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説明 家にネズミが棲みついてしまい、いつの間にか糞尿で汚れている惨状を見て困っていませんか?そのままにしておくと、糞尿で建材が腐敗したり、悪臭や病原菌などの二次被害につながる可能性があります。そこで今回は、安全にネズミの糞尿を処理する方法や業者に依頼する前にやっておくことについてご紹介いたします。
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家にネズミが棲みついてしまい、いつの間にか糞尿で汚れている惨状を見て困っていませんか?
そのままにしておくと、糞尿で建材が腐敗したり、悪臭や病原菌、寄生虫による二次被害につながる可能性があります。
しかし、はじめてトラブルを経験する人にとっては、拭き掃除をするだけでいいのか、駆除を業者に依頼する前に片付けたらダメって聞いたけど掃除していいのか、など分からないことが多いと思います。
そこで今回は、安全にネズミの糞尿を処理する方法や業者への依頼を検討している場合に掃除をする前にやっておくことなどをご紹介します。
ネズミの糞尿を見つけたら、すぐに掃除・除菌しましょう。放置しておくと建材が傷んで家の価値が落ちたり、害虫・悪臭が発生します。
ネズミの糞尿を初めて掃除する人は、やり方で戸惑うこともあると思います。そこでここでは、ネズミの糞尿の掃除方法についてご紹介いたします。
最初に、ネズミの糞尿を掃除する前に「写真」を撮っておくようにしましょう。
ネズミの糞尿は、ラットサインと呼ばれており、ネズミの巣や餌場の特定、繁殖しているネズミの種類などを調べるのに非常に重要な役割をもっています。
業者に依頼する場合でも、自分で駆除をする場合でも、このラットサインがあると効果的なネズミの駆除対策をするのに役立つので後で確認できるように写真だけ残しておくといいでしょう。
ネズミの糞尿を除去するときは、ゴム手袋とマスクを必ずつけて行いましょう。ほうきや、ちり取りなどの道具を使うときも同様です。掃除をしていると、糞のカスが空気中に舞い、吸い込んでしまうこともあるのでしっかり衛生面に注意しましょう。
また、一気に掃除するのに便利な掃除機は、ここでは使わないようにしましょう。掃除機本体に、菌が付着してしまいます。
「掃除機を使った後に除菌スプレーを使えば大丈夫?」と思ってしまいますが、除菌スプレーに入っている可燃性ガスが原因の火災事故につながることがあるので使用はできません。
ネズミの糞尿には菌がたくさん潜んでおり、吸い込んでしまうと日常生活では聞かないような病気にかかることもあるので十分注意しましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
ネズミの尿を掃除するときは、アルコールやエタノールを布に染み込ませて拭きます。尿が乾いていても、シミにアンモニアや雑菌は残っているので、必ず手袋とマスクをして行いましょう。
アルコールやエタノールがない場合は、アルコール入りの除菌シート、お風呂用の除菌スプレー、酵素系漂白剤(適時希釈)なども使用できます。
水拭きだけですと雑菌が繁殖するだけですので、必ず除菌ができる掃除道具を使うようにしましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
ネズミの糞尿は放置すると、以下のようなさまざまな健康被害を招きます。
哺乳類全般が感染する病気で、人や犬なども感染します。主にドブネズミの糞尿に含まれているレプトスピラ菌が、キッチンに置いてある食べ物や食器などから、口などを通じて人体に入ります。くしゃみ、鼻水、発熱、倦怠感などの症状が出ます。
ネズミの糞尿に含まれる、サルモネラ菌が人体に入ることで感染します。腹痛、嘔吐、下痢、急性胃腸炎、食中毒などを引き起こし、重度の場合は髄膜炎を発症し、最悪の場合死に至ります。
ネズミに咬まれたことで発症します。モニリホルム連鎖桿菌と、鼠咬症スピリルムという2種類の細菌が原因です。初期症状で頭痛、吐き気、喉の痛み、倦怠感、発疹、膿など、7日以内に発熱、悪寒、多発関節痛などを引き起こします。
ネズミの糞尿のシミは、塩素系の漂白剤を使って掃除ができます。シミが濃くなってしまっている場合は、壁紙の張り替えなどが必要になるのでなるべく早めに行いましょう。
以下の方法を参考にしてみてください。
