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説明 はめ殺し窓(FIX窓)の取り付けで悩んでいませんか?リビングの吹き抜けなどに使われる、開閉の出来ない窓。特殊な窓だからこそ、メリットやデメリットが気になりますよね?今回は、はめ殺し窓(FIX窓)についてご紹介いたします。
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はめ殺し窓(FIX窓)が、どんな窓が知っていますか?特殊な窓ではありますが、以外といろんな建物に使われているので見たことがある人は多いと思います。
学校や図書館、ビルやホテルなどの建物だけでなく、一般の戸建て住宅などにも使われる『はめ殺し窓(FIX窓)』。今回は、この特殊な窓についてご紹介いたします。
はめ殺し窓(FIX窓)とは、簡単に言うと『開け閉めができない窓』のことです。窓枠とサッシが完全に固定されているので、開閉できない構造になっています。
そのため、はめ殺し窓(FIX窓)は換気目的で取り付けられることはありません。採光性を向上させるために取り付けられます。
はめ殺し窓(FIX窓)は、採光目的で取り付けられます。そのため、建物の中で暗くなりがちな場所に取り付けられることが多い窓です。
例えば、玄関扉で光が遮られる場合は扉の横に小さなはめ殺し窓(FIX窓)を取り付けたり、リビングの天井に近い場所・吹き抜けに取り付けたりといった具合です。他にも、開閉すると危険な場所、ビルの大きな窓やホテルの窓などにも使用されています。
特殊な窓ではありますが、色々な場所に使われているため注意してみると「あっ!こんなところにも使われている!」と気づかれると思います。気になる方は、散歩ついでに色々な窓を確認してみてください。
はめ殺し窓(FIX窓)のメリットとデメリットについて、ご紹介したいと思います。
はめ殺し窓(FIX窓)は、名前通り窓を完全に固定しているため気密性が非常に高い窓です。引き違い窓と比べると、引き違い部分や戸先、戸車の下の隙間などが存在しないため、非常に気密性が高くなっています。
気密性が高い窓は、冬場や夏場の冷暖房効率を上げることができ、年間の光熱費を安く抑えることもできます。断熱ガラスや遮熱ガラスなどと組み合わせることで、更に空調を整えることができ、不快で掃除が面倒な結露の発生も抑えることができます。
未だになくならない、子供の落下事故。はめ殺し窓(FIX窓)であれば、子供の落下を心配する必要がなくなります。ただし、通風性の確保のために他の窓の配置などを考えなくてはならないので、設計士・建築士の方に相談してみましょう。
一般的な引き違い窓の場合、窓枠・サッシが大きくなるのでガラス面積が小さくなります。しかし、はめ殺し窓(FIX窓)であれば、窓枠やサッシが小さくて済むのでガラス面積を大きく保つことができます。
ガラス面積を大きく保つことで、家の中に入ってくる太陽の光をより多く取り入れることができるようになります。
はめ殺し窓(FIX窓)は、開閉ができない窓です。そのため、普通の引き違い窓のように家の中から窓の外側を掃除するということができない構造になっています。
はめ殺し窓(FIX窓)を掃除する際は、家の外に出てガラスを拭かなければなりません。低い位置にあるところは手が届きますが、高い位置に窓がある場合は、伸びるモップなどを使って掃除をするといいでしょう。
はめ殺し窓(FIX窓)は、よく吹き抜けに取り付けられることが多い窓です。しかし、その吹き抜けの位置から家の中が丸見えになってしまうことがあります。住宅が密集しているところなどでは、他の家の2階などから中が見えてしまうことがあります。
そういった場合は、カーテンや目隠しフィルムなどを取り付けるといった方法があります。しかし、吹き抜けの高い位置にはめ殺し窓(FIX窓)がある場合は、場所が高すぎてカーテンレールや目隠しフィルムを自分で貼り付けられないといったことがあります。
大体の人は、家を建てるときにカーテンやブラインドなどを取り付けて、1階からでもカーテンやブラインドで好きなときに目隠しができるようにしています。また、人によっては「せっかくおしゃれな、はめ殺し窓(FIX窓)を付けたから、ブラインドの紐とかが垂れるのは嫌だ!」という人もいらっしゃいます。
