さまざまな暮らしに役立つ情報をお届けします。
説明 トイレタンクの中身を交換したいけれど、構造や仕組みが分からなくて困っていませんか?水漏れや給水の故障であれば、タンク内の部品の役割を知ることで「どこが悪いのか」や「どこを修理したらいいのか」が分かるようになります。そこで、今回は初めての人が自分でトイレタンクの中身を交換できるように、部品の説明やタンク内の構造・仕組みについて紹介したいと思います。
※当サイトは、アフィリエイト広告を掲載しています。
「トイレタンクの中身を交換したいけど・・仕組みが分からない・・」
水漏れや給水の故障などで、トイレタンクの中身を交換しようと思っていませんか?
トイレタンクの仕組みを分かっている人であれば、製品によって多少の違いはあっても自分で部品を交換しますよね。
しかし、初めて自分でトイレタンクの中身を交換しようという場合は、仕組みや構造が全くわからずにどうしたらいいのか困ってしまいます。
そこで、今回は初めての人が自分でトイレタンクの中身を交換できるように、部品の説明やタンク内の構造・仕組みについて紹介したいと思います。
最初に基礎として、トイレタンクの中身と部品ごとの仕組み・構造を紹介したいと思います。
初めてトイレタンク内を見るという人は、部品がごちゃごちゃして苦手意識を持つと思います。
ただ、1つ1つの部品の仕組み・構造を知ることでぐっと苦手意識が弱まると思いますので頑張ってみてください。
フロートバルブと聞いて、いまひとつピンと来ないという方も多いと思います。フロートバルブとは、トイレのタンクの中にある部品の一つです。レバーの先に鎖で繋がれたゴムがあるのですが、このゴムの部分がフロートバルブです。
機能としてはレバーを回すことでフロートバルブのゴム玉が排水口を開けたり塞いだりすることによって、水を流したり止めたり調整を行います。
フロート弁やゴムフロートと呼ばれることもありますが、比較的新しいトイレのフロートバルブは、ゴムではなくプラスティックが使われている場合があり、プラスティックの中にパッキンが取り付けられていて、それがゴムの代わりになっています。
ボールタップとは、トイレのタンク内にある部品の一つで、主に先端に楕円形の浮玉がついており、根元はタンク外の給水管に繋がっている部品です。
レバーなどを引くことによって、トイレタンク内のフロートバルブに繋がった鎖が持ち上がり、タンクへの排水弁を塞いでいるフロートバルブが持ち上がり、タンク内の水が便器内に流れ出します。タンク内の水が少なくなると、フロートバルブが排水弁を再び塞ぎ、排水が止まります。このとき、水位が下がるに連れて浮玉も一緒に落ちていきます。
浮玉が下がることにより、ボールタップ内の弁が開いてタンク内に給水が始まります。再び、浮玉がもとの水位までくるとボールタップ内の弁が閉じて水を流す前と同じ状態になります。
トイレのタンク内の水位が高いのか、低いのかを確認する際に使うのが、オーバーフロー管です。標準水位と呼ばれるトイレタンク内にためておくべき水の量が、オーバーフロー管に線で書かれています。
オーバーフロー管は、フロートバルブの故障などでタンク内に水が溢れてしまいそうになった際に、水を排出する役割を持っています。タンクの底から真っ直ぐ上までのびているのが、オーバーフロー管です。
標準水位は、オーバーフロー管の先端から2~3cm下です。この標準水位よりも、水位が低かったり、高かったりした場合は何らかの不具合が生じている可能性があります。
トイレタンク中身の部品ごとの仕組み・構造についてご紹介しましたが、全体の部品がどうやって動いて、水がどう出て、どうなると水が止まるのかがよくわかりませんよね。このトイレタンク内の動きがわからないと、どの部品が悪いのかなどの判断ができませんのでレバーを引いて水を流すところから全体の流れをご説明したいと思います。
トイレタンク横についているレバーを回すと、タンク内にあるレバーの軸が回ってレバーの軸についている鎖が持ち上げられます。鎖の先にはフロートバルブがついており、鎖が持ち上げられるとフロートバルブが持ち上げられてタンク内の水が便器内に流れていきます。タンク内の水が便器内に流れるとタンク内の水位が下がり、水面に浮いているボールタップの浮き球が下がっていきます。
ボールタップの浮き球が一定の位置まで下がるとボールタップの給水弁が開いて、タンク外の給水管からタンク内に新しい水が供給されます。フロートバルブが元の位置に戻り、タンク内の水位が上がっていくと浮き玉が持ち上がり、ボールタップの給水弁が閉じます。これが、レバーを引いてから元の状態に戻るまでの正常な一連の流れです。
トイレタンクの中身を交換する際は、何かしらのトラブルが起こっているからだと思います。
どこが原因か分からない場合は全ての部品を取り替えるというのもいいと思いますが、初めての人にとっては作業が多すぎて途中で嫌になると思います。
そこで、どの部品を交換したらいいのか、症状別にどういったトラブルが起きているのかなどを含めて紹介いたします。
水を流していないのに、チョロチョロと便器内に水が流れている。
このような症状が起きている場合は、トイレタンク内のフロートバルブの劣化・損傷が原因の可能性があります。
止水栓を閉めてから、タンク内の水を抜いてフロートバルブを触ってみてください。
もしも、手にフロートバルブのゴムの色が付くようであれば部品を交換した方がいいでしょう。
また、レバーを引いた際や地震などが起きた際に、鎖が絡まったりするとフロートバルブが少し浮いて水が便器内に漏れることがあります。
そのため、フロートバルブに問題がなさそうな場合は、鎖が絡まっていないかなどを確認してみましょう。
トイレ横の給水管からタンクの中にずっと水が流れ続けている。
このような場合は、ボールタップの故障が原因で水が止まらなくなっている可能性があります。
ボールタップの浮き球が割れていないか、浮き球が正常ならば持ち上げて水が止まらないかをチェックしてみましょう。
