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説明 キッチンの水漏れで保険を適用したいけど、初めてでやり方がわからなくて困っていませんか?そもそも、保険が適用できるかどうか分からなくて悩んでいる人もいらっしゃると思います。そこで、今回は、キッチン水漏れの保険適用までの手順や基礎知識などについてご紹介いたします。
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「キッチンで水漏れが起こってるんだけど・・・これって保険使える?」
「水漏れの修理は保険が適用できないって聞いたんだけど・・・」
「階下の部屋まで水が漏れてたみたい・・・」
キッチンで水漏れが起こってしまった場合、水漏れが起こった原因の箇所を修理しなければなりませんよね。
また、階下にも水が漏れてしまっていた場合、その水漏れが原因で家財が傷つくと買い替えなければならないこともあります。
「はじめて保険会社に連絡するんだけど、ちゃんと補償してもらえるかな・・・」
トラブルが起こった後だと、ちゃんと保険が適用されるのかなんとなく不安になってしまいますよね。
また、電話する前に水漏れで保険を使う場合の大体の情報があるとスムーズに話が進むこともあります。
そこで今回は、キッチンの水漏れで保険を適用してもらうまでの手順や基本知識などについてご紹介したいと思います。
キッチンで水漏れが起こってしまった場合、発生する費用には主に3種類あります。
それぞれの費用について、保険が適用される場合とされない場合などがありますので分けてご説明いたします。
最初に、よく疑問に思われていることが多い”あること”についてご説明しておきたいと思います。
「水漏れを起こした設備そのものの修理は保険でカバーされることは滅多にない」
この説明だけだと、あまりイメージが沸かないという人もいるとかと思います。
例えば、キッチンのシンク下から水漏れが起こっていたとします。
その水漏れの原因が、シンク下の水道管の破裂だと分かった場合、破裂した水道管を交換しますよね?
その交換費用については、保険が適用されないということなんです。
「え~!修理費用は保険で負担されないの~?」
そうなんです。設備そのものの修理費用などについては、一般的には保険は適用されないんです。
「ん?一般的?じゃあ、適用されることもあるの?」
そうですね。火災保険とは別に、例えば水道管修理費用保険金などの特約に加入しておけば条件(凍結など)によって保険金が出る場合もあります。
また、修理費用ではなくて、調査費用などについても特約に加入しておけば保険金が出ることもあります。
火災保険とは、家事で家が燃えてしまったときに発生する損害を補償してくれる保険です。
”火災”と名前がついていますが、実は落雷や破裂、風雪、盗難や水漏れなどの火事以外のトラブルも幅広く補償してくれます。
ただし、火災保険の種類や特約によって補償される内容や適用条件が異なってくるので加入する前に内容をしっかりと確認しましょう。
水道設備の修理以外にも、水漏れで傷んでしまった家財の修復にお金がかかってしまいますよね。
「2階のキッチンの床がびしょびしょで・・・床板を張り替えないとダメみたい。1階の壁紙もシミができちゃった・・・。」
このような、水漏れが原因で床板や壁紙、電化製品が損傷して買い替えが必要になった場合は火災保険などで補償されることが多いです。
「保険が適用されない例外とかはないの?」
そうですね、水漏れの原因によっては保険が適用されないこともあります。
火災保険などでは、”給排水設備の事故”が原因で生じた損害などは補償されますが、”本人の過失”などについては補償されないのが一般的です。
先ほどの例でいうと、経年劣化や老朽化は定期的に設備点検をしていれば防げた、大雨や洪水は給排水設備の事故ではなく水災による事故、洗濯機ホースや浴槽は給排水設備ではないといった理由から保険適用外になることが多いのです。
マンションの場合、階下に水が漏れてしまうというトラブルが起こることもあります。
そういった場合は、「個人賠償責任保険」で補償できることがあります。
「個人賠償責任保険って・・・?」
漢字が多くて難しそうな名前ですが、簡単に言うと「自分が意図せず起こした事故で、他人に賠償金を支払わなければならなくなったときに支払うお金を補償してくれる」保険です。
例えば、水漏れで階下の部屋の壁紙、洋服、布団、家電、ソファー、ベッドなどを汚してしまった場合に支払う賠償金を保険から出してもらうことができます。
「よかった~・・・全額補償してもらえるなら相手も新品を買えるし安心よね」
いいえ、必ずしも新品が買える額を保障してもらえるわけではありません。火災保険によって、損害賠償を”時価”で計算する保険と”新価”で計算する保険があります。
保険の時価と新価とは?
