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説明 冬になると、部屋を暖房で温めていても窓からの冷気で体が冷えてしまうことってありますよね。そういったときは、窓用断熱シートを使うと冷気を和らげることができますが「今まで買ったものは効果がなかった」「貼るのが難しそう」といった理由から使っていない人も多いですよね。そこで今回は、窓用断熱シートの選び方・効果的な使い方などをはじめて断熱シートを使う人に向けてご紹介したいと思います。
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冬になると、部屋を暖房で温めていても窓からの冷気で体が冷えてしまうことってありますよね。
そういったときは、窓用断熱シートを使うと冷気を和らげることができますが「今まで買ったものは効果がなかった」「貼るのが難しそう」といった理由から使っていない人も多いですよね。
しかし、適切な断熱シートの選び方・貼り方を知っていればそれほど苦労することなく窓からの冷気を和らげることができます。
そこで今回は、窓用断熱シートの選び方・効果的な使い方などをはじめて断熱シートを使う人に向けてご紹介したいと思います。
実は、窓用断熱シートといっても「夏用」「冬用」「オールシーズン用」と複数の種類があります。今までに断熱シートを買ったけれども、特に効果がなかったという人は「夏用」と「冬用」の使い分けができていなかった可能性があります。
まずは、それぞれの断熱シートの種類と機能を把握することからはじめてみましょう。
種類 | 機能 |
---|---|
夏用 | ・外からの日射熱を遮る |
冬用 | ・結露の予防 |
オールシーズン用 | ・夏用と冬用の両方の効果がある |
人によっては、季節ごとに「夏用」「冬用」と使い分けたいという人もいますよね。しかし、特にこだわりがなくて1年中同じ断熱シートでも効果があれば気にならないという人であれば「オールシーズン用」を選ぶのがおすすめです。
ホームセンターやネットショップで断熱シートを購入する際も、最近は夏用や冬用よりもオールシーズン用がよく売られているので気づかないうちにオールシーズン用を買うことになるかもしれません。
ただし、夏用や冬用に比べてオールシーズン用は値段が1,000円~2,000円ほど高くなります。夏用や冬用が1,500~3,000円ほど、オールシーズン用が3,000~4,000円ほどなので、夏や冬の温度調節が難しい時期だけ断熱シートを使いたいという人は夏用や冬用を随時買った方がいいでしょう。
オールシーズン用の断熱シートは、名前から1年は使えると思ってしまいますよね。しかし、大体半年ぐらいしたら新しい断熱シートに交換するのがおすすめです。
というのも、断熱シートの断熱効果自体は問題なくても窓に貼りつくための「粘着力」が半年ぐらいで落ちてくるからです。
また、大体半年ぐらいすると断熱シートが変色して外からの見栄えが悪くなってしまうのでオールシーズンでも半年に1回くらいの頻度で新しい断熱シートに交換したほうがいいでしょう。
ここまでは、季節によって選ぶべき断熱シートが違うことをご紹介してきました。しかし、季節以外にも断熱シート選びで注意したいことが3つあります。
上記3点についてもチェックしておきたいことですので、ご紹介したいと思います。
断熱シートを選ぶ際は、季節だけでなく「厚み」も重要になってきます。夏用と冬用、オールシーズン用でも製品によって厚みが異なりますが「厚みがある方が断熱効果が期待」できます。
一般的に、夏用やオールシーズン用の方が冬用よりも厚みは薄くなります。夏用やオールシーズン用なら、2~4mmくらいの厚みをもった製品がよく売られています。
冬用の場合は夏用やオールシーズン用と同様に2~4mmくらいの厚みの製品がよく売られていますが、それより更に厚い7mmの断熱シートも売られています。
冬に部屋の中が暖房をつけているのに特に寒くなってしまうというときは、4mmのオールシーズン用よりも7mmの冬用断熱シートを選んだほうがいいでしょう。
はじめて断熱シートを貼る人や器用さが必要になる作業が苦手な人は、このチェックポイントが一番重要かと思います。
断熱シートには、水で濡らして窓ガラスに貼り付けるタイプとシートに塗られた粘着液(シール)を使って貼り付けるタイプのシートがあります。
水で濡らすタイプは水を濡らしながらシートを貼るのが手間ですが、貼りなおしができるのがメリットです。また、シートを剥がすときに跡が残りにくいというメリットもあります。
