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ネズミは怖い?怖くない人に贈るネズミ被害の怖い話

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ネズミは怖い?怖くない人に贈るネズミ被害の怖い話

説明 野生のネズミの場合、体に感染症の原因菌や脳に寄生する寄生虫などが住みついており、ネズミに噛まれたら最悪死ぬこともあります。しかし、そんなことはお構いなしに家に出た害獣のネズミを近づけてくる人がいる場合。その人に、どんな危険があるのか一度説明したほうがいいかもしれません。今回は、ネズミの怖さを知らない人がまわりにいて困っている人に向けて、ネズミ被害の怖い話についてご紹介したいと思います。

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「ネズミ?こんなにかわいいのに、何が怖いの?ほら、大丈夫だって!」という人が近くにいて、困っていませんか?

ペットショップに売られている、ハムスターやモルモット、きれいなハツカネズミであれば怖くないですが、「野生のネズミ」というのは非常に怖いですよね。

野生のネズミの場合、体に感染症の原因菌や脳に寄生する寄生虫などが住みついており、ネズミに噛まれたら最悪死ぬこともあるので本当に危険です。

しかし、そんなあなたの気持ちを無視して家に出た害獣のネズミを近づけてくる人がいる場合。その人に、どんな危険があるのか一度説明したほうがいいかもしれません。

今回は、そんなネズミの怖さを知らない人がまわりにいて困っている人に向けて、ネズミ被害の怖い話についてご紹介したいと思います。


家に住んでるネズミからうつる病気と寄生虫

最初に、家に住んでいるネズミからうつる可能性がある「病気と寄生虫」からご紹介したいと思います。

ネズミに噛まれなければうつらないと思っている人もいますが、かまれなくてもネズミが虫を持ち込んで勝手に家の中を移動して人間に寄生する虫もいるので触らないようにしましょう。

ネズミからうつる病気(感染症)

ネズミは、小さい体にたくさんの感染症の原因菌を保持している可能性があり、噛まれたりするとその原因菌が人間の体内に流れて感染症にかかることがあります。

ネズミが住んでいた場所・環境などによって保持している感染症の原因菌の種類が異なりますが、主に3つの感染症がネズミからうつる病気(感染症)として有名です。

鼠咬症

ネズミが咬むと書いて、鼠咬症(そこうしょう)と言います。ネズミに噛まれることによって、傷口から「スピリルム」「ストレプトバチルス」と言った菌が人間の体の中に入り発症します。

鼠咬症にかかると、原因菌がスピリルムの場合は、感染から1~2週間で高熱、潰瘍、局所リンパ節の腫脹が起こります。また、原因菌がストレプトバチルスの場合は、感染から10日以内に高熱、頭痛、関節炎、局所リンパ節の腫脹が起こります。また、鼠咬症だけでなく、心内膜炎、肺炎、肝炎なども一緒に発症することがあります。

レプトスピラ症

ドブネズミなどの排泄物で汚染された水や土などから、人間の皮膚または口を介して感染する病気です。レプトスピラは、水中でも感染することがあり、1999年の夏には八重山地域でレプトスピラ症が集団発生しましたが、そのうちの半数近くは水辺で働くガイドやカヤックインストラクターだったといった事例もあります。

レプトスピラ症にかかると、5~14日で、寒気、高熱、筋肉痛、黄疸が起こり、重症化すると出血や死亡することもあります。

サルモネラ症

サルモネラ症は、サルモネラ菌が原因で起こる病気です。ニュースでも取り上げられており、肉や卵の食中毒の原因としてよく取り上げられています。ネズミが食べ物を汚染していたことに気づかなかったり、ネズミが触れた食器を気づかずに使ってしまうことで、食べ物が汚染され人間の体内に侵入することがあります。

サルモネラ症にかかると、通常8~48時間で腹痛、下痢、発熱が起こります。致死率が高い病気ではないですが、子供や高齢者など、免疫力の落ちている(低い)人が感染すると悪化して、死亡してしまうといわれています。

ネズミからうつる寄生虫

ネズミの体には、病気の原因菌のほかに「寄生虫」もいろいろとついています。これも、ネズミが住んでいた環境によって寄生している虫の種類が異なります。

ネズミからうつる寄生虫とその寄生虫を介してうつされる病気では、主に5つ有名なものがあります。

つつが虫病

ダニの一種のツツガムシから、感染する病気です。もとは、山形、秋田、新潟などで夏季に河川敷で感染するといわれていましたが、戦後に新型が現れて全国で見られるようになりました。体液を吸われることで発症し、1~2週間ほど高熱や、頭痛、発疹などが起こります。

