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シロアリはコンクリートも溶かす?侵入経路と予防対策とは!

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シロアリはコンクリートも溶かす?侵入経路と予防対策とは!

説明 シロアリはコンクリートすら溶かして家に侵入する、という噂を聞いて不安になっていませんか?シロアリは家を食べるといわれていますが、実際に食べるのは木造建築の木材であり、コンクリートではありません。今回は、シロアリがコンクリートを溶かすのか、何故固いコンクリートに穴を空けるのかや、侵入経路や予防策などについてもご紹介したいと思います。

シロアリはコンクリートすら溶かして家に侵入する、という噂を聞いて不安になっていませんか?

シロアリは家を食べるといわれていますが、実際に食べるのは木造建築の木材であり、コンクリートではありません。

しかし、実際にシロアリの被害に遭った人の中には、コンクリートに穴を空けられたという人もいますよね。それでは、いったいどのようにしてシロアリはコンクリートに穴を空けているのでしょうか?

今回は、シロアリがコンクリートを溶かすのか、何故固いコンクリートに穴を空けるのかや、侵入経路や予防策などについてもご紹介したいと思います。

シロアリはコンクリートを溶かすのではなく砕く

ネットで検索すると、「シロアリは蟻酸でコンクリートを溶かしている!」という話をしている人がいますが、シロアリは蟻酸を出しません。

蟻酸は主に毒針を持ったハチの仲間である、「アリ」が出すものです。シロアリは名前に「アリ」が入っていますが、実際は、昆虫網ゴキブリ目シロアリ科の虫なので「アリ」ではなく、蟻酸も出しません。

また、アリの仲間であっても全てのアリが蟻酸を出すわけではありません。そのため、シロアリや一般的な黒アリが蟻酸でコンクリートを溶かす心配はありません。

シロアリはコンクリートを噛み砕いて穴を空ける

シロアリは蟻酸を出すことはありませんが、やはりシロアリ被害に遭った人の中にはコンクリートに穴を空けられたという人もいますよね。

実は、それは蟻酸で溶かしたのではなく、「顎を使って噛み砕いて」穴を空けているのです。

それも、狙って噛み砕いているわけではないので、「コンクリートだから危険!」と思う必要はありません。

コンクリートはシロアリの栄養にはならない

また、「シロアリはコンクリートを栄養としている!」という噂もありますが、シロアリは木材に含まれているセルロースを栄養として摂っています。

コンクリートは、セメントや水、砂利を固めたものなのでシロアリの栄養になるようなものは含まれていないので、餌として食べられる心配もしなくていいでしょう。

床下がコンクリートでもシロアリの侵入経路になる理由

ここまで、シロアリは積極的にコンクリートを狙っているわけではないと紹介しましたが、「ウチは床下がコンクリートなのにシロアリに侵入された!」という人がいると不安は残りますよね。

実は、「コンクリートだからシロアリに侵入されることはない!」とはいえません。コンクリートは頑丈な素材ですが、時間が経てば素材が劣化してシロアリが侵入してくることはあります。

床下コンクリートの収縮ひび割れでシロアリが侵入する

床下がコンクリートであっても、シロアリの侵入を100%防げるとは限りません。

土間コンクリートと基礎の間にはもとから換気用の隙間があり、そこから床下にシロアリやムカデなどの虫が入り込むことはあります。

また、コンクリートは乾燥して収縮する性質をもっており、完成してから時間が経つとともに少しずつ収縮していきます。

そのため何年かしたら、最初はほとんどなかった隙間が大きくなったり、コンクリートにひび割れが起き、その隙間からシロアリが侵入することがあります。

「コンクリートだからシロアリが侵入しない!」ということはないので、注意しましょう。

土間コンクリートと基礎の隙間は手抜き工事?