そういった場合は、リモコンで開け閉めができる電動タイプのブラインドなどが売られています。家を建てる際に、一緒に施工してもらうといいでしょう。
はめ殺し窓(FIX窓)のあるあるですが、真夏に西日が入ってくる位置にはめ殺し窓(FIX窓)があると日射熱と熱気で、冷房が効かないくらい部屋が暑くなることがあります。
そのため、夏の間は日射熱対策でブラインドなどをずっと下げっぱなしにしているという人もいます。ただし、西日が入る場所にはめ殺し窓(FIX窓)を取り付けている場合は、冬場に部屋の中に日光を長い間取り入れられるというメリットもあるので窓を取り外すわけにもいきません。
夏場の西日の影響を抑えたい場合は、はめ殺し窓(FIX窓)のガラスを『遮熱ガラス』にする方法がオススメです。Low-e金属膜加工がされた遮熱タイプの複層ガラスなどは、西日の日射熱の影響を抑えるだけでなく、冷房で冷やした室内の空気が外の熱気の影響で温められるのを軽減することもできます。
これも、家を建てるときに遮熱ガラスを取り付ける方がお得なので、検討されてみてはいかがでしょうか。
はめ殺し窓(FIX窓)のリフォームを行う場合の見積り~工事までの主な流れや、業者選びのポイント、注意点などについてご紹介いたします。
よくあるリフォーム業者に依頼した場合の流れが、下記のような流れになります。
窓のリフォームといっても、どんな窓をどんな窓にリフォームするのか、サイズはどれくらいなのか、素材や製品はどんなものを使うのかによって費用が変わってきます。本人がリフォームだと思っていても、単純なガラス交換の場合は1~3万円くらいで済む場合もあります。
カバー工法で済むのか、窓枠・サッシ全体の交換をしないと駄目なのかによっても費用が変わってきます。そのため、詳細な料金については現地で見積り書にしっかりと明記してもらって確認しましょう。
はめ殺し窓(FIX窓)に限らず、窓リフォームをする場合は最低でも3社に見積り依頼をするようにしましょう。3社に電話をするだけでも、『受付の対応』『時間の調整力・対応力』などが分かります。
また、現地で見積りをする際も見積りが1社だけだと相場が分からないまま依頼することになりますが、3社も見積り書が集まれば大体の相場感覚を掴むことができます。
また、見積りを依頼する場合は、見積り料や出張料が無料なのかも確認しておきましょう。有料のところも多いのですが、見積りや複数回に工事が分かれることで毎回出張料を取られると、最初の見積りが安くてもリフォームが終わったら他社の見積りより高くなっていたなんてこともあります。
電話の受付の段階で、見積りが無料なのか有料なのか確認してから業者を呼ぶのが、費用を安く抑えつつ・良い業者を選ぶためのポイントです。
リフォームが終わった直後は気づかなくても、しばらくしたら不具合が起こるということもあります。そういった際に、きちんと対応してくれる業者でなければ、再度修理などに費用がかかってしまいます。業者を選ぶ際は、実績がある会社なのか、会社はすぐに潰れない規模なのかなどを確認しておくといいでしょう。
はめ殺し窓(FIX窓)を販売しているメーカーと、その製品を一部ご紹介したいと思います。
大手建材メーカーのリクシル(トステム)。リクシル(トステム)でよく知られているのが、「デュオPG」かと思います。デュオPGのはめ殺し窓(FIX窓)には、通常の縦長の窓と台形の窓があります。
特徴としては、アングル部に樹脂を使うことによって結露の発生を抑えて腐食を防ぐ、窓枠全体を階段状にして室内側に雨水などが入ってくるのを防ぐ、出幅を大きく確保することでシーリング剤が打ちやすくなり耐久性などが上がるといったものがあるようです。
LIXIL:『DuoPG スタンダード・アルミサッシ・デュオPG』
あのパナソニックでも、FIX窓を取り扱っているようです。公式サイトを確認したところ、お風呂場・バスルームで使うことを目的として「スキットドア」と一緒にFIX窓の取り付けを勧められていました。新築やリフォームなどを考えられている人は、検討されてみてはいかがでしょうか。
