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トイレタンクの仕組み・構造・中身と交換費用や部品代について

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トイレタンクの仕組み・構造・中身と交換費用や部品代について

説明 トイレタンクの中身を交換したいけれど、構造や仕組みが分からなくて困っていませんか?水漏れや給水の故障であれば、タンク内の部品の役割を知ることで「どこが悪いのか」や「どこを修理したらいいのか」が分かるようになります。そこで、今回は初めての人が自分でトイレタンクの中身を交換できるように、部品の説明やタンク内の構造・仕組みについて紹介したいと思います。

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「トイレタンクの中身を交換したいけど・・仕組みが分からない・・」

水漏れや給水の故障などで、トイレタンクの中身を交換しようと思っていませんか?

トイレタンクの仕組みを分かっている人であれば、製品によって多少の違いはあっても自分で部品を交換しますよね。

しかし、初めて自分でトイレタンクの中身を交換しようという場合は、仕組みや構造が全くわからずにどうしたらいいのか困ってしまいます。

そこで、今回は初めての人が自分でトイレタンクの中身を交換できるように、部品の説明やタンク内の構造・仕組みについて紹介したいと思います。


トイレタンクの仕組み・構造・中身について

最初に基礎として、トイレタンクの中身と部品ごとの仕組み・構造を紹介したいと思います。

初めてトイレタンク内を見るという人は、部品がごちゃごちゃして苦手意識を持つと思います。

ただ、1つ1つの部品の仕組み・構造を知ることでぐっと苦手意識が弱まると思いますので頑張ってみてください。

  • 【トイレタンクの中身一覧】
  • 1.フロートバルブと鎖
  • 2.ボールタップ
  • 3.オーバーフロー管

トイレタンクの中身1.フロートバルブと鎖

フロートバルブと聞いて、いまひとつピンと来ないという方も多いと思います。フロートバルブとは、トイレのタンクの中にある部品の一つです。レバーの先に鎖で繋がれたゴムがあるのですが、このゴムの部分がフロートバルブです。

フロートバルブと鎖の仕組み・構造

機能としてはレバーを回すことでフロートバルブのゴム玉が排水口を開けたり塞いだりすることによって、水を流したり止めたり調整を行います。

フロート弁やゴムフロートと呼ばれることもありますが、比較的新しいトイレのフロートバルブは、ゴムではなくプラスティックが使われている場合があり、プラスティックの中にパッキンが取り付けられていて、それがゴムの代わりになっています。

トイレタンクの中身2.ボールタップ

ボールタップとは、トイレのタンク内にある部品の一つで、主に先端に楕円形の浮玉がついており、根元はタンク外の給水管に繋がっている部品です。

ボールタップの仕組み・構造

レバーなどを引くことによって、トイレタンク内のフロートバルブに繋がった鎖が持ち上がり、タンクへの排水弁を塞いでいるフロートバルブが持ち上がり、タンク内の水が便器内に流れ出します。タンク内の水が少なくなると、フロートバルブが排水弁を再び塞ぎ、排水が止まります。このとき、水位が下がるに連れて浮玉も一緒に落ちていきます。

浮玉が下がることにより、ボールタップ内の弁が開いてタンク内に給水が始まります。再び、浮玉がもとの水位までくるとボールタップ内の弁が閉じて水を流す前と同じ状態になります。

トイレタンクの中身3.オーバーフロー管

トイレのタンク内の水位が高いのか、低いのかを確認する際に使うのが、オーバーフロー管です。標準水位と呼ばれるトイレタンク内にためておくべき水の量が、オーバーフロー管に線で書かれています。

オーバーフロー管の仕組み・構造

オーバーフロー管は、フロートバルブの故障などでタンク内に水が溢れてしまいそうになった際に、水を排出する役割を持っています。タンクの底から真っ直ぐ上までのびているのが、オーバーフロー管です。

