さまざまな暮らしに役立つ情報をお届けします。
説明 家の周りでスズメバチを見つけたけれど、どのような対策をしたらいいのかわからなくて困っていませんか?スズメバチはアシナガバチやミツバチと比べて攻撃してくるので、しっかりとした準備が必要です。そこで今回は、スズメバチを見つけたときの対策やスズメバチに刺されないために気をつけることなどをご紹介します。
※当サイトは、アフィリエイト広告を掲載しています。
家の周りでスズメバチを見つけて、自分で対策をしようと思っているけれど、どのような対策をしたらいいのかわからなくて困っていませんか?
スズメバチの対策を行わないといけないと思いながらも、初めてだと何をすればいいかわからなくて時間だけが経ってしまいますよね。
とくに、スズメバチはアシナガバチやミツバチと比べて攻撃してくるので、しっかり準備をしていないと刺されて病院に運ばれるなんてこともあります。
そこで今回は、スズメバチを見つけたときの対策やスズメバチに刺されないために気をつけること、スズメバチに刺された場合の対処法などをご紹介します。
スズメバチは蜂被害の中では、日本で最も多く、死亡事故も報告されています。非常に強力な毒を持ち、他の蜂と違って攻撃性が高く、凶暴なことで知られています。
スズメバチの活動時期は種類によってことなりますが、およそ4月頃から10月下旬頃と言われています。
春先の4~5月頃は冬眠から目覚めた女王蜂のみが活動し、巣作りを始めます。この時期の女王蜂は攻撃性はなく働き蜂もまだ羽化していないため、最も対策を行いやすい時期といえます。
スズメバチの巣が作られる場所は種類によって多少、違いがあります。しかし、基本的には雨風をしのげる快適な場所に巣を作ります。
上記のような場所に巣を作る傾向がありますが、種類によっては土の中や木の穴の中などに巣作りする場合もあります。
スズメバチは巣を作り始めると、次第に働き蜂の数が増えどんどん大きくなってしまいます。
そのため、女王蜂が巣を作り始める5月頃から、スズメバチの巣ができていないか定期的にチェックをしておくと巣が大きくなる前に少ない労力でスズメバチを駆除することができます。
蜂が嫌がる「ピレスロイド」という成分が入った殺虫剤を、スズメバチが巣を作りそうな場所や、作りかけでまだ小さい巣にスプレーしておくことで、スズメバチの巣の拡大を防ぐことができます。
ピレスロイドと難しそうな名前がついていますが、虫全般に効く成分のため、大体の殺虫剤にこの成分が入っています。ただし、製品によっては入っていないこともあるので、念のため成分を確認しておくといいでしょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
作りかけのスズメバチの巣を発見したら、巣の近くに「ハチトラップ」を仕掛けて女王蜂を捕まえましょう。ハチトラップは、蜂を引き寄せる甘い香りでスズメバチを箱の中におびき寄せてしまい、出ることができないようになっています。
しかし、このハチトラップは女王蜂以外にも、色々な虫を引き寄せてしまって、箱が満杯になってしまい、肝心の女王蜂を取り逃がしてしまう場合があります。女王蜂を狙って捕獲するために、スズメバチが巣を作り始める3月~6月の間に設置するようにしましょう。
市販されているものもありますが、ペットボトルを使って簡単に自作することも可能です。下記記事に作り方を紹介していますので、気になる人はチェックしてみてください。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
スズメバチは蜂の中でも攻撃的で、家や庭にスズメバチの巣が出来てしまうと非常に危険です。
そのため、巣ができはじめたら早めに駆除することをおすすめしますが、既に大きな巣になっているときは、自分での駆除は強くおすすめしません。
しかし、巣の大きさが15cm未満だったり巣の周りにいる蜂が1匹、もしくは数匹の場合は自分で駆除できる場合もあります。自分で駆除を行う場合は、万全の準備をしておきましょう。
蜂の巣の駆除方法については、下記ページで詳しくご紹介しています。気になる方は、チェックしてみて下さい。
日本では毎年、スズメバチに刺されて死ぬ死亡事故が複数件起こっています。
万一、スズメバチに遭遇してしまった場合、刺されないように気をつける必要があります。
そこでここでは、スズメバチに刺されないために、どの様な対策を行えばいいかをご紹介します。
基本的に、スズメバチはこちらから攻撃をしない限りは、向こうから襲ってくることはありません。
しかし、「こちらは攻撃したつもりはなくても、スズメバチが攻撃を受けたととらえる」行動を無意識に人間側がしてしまうことがよくあります。
例えば、スズメバチが寄ってきたので「手で追い払う」「持っていた物を振り回す」行動や、「スズメバチの巣の近くを走って振動を与える」「スズメバチを見つけて大きな声を出す」などの行動が攻撃とみなされます。
