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説明 トイレにバリウムがくっついて流れないというのは、人に見られるのは恥ずかしいですよね。また、流れずに便器に残ってしまうと臭いも気になります。一人暮らしであれば、バリウムが自然に消えてなくなるまで待つという方法もありますが、なるべく早くきれいにしたいですよね。そこで今回は、トイレで流れないバリウムを流す方法をご紹介したいと思います。
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「トイレにバリウムを流したら水が濁って・・・」
「トイレにバリウムの塊が残って流れない・・・」
健康診断で難関と言われている「バリウム検査」。
飲むのもひと苦労のバリウムですが、出すのも、出した後もちょこちょこと苦労することが多いようです。
とくに「出したあとにトイレにバリウムが残ると大変」という話はよくあります。
そこで今回は、トイレにバリウムを流したら便器内に残ってしまったという人に向けて流れないバリウムを流す方法などについてご紹介したいと思います。(※トイレつまりでお悩みの人には下記記事がよく読まれています。)
>>>トイレつまりは放置で自然に治る?時間が経てば流れていく?
健康診断でバリウム検査を受けた場合、下剤をもらってバリウムを強制的に出さなければなりませんよね。
はじめての人の場合、バリウムがでなかったらどうしようと不安に思う人が多いと思いますが経験者の場合は「バリウムが出るときは便器に残らないようにしなきゃ」と思う人が多いようです。
というのも、バリウムが便器にくっついてしまうと色々と対策をしても微量に残ってしまうことがあるからです。
とくに、便器の見える位置であれば色々と対策をすることができますが、便器の排水路などでバリウムがくっつくと対策が大変になります。
きちんと流れたと思っても、水が白く濁るといったことがあり、そういった場合は排水路でバリウムがくっついているとわかります。
そのため、バリウムを出すときは事前に便器にくっつけないための対策をしておく人もいます。
慣れた人であれば、便器にバリウムをくっつかせないためにあらかじめ対策をしています。
「対策」といっても、非常に簡単な方法で「トイレットペーパーを便器に敷いておく」だけです。
バリウムを便器と直接触れさせずに、トイレットペーパーとくっつけることで便器にくっつくことなく流すことができます。
トイレットペーパーを敷いてから時間が空くと水に濡れて破れてしまうので、トイレットペーパーを敷いたらすぐにバリウムを出したほうがいいでしょう。
排泄後に便器内のバリウム便を見ながら水を流したことがある人は、「なんか、全然流れて行かないんだけど・・・」と便器の底にどっしり構えたバリウム便の姿を見たことがあるかもしれません。
検査に使われるバリウムの比重は、通常の便の約3.5~4倍と言われており、通常の便よりも「非常に重い」ことが想像いただけると思います。
この重さが原因で、古いトイレや節水型トイレなどの「水流が通常のトイレよりも弱い」トイレの場合、水を流してもバリウム便が重すぎてなかなか流れないというトラブルが起こります。
バリウム便が通常の排泄物よりも重いことは先ほどご説明いたしましたが、「固さ」も通常の便よりも固いという特徴があります。
「固いからなに?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、便が固いと水流で「便が崩れない」という問題が起こります。
便が崩れないと水流が弱いトイレの場合、「排水路の奥まで便が流れて行かない」「排水管内で流れきらなかった便が固まってつまりの原因になる」といったトラブルに繋がります。
温かい体内から排泄されたバリウムの表面が、水で冷えた便器表面に触れると、その触れた箇所にバリウムが固着してしまうことがあります。
検査に使われるバリウムは「硫酸バリウム」と呼ばれる、硫酸と金属バリウムの化合物なので、便器表面に固着してしまうと水を流すだけでは流れて行かなくなります。
ここまでの説明にも何度も登場しましたのでお気づきかもしれませんが、「水流が弱い」とバリウム便は流れにくくなります。
そして、最近人気の「節水型トイレ」では、タンク式トイレに比べて元々の水流が弱いので『バリウム便が流れない』といったトラブルが起こりやすいという特徴があります。
