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説明 お風呂は、雑菌の栄養源に溢れ、湿度や温度も高いことから、雑菌が繁殖しやすい場所です。そんな空間であるお風呂を赤ちゃんのために清潔に保ちたいと考える方は多いでしょう。今回の記事では、赤ちゃんの体に配慮したお風呂掃除に役立つ情報を紹介していきます。
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お風呂は、皮脂や垢などを流すため雑菌の栄養源に溢れ、湿度や温度も高いことから、雑菌が繁殖しやすい場所です。
雑菌の多い空間では赤ちゃんに悪影響が出る恐れがあるため、清潔に保ちたいと考える方が多いでしょう。
今回の記事では、赤ちゃんの体に配慮したお風呂掃除に役立つ情報を紹介していきます。
赤ちゃんは健康な大人と比べると、免疫ができあがっていないので、あらゆる菌に感染しやすい状態です。
免疫がしっかりつくまでの間は、雑菌やカビなどの健康に悪影響を及ぼすものを取り除くことはもちろん、雑菌の栄養源になる汚れもきれいに落としておきたいですよね。
そこでここでは、雑菌を繁殖させる原因となるお風呂の汚れをきれいに落とす掃除のコツをご紹介いたします。
汚れには酸性汚れとアルカリ性汚れがあります。そして、汚れの性質によって、それぞれの汚れを落としやすい洗剤も違うのです。
酸性汚れの場合はアルカリ性の洗剤を、アルカリ性汚れの場合は酸性の洗剤を使うことで落としやすくなります。
そして、お風呂に発生する汚れは主に皮脂汚れと水垢ですが、実はそれぞれ性質が違います。そのため、同じ洗剤を使っていると落としにくいということが起きるのです。
お風呂の汚れを確実に落とすには、汚れの性質を理解して、それに合わせた道具を使っていきましょう。
お風呂掃除のコツは汚れの性質を理解して、それに合わせた道具を使うことです。しかし、そもそもお風呂に発生する汚れの性質が分からないという方もいるのではないでしょうか。
お風呂にどんな汚れが発生するのか、そして、それはどんな性質なのかについても説明していきます。
体や頭を洗った時や浴槽に浸かった時に出る汚れです。体から流れ出た汗や皮脂、垢などが蓄積することが原因となります。床や浴槽には特に多く、放置するとこびりついて落としにくくなる厄介な汚れです。
また、後述する雑菌やカビの栄養源にもなり、それらを繁殖させる要因になるので、蓄積させないようにできると安心です。
皮脂汚れはついた直後の軽いものであれば、比較的簡単に落とせますので、なるべくこまめに落としたほうがいいでしょう。
長くなりましたが、『皮脂汚れはアルカリ性のアイテムを使うと効果的に落とせる』というポイントだけ覚えておけば、それだけでお風呂掃除はラクになります。
水栓や浴槽、鏡などに白く固まった汚れを見たことがないでしょうか?ザラザラとした質感で、見た目にも触った時の感触も気持ち悪いと感じる方が多いでしょう。
実は、それが水垢であり、水道水に含まれるカルキ成分が結晶化することで発生します。害はないものの、上記の理由からお風呂の快適性を下げることに繋がるので、除去することをおすすめします。
水垢の正体であるカルキ成分はアルカリ性の汚れなので、酸性のアイテムを使うことで効果的に落とせます。こすり洗いも合わせれば、よりスムーズに落とせます。
ちなみに、水垢と混同されがちな汚れに湯垢がありますが、こちらは皮脂汚れと雑菌がまとまったものなので水垢とは別物です。湯垢を取る場合は、アルカリ性のアイテムを使いましょう。
皮脂汚れは雑菌の栄養源となります。そのため、お風呂に発生した汚れを放置することは、雑菌を繁殖させる要因にもなるのです。
雑菌が繁殖してしまうと、簡単には除菌できず、強力な洗剤が必要になることもあります。つまり、赤ちゃんの体に配慮した掃除も難しくなる恐れがあるのです。
汚れをこまめに落として、予め雑菌自体が発生しにくい環境を整えておくことが重要となるでしょう。
