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説明 両開き窓のおしゃれな外観に憧れているので、メリットやデメリットについて詳し知りたいという方がいらっしゃいます。欧米では一般的な両開き窓ですが、日本で使う場合に何か不具合はあるのでしょうか?
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窓を大きく開けることのできる、両開き窓。換気や採光性はもちろん、おしゃれだからという理由で両開き窓を選ばれる方もいらっしゃいます。
戸建てだけでなく、店舗やビルなどでも見られる両開き窓。今回は、そんな両開き窓のメリットやデメリットなどについてご紹介したいと思います。
両開き窓とは、左右の窓が2面とも開閉できる窓のことを言います。これに対して、1面しか開閉できない窓を片開き窓といいます。また、引き窓で4面ある窓のうち2面が開閉できる窓のことを両引き窓といいます。
両開き窓には、外開きと内開きタイプがあります。外に開くか、内側に開くかで使い勝手も変わってきます。外開き窓と内開き窓については、下記記事でまとめておりますので参考になればと思います。
外開き窓と内開き窓も含めた、両開き窓の主なメリットとデメリットを次からご紹介いたします。
両開き窓のメリットは、窓2面分が開口部になるため、風通しがよくなるというメリットがあります。また、ガラス面積も大きくなるので採光性も高くなります。
両開き窓のデメリットは、開閉時に家の外側もしくは内側のスペースを占領してしまうことです。お隣の家が近かったり、家の中が充分に広くない場合は、両開き窓を開けることで圧迫感を感じることがあります。
開き窓(両開き窓)は、ヨーロッパやアメリカなどでは一般的ですが、日本では珍しい窓ですよね。日本の場合、窓といえば引き違い窓が一般的です。
しかし、輸入住宅やリフォーム・リノベーション、デザイナーズハウスなど、家の窓も購入者が自由に選択できる今となっては、引き違い窓ではなく両開き窓を選択される方もいらっしゃいます。
引き違い窓ではなく、両開き窓を選ばれる方の理由で多いのが『デザインが洋風でオシャレ!』というものです。見慣れた引き違い窓よりも、輸入住宅やデザイナーズハウスで使われている両開き窓の方がオシャレに見えますよね。
とはいえ、実際、長く住むとなったら、機能性や利便性も加味されて両開き窓ではなく引き違い窓を選ばれるというケースもあります。
両開き窓を諦められる主な理由としては、下記のようなものがあります。
土地が広く、住宅も大きい欧米などでは両開き窓を使うための充分なスペースが確保できますが、土地が狭く、住宅も控えめな大きさの日本だと両開き窓を使うための充分なスペースが確保できないこともあるため、利便性などを考えられて引き違い窓や他のスペースを取らない窓にされる方もいらっしゃいます。
家を建てる場所によっては、スペースを充分に確保できても設置に向いていない場合もあります。よくあるのが、『風が強い場所』です。片開き窓も両開き窓も、強風時は窓を閉めていないと部品が壊れてしまい、窓が外れてしまうことがあります。
新築であっても、強風時は窓を閉めていないといけません。ハウスメーカーの補償期間内であっても、強風時に窓を開けていて窓が脱落してしまった場合などは、補償外となって修理費用は個人負担になることがほとんどです。
ちなみに、両開き窓は開閉を調整できるストッパーがついているタイプがありますが、強風時はストッパーがついていても窓を閉めるのが一般的です。
両開き窓への交換を検討されている方や、購入される家に両開き窓がついている場合によくある両開き窓の質問・疑問などをご紹介したいと思います。
両開き窓によっては、ストッパーがついているタイプがあり、このストッパーによって開閉を調整することも可能です。
両開き窓の場合、アコーディオン式や横引ロール式、ロールアップ式などの網戸が使えます。
窓以外にも勝手口などでも見かけるのが、アコーディオン式の網戸です。プリーツ網戸などとも呼ばれています。横に引くことで、網戸を折りたためるようになっています。網戸を使うときは、横に開くだけの網戸です。
