大阪府大阪市東淀川区のローカル情報

大阪府大阪市東淀川区の崇禅寺で歴史に思いをはせる

大阪府大阪市東淀川区にある「崇禅寺」は、阪急崇禅寺駅から北へ3分ほどのところにある、静かな住宅街の中に位置しています。今から1200年近く前の奈良時代、天平年間に法相宗の行基菩薩が創建したとの言い伝えが一般的ですが、それ以前の、飛鳥時代の聖徳太子による創建という説もあります。約1万6000㎡もの巨大な境内は、創建より長きにわたって様々な歴史の舞台ともなってきました。有名なのは室町時代、6代将軍足利義教が播磨守護の赤松満祐に京都で殺害された際、赤松一党が逃亡中に義教の首をこの崇禅寺に葬ったというエピソードです。このことから、後に細川持賢が当寺に大伽藍と寺領を寄進したとされています。こうして崇禅寺は、足利義教と細川家の菩薩寺として再建され、それ以降は曹洞宗に改められて現在に至ります。また、キリシタン信者であった細川ガラシャ夫人の墓もあり、足利義教の首塚と共に、当寺で静かに時を刻んでいます。訪れる参拝客は静かで落ち着いた雰囲気の中、手入れの行き届いた綺麗な本堂でしばし歴史に思いを馳せていきます。

聖徳太子が創建したとも言われている大阪府大阪市東淀川区の崇禅寺

大阪府大阪市東淀川区の崇禅寺は、天平年間に行基が創建したとされていますが、一説には聖徳太子によって創建されたとも言われています。崇禅寺は細川ガラシャの菩提寺であることでも知られており、ほかには「遠城兄弟のだまし討ち」での菩提寺としても有名です。現在の伽藍は古くから伝わるものではなく、平成元年に再建されたものです。文明15年と昭和20年と二度にわたって焼失した経緯があります。そのため長い歴史を感じることはできませんが、しっかりと造られた庭園の美しさは堪能できます。しかし崇禅寺が持つ歴史自体はなくなったわけではなく、数々の文化財があります。鉄筋コンクリート製の綺麗な本堂はアンバランスな印象を受けるかもしれませんが、数々の由来がある寺院なので多くの観光客が訪れています。崇禅寺へのアクセスは、阪急京都線・千里線の崇禅寺駅から徒歩5分です。またJR新大阪駅の東口から徒歩で約10分の場所にあります。アクセス自体はしやすい場所で、住宅街の中にひっそりと建っているお寺です。

西行法師の歌問答でも知られる大阪府大阪市東淀川区の寂光寺

大阪府大阪市東淀川区の寂光寺は、正式名称を「宝林山普賢院寂光寺」と言います。また別名として江口君堂(えぐちのきみどう)とも呼ばれており、その由来は西行法師の歌問答が由来です。 1205年(元久2年)に妙前光相比丘尼が創建した寂光寺は、一度焼失した経緯はありますが、1711年頃(正徳年間)に再建されています。これは赤松丹羽の守が重態の際に寂光寺の焼け残った普賢菩薩像を信仰したことで奇跡的に治癒し、そのことから信者が増えたことがきっかけとなっています。そしてその寂光寺を有名にしたエピソードのひとつが、西行法師が遊女の江口君と歌問答をして一夜を過ごしたという話です。お寺自体は大きなものではなく派手はなく、どこか地味な印象を受けますが、逆にその落ち着いた雰囲気が良いとお寺好きからは評価されています。寂光寺へのアクセスは、阪急京都線の上新庄駅北口からバスに乗り、江口君堂前で降りてすぐです。再建されたとはいえ18世紀から続くお寺なので、その雰囲気を好む人は多くいる寺院になります。

大阪の水道について学べる大阪府大阪市東淀川区の水道記念館

大阪府大阪市東淀川区の水道記念館は、大阪市の水道の歴史を学ぶことができる科学館です。1995年に開館したこの水道記念館は、淡水業の水族館としては全国でも有数の規模を誇りました。飼育されている生きものの中には、天然記念物に指定されているイタセンパラや絶滅危惧種のアユモドキなどもいたのです。過去形になっているのは、この水族館が2013年に事業を打ち切られて閉館しているためです。このような経緯のある科学館ですが、2015年からは水道事業の役割や浄水場の仕組みなどを学べる学習施設となっています。水道記念館を訪れる時に注意をしたいのは、一般開放されている時間帯です。春休みや夏休みの期間以外では、土日祝日となっています。ただしイベントなどによって休館や開館時間が変化することもあるので、事前チェックをしておくと安心できます。大阪市東淀川区の水道記念館は、阪急京都線「南方」から約700m。シティバス93系統 西中島1丁目バス停から約400mの場所にあります。無料で利用できる駐車場はありますが、駐車可能台数に限りがあるので注意してください。