ちなみに、お風呂で発生する菌の多くは、毒性が低かったり、常在菌であったりと、健康な人にはそれほど脅威ではありません。
しかし、抵抗力が弱まっている時は体が菌に負けてしまい体調不良を引き起こします。つまり、免疫力の出来上がっていない赤ちゃんには健康な時でも脅威になりえるということです。
雑菌の中には、感染すれば体調不良を起こすだけでなく、命の危険すらあるものも存在するので、出来る限り繁殖しにくい環境を作るようにしましょう。
カビ菌もお風呂に発生する汚れを栄養源として繁殖します。そして、カビ菌が繁殖すると、赤カビや黒カビが発生するのです。
ヌメヌメとしたピンクの汚れを見たことがないでしょうか?あれが赤カビになります。赤カビと呼ばれているものの、正体は酵母菌の一種であり、それ自体に毒性はありません。また、こびりついたりもしないので、意外とするりと落とせます。
しかし、赤カビは繁殖力が高いので、綺麗にしても菌が残ったままでは、すぐに発生するということが珍しくありません。赤カビ自体は無害ですが、赤カビが黒カビの栄養になってしまうので放置は厳禁です。
また、赤カビが繁殖する環境は黒カビが好む環境でもあります。
黒カビは赤カビと違い、喘息やアレルギーの原因となり、人体に悪影響を及ぼします。
赤ちゃんの健康が脅かされるため発生させないようにしましょう。発生してしまったら、カビ取り剤などでしっかり除去するようにしてください。
赤ちゃんも安心して入れるお風呂を作るには、赤ちゃんの健康を害する雑菌や、その元になる汚れを取り除き、清潔な状態を保つことが大切です。
しかし、そのお風呂掃除に使う洗剤が、「赤ちゃんの体に害があるのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
そんな方に活用してもらいたいのが、重曹やクエン酸です。「洗剤じゃないと落とせないのでは?」と不安かもしれませんが、前述のように汚れの性質に合わせれば、十分綺麗にすることが可能です。
今回は、どんな道具があり、どのように使うかも紹介しているので気になる人はチェックしてみてください。
重曹は炭酸水素ナトリウムとも言います。炭酸水素ナトリウムは人体にも存在する物質です。また、入浴剤や胃薬、ふくらし粉などに使われる身近な物質で、安全に使える掃除道具といえます。
重曹の性質は、弱アルカリ性で酸性汚れに強いですから、皮脂汚れを落とすのに最適です。汚れと同じく酸性のニオイに対してであれば、消臭剤としても活用できるので、皮脂汚れが溜まってニオイがきついポイントにも使えるでしょう。
また、重曹は研磨作用があるので、こすり洗いと合わせると汚れをより落としやすくなります。溜まった汚れをすっきり落とすのに役立つはずです。
洗剤を使わなくても重曹スプレーで日常的なお掃除をすることが可能です。作り方は。空のスプレーボトルに水と重曹を溶かすだけ、100mlあたりの水に、小さじ2杯の重曹を溶かしましょう。
あとは、いつもお掃除する時と同じように、吹きかけてスポンジでこするだけでOKです。終わったらしっかりと水で洗い流すようにしましょう。
また、重曹はアルカリ性のため、垢や皮脂といった酸性の汚れは落としやすいですが、水垢などアルカリ性の汚れは落とせません。重曹スプレーを洗い流した後、後述するクエン酸スプレーも使うようにすると、アルカリ性の汚れも落とせるので、より綺麗にできます。
重曹は水に溶けにくく、掃除のあと流しても残ってしまうということがありますが、クエン酸スプレーを使えばきれいに取り除くことができます。
ただ、重曹スプレーやクエン酸スプレーは長期間持たないので、掃除の度に使い切れる分だけ作るようにするのがおすすめです。
クエン酸は名前の通り、酸性の性質です。アルカリ性の重曹とは正反対の性質ですので、重曹では落とせない汚れを除去するのに役立ちます。主に、水垢や石鹸カスが固まった汚れなどに大活躍するでしょう。
さらに、クエン酸は、細菌の増殖を抑える作用も持っています。「強い毒性を持った菌を除去する」なんてことは当然できませんが、日頃のお掃除のついでに雑菌の繁殖を予防するのにうってつけです。