パナソニック:『スキットドア/FIX窓』
地域によっては、防火窓の取り付けが義務になっている地域もあります。YKKapの「APW330防火窓」には、FIX窓タイプも用意されているので、防火地域にはめ殺し窓(FIX窓)を取り付けたいと思っている方は検討されてみるといいかもしれません。
YKKap:「FIX窓-APW330防火窓」
デメリットの紹介でも説明しましたが、はめ殺し窓(FIX窓)は掃除がしづらい窓の一つです。特に、吹き抜けの高い位置にあるはめ殺し窓(FIX窓)は、家の内側も外側も磨くのにひと苦労します。
しかし、掃除をせずに放っておくと汚れが付いてしまいます。吹き抜けに取り付けた大きなはめ殺し窓(FIX窓)などは、家の外から目立つ位置に取り付けてあるので、汚れが目立って気になる人もよくいらっしゃいます。
家を建てたばかりの人だと、どうやって掃除をしたらいいのか分からない人もいらっしゃるかと思います。そこで、はめ殺し窓(FIX窓)の一般的な掃除方法についてご紹介したいと思います。
実は、ネットショップやホームセンターなどに、高い位置にあるガラスを掃除するための道具が売られています。「伸びるモップ」や「伸びるガラスワイパー」と呼ばれ、文字通り柄の部分を延ばすことで高い位置にある窓を掃除することができます。
こういった道具を使うことで、窓ガラス自体の掃除はできます。窓枠に落ちたホコリなども、モップを使ってキャッチすることができます。
先ほどの専用の掃除道具を使っていると気づきにくいのですが、はめ殺し窓(FIX窓)に発生した結露をこまめに拭きとっていないと、窓ガラスのパッキン部分に黒カビが発生することがあります。
また、酷い場合はパッキンだけでなく、窓近くのクロスなどにも黒カビが発生していることがあります。そのため、できることならば定期的に黒カビが生えていないかなどをチェックするといいでしょう。ネットなどで脚立を購入したり、費用はかかりますが清掃業者に頼むといった方法もあるので検討されてみてはいかがでしょうか。
はめ殺し窓(FIX窓)の結露対策で人気なのが、複層ガラス(ペアガラス)への交換です。複層ガラス(ペアガラス)は、通常のフロートガラスと違って2枚のガラスの間に空気やガスの層が出来ているため、外気の影響を受けにくい構造になっています。
そのため、冬場に部屋の中を暖房であたためて、結露が発生しにくい構造になっています。結露対策だけでなく、部屋の熱などを逃がしにくいという効果もあるため、年間の冷暖房費の節約も期待できます。はめ殺し窓(FIX窓)のガラス選びで迷っている場合は、複層ガラス(ペアガラス)も候補の一つに入れてみるといいかもしれません。
もし、はめ殺し窓(FIX窓)のガラス割れや断熱・遮熱ガラス、型板ガラスへの交換を検討されているのであれば、生活救急車にお見積りのお電話をください。有料道路を通らなければならない場合(橋や通行料のいる道)は有料ですが、それ以外は出張・見積り料無料でご対応しております。
お電話やメールでは、受付のみさせていただき、見積りは現地でガラスと窓を確認させていただいてお出しさせていただいております。企業さまであっても、個人さまであっても、この対応に変わりはありません。
大体の料金が知りたいという場合は、当サイトの『事例を見る』のページに実例と実際にかかった料金を掲載しておりますのでご確認いただければと思います。下記は、その実例の一部です。
ご予約優先で、承っております。出張料、見積り料、キャンセル料は無料ですので、お気軽にお電話ください。
今回は、はめ殺し窓(FIX窓)のメリットやデメリットなどについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。吹き抜けや採光性を向上させたい場所に使われるはめ殺し窓(FIX窓)は、通常の窓と違って開け閉めができないのが特徴です。
気密性や転落事故防止といったメリットがある一方で、掃除がしづらい、目隠しがしづらい、西日が入ってくると暑くなるといったデメリットもあります。はめ殺し窓(FIX窓)を取り付けられる際は、住んでからのメンテナンスのことなども考えられることをオススメいたします。