店街があります。大阪府大阪市西成区一体は、観光地化はされていないものの、実は昔懐かしい商店街が無数にある地域です。昭和の風情が残るアーケード街をそぞろ歩きする…というのも中々楽しい休日ですね。確かに、流行の最先端を行くショップや行列ができる有名店などは、このエリアにはほとんどありません。そのかわり、例えば「動物園前一番街アーケード」から、少し東に入ったところには「オーエス劇場」という大衆演劇の芝居小屋があります。地元ファンは多いものの観光客には知られていないので、少々勇気が要りますが、入ってみると良い思い出になるでしょう。また「飛田本通中央商店街」と「山王市場通商店街」とが交わる角には「コーヒーハウス10cc」という昔ながらの喫茶店があります。こういったお店で、一休みして美味しいコーヒーを頂くのも旅の醍醐味の一つですね。その他にも、昔懐かしい洋品店や金物屋さんなど…見ているだけも懐かしいレトロな商店街が何とも魅力的。西成区山王町一帯には、そんな懐かしのアーケード街が縦横に張り巡らされているので、雨の日の観光プランにも持ってこいです。

大阪府大阪市西成区にある生根神社は今なお「だいがく」を使用した貴重な神事が見られえる場所

大阪府大阪市西成区玉出西にある生根神社は「だいがく」と呼ばれるやぐらの上に何十もの提灯を付けた神具を使用した夏祭りを行うことで有名な神社です。だいがくというのは昔から雨乞いを行う時に使用されてきた神具のことです。その昔この付近では長らく雨が降ることはなく、ひどい日照りがつづいていました。その際に村人が今のだいがくの原型となる道具を作りだし、試しに振ってみると途端に大粒の雨が降り出したという逸話が残っています。その出来事から毎年7月になると、2日間に渡り、だいがくを使用した夏祭りが開催されるのです。この夏祭りはラジオパーソナリティーとして有名な浜村淳さんも毎年訪れているほど参拝者に愛されている神事で、担い手が街中をだいがくを担いで練り歩く姿は活気に溢れていて屋台も出店され大盛況です。境内には2010年に浜村淳さんが詠まれた俳句を刻んだ石碑も建立されていて、浜村淳さんがいかにこの神社を懇意にしているのかが窺えます。

豊臣秀吉にゆかりのある大阪府大阪市西成区の天下茶屋跡

大阪府大阪市西成区にある有名な史跡が天下茶屋跡です。当地に広大な屋敷を構えていた芽木家の跡の一部で、豊臣秀吉が堺や住吉大社に向かう途中、この芽木家の屋敷で茶会を催したと伝えられています。その故事が「天下茶屋」という名の由来です。ただし、現在の住所は、天下茶屋ではなく岸里東2丁目となっています。芽木家は、この地に約5,000平方メートルという広大な敷地を持ち、そこに屋敷を始め茶室、池、井戸などを建てていました。それだけの大屋敷だっただけあって、江戸時代には紀州藩主などの諸大名が宿泊したと伝えられていますし、明治に入ってからも、明治天皇が住吉行幸の途中で御少憩されているほどです。しかし、1945年の空襲で屋敷は焼失し、今では土蔵など一部だけが残るだけとなりました。現在、芽木家跡の大半はマンションなどの住宅となっています。今の天下茶屋跡は、戦後に芽木家から大阪市に提供された土地の一角で、大阪市が顕彰史跡として整備しました。今も残る土蔵、石像、クスノキの大木などが天下茶屋の名残を伝えています。

大阪府大阪市西成区のマイナーだけどおすすめな観光スポット小劇場

せっかく大阪を訪れたなら、本場の寄席や演芸場の雰囲気を味わってみたいところ。しかし、有名な劇場は少々敷居が高い気もしますし、入場料もそこそこします。そこでおすすめなのが、大衆演劇などが楽しめる昔ながらの小劇場です。大阪府大阪市西成区には、地元市民に愛されている小さな劇場が結構あります。その中から、今回は2箇所ご紹介しましょう。まずは西成区梅南にある「梅南座」。こちらの劇場は比較的新しい建物ですが、演目は昔ながらの大衆演劇。寸劇、お芝居、歌謡や舞踏の3部構成のショーとなっています。演者との距離も近く非常にアットホームな劇場です。開演時間は昼の部が12時～夜の部が17時30分～。入場料は大人1300円、子供1000円となっています。続いては西成区鶴見橋にある「鈴成座」。こちらも改修された新しい建物ですが、外観には昔ながらの風情が残る大衆劇場です。幕間に飲食や休憩ができるので、周辺の観光と合わせて、気軽に立ち寄ってみるのも良いでしょう。昼の部が12時～夜の部が17時～、入場料は大人500円、シニア300円、小人無料となっています。良心的なお値段も嬉しいですね。

