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雨漏りのコーキング補修方法~屋根・雨樋の継ぎ目・外壁コーキング~

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雨漏りのコーキング補修方法~屋根・雨樋の継ぎ目・外壁コーキング~

説明 屋根、雨樋、外壁などの雨漏りは、「コーキング剤」を使用して、自分で補修することが可能です。しかし、コーキングにはいくつかの種類があるので、どれを買ったらいいのか、どうやって使えばいいのかわからなくて、戸惑うかもしれません。今回は、屋根・雨樋の継ぎ目・外壁の雨漏りをコーキングで補修する方法をご紹介します。

屋根、雨樋、外壁などの雨漏りは、ひび割れや破損が小さなものであれば自分で補修することが可能です。DIYで補修する方法は色々ありますが、簡単でよく使われている方法に「コーキング剤」を使用するというものがあります。

コーキング剤は業者も使う道具ですが、個人でもホームセンターやネットショップなどで簡単に買うことができます。

しかし、コーキングにはいくつかの種類があるので「はじめてコーキングで補修する」という人は、どれを買ったらいいのか、どうやって使えばいいのかわからなくて、戸惑うかもしれません。

そこで今回は、屋根・雨樋の継ぎ目・外壁の雨漏りをコーキングで補修するやり方についてご紹介したいと思います。

コーキング剤で補修できる雨漏りの原因

コーキング剤を使った補修方法は、道具の揃えやすさ、使いやすさなどからはじめて補修作業をする人にもよく使われる補修方法です。

しかし、コーキング剤はすべての雨漏りの補修に使えるわけではありません。まずは、どういったものであればコーキング剤が使えるのか、コーキング剤で補修できる雨漏りの原因をご紹介したいと思います。

原因1.屋根材の小さなひび割れ・ずれ

屋根瓦にひび割れが入っていたり、ずれていたりすると、そこから雨水が侵入する可能性があります。

また、スレート屋根の素材が部分的に浮いている、めくれているといった場合も、その場所が雨水の侵入経路となります。

上記のように、屋根材の部分的な破損やずれは、コーキング剤を使っての補修が可能です。

しかし、「瓦が飛んで行った」「スレート屋根が剥がれ落ちた」など、屋根材が完全に屋根から離れてしまった場合は、新しい屋根材が必要になるので業者に依頼しましょう。

原因2.天窓・サッシまわりのコーキング剤の劣化

天窓・サッシまわりのコーキング剤が劣化することで、雨漏りが発生することがあります。

コーキングにひび割れが発生している、一部欠けているといった不具合があるときは、コーキング剤を充填することで一時的に雨漏りを防ぐことができます。

天窓の場合は、屋根に登っての作業が必要になるので高所作業に慣れていない人、体の弱い人は無理をせずに業者の修理を待った方がいいでしょう。

原因3.雨樋の継ぎ目の破損

雨樋の継ぎ目が破損していると、雨水が集水器や竪樋までたどり着かずに、途中で外壁に流れ落ちてしまいます。

外壁は屋根ほど雨水への耐久性が高くないため、雨樋で受け止めきれなかった雨水がそのまま外壁へ流れると、ひび割れなどから雨水が外壁の中に漏れていくことがあります。

雨樋が壊れているときなどは、全体の交換が必要になることもありますが、一時的な補修としてコーキング剤で継ぎ目を埋めるという方法もあります。

原因4.外壁のコーキング剤の劣化

サイディングボードの目地や窓枠と外壁剤の隙間など、外壁に使用してあるコーキング剤が劣化することでひび割れ・隙間ができ、そこから雨水が侵入することがあります。

築年数がそれなりに経過していて、コーキング剤がボロボロになっているときは、古いコーキングを剥がす作業が必要になるので業者依頼になりますが、応急処置程度でよければ自分でコーキング剤を充填し直す方法もあります。