ペスト

黒死病と言われたペストですが、ネズミに寄生するノミを介して人へ感染することがあります。致死率が高く、皮膚が黒くなるため、その様子から黒死病と言われています。日本では、1926年以降はかかったという報告が出ていませんが、アフリカ、東南アジア、中国、モンゴル、など、世界中で発生している病気です。ペストには腺ペスト、敗血症ペスト、肺ペストがあり、高熱、頭痛、悪寒などの症状が現れます。敗血症ペストの場合は、皮下に黒い出血斑ができます。また、肺ペストの場合は、症状の進行が早く、重症急性進行性肺炎になることがあります。

発疹熱

発疹熱とは、ネズミについているノミが人間に寄生することでうつることがある病気です。名前のとおり、高熱と全身に発疹が出る病気のことです。

リケッチア痘

リケッチア痘とは、ネズミについているダニが人間に寄生することでうつることがある病気です。「痘」という文字が入っているように、感染するとボタンのような傷ができてかさぶたができます。また、発熱・頭痛・悪寒・リンパ節の腫れなども起こることがあります。

※病名を検索すると、ショッキングな画像が出てくるため注意してください。

腎症候性出血熱

腎症候性出血熱とは、ネズミなどのげっ歯類から感染する「ハンタウィルス」が原因で発症する病気です。軽症であれば発熱や喉の痛み程度ですみますが、重篤な場合は腎不全になることもあるため非常に怖い病気です。

人工透析が必要になる可能性もあり非常に危険なので、診断した医師は保健所に報告しなければならないとされています。

ネズミが原因で起こる怖い物理的・経済的な被害

ネズミを介してうつる色々な病気や寄生虫について紹介しましたが、今度はネズミが原因で起こる怖い「物理的・経済的な被害」をご紹介したいと思います。

ネズミが原因で停電することがある

ネズミの歯は生まれてから死ぬまで、ずっと伸び続けるって知っていましたか?ずっと伸び続けるので、そのまま放置しておくと歯が伸びすぎて餌が食べられなくなったりします。

そのため、ネズミは定期的に硬いものをかじって歯を意図的に削っていますが、硬いものかどうか確認せずに手近にあるものをかじるので、時には「電気ケーブル」などをかじって停電を起こすこともあります。

とくに、天井や壁の中に巣を作るようなクマネズミの場合は、巣の近くにケーブル配線が置いてあることが多いのでケーブルをかじってしまうようです。

電気ケーブルやネット回線はもちろん、リビングなどにあるテレビやパソコン、キッチンの冷蔵庫や電子レンジ、お風呂場の洗濯機や洗面台のコンセントケーブルをかじることもあります。

そして、そのケーブルをかじるトラブルが原因でもっと怖いトラブルに繋がることがあります。

ネズミが原因で火災が起こる

ネズミがケーブルをかじることにより、電線がショートして火花が発生し、まわりに引火して火災が起こることがあります。

家が燃えたら、すむ場所がなくなるので困りますよね。ただ、このトラブルでは火災が起こった後にもトラブルが起こる可能性があります。

ネズミが原因の火災は火災保険が適用されない

ネズミが原因の火災は、基本的に火災保険で損害が補償されません。火災で失った家、家財、まわりへの損害など一切補償されません。怖いですよね。

あまり知られていませんが、ネズミなどの小動物が原因で起こる火災は基本的に保険が適用されず、特約などで特別に契約をしていないとまず補償されないことを覚えておいたほうがいいでしょう。

不安な場合は、現在契約されている火災保険の会社にサービス内容の確認をされることをおすすめします。

ネズミは怖い?怖くない人に贈るネズミ被害の怖い話まとめ

今回は、ネズミを怖くないといってネズミ被害を軽視している人に向けて、怖いネズミ被害の話を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

ネズミ被害は、健康被害はもちろん、物理的・経済的被害もあるので油断できませんでしたよね。

ネズミは繁殖スピードが早く、放置しておくとすぐに倍々に数が増えていきます。数が増えると駆除までにかかる時間や費用も増えてしまうので、ネズミを見つけたら早めに駆除されることをおすすめいたします。


生活救急車 編集部
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分かりやすく、 色んなことが書いてある。