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説明 鍵交換、シリンダー交換、錠前交換といろいろな名前がありますが、それぞれの意味の違いについて知っていますか?玄関の鍵を紛失して、鍵を交換する際に見積り書などにシリンダー交換だったり、錠前交換だったりと作業の名前が書かれていますがシリンダー交換と錠前交換で料金がまったく違いますよね。そこで今回は、鍵交換・シリンダー交換・錠前交換の作業内容の違いやどういったトラブルの場合にシリンダー交換・錠前交換になるのかなどについて詳しくご紹介したいと思います。
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鍵交換、シリンダー交換、錠前交換といろいろな名前がありますが、それぞれの意味の違いについて知っていますか?
玄関の鍵を紛失して、鍵を交換する際に見積り書などにシリンダー交換だったり、錠前交換だったりと作業の名前が書かれていますがシリンダー交換と錠前交換で料金がまったく違いますよね。
また、これから鍵を交換しようと思っているけれど、シリンダー交換になるのか錠前交換になるのかわからなくて不安に思っている人もいるかと思います。
そこで今回は、鍵交換・シリンダー交換・錠前交換の作業内容の違いやどういったトラブルの場合にシリンダー交換・錠前交換になるのかなどについて詳しくご紹介したいと思います。
鍵交換・シリンダー交換・錠前交換は鍵を取り替える作業をあらわす単語ですが、それぞれ意味や作業の内容が異なります。
鍵交換とは、シリンダーもしくは錠前を新しいものと取り替える作業のことです。シリンダーや錠前をまとめて「鍵」として扱っています。
鍵屋などに「鍵交換をしたいんですけど、料金はいくらですか?」と聞く場合、シリンダー交換になるのか、錠前全体の交換になるのかで料金がまったく異なるので違いをはっきり理解しておいたほうがいいでしょう。
シリンダーとは、鍵を差し込む鍵穴部分の部品のことをいいます。対して、錠前とはラッチやデッドボルトが収まっている錠ケースやハンドルレバー全体のことをいいます。
シリンダー交換の場合は、シリンダーのみ。錠前交換の場合は、錠ケースやハンドルレバー全体もしくはどちらか一方の交換になり、シリンダーなどは含まれないのが一般的です。
鍵屋などに鍵交換を依頼する場合、作業料金がどれくらいかかるのかが心配ですよね。シリンダー・錠前の種類によって部品代が大きく異なりますが、シリンダー交換になるのか、錠前交換になるのかでも作業料金が大きく異なります。
シリンダー交換の場合、作業料金は大体10,000~15,000円(1ヶ所)、錠前交換は15,000~20,000円程度が目安です。
料金体系は、作業料金+部品代+(出張料・早朝夜間対応料金)といった構成になっているので、作業料金や部品代だけでなく出張料などがかからないかなどもきちんと確認しておきましょう。
例えば、シリンダーが錠前と一体型になっているドアノブや引き戸錠、古い規格でシリンダーのみの交換ができない装飾錠などはシリンダーのみの交換ができないため錠前全体の交換が必要になります。
シリンダーと錠前、シリンダー交換と錠前交換などの違いについてご紹介してきましたが、鍵の種類によってシリンダーや錠前の状態も異なりますのでご紹介しておきたいと思います。
ドアノブの場合、ドアノブという錠前の中に「シリンダー円筒錠」「インテグラル錠」「チューブラ錠」と3つの種類があります。
シリンダー円筒錠は、シリンダーがドアノブに埋まっていて施錠すると錠前の中のラッチの動きが固定されるタイプの錠前です。主に室内で使われています。
インテグラル錠は、シリンダーとドアノブが一体型になっていて施錠するとデッドボルトがでてくるタイプの錠前です。主に、勝手口などで使われています。
チューブラ錠は、シリンダーがついていないタイプの錠前です。施錠する際は、ラッチの動きを固定します。主に、トイレなどの室内扉に使われます。
プッシュプル錠は、取っ手の上下にシリンダーが埋まっているタイプの錠前です。気圧差でドアが開かなくなるのを防いでくれる錠前で、シリンダーのみの交換が可能な錠前です(製品によっては一部不可)。
昔ながらの日本家屋で使われている、扉を横に引いて開けるドアについている錠前です。シリンダーのみの交換が可能なものと、錠前全体の交換しかできないタイプがあります。
装飾が施された錠前です。錠前の規格によって、シリンダーのみの交換が可能な場合と錠前全体の交換しかできないタイプがあります。
電子錠の場合、シリンダーがついておらず、カードキーや暗証番号、生体認証で施錠・開錠を行うタイプの錠前です。製品によっては、シリンダーの上に電子錠を被せるタイプの錠前もあります。
鍵が抜き差ししづらい、回しづらい、動きづらい、ラッチが引っ込まないといったトラブルが起きた際、シリンダーと錠前のどっちが悪いのか、また修理はできるのかどうか気になりますよね。
そこで、トラブルの内容別にシリンダーと錠前のどちらが悪いのか、どういった修理作業になるのかをご紹介したいと思います。
鍵の抜き差しがしづらいのは、鍵を差し込むシリンダーに不具合が起こっているためだと考えられます。シリンダーの中にほこりなどのゴミが入っている場合は分解洗浄、潤滑油がきれている場合は潤滑油の補充といった修理対応になります。
ただし、経年劣化などでシリンダーが摩耗している、部品が割れているなどの場合はシリンダーの交換になります。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
鍵はきちんと回るのに、ラッチやデッドボルトが引っ込まないという場合は錠前に不具合が起こっている可能性があります。
錠前の場合は、錠ケースを分解して細かい部品の取替えができる場合は修理、錠ケースの分解ができない場合や細かい部品の代替品がない場合は錠前交換になります。
今回は、鍵交換・シリンダー交換・錠前交換の違いについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
どれも同じ内容だと思っていたら、料金や作業内容がぜんぜん違いましたよね。また、鍵屋に作業を依頼する場合料金体系や対応内容が業者によっても異なります。
そのため、依頼をする前に複数業者に見積りを取って料金や作業内容をしっかり確認してから依頼をした方が安心ですね。