原因5.外壁のひび割れ

外壁には、家の中に雨水が入らないように塗料や外壁材(モルタルやサイディング)、防水シートなどの資材が重なっています。

このうち、塗料で作られた塗膜にひびが入っている程度であれば、コーキング材を使って補修をすることも可能です。

また、台風の時期にひどい雨漏りがしているのに業者の予約がまったく取れないといったときは、コーキング材をひび割れに充填して雨漏りを一時的に防ぐといった『短期間の応急処置』に使うことも可能です。

コーキング補修は応急処置

繰り返しになりますが、コーキングの補修は、あくまで一時的な応急処置と考えておきましょう。

たとえば、雨漏りによって外壁や屋根材の下に張ってある防水シートが劣化していた場合などは、表面の破損だけを補修しても完全に雨漏りを止めることができません。

応急処置を行った後は、早めに業者に修理の見積りや依頼をするようにしましょう。

雨漏りの補修に使えるコーキング剤の種類

コーキング剤は、使用する用途や素材によってさまざまな種類があります。大きく分けると、1成分形、2成分形の2種類があります。

1成分形は、他の材料などを混ぜずにそのまますぐに使えるコーキング剤です。

反対に、2成分形は安価なかわりに、硬化剤とトナーを混ぜ合わせる必要があるため、基本的には大量に使用する業者向けです。

ここでは、購入してすぐ使える一般家庭・部分補修向けの1成分形コーキング剤の種類についてご紹介いたします。

【コーキング材とシーリング材の違いについて】
昔は、JIS規格で防水性・気密性を上げる材料を「シーリング材」、展色材と鉱物質充てん材を混ぜたものを「油性コーキング剤」と分けられていましたが、現在は統一されて「シーリング剤」と呼ばれるようになりました。

ただ、シーリング剤を充填する道具のことを「コーキングガン」と呼んだり、職人さんの年代によっては「コーキング」という名前のほうが馴染みがあるので、コーキング剤と呼ばれることがあります。

アクリル系

引用元:amazon

水性系のため、湿気のある場所でも使用することができ、上から塗装することも可能です。おもな使用用途は、新築時のALCやコンクリート、タイルの目地などです。

ほかのコーキング剤より耐久性がなく、補修やリフォームではあまり使われる機会がありません。

ウレタン系

引用元:amazon

弾力性があり、ひび割れや目地の補修によく使用されます。耐久性も高いですが、紫外線に弱いため、充填した後は上から塗装を行うことが多いです。コンクリートや、木材などの補修に使用されます。

シリコン系

引用元:amazon

安価で耐久性があり、乾燥も早くコストパフォーマンスが高い種類のコーキング材です。

しかし、充填した後から塗装することができないため、室内の設備での使用に向いています。浴室やキッチンなど、室内にある水回りのガラスやアクリルパネルなどに多く使用されています。

変成シリコン系

引用元:amazon

シリコン系とことなり、上から塗装できるため外装にも使用することができます。外壁、屋根材、サッシまわりなど幅広い用途で使用されています。接着できる素材の種類も多く、金属にも使用が可能です。

シリコン系より若干価格が上がりますが、その分使える場面の多い万能型のコーキング剤といえます。

外装のコーキングにはノンブリードタイプ

アクリル系、ウレタン系、変成シリコン系のコーキング剤には「ノンブリードタイプ」という種類も販売されています。「NB」という略称で書かれていることもあります。

ブリードタイプのコーキング材はコーキングの上から塗装をすると色が変色するなどの不具合が起こります。見た目が悪くなるので、ノンブリードタイプのコーキング材を使うのがおすすめです。

雨漏りのコーキング補修のやり方

用途・素材にあったコーキング剤を入手したら、補修作業に進むことができます。

ここでは、コーキング補修のやり方についてご説明いたします。

高所作業をするときの注意点

屋根・雨樋・外壁の2階部分など高所での作業を行うときは、安全を守るために十分注意しましょう。安全帯やヘルメットを着用し、ハシゴを使用する際は必ず下で支える人との二人体制で行います。

高所作業は、落下や電線との接触による感電など命にかかわる事故が起こる危険性があります。自信がない人は高所作業をなるべく避けて、業者への相談を検討しましょう。

>>>瓦屋根の雨漏り応急処置方法!業者の修理費用相場はいくら?

