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説明 アシナガバチが家の周りを飛んでいたり、巣を作っていてお困りではありませんか?放っておくと刺されるかもしれませんし、可能であれば自力で駆除したいと考える人もいると思います。そこで今回は、家にアシナガバチが出た人へ向けて、アシナガバチを自力で駆除する方法をご紹介したいと思います。
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アシナガバチが家の周りを飛んでいたり、巣を作っていてお困りではありませんか?
放っておくと刺されるかもしれませんし、早めに駆除したいですよね。専門の業者に駆除を依頼することもできますが、可能であれば自力で駆除したいと考える人もいると思います。
そこで今回は、家にアシナガバチが出た人へ向けて、アシナガバチを自力で駆除する方法をご紹介したいと思います。
※蜂の駆除は刺されて病院に運ばれる可能性があるなど、危険を伴います。自身での駆除が無理そうな場合は、専門業者への依頼を強くおすすめします。
アシナガバチは強力な毒針を持っていますが、基本的におとなしい性格の蜂です。適切な対処を行えば、自力で駆除できる可能性があります。
しかし、蜂の種類を問わず巣を駆除する場合は、危険が伴うことがほとんどです。駆除時のリスクを少しでも下げるために、事前の準備はできるだけ念入りに行っておきましょう。
巣の状態をよく確認し、必要なものを揃えてから、なるべく安全に駆除できるように心がけることが大切です。
そこでまずは、アシナガバチの巣を駆除する前に確認しておくこと、準備しておくものをご紹介いたします。
最初に、巣や蜂の状態を観察して、自力での駆除が可能かどうかを判断しましょう。
普段は攻撃性の低いアシナガバチでも、巣を攻撃されると一斉に襲ってきます。
駆除に失敗して刺されてしまうケースもよくあるので、けがを未然に防ぐためにも、駆除の前にはしっかり状況を調べておきましょう。
おとなしいアシナガバチと、どう猛なスズメバチは、パッと見た感じでは似ている部分もあり、見慣れない人ではすぐに判断がつかないことがあります。
しかし、「アシナガバチかと思ったら、スズメバチだった」という見間違いをすると、危険なトラブルを引き起こしかねません。
アシナガバチとスズメバチを区別するときは、外見のほかに、飛び方や巣の形状を確認すると、判断しやすくなります。
種類 | アシナガバチ | スズメバチ |
---|---|---|
外見 | 後ろ足が長く、腹部が黄色っぽい |
腹部が大きくて太く、オレンジ系の色 |
飛び方 | 足をだらんと下げて、ふらふらと飛ぶ |
素早く、まっすぐ飛ぶ |
巣の形状 | お椀を逆さにしたような形。15cmくらいの大きさで、灰色 |
円・楕円形やとっくりのような形。40cm~80cmくらいの大きさで、薄茶色のマーブル模様 |
両手のひらサイズ程度の巣の近くを、足を垂らしてふらふらと飛び回る蜂がいたら、アシナガバチの可能性が高いでしょう。
1階の軒下や庭木など、開けた場所に作られた巣であれば、駆除作業のリスクは比較的少ないです。
しかし、2階以上の屋根の下など、高所に巣がある場合は、駆除の難易度や危険性が増します。殺虫剤を蜂にしっかり吹き付ける、巣を落とす、といった作業がやりにくいため、このような場所の巣を自力で駆除するのは少々大変です。
高所にある巣を駆除するときは、長い剪定ばさみや、高所用の噴射器を用意するなどの工夫が必要となります。
巣によっては、駆除が難しく危険な状態の場合もあります。自力で駆除できる巣は、「作りかけの巣」までと考えたほうがいいでしょう。
大きさが15cm以上で、時期でいうと7月~9月ごろのアシナガバチの巣は「最盛期」となります。この時期に、アシナガバチの巣は最大となります。蜂の数も多く、警戒心も高まっているため、自力での駆除は難しいかもしれません。
