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説明 洗面所のU字トラップに汚れがたまっていて、お困りではありませんか?U字トラップは曲がった形をしているため掃除がしにくく、ゴミが溜まりがちです。そこで今回は、洗面所のU字トラップの掃除方法をご紹介したいと思います。
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洗面所のU字トラップに汚れがたまっていて、お困りではありませんか?
U字トラップは曲がった形をしているため、底の部分に髪の毛などのゴミが溜まることがあります。汚れを放置していると排水管が詰まる原因にもなるため、こまめな掃除が必要です。
しかし、U字の部分は掃除がしにくい、パイプの外し方がわからない、などで放置しがちという人もいるかもしれません。
そこで今回は、洗面所のU字トラップの掃除方法をご紹介したいと思います。
洗面台の排水口からつながっているパイプのうち、U字にカーブしている部分のことをU字トラップといいます。
建物の内側にある配管の位置によって曲がり方が異なり、ご家庭によっては「S字」「P字」の形になっている場合もあります。
U字トラップは下水管から臭いや害虫がのぼってくるのを防ぐために必要な部分ですが、掃除などのお手入れを怠っているとつまりの原因となりやすい箇所でもあります。
詰まりを防ぐためには、週1回程度の間隔でU字トラップを含む排水管の掃除をする習慣をつけておくと安心です。
洗面所のパイプやU字トラップは、分解して掃除ができるようになっています。
しかし、あまりパイプを分解して掃除をしたことがない人には大変な作業ですし、汚れている部分を直接見るのは気が引けますよね。
そんなときは、まず分解せずに掃除する方法を試してみましょう。軽い汚れや詰まりであれば、分解しない方法でも解消できる場合があります。
ワイヤーブラシは、ブラシ部分から長いワイヤーが伸びているタイプのブラシです。ワイヤーが曲がるので、U字トラップなど入り組んだ形のものの掃除に適しています。
ワイヤーブラシで掃除するときは、まず、蓋やヘアキャッチャーなどのカバー類を外して、排水口からパイプにワイヤーブラシが届くようにしておきます。
次に、ワイヤーブラシを排水口から差し込んで、U字トラップに当たって曲がる感覚があった部分でブラシを回し、髪の毛などの汚れをこすり取りましょう。
ワイヤーブラシがないときは、切り込みを入れたストローで代用することもできます。
はさみとストローだけで簡単に作れるので、下記でご紹介する手順を参考にしてみてください。
1.ストローの先端にハサミの先を向け、縦方向に切り込みを入れます。切り込みを入れた反対側も、同じようにカットします。
2.およそ5mmくらいの間隔で、上の方まで同様の切り込みを入れていきます。全部で十数か所くらい切り込みを入れたら完成です。
切ったストローを排水口に入れて、U字トラップの部分に当たったらワイヤーブラシと同じ要領で汚れをかき出します。パイプの幅によっては、2~3本まとめて差し込むと効率的です。
液体パイプクリーナー(パイプ掃除用の洗剤)を使って、汚れを溶かして落とす方法もあります。パイプの中の汚れを溶かしてそのまま下水に流せるので、ゴミの処理も不要な点が便利です。
使い方は、洗剤を適量(製品や場所によって定まっています)排水口に入れて、30分程度放置した後、水を流すだけです。
液体パイプクリーナーでの掃除は、1週間に1回程度が目安となっています。
パイプクリーナーは、髪の毛や皮脂を溶かすほど強力な洗剤です。刺激が強いため、使用時は皮膚などにつかないようにゴム手袋を着用しましょう。
ただし、歯ブラシやアクセサリーなどの固形物は溶かせないため、固形物がパイプに入ってしまったときは手で取り除く必要があります。
また、洗剤を入れて放置しすぎると、溶けた汚れが固まってさらに落としにくい汚れとなってしまう可能性があります。必要な時間だけ放置したら、あとはしっかりと洗い流しましょう。
パイプクリーナーは刺激が強い洗剤なので、小さな子供がいる家庭では使うのが不安、という人もいるかもしれません。
そんなときは、自然由来の重曹・クエン酸で掃除をしてみましょう。人体にやさしく安全性が高いぶん、パイプクリーナーより洗浄力は落ちますが、軽い汚れであれば重曹とクエン酸でも落とすことは可能です。