時価:同じ物を再調達するのにかかる額から経年劣化による消耗分を除いた額
新価:同じ物を再調達するのにかかる額
ちょっと分かりづらいですよね。
例えば、5年前に4万円で張り替えたクロスが水漏れで汚れてしまったとします。そして、そのクロスの張り替えは現在も4万円でできるものとします。
時価の場合は、4万円が補償されるわけではなく、4万円から5年間使用したことによる消耗分が補償額から引かれます。
4万円-5年間使用したことによる消耗分(仮に3万円)=1万円
「え?たった、これだけしか補償されないの?これじゃあ、新しい壁紙が買えないでしょう?」
そうですね。それでは、そこで登場するのが”新価”です。
新価の場合は、同じ物を再調達するのにかかる額をそのまま補償してくれますので、今回の場合だと4万円を補償してもらうことができます。
新価と時価については、契約している保険によってどちらで計算されるか決まっています。どちらで契約しているのか分からないときは、保険会社に連絡して確認しましょう。
キッチンの水漏れで、初めて保険金を請求する場合。手順や必要な書類が分からなくて、戸惑いますよね。
そこで、よくある保険で水漏れの保険金を請求する際の流れなどをご紹介したいと思います。
※加入している保険によって細かな流れが違います。必ず、加入している保険会社の内容を確認してください。
キッチンの水漏れで保険を申請する場合、主に下記のような流れになります。
保険会社に連絡→請求に必要な書類の説明→書類の提出→保険会社の調査→保険金の受け取り
キッチンの水漏れなどで保険を申請したい場合は、最初に保険会社に水漏れが起こった状況などを電話で連絡しましょう。
保険会社に連絡をすると、申請に必要な書類などの案内をしてくれます。状況や申請する保険によって必要な書類が変わるので、しっかりと確認しておきましょう。
火災保険か賠償責任保険かなどで必要な書類が違ってきます。保険の申請は業者などが代行できないものなので、自分でしっかりと確認しましょう。
保険の申請は確かに面倒ですが、火災保険の代行をすることで無料で家の修理ができると勧誘をかけてくる業者もいるので注意が必要です。
保険を申請する際は、確認するべきことや、書類集め、保険会社との連絡など、やるべきことが多くて面倒になりますよね。
「実は”火災保険の代行をしてくれる業者”を見つけたの!家の修理が無料でできるのよ!」
もうお分かりだと思いますが、こういった火災保険の代行を請け負って、最終的に高額な住宅修理工事契約や高額な工事費用を騙し取る業者が出てきました。
独立行政法人国民生活センターにも、下記のような相談が寄せられているようです。
後日業者が調査に来た。保険金が出るならと思い、その業者と工事請負契約を結び、作成してもらった見積書等で保険会社に申請すると、60万円の保険金が出ることになった。しかし、やはり工事はなじみの業者に頼んだほうがよいと思い、解約しようとしたところ、保険金の50%もの解約料が取られることがわかった。工事もしていないのに高額すぎないか。(70歳代 男性)
「業者が突然自宅に訪問してきて、『保険金を使って自己負担なしで住宅を修理しないか』と言われて契約したが、信用できるか」といった相談が全国の消費生活センターに多く寄せられています。中には、「工事内容があいまいなまま強引に工事を始められた」「解約しようとしたら高額な解約料を請求された」といったトラブルも生じています。
国民生活センターでは2012年12月にこのトラブルについて注意喚起しており、また一般社団法人日本損害保険協会などからも注意が呼びかけられていますが、それ以降も相談が増えていますので、十分にご注意ください。
確かに、保険の申請は手間がかかりますが、あなたの損害を最大限補償してもらうためには回避できないものです。
せっかく今まで払ってきた保険金を詐欺で取られないためにも、保険金の請求は自分で行いましょう。
最後に、今回紹介した内容をまとめて終わりたいと思います。
水漏れで発生する費用には3つ種類があり、それぞれ保険が適用されるものとされないものがありました。
説明箇所:「キッチン水漏れで保険が適用される場合とされない場合」
また、保険で支払われる補償は時価と新価で変わってきます。
新価の場合は、同等の物を再調達するのに必要な額が支払われるが、時価の場合は経年劣化などの消耗分が引かれてしまいます。
火災保険は申請が面倒ではあるが、最近は火災保険の申請代行詐欺で高額な住宅修理の契約を結ばされたり、保険金を騙し取られる事件が起きているので自分で手続きを進めましょう。
現在加入している保険について、何か疑問点などがある場合は、必ず加入している保険会社に連絡して直接内容を確認しましょう。
まず保険会社に連絡することが一番いい
二階のトイレの水が溢れて水漏れ、トイレ前の畳にしみて、隙間から下に水が出て壁にしみて土壁が流れる事になり週明けに畳変えて、トイレには高圧洗浄をして貰う事になりました、火災保険にも連絡しますので、面談の時役に立ちそうです、ありがとうございます
火災保険については特に内容を理解しないまま入ってしまっていました。 私自身も今回水漏れで初めて保険を利用する事になったのですが、結局は水道業者さんが保険金請求の見積りをした流れの中でキャンセルをする場合は40%のキャンセル料を支払う契約になっていました。不信感を感じながらも何処からが詐欺行為かどうかすら判断出来ずに事が進んでしまいます。この記事のような内容をたくさんの人が認知していく事で詐欺業者がなくなる事を願います。