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説明 シロアリの見分け方を知っていますか?見分けるといっても、シロアリなのか、黒アリなのか、羽アリなのかを知りたい人、駆除薬や防除剤を選ぶためにシロアリの細かい種類を知りたい人など事情は人によってさまざまだと思います。そこで今回は、シロアリ、黒アリ、羽アリの違いと見分け方、シロアリの細かい種類の見分け方などについてご紹介いたします。
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シロアリの見分け方をご存知でしょうか?シロアリの名前は知ってはいるけど、実物をみたことがないという人は以外と多いのではないでしょうか。
シロアリに対処するには、しっかりと種類を見分けた上でそれぞれに適した駆除・予防方法を行う必要があります。
そこで今回は、シロアリと黒アリ・羽アリとの見分け方、シロアリの種類の見分け方やアリの種類別の駆除・予防方法などについてご紹介いたします。
シロアリと黒アリは同じアリの仲間だと思っていませんか?実はシロアリは「ゴキブリの仲間」で黒アリは「ハチの仲間」に分類されていて生物学的にも異なっています。
また、「羽アリ」はシロアリや黒アリに羽が生えたもので、繁殖可能時期になると、一部の固体に羽がはえて巣から飛び立ち、別の場所に新しい巣を作ります。
ここでは、シロアリと黒アリの見分け方、羽アリがシロアリなのか黒アリなのか見分ける方法について簡単にご紹介します。
シロアリと黒アリは人間の目でパッと見ると似ているように見えますが、パーツを細かく見比べてみるとまったく違った形をしています。
生態についても発生時期の違いなど、細かい違いがたくさんあるので表にまとめてご紹介いたします。
種類 | シロアリ | 普通のアリ(黒アリ) |
---|---|---|
胴体 | くびれがなく、寸胴 |
お腹の部分がくびれている |
羽アリの羽の特徴 | 羽の大きさがほぼ同じ形・大きさをしている |
前の羽の方が大きい |
発生する時期(被害が多い時期) | ヤマトシロアリ:4~5月
|
6~11月 |
触覚(頭に生えている) | 真っ直ぐで数珠状 |
「く」の字 |
主な餌 | 枯死した木材など |
虫(狩りも行う) |
巣の場所 | 地中や餌となる木材 |
地中 |
蟻道の特徴 | コンクリートの上などにも作られ、固く、崩れにくい |
途中で途切れていたり、そもそも作らないことが多い。シロアリと比べて、もろく、崩れやすい |
簡単に違いをまとめてみましたが、もう少し詳しい見分け方を知りたい方は下記の記事で詳しくご紹介してますので、チェックしてみてください。
また、シロアリと黒アリでは駆除・予防方法も違ってきます。そちらについては下記でご紹介します。
シロアリ・黒アリが繁殖時期になるとそれぞれの個体から生まれてくるのが、羽アリでしたよね。
羽アリに関しては、体色がシロアリと黒アリで似ている種類があってパッと見で見分けるのが難しいのですが、羽や胴などに違いがあるので表にしてご紹介したいと思います。
部位 | シロアリの羽アリの特徴 | 黒アリの羽アリの特徴 |
---|---|---|
羽 | 4枚の羽の大きさがほぼ同じ |
前と後ろで羽の大きさが違う |
触覚 | 触角はまっすぐ(数珠状) |
触覚はくの字に曲がっている |
胴 | 胴はくびれがなく太い |
胴はくびれがあり細い |
先ほども紹介しましたが、羽アリに関してはシロアリでも体色が黒っぽいものがいるので、羽や触覚、胴のくびれの特徴をきちんと確認しておいた方がいいでしょう。
羽アリの駆除・予防方法については、下記で紹介しています。
シロアリの駆除や防除処理の作業をする際に、自分の家にいるシロアリの種類を知っておくと、どういった駆除薬を使えばいいのか、防除するときはどこに防除剤を使えばいいのかを調べるのに役立ちます。
ここでは、日本の家屋に出る代表的なシロアリの種類についてご紹介したいと思います。
ヤマトシロアリは、日本に一番多く生息しているシロアリです。体長は3~6mmでヤマトシロアリによる被害が全体の9割を占めているといわれています。比較的寒さに強く北海道北部をのぞく、日本全土に分布しています。
季節によって差はありますが、ほぼ1年中活動できます。
最も活動が盛んな時期は「4月~5月」にかけてです。この時期に羽アリとして数多く飛び出てきます。それ以外にも気温が12~28℃が活動的になる気温と言われているため、春から初夏にかけてや秋ごろには注意が必要です。