屋根にはコーキング剤を使えない部分がある

屋根にコーキング剤を使用して補修する場合に注意しなければならないことは、コーキング剤で水の通り道をふさがないようにすることです。

屋根には、雨水を逃がすための隙間や、通気性の必要な箇所があります。そういった部分をコーキングで埋めてしまうと、かえって雨漏りを悪化させる結果になりかねません。


  • 【コーキング剤が使えない部分】
  • ・屋根の横軸方向にある隙間
  • ・外壁と屋根の取り合い部
  • ・瓦屋根の漆喰部分

上記のような場所には、コーキングを使用しないようにしましょう。

必要な道具

一般的なコーキング剤はカートリッジタイプで、スプレー缶でいうと缶の部分だけという状態のため、コーキング剤のみでは使用することができません。下地や充填のための器具をそろえる必要があります。


  • 【必要な道具】
  • ・コーキング剤
  • ・コーキングガン
  • ・下塗り材(と、下塗り材を塗るためのハケ)
  • ・ヘラ(コーキング剤を成形する)
  • ・マスキングテープ

使用の手順

コーキング剤の基本的な使用方法は、以下の通りです。


  1. 【コーキング剤の使用手順】
  2. 1.補修箇所を洗浄する(洗浄後は完全に乾燥させる)
  3. 2.補修箇所のまわりにマスキングテープを貼る
  4. 3.ハケで下塗り材を塗る
  5. 4.コーキングガンで補修箇所にコーキング剤を充填する
  6. 5.ヘラでコーキング剤を成形する
  7. 6.マスキングテープを剥がし、1日~2日程度乾燥させる

補修箇所別のコーキング剤使用方法

補修箇所や破損の状態によっては、コーキング剤を充填するだけではなく、別の手順を加えることが必要になる場合があります。ここでは、補修箇所に応じて、補修の際にやっておくべきことについてご説明いたします。

屋根材の補修

屋根には、雨水の通り道となる隙間があります。コーキング剤が多すぎると、この隙間をふさいでしまう危険性があるため、屋根に使うコーキング剤は「表面に、適切な量で」を心がけるようにしましょう。

雨樋の補修

水の流れを止めないよう、コーキング剤の使いすぎに気を付けましょう。継ぎ目の部分が取り外せるときは、コーキング剤よりも雨樋専用の接着剤を使用するほうが簡単に修理できる場合もあります。

外壁のコーキング補修

補修箇所のコーキング剤に激しい劣化や破損がある場合は、古いコーキングを剥がしてから補修する必要があります。カッターナイフで古いコーキングを除去してから、補修を行いましょう。

残ったコーキングの保存方法

コーキング剤は、未使用であっても1年程度で中身が硬化していきます。先端のノズルを切って一度使用したコーキング剤は、外気に触れるためさらに硬化が早くなりますが、密封しておけば数ヶ月は使用することができます。

ノズルの先端にステンレス製のネジを埋め込む、ノズルを外したカートリッジに食品用ラップフィルムを巻く、といった方法で密封保管します。ノズルの中に残ったコーキング剤を、完全に固まった後で取り除けば、ノズルも再使用できます。

雨漏りのコーキング補修のやり方~屋根・雨樋の継ぎ目・外壁コーキング~まとめ

今回は、屋根・雨樋の継ぎ目・外壁の雨漏りをコーキングで補修するやり方についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

雨漏りを自分で補修する場合、使用場所や用途に合ったコーキング剤を選び、適切なやり方で行うことが大切です。

しかし、今回ご紹介した方法はあくまで応急処置になります。作業が難しいと感じたり、思ったより劣化が進んでいたときは、無理をしないで業者に相談することをおすすめします。

生活救急車でも、屋根・雨樋・外壁の雨漏りの修理を承っております。お困りの際は、お気軽にお電話ください。まずは、現地見積り・ご相談からご対応いたします。