節水型トイレの水流はリモコンで設定することしかできないのですが、『強』に設定してもタンク式トイレよりも水流が弱いため、バリウム便が流れないといったトラブルが起こってしまいます。
「バリウムが便器に残るのを防ぎたい」、「すでに、便器にバリウムがこびりついている!」という場合は下記のような対処法があります。
「便器の水が流れて行かない!」ような症状が出ていなければ、通常の掃除でも自然にバリウムがなくなっていきますが、「汚いからなるべく早く取り除きたい」という場合はページ下部の対処法をチェックしてみてください。
トイレでバリウムが流れずに残ってしまうのは、バリウムが重く、水に溶けにくい性質を持っているからです。粘着性があるため、便器に一度付着してしまうと、それが流されることなくて残ってしまうことがあります。
特に節水タイプのトイレは注意が必要です。近年のトイレは性能が進化しており、節水機能に優れたものが増えてきました。
節水ができるトイレは少量の水で流せる形になっているのですが、バリウムのような流れにくいものは水量が足りず、残ってしまうこともあるのです。
さらに、バリウムは成分のほとんどが「硫酸バリウム」と呼ばれる金属で、水より重い特徴を持っています。人間の排泄物と比べても重さがあり、水に浮くことなく、沈みやすいのが特徴です。
沈んでそのまま便器についてしまい、流れにくくなることがあります。
バリウムは検査などで口に入れる際には液状ではあるものの、それが胃腸の中で食べたものなどとまざり合うことにより、排出時には固形状に変化します。
通常の排泄物よりも固いため、便器内に付着すると頑固に残ってしまうことも珍しくありません。
バリウムがトイレに残ってしまうと、便器の表面に付着して流れない、トイレの奥でつまるなどのトラブルが発生します。
便器の見える部分にバリウムが付着して、見た目が悪くなってしまうトラブルです。何度水を流しても状態が変わらず、諦めてしまう方もいるでしょう。
バリウムを飲んだ当日ではなく、翌日に排便した際にそれが便器の表面に付着して流れなくなってしまうこともあります。
自宅のトイレであれば気になるのは自分や家族だけで済みますが、職場や外出先などで便器の表面にバリウムを付着させてしまうと、どうしても気になってしまいます。
放置していても少しずつバリウムは流れ、徐々に気にならなくなっていくことが多いです。特に放置していても問題ないような場合は、そのままにしても良いでしょう。
便器の見える部分ではなく、奥のほうにバリウムがつまった場合、流れが悪くなってしまうことがあります。
残っているバリウムの量が多いと、流した水が戻ってしまうこともあるので、注意が必要です。
排水管の奥につまっているようなケースもありますが、無理に自力で配水管の奥につまったバリウムを取り除こうとすると、さらなる故障を招くこともあります。
それから、バリウムが奥につまっている場合、トイレの調子が悪い原因がバリウムにあると気づけない方もいるでしょう。
一度便器の見える部分にバリウムが付着していて、それが流れた後にトイレの調子が悪くなった場合は要注意です。
トイレの奥にバリウムがつまっている可能性があります。
トイレの奥の細い部分にバリウムがつまってしまった場合、大をした時や、トイレットペーパーを多めに流した際にさらなるつまりが発生してしまうこともあるでしょう。
バリウム自体が確認できなかったとしても、便器の中にある水が白く濁る、流れが悪くなったといったケースは奥にバリウムが残っている可能性を疑ってみてください。
ただし、トイレつまりにはバリウム以外の原因が関係している可能性もあります。バリウム以外の可能性については、コチラの「トイレつまりの原因と自分でできる9つの修理法を紹介」の記事でも詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
既に便器にくっついてしまったという人もいますよね。
そういった場合は、下記の4つの方法を試してみてください。
大きなバリウムの塊があって、水をなんど流しても流れていかないという場合は「割り箸で取る」といった方法があります。
バリウムが便器にくっついてしまっていると、水の勢いだけでは流れていかないので割り箸で直接便器から剥がすといいでしょう。
使い方の注意点としては、便器を割り箸でこするような取り方は便器を傷つける原因になるので止めましょう。
バリウムを直接便器から剥がすために、使います。