そのため、スズメバチの巣を見つけた場合は、大きな音をたてず、静かにその場から離れるようにしましょう。
スズメバチに刺されないようにするには、服装にも十分な注意が必要です。スズメバチは黒い色に強く反応して、攻撃を仕掛けてくると言われています。黒っぽい服装はさけて、白や淡い色の衣服を着用するようにしましょう。
髪の毛の黒色にも反応しますので、白色の帽子をかぶるか、白色のタオルをまくようにしましょう。
肌の露出をさけるのも効果的な方法です。長袖、長ズボンを着用し、蜂に襲われた場合でも、針が貫通しにくい厚めの生地を選んでおくとよいでしょう。
とくに、スズメバチはアシナガバチやミツバチと違って薄い防護服なら、服の上からでも皮膚を刺すことができます。
スズメバチの駆除を自分でするときは、スズメバチ専用の防護服を準備するか、作業用の分厚い服を防護服の下に着用しておいたほうがいいでしょう(熱中症・脱水症に注意)。
先ほど身につける衣服の色についてご紹介しましたが、「におい」にも注意が必要です。
フローラルな香りの柔軟剤や、お菓子・ジュースなどの香料、砂糖の「あまい」香りは蜂を引寄せます。
食べ物は対策が難しいですが、柔軟剤についてはスズメバチが出はじめる時期(4~6月ごろ)は、一時的に無香料の製品に変えておく安心です。
蜂は光に向かって飛ぶ習性があります。蛍光色の服装やアクセサリーなど光を反射するものに反応しますので、身に着けないようにしましょう。
また、懐中電灯などで夜間に光を当ててしまうと巣の中からどんどん蜂が飛び出してきますので、大変危険です。もし、誤って光を当ててしまい蜂が向かってきてしまった時は、光をつけたまま懐中電灯を地面に置いてゆっくりとその場を離れましょう。
スズメバチに刺されないように気をつけていても、刺されてしまうことがあります。
スズメバチの毒は非常に強いと言われていますので、素早く処置をすることが重要です。また、1匹に刺された後、別のスズメバチが集まって再度刺されるということもあります。
そこでここでは、スズメバチに刺されてしまったときにとるべき行動・対策についてご紹介します。
スズメバチは人を攻撃した後、フェロモンをまき散らし他のスズメバチを呼び寄せる能力を持っています。
さらなる被害を防ぐために、まずは「速やかに、大声を出さずに」その場を離れましょう。
頭などの黒い部分は隠し、姿勢を低くして後退していきましょう。「痛い!怖い!刺された!」と叫んでしまう気持ちは分かりますが、大きな声を出すとさらにスズメバチが寄ってくるので意識して出さないようにしましょう。
刺された箇所から毒をしぼり出す様にしながら、流水で洗い流しましょう。
蜂の毒はたんぱく質で水に溶けやすいため、大量に水を出しながら洗い流すとよいでしょう。
テレビなどで「毒を口で吸って出す」シーンを見かけることがありますが、口の中が切れていたり、出血している箇所があると、そこから血管の中に毒が入るので止めておきましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
スズメバチに刺された箇所が、赤く腫れて痛みが強い場合などは、抗ヒスタミン成分を含んだステロイド系の軟膏をぬると効果があります。
ただ、いきなり薬を塗らずに、できれば病院で適切な処置を受けて、医師の指示に従うようにしましょう。
病院に行くまでの間は、次で紹介する「刺された場所を冷やす」対策をしておくといいでしょう。
刺された箇所を濡れたタオルや氷、保冷剤などで冷やしましょう。冷やす事で血管が収縮して、毒を吸収しにくくなる効果があります。
氷や保冷剤が家にないときは、コンビニにお酒用やアイスコーヒーを作る用の氷、パックに入ったアイスクリームがあるので、それで代用するといいでしょう。
スズメバチに限らず、蜂の毒は強力なので、とにかく早く病院に行けるようにしましょう。
先ほど、ご紹介した対処法はあくまで応急処置になりますので、なるべく早く病院に行って診てもらう様にしましょう。
スズメバチに刺されて死亡するのは、主にアナフィラキシーショックが原因によります。呼吸困難、血圧の低下、意識障害が出てきて、最悪の場合死亡することもあります。
万が一、アナフィラキシーショックのような症状が出てきた場合は、迷わずに救急車を呼びましょう。
今回はスズメバチの対策や、スズメバチに刺されないために気をつけること、スズメバチに刺された場合の対処法などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
蜂の巣が作られていないか、春先にしっかりチェックして、もしスズメバチが巣を作り始めていたら早めに駆除することが大事です。
生活救急車では、スズメバチの巣の駆除のご相談・お見積りを承っておりますので、お困りの際はお気軽にお電話ください。