標準水位は、オーバーフロー管の先端から2~3cm下です。この標準水位よりも、水位が低かったり、高かったりした場合は何らかの不具合が生じている可能性があります。

トイレタンク全体の仕組み・構造

トイレタンク中身の部品ごとの仕組み・構造についてご紹介しましたが、全体の部品がどうやって動いて、水がどう出て、どうなると水が止まるのかがよくわかりませんよね。このトイレタンク内の動きがわからないと、どの部品が悪いのかなどの判断ができませんのでレバーを引いて水を流すところから全体の流れをご説明したいと思います。

トイレタンク横についているレバーを回すと、タンク内にあるレバーの軸が回ってレバーの軸についている鎖が持ち上げられます。鎖の先にはフロートバルブがついており、鎖が持ち上げられるとフロートバルブが持ち上げられてタンク内の水が便器内に流れていきます。タンク内の水が便器内に流れるとタンク内の水位が下がり、水面に浮いているボールタップの浮き球が下がっていきます。

ボールタップの浮き球が一定の位置まで下がるとボールタップの給水弁が開いて、タンク外の給水管からタンク内に新しい水が供給されます。フロートバルブが元の位置に戻り、タンク内の水位が上がっていくと浮き玉が持ち上がり、ボールタップの給水弁が閉じます。これが、レバーを引いてから元の状態に戻るまでの正常な一連の流れです。

トイレタンクの中身を交換する場合は症状で選ぶ

トイレタンクの中身を交換する際は、何かしらのトラブルが起こっているからだと思います。

どこが原因か分からない場合は全ての部品を取り替えるというのもいいと思いますが、初めての人にとっては作業が多すぎて途中で嫌になると思います。

そこで、どの部品を交換したらいいのか、症状別にどういったトラブルが起きているのかなどを含めて紹介いたします。

  • 【よくあるトイレトラブル】
  • ・便器内にチョロチョロ水が流れている
  • ・タンクでずっと給水が続いている
  • ・タンク内に水が入ってこない
  • ・タンク内に水が溜まらない

便器内にチョロチョロ水が流れている

水を流していないのに、チョロチョロと便器内に水が流れている。

このような症状が起きている場合は、トイレタンク内のフロートバルブの劣化・損傷が原因の可能性があります。

止水栓を閉めてから、タンク内の水を抜いてフロートバルブを触ってみてください。

もしも、手にフロートバルブのゴムの色が付くようであれば部品を交換した方がいいでしょう。

また、レバーを引いた際や地震などが起きた際に、鎖が絡まったりするとフロートバルブが少し浮いて水が便器内に漏れることがあります。

そのため、フロートバルブに問題がなさそうな場合は、鎖が絡まっていないかなどを確認してみましょう。

>>>フロートバルブの交換方法

タンクでずっと給水が続いている

トイレ横の給水管からタンクの中にずっと水が流れ続けている。

このような場合は、ボールタップの故障が原因で水が止まらなくなっている可能性があります。

ボールタップの浮き球が割れていないか、浮き球が正常ならば持ち上げて水が止まらないかをチェックしてみましょう。

もしも、浮き球が割れていたり、浮き球を持ち上げても水が止まらないようであれば新しいボールタップに交換しましょう。

>>>ボールタップの交換方法

タンク内に水が入ってこない

タンク内の水は減っているのに、新しい水がタンク内に入ってこない場合。

このような場合も、ボールタップの故障が原因の可能性があります。

浮き球に損傷がないか、浮き球を上げ下げして水が出ないかをチェックしてみましょう。

もしも、浮き球を操作しても水が出ないという場合は新しいボールタップに交換しましょう。

>>>ボールタップの交換方法

タンク内に水が溜まらない

タンク内に水は入ってくるけれども、水が溜まらないという場合。

このような場合は、便器の中に水が漏れていないかチェックしましょう。

もしも、便器の中に水が漏れていくようであればフロートバルブの劣化・損傷が原因の可能性があります。

また、便器内に水がチョロチョロ漏れるときと同様に、鎖が絡まっていないかなども確認するようにしましょう。

>>>フロートバルブの交換方法

トイレタンクの中身・部品の交換方法・やり方

トイレタンク内の中身・部品の交換方法・やり方をご紹介したいと思います。トイレタンクやタンクのフタなどは割れたり、ひびが入ったりすると代替品がなくて全体交換になってしまうので注意して作業しましょう。