漂白剤だけで使うと、強すぎて壁紙が劣化してしまう恐れがあるので、薄めて使用します。しかし、壁に色や柄がついている場合は、漂白剤を使うと色落ちや柄が消える可能性があります。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
壁紙用の漂白剤を使用して汚れを落としつつ、除菌が可能です。
専用のものには、スプレータイプやシートタイプがあります。シートタイプは2度拭きいらずなので簡単に掃除できます。
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
ネズミは放置すると、感染症を招いてしまう菌が発生したりするので危険です。また、駆除作業は、ネズミの数が多いほど長引いてしまいます。糞尿などを発見したら、ネズミがいる証拠なのですぐに駆除しましょう。ここでは、業者に依頼するときのネズミの駆除方法や、その後のケアまでをご紹介します。
ネズミの糞尿を見つけたら、すぐに清掃してしまう前に、どこに糞尿が発生しているかわかるように写真に撮っておきましょう。業者が侵入口などを把握する際の、重要な手掛かりになります。
糞尿の清掃は必ずマスクと手袋をつけ、菌からの感染を防ぎましょう。
被害状況などを現地で直接確認し、現在の状況説明をします。細かいネズミの侵入口や、ルートの説明を行います。そこで調査した内容に沿って駆除方法などのプランニングをして、費用の見積もりをします。
業者によっては適当な工事を行ったりするところもあるので、現地調査やキャンセルが無料の業者にいくつか調査を依頼して、比較することをおすすめします。
「早く駆除をしたいから」と焦ってしまいがちですが、いい加減な駆除でネズミが再発し、また依頼し直すことになるかもしれません。業者選びは慎重に行いましょう。
業者によるネズミの駆除は以下のような方法で行います。
業者がネズミの駆除を行う場合は、ベイト剤や粘着シートを使って個体の駆除を行います。害獣駆除だと、薬剤散布をイメージされる人がいますが、安全性の面から現在は薬剤をまかない「ベイト剤」がよく使われています。
また、粘着シートは昔から使われている方法ですが、ネズミの捕獲を行う際は粘着シートをネズミが出そうな部屋一面に敷き詰めるように設置します。
「もったいない、これは無駄なんじゃない?」と思う人もいますが、ネズミの手足には油や汚れがついているので粘着シート1枚だけだと、粘着液に油や汚れだけついて捕獲できないことがあります。
また、ネズミは警戒心が強い生き物のため、1枚だけポツンと置かれているシートの上を歩いてくれることはほとんどありません。
こういった理由から、粘着シートを設置するときは一面に隙間なく敷き詰めるように設置を行います。
直接的な駆除のほかに、ネズミが好まないにおいなどを利用する忌避剤を使ってネズミを追い出すという方法も使われます。忌避剤には、スプレータイプや設置タイプ、くん煙タイプがあります。
また、忌避剤以外にも機材による除去方法もあります。ネズミの嫌いな超音波や電磁波を発し、一時的に天井裏や床下から追い出す方法です。
ネズミは、500円玉程度の大きさの穴からでも侵入できてしまいます。素人では見つけにくいほどの小さな穴も、業者はラットサインを見つけて侵入口を塞ぎます。
ネズミが入ってこられない環境を作ることも大切です。
ネズミが天井裏に住み着いていた際は、天井材などが糞尿によって汚れ、ひどい場合はシミができてしまったり、断熱材が齧られてボロボロになってしまうことがあります。
そのまま放置すると、菌が原因でアレルギーが生じることも考えられます。壁にシミがあるときは、駆除とともに天井や断熱材の張り替えを、リフォーム業者に依頼するのがおすすめです。
今回はネズミの糞尿を除菌、消毒する方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ネズミの糞尿は、家の劣化を早めるだけでなく、悪臭・病気などの二次被害に繋がることもあるので、見つけたら早めに除菌・消毒をするようにしましょう。
ネズミの糞尿を掃除した後は、駆除も必要です。自分でやったけれど効果がなかった、数が多すぎて自分で駆除ができないという場合は業者依頼を検討してみましょう。
生活救急車でも、ネズミの駆除や防除作業を承っています。お困りの際は、お気軽にお電話ください。まずは、現地にて駆除方法のご相談とお見積りからご対応させていただきます。