アシナガバチを駆除するタイミングは、遅くても巣がまだ大きくなりきっていない、作りかけの状態の時までにしておきましょう。7月までの巣であれば、自力で駆除できる可能性があります。
駆除を行う時間帯は、日没後数時間(2~3時間後)から早朝の間に行うのが理想的です。
働き蜂は、日中は巣の外で餌を探しに行っていますが、夕方になると巣に戻ってきます。このタイミングで駆除することで、駆除した後に生き残った蜂がたくさん戻ってくるのを抑えられます。
また、夜間の方が蜂の動きが静かなことに加え、暗い中では目が利かず、蜂はうまく飛べません。安全性の点からも、駆除は日没後に行うことをおすすめします。
殺虫剤は、「ピレスロイド系」の成分が入っている製品を使うと効果的です。購入する際は、ラベルの成分表を確認しておきましょう。ピレスロイド系であれば、蚊やゴキブリ用の殺虫剤でも問題なく使用できますが、蜂専用の殺虫剤は噴射力が強く、より遠くまで届くようになっています。
夜に駆除を行う際は懐中電灯が必要となりますが、蜂は光の方向に移動する習性があるため、そのまま使うと危険です。赤いセロハンを貼り付けて光の色を赤くすると、蜂が反応しにくくなるので、忘れずに対策しておきましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
安全面からいうと、駆除のときは防護服を着るのが一番です。しかし、用意するのが難しい場合もあるかと思います。防護服以外の衣服で代用するときは、肌を露出しない服装を用意しましょう。
体 | 長袖、長ズボンの、厚手の服を着用する(作業着などがおすすめ)。さらに、上から白いレインコートを着る。 |
---|---|
頭部 | 厚手の帽子やフルフェイスのヘルメットを着用。帽子を着用するときは、上からレインコートのフードをかぶって、マスクとゴーグルをつける。 また、襟元から蜂が入らないように、首にタオルを巻く。 |
手 | 軍手や皮手袋をはめる。厚みが足りないときは、2枚以上重ねる。 |
足 | 長靴をはく。蜂は、下から上に向かって刺す習性があるので、ズボンの裾を長靴の中に入れ、ひもで縛っておく。 |
アシナガバチの毒針の長さは、およそ5mmです。靴や手袋も含め、5mm以上の厚さになるような服装をしましょう。また、蜂は黒や原色に向かって攻撃する習性があるので、着る服はすべて白色のものを選びましょう。
巣の状況を確認し、必要なものを準備できたら、駆除作業を始めましょう。駆除の際は、身の安全を確保することを常に念頭に置いておきましょう。
危険を感じたら、すぐに駆除を中止して、室内など安全な場所へ避難できる状態にしておくことをおすすめします。
また、駆除時や後片付けなど、いずれの手順のときも防護服を着た状態で行うようにしましょう。
ここでは、アシナガバチを駆除する手順をご紹介いたします。
3m程度の距離から、巣に向かって殺虫スプレーを散布しましょう。風上からか、無風の状態が望ましいです。
殺虫剤に驚いた蜂が、大量に巣から飛び出してきますが、慌てずに飛んできた蜂にも吹き付けましょう(近づかれすぎて危険だと感じたらすぐに中止し、避難しましょう)。
殺虫スプレーは、1本使い切る形で噴射し続けましょう。アシナガバチは殺虫剤に弱いため、数秒ほど殺虫成分がかかれば、動きを止められる可能性が高いです。
ただし、殺虫スプレーの届く範囲から外れたところに蜂がいた場合などは、仕留めきれないことがあります。そうなった場合は、予備のスプレーをもう1本使いましょう。
殺虫剤を散布した後は、いったん安全な場所へ避難し、数分程度様子を見ましょう。
巣の周囲も含め、飛んでいる蜂がすべていなくなったら、長い棒や剪定ばさみで巣を落としましょう。巣の真下にゴミ袋を置いておくと、処分しやすいです。
ゴミ袋に蜂の巣を入れたら、念のためもう一度、ゴミ袋の中に殺虫剤を噴射しておきましょう。
