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説明 車いす対応便器・トイレを探していませんか?ネットで検索すると高機能なタンクレストイレなどの情報はいっぱい出てきますが、車いす対応便器・トイレの情報はでてきませんよね。やっと見つけた情報も、選択肢が少なくて何がいいのか比較できないなんてこともあります。そこで今回は、車いす対応便器について最近はどんな機能を持った便器があるのか、おすすめのメーカー・製品にはどんなものがあるのかをご紹介したいと思います。
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車いす対応便器・トイレを探していませんか?
ネットで検索すると高機能なタンクレストイレなどの情報はいっぱい出てきますが、車いす対応便器・トイレの情報はでてきませんよね。
やっと見つけた情報も、選択肢が少なくて何がいいのか比較できないなんてこともあります。
そこで今回は、車いす対応便器について最近はどんな機能を持った便器があるのか、おすすめのメーカー・製品にはどんなものがあるのかをご紹介したいと思います。
「トイレと言えばTOTO」というくらい、国内で人気のあるトイレメーカーTOTO。
やはり大手有名メーカーということもあって、車いす対応便器も開発・製造されていました。
車いすでトイレの個室まで移動するタイプとベッドの横に設置できる2つのタイプがあるので、両方ご紹介したいと思います。
トイレを車いすを使っている人が自力で使えるようにするためには、トイレ個室内に手すりをつけるのが一般的です。
腕の力で手すりを持って体を持ち上げることができれば、普通のトイレであっても何とか使用できるようになります。
ただ、力が弱い人・体が弱っているときなどは手すりがあってもトイレが使いづらいと感じることもあります。
そういった不便を解消するのが、「車いす対応便器」です。
TOTOの車いす対応便器は、一般的な便器の高さ400mmに対して450mmと50mm程高さが上がっています。
便座を高くすることで、車いすからスライドするように移動したり、立ち上がりの動作時のひざの痛みを抑えることができます。
TOTOの車いす対応便器(高座)についてご紹介しましたが、TOTOの車いす対応便器は高座2種類と介助者が必要な重度者向けの1種類の3種類の便器があります。
それぞれについてどんな違いがあるのかを比較してみたいと思います。
車いす対応便器(高座)の2種類は、車いすで生活はしているけれども腕が動かせて自力でトイレができる人に向いているタイプのトイレです。
便器の高さが450mmと通常のトイレに比べて50mm高くなっており、ひざにかかる負担・痛みを抑えられるというメリットがあります。
型番で紹介すると下記の型番が、車いす対応便器(高座)です。
TOTOのパンフレットにももちろん載っていますが、この2種類がどういった違いがあるのかわかりやすくなるように表でまとめましたので参考にしてください。
※価格はメーカー小売希望価格で、専用便座やフラッシュバルブなど必要なセットの価格を含みます。
型番 | C480AN#NW1 | CS20AB#SC1 |
---|---|---|
値段(セット価格) | 766,470円(TEFV75U・TCF5840P#NW1含む) |
470,000円(SH30BA#SC1・TCF5840AMP#SC1含む) |
洗浄水量 | ● |
● |
セフィオンテクト | ● |
● |
サイホン式 | ● |
● |
エロンゲート | ● |
● |
防露便器 | ※タンクなし |
● |
防露タンク | ※タンクなし |
● |
価格もそうですが、C480ANの方はフラッシュバルブを使っているため使う家を選びます。CS20ABの方はタンク式のトイレなので、一般家庭でも設置しやすい仕様になっています。
TOTOには、介助者が必要な人向けの便器もあります。それが、C111です。
先ほど紹介した2つとの大きな違いは、「便座」です。
C111の専用便座「EWC410R」は、トイレを使う人が長い時間座っても痛くないようにやわらかい素材でできています。
また、姿勢を崩してしまい便座を汚してしまったときも便座を外して丸洗いできる構造になっていて衛生面にも配慮されています。
介助が必要な人と介助をする人の両方が使いやすいトイレになっています。
「ベッドサイド水洗トイレ」と聞くと、小さい子供のトイレトレーニングで使った「おまる」を想像していませんか?
おまるだと、排泄物は手動で捨てなければならず臭いも部屋に広がってしまいますよね。
しかし、TOTOのベッドサイド水洗トイレは想像しているようなおまるとはまったくの別物です。
「水洗トイレ」というだけあって、給水管から運ばれてきた水が便器に流れて外の排水管にきちんと流れていく構造になっています。
そのため、トイレを設置することで臭いが気になったり、手動で排泄物を捨てる必要はありません。
通常、水洗トイレを設置する際は給排水管の設置で床材を剥がしての工事や勾配の調整が必要だったりで大がかりな工事になりますよね。
しかし、TOTOのベッドサイドトイレの場合は柔軟性のある特殊な給排水管を使っているので勾配の調整や床材を剥がしての工事などがありません。
そのため、設置工事も通常のトイレのような大がかりな工事が必要ないのでスペースさえあれば設置することができます。
ここまでTOTOの車いす対応便器についてご紹介してきましたが、もう一つ「LIXIL」の車いす対応便器についてもご紹介しておきたいと思います。
LIXILの車いす対応トイレも、タンクレスタイプや防露タイプ、掃除口付き便器などいろいろな状況に応じたトイレがありますのでそれぞれご紹介いたします。
名前が長くてどんなトイレかイメージしづらいですが、「パブリック向け」とは「より多くの人が使うことを想定した場所向け」だと考えて下さい。
たとえば、病院や学校、駅などの公共の施設・建物でパブリック向け製品は適しています。
LIXILの車いす対応パブリック向けタンクレストイレは、既に設置されているトイレから簡単にリフォームができるようにアジャスターが搭載されていたり、通常のタンクレストイレのような「高い節水効果」を持っています。
便器も汚れがつきにくいアクアセラミックが使われているので、毎日の掃除も楽になります。
TOTOにもありましたが、LIXILにも車いす対応防露便器があります。
便器の高さは420mmでTOTOのものよりも30mmほど低くなっています。
TOTOの便器だと高すぎる、通常の便器だと立ち上がりがつらいという人はLIXILの車いす対応便器を試してみるとちょうどいいかもしれません。
こちらは、タンクがついているので一般家庭の水圧でも十分使用することができます。
介護をしていたり、自力でトイレを使っていると不意に便器の中に異物を落としてしまうことがあります。
LIXILの掃除口付き便器はそういった異物を便器から取りだせるように、掃除口がついています。
異物を落とすことはよくあることなので、心配な人は掃除口付き便器も検討してみてはいかがでしょうか。
今回は、車いす対応便器の機能やおすすめメーカー・製品についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
トイレメーカーはいろいろとありますが、やはり車いす対応などの特殊な状況に対応できる便器は今のところ開発力のある大手メーカーに限られています。
今回はTOTOとLIXILの車いす対応便器をご紹介しましたが、それでも複数種類の便器があります。
実際の使用感などは使ってみないと分からないので、迷っている際はショールームなどで体験してみてはいかがでしょうか。
とても参考になりました。ありがとうございます。