繁殖が盛んな時期も「4月~5月」です。活動時期同様、1年を通して繁殖を行うことが可能ですので、一度巣を作ってしまうと日に日に増えてしまいます。
ヤマトシロアリは、土の中や湿度の高い場所を好み主に建物の床下で活動することが多いです。環境によっては、床下だけではなく天井で活動することもあります。
他にヤマトシロアリの生息する場所としては、下記のような場所があります。
上記のような場所は、ヤマトシロアリが好んで生息する場所なので違和感があればチェックしておくと安心です。
イエシロアリはシロアリの種類の中でも、最も大きい被害を引き起こすシロアリと言われています。木造の建物だけではなく、コンクリートの建物や立木に対しても被害を及ぼします。
イエシロアリは寒さに弱く、千葉より西、太平洋側の温暖な地域と南西諸島、小笠原諸島に分布します。体長は3~7mm、家屋の地下に木くずや土で固めた大きな巣を作り、蟻道でエサ場へとつなげています。
ヤマトシロアリと違い水を運ぶことができるため、被害は建物の上層部にまで及ぶケースもあります。
1つのコロニー(巣)内の個体数は100万匹に及ぶものもあると言われ、被害速度が速いのもイエシロアリの特徴です。
イエシロアリの活動・繁殖が盛んな時期は「6月~7月」です。梅雨の時期の夕方から夜の間に、羽アリが巣から飛び立ちます。
アメリカカンザイシロアリは、乾いた木材の中のわずかな水分で生育できるシロアリです。もともと日本にはいなかった種類ですが、木材や家具の輸入によって運び込まれたと考えられています。
土の中に巣を作るヤマトシロアリやイエシロアリと違って、木の中に巣を作ります。コロニーの個体数は2,000~3,000匹程度ですが、体長はヤマトシロアリやイエシロアリの2倍くらいあります。
ヤマトシロアリやイエシロアリと比べ食害の進行が遅く、被害の兆候が現れるまでに数年かかると言われています。
アメリカカンザイシロアリは、季節によって活動量に差はあるものの1年中活動することは可能です。
1年の中でもっとも活動が盛んな時期は、「7月から9月」になります。生息地域と同様に、気温が高い時期に活発に活動するのが特徴です。
この時期は繁殖が盛んな時期でもあり、主に昼間に巣から羽アリが飛び立ちます。
世界中の熱帯地域に生息していて、日本国内では主に沖縄県や奄美大島以南、小笠原諸島などに分布しています。
ダイコクシロアリの特徴として、乾燥にきわめて強いことがあげられます。一般的なシロアリは湿潤な環境を好む傾向にありますが、ダイコクシロアリの場合はそういった環境を好まない傾向があります。
乾燥に強いことから水が無い場所でも生息できるため、乾燥している家屋でも被害に遭うことがあります。
ダイコクシロアリは蟻道や特別な巣を作ることができません。そのため、遠い木材への移動ができず、普段は孔道の中で小集団で生活しています。
ダイコクシロアリの活動・繁殖時期は他のシロアリよりも長く、「3月から11月」まで行われます。主に夕方から夜にかけて数回に分けて少数で飛び立ちます。
代表的なシロアリの種類としては、以上になります。シロアリの駆除・予防方法を知りたい方は下記リンクでご紹介してますので、クリックしてみて下さい。
ここまでは、黒アリとシロアリの見分け方や羽アリの見分け方、シロアリの種類の違いなどをご紹介しました。
見分けがつけばそれぞれに合った方法で駆除・予防を行うことができますよね。ここからはアリの種類別(黒アリと羽アリ、シロアリ)の駆除・予防方法についてご紹介します。
まずは黒アリの駆除・予防方法についてご紹介します。家の中や庭などで発見する黒アリは、エサを探す仕事をしている「働きアリ」です。
巣の外にいる「働きアリ」を何百匹駆除しても、巣の中にいる「女王アリ」を駆除しなければ次から次へと新しい黒アリが巣から出てきます。
根本的な解決をするには、巣ごと駆除する必要があります。
黒アリの巣の場所がわかっている場合、巣に直接、薬剤を散布します。使用する薬剤は液剤、粒剤、粉剤などが多く使用されます。
屋外の場合、液剤の有効成分が雨で流れたり、粉剤・粒剤自体が風で飛んでしまうこともありますので、月に1回など定期的に薬剤を散布するのがよいでしょう。
黒アリの巣の場所がわからない場合は、黒アリ駆除用のベイト剤(毒エサ)を黒アリの通り道に設置します。
殺虫成分のある毒エサを働きアリが巣に持ち帰ることで、巣ごと黒アリを駆除します。ベイト剤が大きすぎて黒アリの種類によって運ぶことができない場合などは、粉末状にすりつぶしてから使用するといったケースもあります。
黒アリは環境が整っていればどこにでも現れてしまいますので、黒アリが現れる環境を作らないことが重要になります。
