さまざまな暮らしに役立つ情報をお届けします。
説明 天ぷらや揚げ物をした後の使用済み油はどうしていますか?処理方法がわからなかったり、もったいないから再利用する方法はないかと思っている人もいると思います。そこで今回は、使用済みの揚げ物油の基本的な処理方法や、ハンドメイドで再利用する方法などについてご紹介いたします。
※当サイトは、アフィリエイト広告を掲載しています。
天ぷらや揚げ物をした後の使用済み油はどうしていますか?
揚げ物油は、下水道にそのまま流すことはできません。自治体によって、決まった処理方法で捨てなければいけません。
でも、その処理方法がわからなかったり、もったいないから再利用する方法はないかと思っている人もいると思います。
そこで今回は、使用済みの揚げ物油の基本的な処理方法や、ハンドメイドで再利用する方法などについてご紹介いたします。
「揚げ物の油って実際のところ何回使えるの?」と、疑問に思っている方は多いと思います。1回で捨ててしまうのはなんだかもったいない気がしますよね。
調理方法によって異なりますが、油はきちんと保存しておけば2~4回再利用することができます。
そこでここでは、揚げ物油の適切な保存方法や処理方法を、詳しくご紹介したいと思います。
油を再利用するためには、適切な保存をすることが大切です。油は酸化すると風味が落ちてしまうため、酸化を防ぐホーローなどの専用容器(オイルポット)で保存するのがおすすめです。
専用容器が用意できないときはビンでも代用可能ですが、油の熱に耐えられる耐熱性の物を選びましょう。耐熱性でない場合は、熱に耐えきれず割れてしまう恐れがあります。
また、ビンの表面にはアルミホイルを巻き、光を遮断することもポイントです。容器が準備できたら、下記の手順で油を保存しましょう。
揚げ物油は以下の手順で保存しましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
実際、油は何回まで使っていいのか曖昧で分からない人が多いと思います。油は揚げた物によっては、再利用しない方がいい場合もあるため、注意が必要です。
基本的に油は2~3回再利用することができます。(保存可能期間は約2~3週間程度)しかし時間が経つと徐々に酸化するため、1度しか使っていない場合でも早めに使い切るようにしましょう。
野菜の素揚げや天ぷらなどは油が汚れにくいですが、肉や魚を使った料理は素材から出る成分で汚れやすいため、使える回数が減ってしまいます。
酸化した油は風味が落ちるだけでなく、体調を悪化させる原因にもなるので揚げ物油以外の再利用方法を使うようにしましょう。
1回しか使用していないときでも、下記のような症状が見られるときは再利用しないようにしましょう。
上記のような症状が出るときは、油が酸化している可能性が高いので調理以外の再利用方法を検討しましょう。
揚げ物油の処理の仕方は、「親に教えてもらった方法」や「自分がはじめてやった方法」をずっと使っている人が多いと思います。
自分が今やっている方法よりも簡単にできる油の処理方法があったら便利ですよね。
そこでまずは、簡単にできる揚げ物油の処理方法を3つご紹介したいと思います。
ビニール袋や紙パックは、どの家庭でも家にあることが多いのではないでしょうか。市販の凝固剤を買わずに、下記の方法で油は処理できます。
【紙パックを使った処理手順】
【ビニール袋を使った処理手順】
※自然発火とは、油が空気に触れて酸化が起き、それによって熱が生じて温度が上昇して発火することです。
賞味期限切れの小麦粉や片栗粉は、油凝固剤の代用品として利用できます。
【小麦粉・片栗粉を使った処理手順】
油の処理で一番簡単なものが、市販の凝固剤を使った方法です。混ぜて固めるだけで燃えるゴミとして捨てられます。
【油凝固剤を使った処理手順】
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
油に浸して吸収し、燃えるごみで捨てられる商品です。吸収できる量は少ないため、少量の油を処理するのに向いています。
【油吸収パッドを使った処理手順】
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
揚げ物に使った油を処理する際は、いくつかの注意点があります。
誤った処理は、トラブルを起こしかねません。念のため、注意点をご紹介いたします。
油を処理する際にやってしまいがちなのが、排水溝にそのまま流してしまう行為です。一見何でもないように思えますが、回数を重ねるうちに排水溝の中は詰まる寸前、なんてことになるかもしれません。
その理由は、排水管に流れた油は冷たい水で冷えることで固まったり、洗剤と混ざってぬめりを発生させるからです。これが積み重なることで排水管が徐々に塞がり、詰まりを起こしてしまいます。
また、自宅の排水管だけにとどまらず、油が川に流れてしまった場合、周囲の水質に悪影響を及ぼすこともあります。