また、前述の重曹と一緒に使うのも有効といえます。
重曹とクエン酸は水で混ぜると、二酸化炭素のガスを発生させながら発泡するのですが、それにより汚れを浮かせやすくなるのです。ぬめりなどのちょっとした汚れを落とすのに活躍するでしょう。
使い方も簡単で、汚れの気になるポイントに重曹とクエン酸をふりかけ、水をかけて放置するだけです。重曹とクエン酸の発泡で発生するガスは無害なので、安心して使えるでしょう。
※酸性のものと塩素が混ざると有毒ガスが発生する恐れがあるので、クエン酸を使う時は塩素系の洗剤を使わないようにしてください。
水栓や鏡、浴槽にこびりついた水垢はクエン酸パックで落としましょう。
水垢の気になる部分にクエン酸スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーやラップなどで30分パックしたあと、スポンジなどの掃除道具でこするだけです。
終わったら水でしっかり洗い流しましょう。残った水滴で再び水垢が発生しないように、拭き取ることも忘れないでください。
クエン酸スプレーはそのものも売っていますが、水1カップあたりに小さじ1のクエン酸を混ぜて、スプレーボトルに入れるだけで作れます。残ったクエン酸は他の掃除でも活用できるので、こちらの方がお得です。
過炭酸ナトリウムは、炭酸ソーダと過酸化水素が混在してできた物質です。水に溶かすと酸素の泡が発生し、汚れを浮かしとったり、漂白したりする効果を持ちます。また、除菌や消臭といった効果も特徴的です。
過炭酸ナトリウムは使い終わった後、水、酸素、炭酸ナトリウムに分解されるため、危険な物質を残しません。似たような効果を持つ塩素系漂白剤とは違い、ツンとした強いニオイもないので扱いやすいでしょう。
重曹より強いアルカリ性なので、重曹と同じく皮脂汚れなどの酸性系の汚れに強力に働きます。
危険性の少ない物質ではありますが、アルカリ性のため、触れると手荒れの危険性があるので、使用の際はゴム手袋の着用を心がけましょう。
使い方は主に浸け置き洗いです。浴槽や小物などの清掃、消毒に活用できます。また、重曹と混ぜてペースト状にすると、カビ取り剤としても活躍するので、活躍の幅は広いです。
風呂釜は雑菌が繁殖しやすいポイントです。浴槽を清潔にしていても、風呂釜が汚れていれば、追い炊きの度に雑菌が浴槽へ広がってしまいます。そんな時に役立つのが、過炭酸ナトリウムによる浸け置き洗いです。
風呂釜だけでなく、浴槽に残っている重曹でも綺麗にできない頑固な皮脂汚れも落とせるので試してみましょう。
手順は以下の通りです。
途中で投入した小物類もこすり洗いをしたあと、しっかり洗浄しましょう。また、金属系の小物は、変色したり傷んだりする危険性があるので、浸け置き洗いは避けてください。
タイルの目地や、ドアのパッキンなどに生えた黒カビは、重曹と過炭酸ナトリウムを混ぜたペーストで撃退しましょう。
まずはペーストの作り方ですが、重曹:過炭酸ナトリウム:40℃くらいのお湯=2:2:1の割合で混ぜて、10分なじませます。
後はカビに塗り付けて、ラップでパックをして、4時間以上放置しましょう。時間が経ったら綺麗に洗い流して完了です。
強力なカビであれば、歯ブラシなどで擦り落とすと落ちやすいでしょう。数回繰り返すのも有効です。
免疫力の低い赤ちゃんにとって、菌が多い空間は大変危険です。赤ちゃんの健康を守るためにも、掃除を行って赤ちゃんの害となる汚れを取り除いておきましょう。
ただ、そもそもお風呂自体が雑菌が繁殖しやすい空間です。そのため、こまめに清掃を行っていても、使い方によってはすぐに雑菌にまみれてしまいます。雑菌が繁殖しにくい使い方を出来る限り心がけておくといいでしょう。
どのように使えばお風呂で雑菌やカビが繁殖しにくくなるのか説明していきます。
雑菌やカビが繁殖する条件に湿気があります。お風呂を使った後はそのままという方もいるのではないでしょうか?