トイレタンクのボールタップ・浮き球の交換方法・やり方

トイレタンクのボールタップや浮き球の交換方法をご紹介したいと思います。


  • 1.止水栓を閉めて水が流れないようにする。
  • 2.フタとカバーを取り外す。トイレのフタとカバーは、上に持ち上げると簡単に取り外すことができるタイプと、手洗い部分の金具とじゃばら管の接合部分を取り外さないといけないタイプがあります。どちらの場合でも、トイレのフタを割らないように注意して取り外しをしましょう。手洗い部分の金具とじゃばら管の接合部分は、ナットで接合されていることが多いので、取り外す際はナットを回して取り外しましょう。
  • 3.部品を取り外す前に、レバーを回してタンク内の水を抜いて作業をしやすくしておきましょう。
  • 4.ボールタップの交換の際に取り外す部品は、主に2つのナットです。タンク外の給水管に取り付けられている、小さいナットとツバ付きの少し大きなナットをモンキーレンチを使って取り外します。ツバ付きのナットを取り外して、タンク内からボールタップを引き抜くと、ボールタップを取り外すことができます。
  • 5.古いボールタップを取り外したら、新しいボールタップを逆の手順で取り付けていきます。もしも、ボールタップの本体のみ、浮玉のみなど部分的に交換したい場合は、本体部分を取り外した状態で各部品を交換してから取り付けていきましょう。
  • 6.取り付けが全て完了したら、止水栓を開いて標準水位(オーバーフロー管の2~3cm下あたり)で水が止まるか確認します。もしも、標準水位よりも上にいってしまったり、下に行くことがあれば、浮玉を回して水位を調整して完了です。




※種類・品番・サイズなど、買い間違いにご注意ください。


トイレタンクのフロートバルブ・鎖の交換方法・やり方

フロートバルブと鎖の交換で難しいのは、「鎖の長さの調整」だと思います。この長さの調整をきちんとしておかないと、レバーを引いても水が流れない・フロートバルブが元の位置に戻らないといった不具合に繋がるので注意しましょう。


  • 1.止水栓を閉めて水が流れないようにする
  • 2.タンクのフタを外す
  • 3.古いフロートバルブと鎖を取り外す
  • 4.新品の鎖の長さを取り外した古い鎖の長さと同じになるようにペンチなどで切って調整する
  • 5.新しいフロートバルブと鎖を取り付けてレバーを回したときにちゃんと動くか確認する
  • 6.止水栓を開けて実際に水が流れる状態で動作確認をして完了





トイレタンクの中身・部品の交換費用

トイレタンクの仕組み・構造・中身や自分でやる場合の交換方法をご紹介しましたが、自分でできない場合は業者に依頼しますよね。しかし、水道業者に依頼する際は料金がどれくらいかかるのかわからなくて不安だと思います。

水道業者側も現場で状況を確認しないと原因や使うべき部品の種類や作業の内容などがわからないため、電話などでの案内ができません。とはいえ、業者ごとの料金体系がどのようになっているのかわからないと心配ですよね。

そこで今回は、生活救急車でトイレタンクの中身・部品の交換などを行った場合の交換費用の料金表をご紹介したいと思います。正確な料金は現場見積りのみの対応になるので、サイト上での比較程度にお使いください。


トイレタンクの修理料金表
作業内容 作業料金

調整作業等

8,000円

便器脱着作業

20,000円

調整作業等・パッキン交換等

10,000円

タンク内部品交換(タンク脱着なし)

10,000円

タンク内部品交換(タンク脱着有り)