排水溝に油を流すのは避けましょう。
廃油処理剤は冷めた油だと完全に溶けず、うまく固まりません。冷めてしまった油に使用する際は再加熱が必要です。
約80度で廃油処理剤は溶けるので、それ以上温度が上がらないようにします。火災が発生する恐れがあるため、加熱中は目を離さないようにしてください。
再加熱するときは、温めすぎないように注意しましょう。
油処理の際に紙パックやビニール袋を使用するときは、油漏れが起きないように注意しましょう。
ビニール袋に穴が開いていたり、紙パックの素材が薄いと油漏れの原因になります。また、すぐにゴミに出さず放置すると、袋やパックに染み出して、徐々に漏れ始めることもあります。
油汚れは落としにくいため、作業を増やさないためにも、薄いパックは避けたり、ビニール袋は2重にしたりして、なるべく早くゴミに出しましょう。
油をそのまま捨てるのは、なんだかもったいない気がしますよね。
そんな使い古した油を、有効活用する方法と手順をご紹介します。
使い古した食用油を使って、石鹸が作れます。子供向けのリサイクル・エコイベントや、カルチャー教室でもよく行われているハンドメイドです。
苛性ソーダの取り扱いに注意しなければなりませんが、石鹸自体は簡単に作れるのでご紹介いたします。
※苛性ソーダは、劇物として指定されている危険な薬品です。目に入ることで、失明の恐れもあります。また、薬局で販売していますが、購入する際は印鑑が必要な場所もあります。それほど危険な薬品なので、取り扱いには十分注意しましょう。
※苛性ソーダは水と反応すると、熱を発し、高温になります。また、水を混ぜたときに蒸気が発生します。この蒸気に触れると、かぶれややけどの症状が起こるので触れない・吸い込まないように注意しましょう。
【廃油石鹸の作り方】
苛性ソーダをできれば使いたくないという方は、市販のハンドメイドキットを使うのがおすすめです。
市販のハンドメイドキットであれば、固めたあとに1ヶ月置いておかなくてもいいので、早めに手作り石鹸を楽しむことができます。
石鹸だと、お気に入りのものがあるから使い道がないという人もいるかと思います。また、苛性ソーダを使うのが怖いという人もいますよね。
そういったときは、廃油キャンドルにするという方法もあります。
廃油キャンドルを固めるために凝固剤を使いはしますが、苛性ソーダのような劇物ではないので安心して使うことができます。簡単な方法で作れるので、ご紹介いたします。
※キャンドル容器は、厚みがあるものを使いましょう。できれば、100円ショップで売られている耐熱ガラス瓶が安心です(薄いと割れます)。
油を加熱するときは、温度が高くなりすぎないように注意しましょう。とくに、手順(3)で、80度以上に加熱しないように注意しましょう。
【廃油キャンドルの作り方】
揚げ物油を流してしまってから、そのまま放置してしまうと排水管の中で固まってしまい、つまりが起こります。
もし流してしまったときは、なるべく早めに排水管の清掃を行いましょう。
ドラッグストアやスーパーなどで購入することができる「液体パイプクリーナー」を使うことで、排水管内の油を掃除することができます。
お店に行くと同じようなパッケージが並んでいますが、パイプクリーナーの濃度が1%以上のものがおすすめです。
下記ページ内で、市販されている液体パイプクリーナーと濃度などを紹介しているのでどれを選んでいいのか分からない人はチェックしてみてください。
>>>排水管つまり解消にパイプクリーナー!使い方と効果おすすめ
※液体パイプクリーナーを使うときは、しっかりと換気を行いましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
油によるつまりが起きてしまった場合、程度によっては業者に修理依頼をすることもあります。
業者が油つまりに対応する場合は、資格が必要な薬剤や、直接つまりを削る道具、高圧洗浄機(または高圧洗浄車)などを使って解消作業を行います。
下記ページには、自分でできる台所つまりの直し方や生活救急車で作業をした場合の料金などを紹介しているので、気になる人はチェックしてみてください。
>>>台所つまりの原因と直し方!道具がなくても自分で解消できる
今回は揚げ物油の簡単な処理方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
揚げ物をした後の油の処理は面倒なイメージが強く、排水溝にそのまま流してしまいたくなりがちですが、後々つまりなどを起こしてしまう原因になるのでやめておくことをおすすめします。
もしも、排水溝内に揚げ物油を流してつまりが起こってしまった場合は、複数の業者に見積りを取って作業内容と料金を確認してから修理依頼をすると安心です。
生活救急車でも、料金確認のための現地見積り、他社比較のための相見積りを承っております。お困りの際は、お気軽にお電話ください。まずは、お見積りからご対応させていただきます。