コンパクトに収納できる一方で、耐久性が低く、隙間から虫などが入ってきやすいというデメリットがあります。
横に引いて開け閉めするタイプの網戸です。アコーディオンと同じ動きをしますが、サランラップやトイレットペーパーのように網戸が『ロール式』になっているので折り目などがなく、虫の防除力が上がっています。
虫の防除力が高い一方で、窓の開閉時は網戸を全開にする必要があったり、ボックスを取り付けなければならない場合は邪魔になるといったデメリットがあります。また、虫がいることに気づかずに網戸を閉めようとすると巻き込んで虫がつぶれるという大惨事に繋がります。カメムシなどに気づかなかった場合は、後始末が大変です。
横引ロール式の網戸の縦版の網戸です。横引ロール式の網戸と同じように虫の防除力が高いメリットがありますが、ボックスを窓上部に取り付けるので景観が悪くなるといったデメリットや、虫の巻き込み事故が起こったりします。
両開き窓にピアノや外の騒音対策として、内窓(2重窓)を取り付けられるかという質問がよくあります。外開きタイプの両開き窓であれば、内窓(2重窓)を取り付けることは可能です。
製品にもよりますが、窓枠に後付けできる内窓(2重窓)もネットなどで購入でき、最短で1時間ほどで取り付けが可能です。防音対策だけでなく断熱対策や結露防止対策にも繋がります。
映画やドラマなどを見ていると、両開き窓で木製サッシが使われているシーンが出てきます。そのため、両開き窓の場合は木製サッシしかないのかと心配される方もいらっしゃいますが、樹脂サッシやアルミサッシなどの選択肢もあります。
最近では、それぞれの素材の特性を生かした複合サッシなどもあります。気密性が心配な方、断熱対策や結露対策をしたい方などに選ばれているサッシです。
木製サッシというと、使いづらいのではないかと思われる方が多いかと思います。木製サッシは、一般的なアルミサッシと比べて値段が高いのに腐食しやすくてメンテナンスに手間がかかるというデメリットがあります。また、防火性能が低くて火事などの際に不安だという人もいらっしゃいます。
しかし、木製サッシには腐食に強い塗装がされていたり、規定に合格した防火認定をうけた木製サッシも存在します。また、アルミサッシよりも熱伝導率(熱の伝えやすさ)が低いということで『断熱性が高い』というメリットもあるので、断熱対策や結露防止といった面ではアルミサッシよりも優れているといえます。
ただ、やはり塗装などは剥がれ落ちてしまいますので、メンテナンスの手間やコストなどがかかってくるというのは検討された方がよろしいかと思います。
両開き窓を別の窓に交換されようと思った場合。窓の交換方法によって、かかる費用や仕上がりが変わってきます。窓を交換する場合は、主に下記の2種類のどちらにするかで迷われる方が多いと思います。
カバー工法とは、既存の枠の上に新しい枠をカバーして、新しい窓を取り付ける交換方法です。窓枠は残したまま、サッシとガラスを交換します。カバー工法のメリットは、窓枠などを丸ごと別の部材に取り替える交換方法よりも費用が安くなることです。サッシとガラスが綺麗になり、窓枠部分も綺麗になります。
デメリットとしては、『開口部が小さくなる』ことです。既存の窓枠の上に新しい枠をカバーするので、その分開口部が小さくなります。そのため、部屋の採光性や見た目などを重視する場合は窓枠を全部交換するといった方法がいいでしょう。
サッシやガラスだけでなく、窓枠なども丸ごと別の窓に交換する方法です。カバー工法よりも作業工程が多くなる、使う部材が増えるなどの理由から『カバー工法と比べて』費用が高くなります。
メリットとしては、交換できる窓の選択肢が増えることと、カバー工法のように開口部が小さくなるということがないということです。窓枠部分もすっきりした仕上がりになります。
開口部が大きい両開き窓と相性のいいガラスについてご紹介したいと思います。両開き窓に限ったことではありませんが、開口部の大きい窓はガラス部分の断熱性や防犯性、西日の影響がよく心配されます。それらに適した相性のいいガラスをご紹介いたします。
両開き窓のように開口部が大きい窓ガラスの場合、ガラス部分から熱が逃げてしまうという懸念があります。そのため、冷暖房で部屋の温度を調整しようと思っていても、ガラス部分から熱が逃げたり入ってきたりして温度調整が上手くいかないということが起こります。