もしも、浮き球が割れていたり、浮き球を持ち上げても水が止まらないようであれば新しいボールタップに交換しましょう。
タンク内の水は減っているのに、新しい水がタンク内に入ってこない場合。
このような場合も、ボールタップの故障が原因の可能性があります。
浮き球に損傷がないか、浮き球を上げ下げして水が出ないかをチェックしてみましょう。
もしも、浮き球を操作しても水が出ないという場合は新しいボールタップに交換しましょう。
タンク内に水は入ってくるけれども、水が溜まらないという場合。
このような場合は、便器の中に水が漏れていないかチェックしましょう。
もしも、便器の中に水が漏れていくようであればフロートバルブの劣化・損傷が原因の可能性があります。
また、便器内に水がチョロチョロ漏れるときと同様に、鎖が絡まっていないかなども確認するようにしましょう。
トイレタンク内の中身・部品の交換方法・やり方をご紹介したいと思います。トイレタンクやタンクのフタなどは割れたり、ひびが入ったりすると代替品がなくて全体交換になってしまうので注意して作業しましょう。
トイレタンクのボールタップや浮き球の交換方法をご紹介したいと思います。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
フロートバルブと鎖の交換で難しいのは、「鎖の長さの調整」だと思います。この長さの調整をきちんとしておかないと、レバーを引いても水が流れない・フロートバルブが元の位置に戻らないといった不具合に繋がるので注意しましょう。
※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。
※購入は、ご自身の判断・責任のもと行ってください。
トイレタンクの仕組み・構造・中身や自分でやる場合の交換方法をご紹介しましたが、自分でできない場合は業者に依頼しますよね。しかし、水道業者に依頼する際は料金がどれくらいかかるのかわからなくて不安だと思います。
水道業者側も現場で状況を確認しないと原因や使うべき部品の種類や作業の内容などがわからないため、電話などでの案内ができません。とはいえ、業者ごとの料金体系がどのようになっているのかわからないと心配ですよね。
そこで今回は、生活救急車でトイレタンクの中身・部品の交換などを行った場合の交換費用の料金表をご紹介したいと思います。正確な料金は現場見積りのみの対応になるので、サイト上での比較程度にお使いください。
トイレタンクの修理料金表 | |
---|---|
作業内容 | 作業料金 |
調整作業等 |
8,000円 |
便器脱着作業 |
20,000円 |
調整作業等・パッキン交換等 |
10,000円 |
タンク内部品交換(タンク脱着なし) |
10,000円 |
タンク内部品交換(タンク脱着有り) |
30,000円 |
追加修理作業 |
現場お見積り |
洋式便器/タンク交換 |
各20,000円 |
取り外し品処分費 |
現場お見積り |
夜間早朝料金 |
8,000円 |
料金表だけではイメージがつきづらいかと思いますので、実際にあったご依頼の料金事例もご紹介したいと思います。
※料金事例は、作業当時の料金をそのまま掲載しております。料金体系・税率が現在と異なることもございますので予めご了承ください。
便器内にちょろちょろ水が流れるとのご相談をいただきました。部品の経年劣化が原因でしたので、フロート弁交換にて対応いたしました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ フロート弁交換 | 11,000円 |
ゴムフロート 部品代 | 990円 |
合計 | 11,990円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
トイレの便器内へ流れる水が止まらない状況とのご相談をいただきました。トイレタンク内のオーバーフロー管が老朽化により根元から折れたことが原因で、タンク内の水がすべて便器内へ流れ出てしまう状態でした。早急な対応をご希望でしたので、破損しているサイホン管を別の配管つなぎ手部材を使用し、加工接着する方法でトラブルを解消しました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ その他 | 11,000円 |
補修部材 | 1,100円 |
合計 | 12,100円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
トイレを流しても水が便器へ出てこないとのご相談をいただきました。トイレタンク内の部品が経年劣化により破損し、機能しないことが原因となっておりました。単部品交換と合わせてボールタップ、付随する給水管部材の交換を行いました。
項目内容 | 料金(税込) |
---|---|
トイレ 修理 中作業 | 22,000円 |
タンクパーツセット、消耗品類 部品代 | 14,300円 |
合計 | 36,300円 |
※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。
トイレタンクの中には、下記のような部品が入っています。
また、よくあるトラブル別の故障している箇所は下記のようになります。
もしなにかトラブルが起こった際は、症状別に壊れている部品を特定して新しい部品と交換することで修理が可能です。自分で直すのが難しい場合は、水道業者に依頼されるかとおもいますが、業者によって料金体系が違うので複数業者に相見積りを取ってから依頼するのが安心です。生活救急車でも、他社との比較のための見積りを承っておりますのでお気軽に現場見積りをご依頼ください。
ありがとう!
写真付でとてもよくわかりました。
わかりやすいです。
ありがとうございます。
大変役に立ちました。
分かりやすかったです。