ただし、細かいバリウムについては割り箸では取り除くことができないので「2.ゴム手袋とブラシで取る」といった方法を試します。
一番簡単なのが、「ゴム手袋とブラシ」を使った方法です。
ゴム手袋を装着して、ブラシでゴシゴシとバリウムを磨いて落としてみましょう。
大きな塊がある場合は、ゴム手袋を装着した手で直接触ってはがすといった方法もあります。
ただし、バリウムが固まっていると便器から剥がれなくなってしまうので「3.ぬるま湯を流す」を試してみて下さい。
便器内にバリウムの残骸だけがしつこく残っている場合。
このような場合は、バリウムが固まってしまっているので「ぬるま湯」を使ってバリウムを溶かして流します。
やかんやポットで沸かした熱湯をかける人もいますが、「陶器製の便器は熱湯で割れる」ことがあるので「45℃くらいのぬるま湯」を使うようにしましょう。
方法は簡単で、バケツにぬるま湯をためて2~3回ほど水を便器内に流すだけです。
ぬるま湯を使うと大体のバリウムを流すことができますが、それでも便器内にバリウムが残っている、水が白く濁るといった場合は「4.洗浄剤で溶かす」を試してみて下さい。
便器内にバリウムがこびりついている場合や、目に見えるバリウムはきれいになったけど水が白く濁るという場合は市販の洗浄剤を使ってみましょう。
洗浄剤を使うことで、ある程度は早くバリウムが流れていくことがあるようです。洗浄剤を使った後に、ブラシなどでこすってみると簡単に落ちることもあるので試して見ましょう。
トイレの奥のほうにバリウムがつまってしまった場合、便器の見える部分にバリウムが残ったケースと同様にぬるま湯を使った方法が効果的です。
まずはぬるま湯で対策を取ってみると良いでしょう。
具体的な方法と、それでもバリウムが流れない場合の対応、注意すべきポイントを解説します。
ぬるま湯を用意し、便器の奥、排水口めがけて流しましょう。
1回や2回では効果が得られないこともあるので、何度か行ってみてください。繰り返し行っているうちに、便器の中の水が少し白く濁ることがありますが、継続して行いましょう。
頑固な状態でバリウムが残っていたとしても、5回ほど繰り返せば気にならなくなるほどまで流れることが多いです。
注意点として、大量のぬるま湯を用意して一気に流してしまうと、水が溢れてしまうことがあります。
特に、便器の奥に付着しているバリウムのせいで流れが悪くなっているような場合は、溢れるリスクが高くなるので慎重に行いましょう。
ぬるま湯を注いだら、水位がしっかり下がるのを待ってから次のお湯を注ぐようにした方が良いです。
また、便器の表面についたバリウムを流す際にお湯を使ってはいけないのと同様に、便器の奥にバリウムが集まってしまった場合も熱湯は避けてください。
仮に熱湯を注ぎいれて便器にひびが入ってしまった場合、便器を交換するしかなくなってしまいます。
基本的に便器の交換は自分でできるものではないため、専門業者に依頼しなければならず、費用もかかります。
これまで紹介した方法を全部試してみたけどバリウムが流れずに残っているという場合は、「自然になくなるまで」待ちましょう。
ただ、自然になくなるのを待っていると2週間ほどかかることもあるので、なくなるまでの間は毎日トイレ用洗剤を使って地道にブラシでこするといった対策もしておくと早めに流れて行きます。
バリウムが流れなくて、とにかく早くバリウムを流したいという人の中には金たわしを使ってごしごしこするという人もいます。
しかし、トイレの説明書などにも書かれていますが陶器製のトイレの便器に「金たわしは使用NG」です。
便器に傷がついてしまうと汚れが蓄積しやすくなったり、表面についた傷が原因で便器に大きなひびが入ってしまうこともあります。
また、金たわしだけでなく使い捨てできる掃除ブラシの先端に使い捨て用ブラシをつけずに柄の部分だけで便器をこするのも傷がつく原因になります。
便器にひびが入った場合は、トイレ便器の説明書にも書いていますが修理ができず便器全体の交換が必要になります。
バリウムは自然に待っていれば、いつかは溶けていくものなので便器を無理やり傷つけるような取り方はしない方がいいでしょう。
実際に便器にバリウムが残ってしまったり、奥につまったりしてから慌てて対策をとる方が多いです。しかし、やはり理想的なのはつまらないように予防しておくことだといえます。
万が一のことを考えて、以下のような対策をとっておいてください。