大阪市の水道の歴史が楽しく学べる大阪府大阪市東淀川区の水道記念館

大阪府大阪市東淀川区にある水道記念館は、大阪市の水道の歴史、その仕組み、水源の環境などについて楽しく学べる施設です。1995年（平成7年）に、大阪市の水道開通100周年を記念して開館しました。水道記念館では、大正時代に使用されていた柴島浄水場の旧第1配水ポンプ場などの主力ポンプ場を保存活用して、水の大切さ、水道事業の役割、浄水場の仕組みなどが学べるようになっています。「じょう水ジョー」と「大阪水フレンズ」という個性的なキャラクターが、映像を通して子どもたちにわかりやすく紹介してくれるのが魅力です。なお、2012年（平成24年）まで、同記念館ではアユモドキやイタセンパラなどの希少な淡水魚を多数飼育する水族館としての事業も行っていました。しかし、当時の橋下徹大阪市長が、事業の見直しにおいて、水族館の運営は水道局がやるべきことではないとの判断をくだし、水族館としての運営はストップしてしまいました。また、同年から、同じく事業の見直しの一環として記念館自体も長らく休館していましたが、2017年（平成29年）にリニューアルオープンし、以後は春休みと夏休み、土日祝日などに一般開放されています。

大阪府大阪市東淀川区の有名観光スポット水道記念館

大阪府大阪市東淀川区を代表する観光名所の一つが「水道記念館」。大阪市の水道開通100周年を記念して1995年に設立された記念館です。しかし、その際に新たな建物を建設した訳ではなく、浄水場として活躍していた煉瓦造りの建物が再利用されました。このモダニズム建築様式の建物が何とも魅力的。神奈川県横浜市の赤煉瓦倉庫も有名観光スポットの一つですが、こちらの水道記念館も負けてはいません。夜間は足下からライトアップされ、デートスポットやカメラファンの被写体としても人気があります。さらに、館内には大阪市の水道に関する資料が展示され、琵琶湖や淀川に生息する淡水魚の水族館も併設されています。国の有形文化財にも登録されている歴史的でお洒落な外観の建物と、この水族館が人気スポットの理由です。残念ながら一時休館している期間もあるので、訪れる前には是非公式サイトからその点をチェックすることをおすすめします。尚、休館中は館内施設の見学はできませんが、煉瓦造りの建物の外観を眺めたり、それを背景にして記念撮影したりすることはできるでしょう。大阪市東淀川区を訪れた際には、是非立ち寄りたい観光地の一つですね。

細川ガラシャや遠城兄弟が眠るお墓は大阪府大阪市東淀川区の崇禅寺にあった！

大阪府大阪市東淀川区にある崇禅寺は映画や浄瑠璃の舞台になった場所として有名です。曹洞宗の仏教寺院で創建は行基によって建てられたとされています。しかし聖徳太子によって建てられたとする説も有力です。崇禅寺で有名なのは細川ガラシャのお墓がある事と遠城兄弟が眠るお墓がある事です。細川ガラシャと言えば、明智光秀の娘であり石田三成の人質請求を逃れるために自害した女性として有名です。一度遺体は燃えてしましましたが、後に細川家の菩提寺だったこの崇禅寺に埋葬されました。遠城兄弟もまた有名な人物です。遠城兄弟のだまし討ちと言えば浄瑠璃や映画の題材で何度も取り上げられたほどです。その内容はこういうものです。1715年の江戸時代後期に武士の遠城宗左衛門重次という人物がいました。しかし卑怯な手を使われて殺害されてしまいました。敵討ちをするために遠城兄弟は奮闘しましたが、またもや相手に姑息な手段を使われて亡くなってしまいました。それを哀れに思った与力の勝春宗春が当時知り合いだった崇禅寺住職に頼み込み彼らのお墓を崇禅寺に建て供養したというものです。