30,000円

追加修理作業

現場お見積り

洋式便器/タンク交換

各20,000円

取り外し品処分費

現場お見積り

夜間早朝料金
(20:00~07:59までの受付)

8,000円

  • ※価格は税抜きです。
  • ※料金合計=作業料金+材料費+(追加作業+時間外料金)
  • ※高速のサービスエリアや離島など、有料道路を通らなければ行けない場所は別途3,000円(税抜き)がかかります。
  • ※上記料金は標準価格であり、トラブル状況によって作業内容が異なる場合があります。最終価格は、作業前にご提示するお見積り書の価格となります。

料金表だけではイメージがつきづらいかと思いますので、実際にあったご依頼の料金事例もご紹介したいと思います。


※料金事例は、作業当時の料金をそのまま掲載しております。料金体系・税率が現在と異なることもございますので予めご了承ください。

トイレの水漏れ修理

便器内にちょろちょろ水が流れるとのご相談をいただきました。部品の経年劣化が原因でしたので、フロート弁交換にて対応いたしました。


項目内容 料金(税込)
トイレ フロート弁交換 11,000円
ゴムフロート 部品代 990円
合計 11,990円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


>>>事例の詳細はこちら


トイレの水漏れ修理

トイレの便器内へ流れる水が止まらない状況とのご相談をいただきました。トイレタンク内のオーバーフロー管が老朽化により根元から折れたことが原因で、タンク内の水がすべて便器内へ流れ出てしまう状態でした。早急な対応をご希望でしたので、破損しているサイホン管を別の配管つなぎ手部材を使用し、加工接着する方法でトラブルを解消しました。


項目内容 料金(税込)
トイレ その他 11,000円
補修部材 1,100円
合計 12,100円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


>>>事例の詳細はこちら


トイレの部品交換

トイレを流しても水が便器へ出てこないとのご相談をいただきました。トイレタンク内の部品が経年劣化により破損し、機能しないことが原因となっておりました。単部品交換と合わせてボールタップ、付随する給水管部材の交換を行いました。


項目内容 料金(税込)
トイレ 修理 中作業 22,000円
タンクパーツセット、消耗品類 部品代 14,300円
合計 36,300円

※作業当時の料金の為、料金体系・税率が現在と異なる場合がございます。


>>>事例の詳細はこちら


トイレタンクの仕組み・構造・中身と交換費用や部品代についてまとめ

トイレタンクの中には、下記のような部品が入っています。


  • 【トイレタンクの中身一覧】
  • 1.フロートバルブと鎖→タンク内の水が便器内に流れないようにしている部品
  • 2.ボールタップ→給水管からタンク内への給水を操作している部品
  • 3.オーバーフロー管→ボールタップが壊れた際に溢れた水を排水する部品

また、よくあるトラブル別の故障している箇所は下記のようになります。


  • 【よくあるトイレトラブル】
  • ・便器内にチョロチョロ水が流れている→フロートバルブや鎖の故障
  • ・タンクでずっと給水が続いている→ボールタップの故障
  • ・タンク内に水が入ってこない→ボールタップの故障
  • ・タンク内に水が溜まらない→フロートバルブや鎖の故障

もしなにかトラブルが起こった際は、症状別に壊れている部品を特定して新しい部品と交換することで修理が可能です。自分で直すのが難しい場合は、水道業者に依頼されるかとおもいますが、業者によって料金体系が違うので複数業者に相見積りを取ってから依頼するのが安心です。生活救急車でも、他社との比較のための見積りを承っておりますのでお気軽に現場見積りをご依頼ください。


生活救急車 編集部
生活救急車 編集部
生活救急車が運営するレスキューなびでは、暮らしのお困り事に役立つ情報として、トラブル解決に導くノウハウや当社の事例をお届けいたします。
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分かりやすかったです。

ありがとう!

写真付でとてもよくわかりました。

わかりやすいです。

ありがとうございます。

大変役に立ちました。