そういった場合に対策として使われるのが、断熱ガラスです。断熱ガラスには、複層ガラス(ペアガラス)や真空ガラスがあります。どちらも、2枚のガラスを使用しており、ガラスの間に空気やガスの層があったり、層が真空になっています。
空気・ガスの層や真空の層があることで、室内外の熱をガラス部分から移動させにくくしています。そのため、外気に影響されることなく、冷暖房効率を上げて温度調整をスムーズにさせることができます。
窓のサッシ部分から隙間風が入ってくる場合。こういった場合は、ガラスを断熱ガラスに変えても効果が充分に発揮されません。サッシ部分から隙間風などが入ってくる場合は、樹脂サッシや木製サッシ、それら二つを取り入れた複合サッシなどに交換することで、サッシ部分の断熱対策をすることが可能です。
開口部が大きいと、ガラスを割られて家の中に侵入されやすくなるといった心配をされる方もいらっしゃいます。両開き間は、特に開口部が大きいので不安かと思います。
開口部が大きい窓ガラスへの防犯対策の場合は、よく防犯合わせガラスなどの割られにくいガラスが使われます。通常のガラスであれば、ドライバーを使って静かに小さくガラスを割って鍵を開けられたり、庭にある石やバールなどの工具を使って窓ガラスを堂々と割られてしまうといった侵入手口が使われます。
しかし、防犯合わせガラスであれば、そういった侵入手口に対して通常のガラスよりも長く耐えることができます。また、官民合同で「泥棒は侵入に5分以上かかったら諦めやすくなる」という統計結果をもとに作られた、『CPマーク(防犯マーク)』と呼ばれるマークを取得した製品を使うことによって泥棒などの不審者侵入対策を強化することができます。
家を建てる際に、周りの環境などを考えて窓の位置やどんな窓を取り付けるかを吟味されるかと思います。しかし、家を建ててから周辺の環境が変わってしまうことはあります。
中でも困るのが、西日を遮る物がなくなってしまった場合です。強い日差しの西日が入ることで、夏場は冷房を使っても部屋の温度が下がらなくなったり、春や秋でも部屋が蒸し暑くなってしまうといったことが起こります。
そういった西日などの日射熱が気になる場合によく取られる対策として、遮熱ガラスがあります。遮熱ガラスは、ガラスにLow-e金属膜がコーティングされており、日光の日射熱を吸収します。
日差しが強い場合、ガラスフィルムやカーテンを閉め切るなどで対策をとられる方もいらっしゃいますが、そうすると大きな開き窓から入ってくる光も遮られてしまい、部屋の中が暗くなるといったデメリットがあります。
遮熱ガラスであれば、採光性も取りつつ、日射熱の影響を抑えてくれるので、部屋の明るさを落とさずに日射熱対策をしたいという人に人気です。
もし、両開き窓のガラス割れや断熱ガラスや防犯合わせガラスへの交換を検討されているのであれば、生活救急車にお見積りのお電話をください。有料道路を通らなければならない場合(橋や通行料のいる道)は有料ですが、それ以外は出張・見積り料無料でご対応しております。
お電話やメールでは、受付のみさせていただき、見積りは現地でガラスと窓を確認させていただいてお出しさせていただいております。企業さまであっても、個人さまであっても、この対応に変わりはありません。
大体の料金が知りたいという場合は、当サイトの『事例を見る』のページに実例と実際にかかった料金を掲載しておりますのでご確認いただければと思います。下記は、その実例の一部です。
出張料、見積り料、キャンセル料は無料ですので、お気軽にお電話ください。ご予約優先で、承っております。
今回は、両開き窓についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。土地や家の広い欧米などでは一般的な窓ですが、日本だと少し使いづらいかもしれませんね。
ただ、風通しをよくしたい、窓を開くのに充分なスペースがある、両開き窓のデザインがおしゃれで好きという場合は、両開き窓を使われるのもいいかと思います。窓の機能性などに関しては、ガラスやサッシを替えることで性能を上げることも可能です。ガラスの交換で、見積り比較をされる場合は、見積り無料の生活救急車にお電話ください。