反対に粘着液(シール)で貼り付けるタイプは、貼りなおすと粘着力が落ちるので何度も貼りなおせない、剥がすときに跡が残りやすいといったデメリットはありますが、最初の貼り付けできれいにできれば剥がれにくい・水が必要ないといったメリットがあります。
人によって好みは分かれますが、はじめて断熱シートを貼る人は貼りなおしが簡単にできる「水で濡らすタイプ」の断熱シートのほうがおすすめです。
すりガラスなどの「ガラス表面がデコボコした窓ガラス」に断熱シートを貼る際は、必ず「すりガラス専用」の断熱シートを選びましょう。
断熱シートは、ガラスの種類によっては相性が悪いものもあります。メーカーによっては、そういった相性が悪いガラスにも使える断熱シートを作っていることもあります。
すりガラスを含め、下記のガラスは通常の断熱シートと相性が悪いので各ガラス専用の断熱シートを使うようにしましょう。
適切な断熱シート選びについてご紹介してきましたが、今度は効果的な使い方・貼り方についてご紹介したいと思います。
一番基本的なことで、一番重要なのが「断熱シートを貼る前の掃除」です。ガラス表面にホコリや汚れがついていると、断熱シートが剥がれやすくなったり、気泡が入って見栄えが悪くなります。
雑巾だと繊維がガラス表面に残ってしまうので、可能であれば断熱シートを買うついでに「スクイージー」と呼ばれる窓掃除用の道具を使って掃除しておくといいでしょう。
スクイージーは窓ガラスに結露ができてしまったときにも役に立つので、家に1本だけ置いておくと窓まわりをきれいに保てるようになります。
断熱シートを貼った際に、小さい気泡が入ってしまうことがあります。大きい気泡が入ってしまった場合は貼りなおしをしたほうがいいですが、小さい気泡の場合は貼りなおしはしないほうがいいでしょう。
粘着タイプも水で貼り付けるタイプも、一度貼った断熱シートを剥がすとシートに癖がついてしまって貼りなおしが難しくなることがあります。
そのため、貼りなおしの方がもっと汚くなってしまったという人もいます。断熱シートを貼る際は、なるべく一発で貼って、気泡が入ってしまったときは指で端っこまで押し出すようにしたほうが安心です。
断熱シートを貼っても、冷暖房効果の改善がみられない場合は下記2つの方法を検討した方がいいかもしれません。
通常の窓ガラスに断熱シートを貼るだけでも、それなりに断熱効果はあります。しかし、北海道や青森などのように非常に寒い地域では断熱シートでは残念ながら冬の寒さを防ぐことはできません。
このような寒い地域では、「複層ガラス」や「真空ガラス」といった断熱ガラスを使って寒さ対策を行っています。また、最近は異常気象の影響で北海道や東北以外でも断熱ガラスを使うようになっています。
断熱ガラスは通常の窓ガラスに比べると値段は高いですが、自治体によってはエコリフォームの助成金が使えることもあります。
あまりにも部屋が寒くなるという場合は、断熱ガラスへの交換も検討してみるといいでしょう。
窓ガラスに断熱ガラスを使っているけれど、まだ部屋が寒いという人もいますよね。そういったときは、サッシの素材を確認してみましょう。
日本の多くの家庭では、安くて量産ができる「アルミサッシ」を使っています。しかし、これは比較的温暖な気候の日本だから使えている素材です。
アメリカやヨーロッパ(ドイツ・イギリス・フランス)などの寒い地域では、アルミサッシではなく断熱性の高い「樹脂サッシ」を使うのが一般的です。
アメリカやヨーロッパだと位置が違いすぎて大げさに聞こえてしまいますが、お隣の韓国でもサッシと言えば樹脂サッシが使われています。
日本でも最近は異常気象の寒さの影響で、樹脂サッシへの交換を検討されている方が増えているので寒さがひどい場合は樹脂サッシへの交換を検討してみてはいかがでしょうか。
今回は、窓用断熱シートの選び方と効果的な使い方などについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
ガラス交換作業をやっている業者としては、断熱ガラスへの交換が一番おすすめではありますが費用がかかるのでまずは自分でできる断熱シートを使って断熱対策を取ってみるのもいいと思います。
断熱シートを使っても断熱効果がいまひとつというときは、複数業者に見積りを依頼して断熱ガラスへの交換を検討されてみてはいかがでしょうか。
冬場対策の1つとして、断熱シートを窓に貼る方法があることががわかりました。
断熱シートの寿命が半年程度とは「知りません」でした。