新築で家を建てられた人が、土間コンクリートと基礎の隙間を見たときは「まさか、手抜き工事!?」と思ってしまう人が多いようです。

たしかに、家の下に大きな隙間ができていたらビックリしてしまいますよね。しかし、土間コンクリートと基礎の間には水気がたまらないようにする隙間が空いているのが仕様です。

ただし、新築なのに隙間が異様に大きい・コンクリートに縦にひび割れが入っているといった場合は施工不良(いわゆる欠陥住宅)である可能性もあります。

心配な場合は、家を建てたハウスメーカー・施工店などに問い合わせるか、第三者機関への調査を検討したほうがいいかもしれません。

土間コンクリートの水抜き穴からシロアリが侵入

床下全体をコンクリートで固める「ベタ基礎」。地盤が弱かったり、建物が重かったりする場合に使われる施工方法ですが、この「ベタ基礎」の水抜き穴からはシロアリが侵入しやすくなっています。

水抜き穴とは、基礎内部に溜まった水を排出するための穴のことです。基礎に穴をあけるので、シロアリが入ってくる道ができてしまいます。

工事中だけ水抜き穴を空けて後から埋めることもあれば、ずっと開けっ放しになっていることもあるので、心配な人は家を建てる前にしっかり確認しておいたほうがいいでしょう。

水抜き穴は後から埋めても隙間ができる

ベタ基礎では、水抜き穴を設けずに作業する場合と一旦水抜き穴を作って後から埋める場合、最初から最期までずっと水抜き穴を空けたままにする3パターンがあります。

それぞれで、メリット・デメリットはありますが、1つ覚えておきたいのが「後から埋める場合は、収縮によるひび割れ」のリスクがあることです。

コンクリートは年数が経つと、中の水分が抜けて収縮を起こします。これは、水抜き穴の有無にかかわらず起こることです。

しかし、水抜き穴を最初から最期まで作らなかった場合と後から埋めた場合とでは、後から埋めた方が埋めた水抜き穴に隙間ができやすくなるリスクがあります。

もしも、これから家を建てようと思っている人がいるなら、基礎の施工方法を選ぶ際に床下の害虫対策がしっかりできるのかどうかも吟味されることをおすすめいたします。

床下コンクリートからのシロアリ侵入予防

床下がコンクリートであっても、シロアリが侵入してくる可能性があることについてご紹介しましたが、「それならどのようにしてシロアリ予防をしたらいいの?」と思った人もいますよね。

基本的に、床下がコンクリートであるかどうかに関わらず、シロアリ予防は「定期点検」と「防除加工」をしておくのがおすすめです。

シロアリの定期点検は1年に1回が目安

シロアリの定期点検は、1年に1回行うのが目安です。1年に1回だけでもやっておけば、早期にシロアリの巣を発見し、被害が拡大する前にシロアリを駆除することが可能です。

新築のときにシロアリ防除を行っている人の場合は、防除を行った業者で定期点検の保証期間が設けられていることもあるのでチェックしてみるといいでしょう。

シロアリの防除は5年に1回春までに行うのが理想的

新築してから5年以上経過しており、最近はシロアリ対策を何もしていないという人は、そろそろ防除作業を依頼したほうがいいでしょう。

シロアリ駆除業者などが行う防除作業は、大体5年もすると効果がなくなり、再施工が必要になります。

シロアリの防除は1年中いつでもできますが、できればシロアリが飛び回る春までに防除施工をしておくのが理想的です。

シロアリの検査・駆除・防除・定期点検の時期の目安などについては、下記の記事にまとめていますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

>>>シロアリ検査・駆除・防除はいつやるの?定期点検の目安も紹介

シロアリはコンクリートも溶かす?侵入経路と予防対策まとめ

今回は、シロアリがコンクリートを溶かすのか、何故基礎にコンクリートを使っているのにシロアリが侵入してくるのか、予防対策はどうしたらいいのかについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

土壌をコンクリートで固めておけばシロアリは入ってこないと思ってしまいがちですが、実際には施工の工程や経年劣化でひび割れや隙間ができて、シロアリが侵入することもありましたよね。

シロアリの防除や定期点検などは、業者によって施工料金や保証期間などのサービス内容が異なります。もしも、防除や点検作業を検討されている場合は、複数業者に相見積りをとってから正式依頼されることをおすすめいたします。