大阪府大阪市東淀川区の瑞光寺にあるクジラの骨でできた雪鯨橋

大阪府大阪市東淀川区にある臨済宗のお寺、瑞光寺には、クジラの骨でできた「雪鯨橋」という橋があります。柱と地面以外はすべてクジラの骨でできているという、おそらく世界でもここだけにしかない貴重な橋です。なぜ瑞光寺にクジラの骨の橋があるかというと、当寺の4代目住職潭住（たんじゅう）和尚が、1756年（宝暦6年）、南紀を行脚中に今の和歌山県太地町で漁師から豊漁祈念を請われたことがきっかけです。和尚は、殺生は戒律に反するからと断わりましたが、漁師たちから何度も頼まれ、ついには祈願に応じました。その後、漁師たちからクジラ大漁のお礼として、金30両とクジラの骨18本が贈られました。和尚はあらゆる生き物の命への祈念を込めてクジラを供養し、その骨でお寺の境内に橋を作ったと言われています。雪鯨橋は、本物のクジラの骨でできた橋なので、時間とともにどうしても風化してしまいます。そのため、50年周期で新しい骨を使って架け替えが行われており、現在の橋は2019年（令和元年）5月に完成したばかりの7代目です。

大阪府大阪市東淀川区の観光のおすすめは都市景観資源を巡る旅

大阪府大阪市東淀川区では、区内の様々な景勝地が「都市景観資源」というものに指定されています。館内に展示やお土産屋さんがあったり、行列ができる地元の人気グルメがあったりする観光名所も良いけれど、天気の良い日には、郊外の風光明媚なスポットを幾つか巡って、SNS用の写真を撮ったり、ついでにのんびり散策したりする休日も悪くないでしょう。しかし、初めて訪れる土地では、どこに景色が良いスポットがあるか探すのも大変。そこで、観光用に用意された景勝地のリストが、この都市景観資源です。中でもおすすめなのは、例えば「上新庄界隈の趣きのある家並み」です。阪急上新庄周辺には、寺社仏閣の他にも、明治～大正期に建築された井上邸の門蔵や、植原邸の長屋門など歴史を感じさせる建造物が現存しています。また、「瑞光寺および雪鯨（せつげい）橋」も見どころの一つ。瑞光寺は、聖徳太子にもゆかりのあるお寺。境内にある雪鯨橋は何と全国的にも珍しい鯨の骨からできた橋です。ちなみに、その他の景観スポットの所在地や歴史的な背景などについては、大阪市の公式サイト内の「東淀川区の都市景観資源」というページに詳細が載っています。

大阪府大阪市東淀川区にある寂光寺は新古今和歌集にも詠まれている場所として有名

寂光寺は大阪府大阪市東淀川区南江口3丁目にある尼寺です。またの名を江口君堂と呼ばれていて、西行法師ゆかりのお寺になります。西行法師とは平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した僧侶であり歌人として有名な人物です。元々は鳥羽天皇の護衛をする武士でしたが、その後出家して西行と名乗り始めました。西行法師が詠んだ和歌は現在では約2300首以上が伝わっていて、代表的なものとして挙げられるのは、新古今和歌集の約94首で、その内1首が寂光寺で詠まれた歌になります。2人の逸話はこのような内容です。西行法師がこの地を歩いていると突然にわか雨が降り始めました。その時に江口の君に雨宿りを頼みますが断られてしまいます。法師がその場所に留まり和歌を詠むと江口の君も返歌を詠み、そうして気づけば一夜があけていたといったものです。その後、江口の君は出家をしてこの寂光寺を創建したと伝わっています。境内は二人が詠んだ歌を刻んだ石碑が建立されていて当時に想いをはせることができます。

淀川の水死者を弔う大阪府大阪市東淀川区にある逆巻地蔵

大阪府大阪市東淀川区の大隈神社から北西に向かってしばらく進んだところに、1.6メートルもの大きなお地蔵さんがあります。淀川の水死者を弔うために建てられた「逆巻地蔵」です。逆巻地蔵が建立されたのは、江戸時代後期の1846年（弘化3年）です。もともと建立された場所は現在、淀川の底になっていますが、当時、阪巻村という村がありました。この場所は淀川を行く船にとって難所であり、何度も船が難破して多くの犠牲者が出ていました。そこで、水死者の慰霊と舟運の安全を祈って、この地蔵が建てられたのでした。明治時代の淀川改修の折りに、逆巻地蔵は一度観仏寺というお寺に引き取られましたが、その後、1923年（大正12年）に現在の場所に移されました。というのも、当時の観仏寺の住職の娘さんが、夢の中で表通りに出たいという地蔵の訴えを聞いたからだと言います。そこで、立派な祠を建てて現在の場所に安置されたというわけです。蓮台を入れると1.6メートルもある逆巻地蔵は、太い眉毛が特徴の小さな顔に満面の笑みを湛えています。今も地元の人たちが毎日お手入れしており、愛されていることがよくわかる地蔵です。