1.重曹の粉1カップを排水口の奥に流し入れた後、クエン酸の粉1カップを同様に流し入れます。
2.ぬるま湯を排水口へ流すと、重曹とクエン酸が反応してシュワシュワと発泡します。
3.そのまま1時間以上放置して、汚れを浮かせます。汚れがひどいときは、一晩など長時間漬けておくこともできます。
4.水を流して、汚れと泡をしっかり洗い落としましょう。
確実に汚れを取りたいときは、実際に汚れている部分を確認しながら、汚れを直接こすって落とす方法がもっとも手っ取り早いです。
パイプのつなぎ目など分解しないと取りにくい汚れもあるため、パイプを外した状態での掃除も定期的に行いましょう。
U字トラップを直接掃除する場合は、道具の準備や排水管を取り外す作業が必要となります。
そこでここからは、U字トラップを直接掃除するときのやり方をご紹介したいと思います。
U字トラップは、洗面台下にある収納スペースの中を通っていることがほとんどです。収納スペースに掃除道具などをしまっているときは、濡らしたり汚したりしないように全て取り出しておきましょう。
ここでは、U字トラップを掃除する手順をご紹介いたします。
解説図などを確認しながら、さらに詳しいやり方を知りたいときは、こちらのページもあわせて参考にすることをおすすめします。
【1.封水を受け止める準備をする】
U字トラップには、臭いや害虫を防ぐ「封水」が入っているため、外すと水がこぼれてきます。パイプの真下にバケツを置き、下に新聞紙か雑巾をひいて汚水で収納スペースを汚さないようにしておきましょう。
パイプの配置によっては、バケツなどの大きなものを真下に置けない場合があります。スペースが狭くてバケツが入らないときは、上部を切ったペットボトルなどで代用しましょう。
【2.ナットを開けてパイプを外す】
U字トラップ両端のナットを外します。樹脂製のパイプなら手で回して取り外せますが、固くて回せないときや金属製のパイプの場合は用意したレンチで取り外しましょう(力を入れすぎてパイプを破損しないように注意してください)。
取り外す前にスマホのカメラなどで取り外す前の状態を撮影しておくと、掃除後に取り付け直すときに迷いにくくなります。
また、掃除口(U字の底の部分にあるキャップ)がついているU字トラップは、掃除口を開けた部分から汚れを取り除くだけでもきれいにできます。
【3.パイプの汚れを取る】
U字トラップを外すと、トラップ部分、排水口とトラップをつなぐパイプ、建物の中の配水管につながる部分のパイプの3つの部分に分かれます。U字トラップ以外のパイプのナットも、可能であれば取り外して洗っておきましょう。
パイプを取り外したら、それぞれバケツの中で歯ブラシを使って汚れを落としていきます。
パイプのカーブが長くて歯ブラシが入らない場合は、ワイヤーブラシを使って掃除しましょう。
【4.パイプをつなぎ直して水を流す】
ナットを締め直して分解したパイプを元通りにつないだら、洗面所から水を流して水が流れるか、水漏れが起こっていないかを確認します。
とくに、パッキンなどの細かい部品の取り付け忘れなどに気を付けましょう。
自分でU字トラップの掃除をするときによくあるトラブルは、「一度取り外した排水管をうまく接続できず、水漏れが起きてしまう」ことです。
自力で行うことによるトラブルを避けたいときは、ハウスクリーニング業者に洗面所の清掃を依頼することも検討してみましょう。
U字トラップやパッキンの汚れなど、自分で掃除するのが難しい場所も隅々まで清掃することで、排水管が詰まりにくくなります。臭いの原因なども解消されるため、なかなか汚れが取れないときは業者に相談してみることをおすすめします。
今回は、洗面所のU字トラップの掃除方法についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
U字トラップは、ワイヤーブラシやパイプクリーナーなどを使えば、パイプを分解せずに掃除することができます。しかし、見えない部分に汚れがたまっていることもあるため、定期的にパイプを分解した掃除も行っておくと安心です。
分解の作業が難しかったり、U字トラップの汚れがひどくて自力で落とせないときは、ハウスクリーニング業者に依頼するという方法もあります。
排水管だけではなく、洗面台のカビ汚れなどほかにも気になる汚れがあるときは、まとめてプロに掃除してもらうと簡単です。洗面所の汚れに困っているときは、一度相談してみてはいかがでしょうか。
難しいですね。
方法別に詳しく説明があり役に立ちました