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説明 給湯器や湯沸かし器から水漏れが起こっていて、お困りではありませんか?放置していると重大な故障につながったり、思わぬ事故が起きてしまう原因にもなりかねません。そこで今回は、給湯器・湯沸かし器の水漏れ原因と修理方法、放置で悪化する前にやることについてご紹介したいと思います。
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給湯器や湯沸かし器から水漏れが起こっていて、お困りではありませんか?
「水やお湯が出せるから問題ないかな」と軽く考えてしまうかもしれませんが、放置しているとさらに重大な故障につながったり、思わぬ事故が起きてしまう原因にもなりかねません。
そのため、水漏れを見つけたら早めの点検や修理などの対応をすることが大切です。しかし、むやみに触ると余計に故障させてしまわないかと心配になりますよね。
そこで今回は、給湯器・湯沸かし器の水漏れ原因と修理方法、放置で悪化する前にやることについてご紹介したいと思います。
給湯器からの水漏れは、原因によっては放置すると危険なものがあります。
しかし、ここで紹介する原因が、必ずしもお使いの給湯器で起こっている現象に関連するとはいえないケースもあります。
不具合の内容を完全に特定するのは専門の知識や技術を持った業者ではないと難しい場合もあるため、原因をはっきりさせたいときはメーカーや修理業者に相談することをおすすめします。
冬場に給湯器を長い間使わないでいると、配管の中の水が凍結して膨張し、配管が破裂してしまいます。破損して穴が開いた箇所からは、水漏れが発生します。
気温が下がる時期に水抜きを行わないと、凍結が起こりやすくなります。冬場に長時間給湯器を使わないときは水抜きをしておくと、凍結を防ぐことができます。
配管内部の水が凍ってしまう現象は寒い地域に起きるものと考えがちですが、寒い地域の給湯器には凍結対策がしてある製品がほとんどです。
そのため、凍結はむしろ温かい地域の冬場に起こりやすくなっています。気温が0℃以下になると配管の水が凍ってしまうため、寒冷地ではなくても凍結の対策は行っておくと安心です。
使用年数が長くなった給湯器は、経年劣化した部品から水が漏れてくることがあります。
たとえば、接続部分のゴムパッキンが劣化すると、破断して水が流れ出てしまう可能性などが考えられます。
また、給湯器の耐用年数は8年~15年程度といわれています。とくに不具合が起こっていなくても、使用開始から10年以上たった製品は新品への交換を検討したほうがいいでしょう。
給湯器を施工するときに配管がしっかり接続されていないと、接続部分から水漏れが発生する可能性があります。
新品の給湯器から水漏れが起こっているときは、施工業者に連絡して修理を依頼しましょう。施工側のミスであれば、無償で対応してもらえる可能性が高いです。
給湯器を長期間使用していないと、給湯器内部の圧力が高くなります。このとき、減圧をするために水抜き栓から水が排出されることがあります。
これは給湯器の機能なので基本的に対策をする必要はありません。安心して、そのままお使いいただけます。
ただし、排水される量が多かったり、排水が止まらないときは故障を疑った方がいい可能性があります。排水に異常がみられるときは、修理業者に連絡をしましょう。
よく設置されている給湯器の主なメーカーは、以下の4つになります。
上記のうちいずれのメーカーでも、水漏れのときのエラーコードは「173」になります。また、多量に水漏れが起こっているときは、「543」のエラーコードが表示されます。
水漏れを発見したときは、上記のようなエラーコードが表示されているかどうかもあわせて確認しておきましょう。
「エラーコードが出ていたから給湯器や配管をチェックしたけれど、とくに水漏れしている箇所が見つからない」というケースが発生することがあります。
この現象は、以下のようなことが原因で起こっている可能性が考えられます。
配管の中に空気が入ったことで、給湯器の水漏れ感知機能が誤検知をした場合、エラーコードだけが表示される場合があります。