大をする前に便器内にトイレットペーパーを敷いておく方法です。粘着性のあるバリウムが便器に付着すると頑固にくっついてしまうので、トイレットペーパーを間に挟むことで付着を防ぎます。
ただし、心配だからといって大量に敷いておくと今度はトイレットペーパーがつまってしまうこともあるため、注意が必要です。
トイレですぐに行える方法なので、その他の予防方法を実践できていなかったような場合も試してみる価値があります。
検査でバリウムを飲んだ後、意識的にたくさん水を飲んでおきましょう。検査をする際に検査技師からなるべく水を飲むように言われることもあります。
体内の水分量が少ないとバリウムがまとまって排泄されてしまいますが、たくさん水を飲んでおくことによりバリウムが薄くなり、リスクを小さくできます。
そうした理由から、しっかり水を飲むというのもオススメです。
バリウムを含んだ便は粘着性が高まるので、普段問題なく排便できている方でも排便が困難になることがあります。基本的に検査の際には下剤を渡されるので、忘れずに飲んでおきましょう。
バリウムは金属でできているため、時間が経つと徐々に固くなる特徴を持ちます。下剤を飲むことなく、体内に長時間バリウムが残った場合はより固くなり、排便しにくくなるだけでなく、便器に付着してしまうケースが多いです。
中には、下剤を飲むとお腹が痛くなるから飲みたくないといった方もいるのではないでしょうか。ですが、体内にとどまったバリウムが固くなり体内に残ると、腸閉塞などの症状を引き起こすリスクが指摘されています。大きなトラブルに繋がるのを避けるためにも、必ず下剤を飲みましょう。
バリウムを飲んだあと、食事を控えるのも効果的とされています。バリウム検査をする日は朝食を食べません。その状態でバリウムを飲み、その後も何も食べずにいれば胃の中でバリウムと食べ物がまざり合うことがなく、固まりにくいといえます。
バリウムを飲んだ時と同様に液状に近い状態で排出できれば、便器に付着したり、奥につまったりするリスクも抑えられるでしょう。
一方、腸はものを食べることによって動きが活発になるので、体内に残ったバリウムを出すためには何か食べたほうが良いともいわれています。特に普段から便秘気味の方は適度に食べ、腸を刺激しましょう。
非常時に使える災害用のトイレで用を足すのもおすすめです。通常のトイレを使用することなくバリウムを排泄・処理できれば、便器に付着したり、奥でバリウムがつまったりすることはありません。
簡易型の災害用トイレは100円ショップでも手に入るので、バリウム検査を行う際には用意しておくと良いでしょう。
今回は、トイレで流れないバリウムを流す方法や便器にバリウムがくっつくのを予防する方法についてご紹介したましたが、最後に要点をまとめておきたいと思います。
バリウムが便器にくっついてしまった場合は、上記の方法を使ってバリウムを剥がせないか試してみましょう。
割り箸やブラシなどで物理的に取る方法と、ぬるま湯や洗浄剤でとかしてバリウムを流す方法とがありますが自分の状況に適した方法を使ってみて下さい。
どうしてもバリウムが残ってしまうという場合、金たわしなどで無理やりこすらずに水で自然に流れていくまで待つようにしましょう。
流れるまでの間、トイレ用の中性洗剤とブラシを使って掃除をするだけでもある程度早くバリウムを流せるようになります。
これからバリウムを出す予定がある人は、トイレットペーパーを便器にあらかじめ敷いてからバリウムを出すようにすると便器にバリウムがくっつかないので便利です。
トイレットペーパーを敷いた後は、トイレットペーパーが濡れてダメになる前に早めにバリウムを出すようにしましょう。
もしも、うまくいかずにバリウムが便器に残ってしまった場合は、今回紹介したバリウムを流す方法を試してみて下さい。
明日バリウムを飲むので助かりました。
今まさにバリウム検査の待合室です。毎度トイレが汚れて割り箸片手に悪戦苦闘するので検索してました。ペーパーとぬるま湯、試してみます!
流れるまで気長に待つしかないと思っていましたが、ぬるま湯をバケツ3杯流したらバッチリでした。 ありがとうございました。
過去にバリウムが流れず苦労したので、この記事に早くたどり着きたかった。勉強になりました。
初バリウムだったので、検査後に教えてもらいたかったですね ありがとうございました
真っ白な便器にバリウムが残ってしまって困っていました。早速実践したいと思います。