大阪府大阪市東淀川区の歴史的観光スポット菅原天満宮

大阪府大阪市東淀川区菅原にある「菅原天満宮」は、同区内の歴史的観光スポットの一つです。こちらは、学門の神様としても有名な菅原道真公を祭神とした天満宮です。道真公が左遷され、太宰府に向かうために淀川を舟で下っている途中、この土地の住民が歓迎し手厚くもてなしたことが由来となっています。比較的簡素な印象の天満宮ですが、周囲よりやや小高い丘陵にある境内には、江戸期に建立された御神燈や鳥居があり、さらに樹齢約500年といわれる楠の木は、この地のシンボル的な存在として地元の方々にも親しまれています。東淀川区には、実は菅原道真公ゆかりの歴史的スポットが他にもあります。東淀川区小松にある「松山神社」もその一つ。こちらの神社も道真公が太宰府に向かう途中に立ち寄り、この地の美しい松林の景観に感動し、詩を吟じたことが由来となっています。ちなみに、神社の前の道を隔てた南側の公園内にも、かつての参道の跡を偲ばせる史跡が保存されています。いずれの名所も、学門の神様ゆかりの観光スポットなので、学術方面のご利益があると良いですね。

大阪府大阪市東淀川区小松の松山神社は「小松」の地名の由来となった神社

大阪府大阪市東淀川区小松に菅原道真公ゆかりの神社があります。阪急上新庄駅から東へ約900mの距離にある神社の名前は松山神社で、主祭神は菅原道真公を祀っています。配神は太陽神と呼ばれる天照大神や住吉大社に祀られていることで有名な住吉大神、奈良県の春日大社に祀られていることで有名な春日大神です。起源は道真公が大宰府に島流しにあった際にこの地に立ち寄られたことから始まります。大宰府へと向かっていく道の途中で、多くの小松が生い茂っていたこの地の景観に感動を覚えた道真公は近くにあった石に座ると歌を詠みあげたそうです。その歌の名前は「小松の詩」と呼ばれたので、以後この地は小松と呼ばれるようになりました。その後村人は道真公を氏神として祀り、祠を建てたのが後にこの松山神社となりました。ちなみに境内に咲く飛梅は道真公の流刑地である太宰府天満宮から下賜されたものです。とても鮮やかに咲き誇り見るものに癒しを与えてくれます。

家族で楽しめる大阪府大阪市東淀川区の水道記念館

私たちの生活に欠かせない「水」についてお子さんと一緒に楽しく学びたい…そんなパパママにおすすめするのが、大阪府大阪市東淀川区の水道記念館です。水道記念館は、国の有形文化財指定の赤レンガ造りの趣ある建物で、実際に1914（大正3）年から1986（昭和61）年まで、大阪市の水道ポンプ場として使われていました。大阪府民の生活を支えてきた水道の歴史、きれいな水を作るための水道局の取り組みなどを展示物で分かりやすく解説し、クイズラリーなどで楽しく学べるので、お子さんも遊び感覚で水の大切さを知ることができます。また、展示ブースの一角は、江戸時代の長屋を再現したコーナーになっており、昔の人々の暮らしぶりをリアルに感じられます。夏休みなどにはイベントも開催。また、夜間はライトアップされ、赤レンガと御影石の大正ロマンあふれる雰囲気を楽しめます。見学できる日にちは限定されているので、事前に公式サイトから確認してください。

大阪府大阪市東淀川区の寂光寺は西行法師ゆかりの寺

百人一首や新古今和歌集などの和歌で有名な西行法師にゆかりのお寺が大阪府大阪市東淀川区の「寂光寺・江口の君堂」です。西行法師は斎藤義清という武士でしたが、23歳頃に出家して日本全国を旅しながら和歌を詠んでいました。仁安2（1167）年に、西行は天王山へ参拝する途中で雨に降られ、江口の里（現在の東淀川区南江口）で雨宿りできる家を探していましたが、家の女主人に雨宿りを断られてしまいます。西行は「世の中を厭ふまでこそかたからめ仮の宿を惜しむ君かな」と歌を詠んだところ、家の主人の妙（たえ）という遊女は、「世を厭ふ人としきけば仮の宿に心とむなと思ふばかりぞ」と見事に返歌をしました。宿を断ったのは、出家している人を遊女の家に泊めることはできないからだというのです。西行との出会いがきっかけとなり、後に妙は出家して近隣の人々の良き相談相手になりました。妙が亡くなると、江口の人々が妙の冥福を祈って江口の君堂を建立しました。この出来事は、能の「江口」という一曲に描かれています。