これはお風呂の湿度を上昇させることに繋がり、カビや雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうので、あまりよくない習慣です。
お風呂場の水気を取り除き、乾燥させるだけでもカビや雑菌の繁殖を抑えられます。使用後は浴室乾燥機を使ったり、布巾で拭き取ったりして、お風呂に水気が残らないようにしましょう。
また、水気を拭き取ることで、水滴を放置することで発生する水垢の発生も予防できます。清潔なお風呂を作る習慣として取り入れてみましょう。
浴槽にこびりつく皮脂汚れは雑菌の元です。そもそも皮脂汚れが溜まらないようにできたらいいのにと考える方も少なくないでしょう。
しかしながら、皮脂や汗、垢などの皮脂汚れの元は、体から必ず出てしまうものなので、ゼロにすることはできません。ただ、こびりつかせないようにすることは可能です。
その方法が、しっかり体を洗った後に浴槽に浸かるということなります。予め汚れを床に落としておくことで、浴槽に流れる汚れを減らすことができるわけです。
掃除を全くしなくて済むということはありませんが、手間の軽減には繋がるでしょう。手間が軽減できる分、こまめな掃除もやりやすくなるので、清潔なお風呂を作りやすくなるはずです。
お風呂掃除に使う道具は清潔でしょうか?使い方によっては、綺麗にするはずが、雑菌を塗り付けていたなんてことも珍しくありません。
特にスポンジは、乾燥しづらく、雑菌の温床になりやすい掃除用品です。汚れを落とすのには役立ちますが、管理ができなければ雑菌まみれになってしまいます。
もちろん、新品のスポンジならば清潔です。しっかりと水をきり、こまめに新しいスポンジに変えるようにしていれば、その心配はありませんが、長らく使っているならば、見直すことも必要かもしれません。
掃除用品の衛生状態も気にするようにしてみてください。
浴室にはシャンプーボトルや石鹸、お風呂用洗剤、おもちゃなど、色々物をおいているという方は少なくないでしょう。
しかし、浴室には出来る限り物をおかないことが、清潔なお風呂を保つコツです。浴室に置くものは必要最低限にすることをおすすめします。
というのも、置いてある物の底に水や汚れが溜まり、そこから雑菌が繁殖する危険性があるからです。物が多いほど汚れやすくなり、カビも生えやすくなるでしょう。
清潔なお風呂を保ちたいならば、浴室に置くものは必要最低限に留めるようしてください。また、物の底部をこまめに拭くことも習慣づけておくとより安心です。
今回の記事では赤ちゃんの体に配慮したお風呂掃除のやり方を紹介してきました。
赤ちゃんの健康を守るためにも、雑菌の元となる汚れを取り除くようにしましょう。重曹やクエン酸などを上手く活用し、こまめにお掃除するようにしておけば、強力な洗剤を使わなくてもお風呂を綺麗にできます。
しかしながら、強力な汚れはどんなに頑張っても綺麗にできないということがあります。また毎日忙しくてついこびりつくまで放置してしまうという方もいるでしょう。そんな方にはプロによるハウスクリーニングを活用するのがおすすめです。
プロの技術で、手の回らない範囲も綺麗にしてくれるので、赤ちゃんも安心の清潔さに仕上げることができます。
自分でできる範囲はこまめに掃除したり、時にはプロの力も借りたりして、安心して赤ちゃんと入れるお風呂に仕上げていきましょう。