おそらく、地面には蜂の死骸がたくさん落ちています。死骸から毒針が出ていたり、つかんだ時に毒針が飛び出ることがあるので、素手で触るのは危険です。トングでつかんで、巣と一緒にゴミ袋に入れましょう。
死骸の処理は明るくなってからでもいいですが、あまり長い間放っておくとアリなどの虫がわくので、できるだけ早めに処理しましょう。
駆除後しばらくの間、殺虫スプレーに驚いて逃げ出した蜂が、巣の場所に戻ってくることがあります。
放置していると巣を作り直されることがあるため、戻ってきた蜂も殺虫剤で駆除しておきましょう。夜間なら、懐中電灯(セロハンはつけない)を地面に置いておくことで、ある程度集めることができます。
駆除が終わったら、巣があったところにもう一度殺虫剤を吹き付けておきましょう。殺虫剤の成分には、蜂を寄せ付けない忌避効果があるため、戻ってきた蜂が巣を作り直すのを防ぐことができます。
念のため、駆除後しばらくは生き残った蜂が戻ってきていないか、定期的に様子を見ておくと安心です。
ここまで、アシナガバチを駆除する方法についてご紹介させていただきました。
先ほどもお伝えしましたが、蜂の駆除は、刺されるリスクがつきものです。条件や環境によっては、駆除の手順以外にも気を付けておくべきことがいくつかあります。
そこでここからは、アシナガバチを駆除するときの注意点をご紹介いたします。
蜂用の殺虫剤は、屋外で使うことを想定し、遠くまで噴射できるものが多くなっています。
しかし、スプレーの性質上、遠くに行くほど殺虫剤が拡散してしまうため、あまり遠すぎると思ったような効果が出ないことがあります。また、風向きなどの影響でうまく届かないこともあるため、巣が高いところにある場合は、高所用の噴射器を使用しましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
「高いところの巣なら脚立を使えば届く」と思うかもしれませんが、脚立にのぼって巣を駆除することは非常に危険です。
殺虫スプレーに怒ったアシナガバチが向かってきたことに驚いた拍子に、脚立から落下してけがをしてしまう可能性があります。
刺された、刺されそうになった、思ったよりたくさん蜂がいたなど、駆除のときに危険を感じたり、駆除が難しいと感じたら、駆除の最中であってもいったん中止して避難しましょう。
無理をして興奮している蜂と格闘し続けると、より深刻な事態を招くことになりかねません。身の安全を最優先して、後は専門の業者に任せるようにしましょう。
今回は、アシナガバチを自力で駆除する方法についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
自力で駆除できるかどうかは、巣の場所や状態を確認してから判断する必要があります。最盛期ではない作りかけの巣であれば、自力で駆除できる可能性があります。
アシナガバチを駆除するときは、防護服や肌を露出しない厚手の服装で行い、刺されないように十分注意しましょう。
しかし、蜂の駆除は危険を伴います。駆除が難しいと感じたら、無理をせず専門の業者に相談することをおすすめします。
生活救急車では、蜂や蜂の巣の駆除を承っておりますので、お気軽にご相談ください。まずは、お見積もりからご対応させていただきます。
白色の服が望ましいことは知らず、黄色系が良いのだろうとばかり思っていたし、夜間作業など到底知る由も無く、参考且つ勉強になりました、
画像入りでわかり易く 大変参考になりました。活用させていただきます。
とても入念に書かれた説明文です。分かりやすくて、助かりました。 ありがとうございます。
有難う御座いました、大変参考に成りました、大いに活用させて頂きます。
過去に小さなアシナガバチの巣は駆除出来たのですが、昨日大きな巣を発見。駆除すべきか困っていたのですが、とても分かりやすかったです。参考になりました。
大変わかりやすく、ありがとうございました。簡単に安心してできました