塩崎おとぎ紙芝居博物館で貴重な紙芝居原画を見よう！大阪府大阪市西成区を訪れよう

大阪府大阪市西成区花園南に昔なつかしい紙芝居が多く保存された博物館があります。館名は「塩崎おとぎ紙芝居博物館」で、自身も紙芝居師であり絵元でもあった故塩崎源一郎氏が設立しました。源一郎氏は子どもたちのために紙芝居師の集団三邑会を立ち上げて全国各地で路上紙芝居を行ってきた人物です。館内は約2万巻が集められていて、昭和20年から30年頃に街頭で実際に使用された原画など貴重なものが数多くあります。その中には、漫画界の巨匠と言われる手塚治虫と合同で製作した漫画「新宝島」を手掛けた酒井七馬の作品もあります。さらに児童書の挿絵やSF画の作品で有名な武部本一郎などの紙芝居作品を見れますよ。その他にもヒーローシリーズや探偵シリーズ、ホラー作品など紙芝居を知らない世代の子どもでも楽しめる空間になっています。交通アクセスは、地下鉄堺筋線や南海本線の天下茶屋駅から徒歩約5分の距離にあります。昔の時代に想いを馳せれる世界的に1つしかない貴重な紙芝居原画を見にいきませんか？

太閤さんゆかりの地・大阪府大阪市西成区天下茶屋

大阪府大阪市西成区の「天下茶屋」は、豊臣秀吉ゆかりの地です。西成区岸里東2丁目にある天下茶屋跡が、天下茶屋という地名のもとになりました。天下茶屋跡は、芽木（めき）家の屋敷跡の一角にあります。芽木小兵衛光立という人物が紀州街道沿いに開いた茶屋に、住吉大社を参拝した豊臣秀吉が立ち寄り茶会を開いたという逸話が、地名の由来です。ちなみに、芽木家の茶屋には江戸時代には紀州藩など大名たちが宿泊し、明治天皇も住吉大社を参拝された後に立ち寄っています。茶屋といっても、時代劇などで見る小さな出店のようなものではなく、太閤が茶会を催したり、天皇が立ち寄るほどですから、かなり立派な御殿だったようです。当時の屋敷や茶室は残念なことに昭和20年の大阪空襲の際に焼失してしまいましたが、楠の大樹と土蔵が戦火を逃れて今でも残っています。道路を隔てた東側には、千利休の師であった武野紹鴎が住んでいた紹鴎森天満宮があります。都会の喧騒を忘れられる一角は、市民の憩いの場ともなっています。

伝統野菜かつま南瓜発祥の地・大阪府大阪市西成区

「こつま（勝間）南瓜」は、大阪府大阪市西成区で生まれた伝統野菜です。こつま南瓜は小ぶりで皮が厚く美味しいかぼちゃです。かつて、勝間村（現在の大阪府大阪市西成区玉出町）の特産品でした。ですが、明治時代に日本に渡来してきた西洋かぼちゃが台頭し、1930年代には栽培する農家はなくなってしまいました。こつま南瓜は、西洋かぼちゃと比べると耐病性が低く、栽培に手間がかかることも消滅してしまった原因だと考えられます。こつま南瓜が栽培されなくなってから約60年後の2000年7月、和歌山市内の農家で偶然、大阪市の漬物業者がこつま南瓜の種を発見しました。以後、勝間南瓜普及の会が発足し、なにわの伝統野菜として定着しました。毎年、西成区の生根（いくね）神社では冬至の日に「こつま南瓜祭り」が開催され、こつま南瓜と小豆を煮た「いとこ煮」が来場者に振舞われます。生根神社の境内にあるこつま南瓜塚をお参りし、こつま南瓜石を撫でると、生気、才気、商気がよみがえるそうです。ぜひお試しください。