このケースでは、給湯器の電源を入れ直せばエラーコードを消すことができます。給湯器の電源プラグを抜き差しするか、給湯器内部に設置されているブレーカーのスイッチを一度切って入れ直してみましょう。
給湯器の電源を入れ直してもエラーが消えないときは、壁の中や給湯器内部の配管など、目視での確認ができない箇所で水漏れが起こっている可能性があります。
このケースでは自力で不具合を確認することは難しいので、修理業者に連絡して点検を依頼しましょう。
給湯器が故障して水漏れしている場合、放置するのはよくありません。
給湯器の劣化がさらに進んだり、深刻な不具合が出てしまうこともあるため、不具合で起こっている水漏れはできるだけ早く対応をしましょう。
ここでは、給湯器の水漏れを放置しない方がいい理由についてご説明いたします。
水漏れが給湯器内部にある炎の近くで起こっていた場合、炎が不完全燃焼を起こして一酸化炭素を発生させることがあります。
一酸化炭素は人体にとって有害で、吸い込むと重大な健康被害を引き起こす恐れがあります。水漏れが必ずしも一酸化炭素を発生させるわけではありませんが、水漏れしている状態を長く放置していると発生する可能性が出てきます。
安全のために、水漏れを見つけたときは一度給湯器のガス栓と止水栓を閉めておき、できるだけ早く修理を行うようにしましょう。
給湯器が正常に作動している場合、お湯を沸かすための炎は青い色をしています。
しかし、不完全燃焼が起こっていると炎の温度が下がり、黄色い炎を発生させます。給湯器外側の窓から炎の状態を確認し、青い色をしていなかったときはすぐに使用を中止し、修理を依頼することをおすすめします。
配管などから漏れた水が給湯器の機械部分に浸水すると、給湯器の機能が劣化する原因となる可能性があります。
機器の寿命を早めたり、ガス漏れや漏電を引き起こす恐れもあるため、水漏れしている状態で給湯器を使い続けるのはなるべく避けましょう。
重大な故障や事故を防ぐために、水漏れがあったときは一旦給湯器の使用を中止しましょう。
給湯器についている止水栓を閉めれば、水漏れの応急処置ができます(室内の給湯設備は使えなくなります)。その後、ガス栓を閉めて電源を落としておきましょう。
止水栓やガス栓の場所がわからないときは、建物全体の水道・ガスの元栓を閉めることでも止められます。ただし、元栓を閉めると建物全体で水道やガスが使えなくなってしまう点には注意しましょう。
給湯器の取り付けや取り外しは、基本的に専門の業者に依頼することをおすすめしています。
経験のない人が無理にDIYで直そうとすると、不完全燃焼などの危険が伴うだけではなく、修理箇所によっては無資格での修理が違法となっていることもあります。
安全に、トラブルを避けるためにも、給湯器の修理は業者に任せるようにしましょう。
水漏れ箇所以外の部品に問題がなければ、故障した部品だけの交換や補修で水漏れが改善する場合があります。
ただし、部品を交換するときは同じ製品が廃盤になっておらず、在庫がまだある場合に限られます。給湯器はおよそ10年程度で廃盤になってしまうことが多いため、10年以上使用している部品の交換はできず、全体交換となります。
給湯器が全体的に劣化している、給湯器を10年以上使用しているなどの場合は、全体交換となる可能性が高いでしょう。
また、給湯器内部の配管が凍結し、破損している場合も全体交換となります。機器の内部で配管が破裂すると、内部の機器に水がかかって損傷している可能性が高いため、配管だけの交換では修理できないのが主な理由となります。
今回は、給湯器・湯沸かし器の水漏れ原因と修理方法や、放置で悪化する前にやることについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
給湯器の水漏れは、経年劣化、凍結、施工不良、減圧のための水抜きが主な原因となっています。
水漏れを放置すると重大な故障や事故につながる可能性があるため、水漏れを見つけたらすぐに使用を中止して専門の業者に修理を依頼しましょう。
生活救急車では給湯器の修理・交換を承っておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。まずは、現地見積もりからご対応させていただきます。