予防方法としては、「家屋内にエサとなる食品の食べ残しや食べこぼしを残さない」、「外壁や木材の腐朽部分の補修や防腐剤を塗布する」などがあげられます。
続いては飛来してくる羽アリに対する駆除・予防方法をご紹介します。
アリ用の殺虫スプレーを使用することで、飛来してきた羽アリを駆除することができます。家の外壁などに止まっている羽アリに使用するときは、風向きに注意しましょう。
子供やペットが近くにいて殺虫スプレーを使いにくい場合は、掃除機で吸い込む方法があります。吸い込んだ羽アリが掃除機のノズルから這い上がってくるのではと不安に思う人もいるかもしれませんが、羽アリは掃除機の風圧で死んでしまうことがほとんどです。
ただ、大量に吸い込んだり、掃除機の中に殺虫剤を吸い込ませたりすると掃除機の故障の原因になるので注意が必要です。
羽アリには光に集まってくる習性を持つ種類が多く存在します。この習性のために、羽アリは室内の光に向かって網戸などのすき間から侵入しようとします。
侵入を防ぐためには、普段から外灯の明かりはなるべく消してカーテンをしっかりと閉めるなど外部に明かりを漏らさないようにすると効果的です。
他には網戸や玄関の扉などに防虫スプレーを吹きかけておくのも良いでしょう。
次はシロアリの駆除・予防方法についてご紹介します。シロアリの駆除方法は、大きくわけて4種類あります。
シロアリが忌避する液状の薬剤を使用する駆除方法です。予防効果も高く、業者が行うシロアリ駆除の現場でも使用されています。
噴霧器を使用するなど、作業のハードルが若干高く感じられるかもしれません。
土の中やシロアリの通り道に設置し、シロアリに食べさせることで効果を発揮します。いわゆる毒エサで、薬剤散布と違い人体への影響が少ない駆除方法です。
デメリットとしては、シロアリの活動範囲に正しく設置しないと効果が出ないこと、数が減るまでに時間がかかることがあげられます。
シロアリが侵入してくる床下などの土壌に散布します。粒状の薬剤をそのまま散布するだけなので、簡単に使用することができます。液状薬剤と同じく予防にも使用できます。
デメリットは平面にしか散布できず、シロアリが多く生息する木部の柱に散布できません。
スプレー式の殺虫剤を、被害箇所やシロアリに直接吹きかけて使用します。一番簡単な方法といえます。即効性には優れていますが、見える範囲にしか効果を発揮できません。
見えない木材や壁の中にいるシロアリには効果はないので、逃げたシロアリが別の場所に巣を作るリスクがあります。
シロアリの予防方法は先ほどご紹介した駆除方法とほぼ同じです。少なくとも5年に1回を目安に、ご紹介した薬剤散布またはベイト剤の設置を行うことをおすすめします。
薬剤を使用しない予防方法としては
など、シロアリが好む湿気の多い環境を作らないことが重要です。
シロアリの駆除・予防費用は業者によって大きくばらつきがあり、決まった料金体系ではないことが多いですよね。
駆除・予防の方法や被害の状況、アリの種類などによっても料金は変わるのでいくら位の費用がかかるのか気になりますよね。
そこで、ここではイメージしやすいように実際に生活救急車でシロアリの駆除・予防の作業を行った料金事例をご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
個人病院の黒アリと羽アリの駆除をお願いしたいとのご依頼でした。
お風呂場から小さいアリや羽アリが結構出てきたとのご依頼でした。
貸家の方に羽アリが出たので駆除をお願いしたいとのご依頼でした。
多分、シロアリに柱が食われてボロボロになっているとのご依頼でした。
経営しているアパートで小さい羽アリが100匹くらい発生しているとのご依頼でした。
シロアリのことで、柱がボロボロになってきたので見て欲しいとのご依頼でした。
トイレに羽アリみたいのがいっぱい発生したので、早急に駆除してほしいとのご依頼でした。
今回は、シロアリと黒アリ・羽アリとの見分け方やそれぞれの羽アリの見分け方、シロアリの種類や駆除・予防方法についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
それぞれのアリの違いや同じシロアリでも種類によって生態がことなりますので、しっかりと見分けることによって効果的な駆除・予防方法を行うことが可能になります。
生活救急車では、シロアリ・黒アリ・羽アリの駆除や予防も承っております。種類がわからなくても、現地でお見積りからご対応しておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。